タイの東北部で信じられている多くの様々な宗教を追っていた取材陣はある女神の霊媒者を取材対象とした。
霊媒者のニムは祖母、伯母に継いで女神の霊媒能力を継いでおり、一時は姉が継ぐ予定だったが姉は拒否しニムが継ぐことになったという。
霊媒者になる前にはその前兆となる様々な体調不良が起きるのだが、姉の娘でニムの姪にあたるミンは最近体調や性格が急変するなどおかしなことが起きている。
まさか自分の次の後継者としてミンが選ばれたのかとか思いきやそれにしては様子がおかしい…
土着の神を下地にした設定がふんだんに活かされており、とにかくジメジメと薄暗い景色も相まって終始陰鬱としたような演出が怖さを増している。
伏線を回収しきることはないところも様々な考察を生み、映画を見たあとのゾワゾワした怖さは後を引きずる。
特にミン役の女優さんの演技は素晴らしい。
今まであまり見たことのなかった種類のホラー映画だった。
