わかるのは蒸し暑い気候くらいでそれ以外はほとんどわからないくらい(場所も登場人物の関係性も)余白が多いけれど、演出が徹底されていたので、不思議な異国感に浸りながら最後まで違和感なく物語をみることができ>>続きを読む
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ゆっくりじわじわやさしい。朝倉あきさん、とてもきれいだった。役にぴったりだった。こころが透き通っていくような90分だった。
人生は何かを獲得していくものではなくて、うしなっていくもの。そのなかで本当>>続きを読む
ビフォアサンセットを観ていたら「これこそ運命のひとだ!」とどこかで思ってしまうけど、序盤で現実的な運命を突きつけられるというか…9年前とそれぞれの置かれる状況は変わっても、自分の気持ちを隠して探り合い>>続きを読む
いい…めちゃくちゃよかった。ふたりとも、それぞれの考えがあって、きちんと伝え合えるあの関係ってめちゃくちゃいい。どっちかが悪いじゃなくて、ただ価値観が異なっていただけ。それでもお互い、それぞれの方法で>>続きを読む
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とんでもなくもどかしい…笑
ラスト、どうしても亡くならないといけなかったのかな…?そうでなくても(もどかしすぎるくらいの)すれ違いの果てに結ばれたふたりを見るだけで感動できるのに、ああなってしまった>>続きを読む
上品。いろんな愛が交錯していた。まだ意思をなかなか示すことができないが故に振り回されてしまう子ども…大人たちにはそれぞれの正義や守るべきものがあるとはいえ、あんなクリスマスはやっぱり悲しいなと、どうし>>続きを読む
ふたりの会話だけで話は進んで、特に何かが起こるわけではないけれど…終始うっとりしちゃう!会話の内容も言い回しもどこか詩的で、ウィーンの街並みも相まって、とてもきれいな映画だった。途中で出てくる宿なしの>>続きを読む
「わたしの歌を聞いた男は、恋に落ちて心臓が破裂する」の、可愛さと残酷さがごちゃまぜになった台詞がわたしはなんだかとてもすきだった。目からこぼれ落ちる真珠の涙、とてもきれいだった。
自分自身のいちばん深いところにある澱みに気づいてしまったら余計、吐き出したくても吐き出せない苦しみや、どうせ理解してもらえないんだろうっていう諦めが、自分のなかにどんどん広がっていってしまう。
それ>>続きを読む
カラフルでかわいらしい、絵本みたいなお話だった。「子どもだから〜」っていう押しつけがないのもよかった。サムのこと、わたしもすきだよ。
シンメトリーなショットも鮮やかな色彩も、細部まで作り込まれた完璧な世界は、まばたきするのも惜しいくらい。シュールなストーリーもテンポがよくて観ていて飽きなかった。心がきゅ…っとなるラストもよかった。あ>>続きを読む
二人が過ごした部屋にあったイグアスの滝を模したランプはゆっくり回転しながらきらきら輝いていて、でも二人が目指していたイグアスの滝は濁流が凄い勢いで流れ落ちていて…理想と現実というか…惹かれあっているの>>続きを読む
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満たされていないふたりがこころを通わす一瞬の煌めきとかその儚さを表すにはいろいろと都合のいい土地なのかもしれないけれど、なんだろう…こころの交流の美しさの対比として描かれた東京の一部はどれも滑稽なもの>>続きを読む
青木柚くんはやっぱりすごい…。高校生になった小梅の彼氏、漫画みたいに磯辺の雰囲気まとったひとだったら、また少し余韻が違ったかもしれない。
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これは…完全に機能不全家族だ…という感じで、最初の1時間は結構見るのがきつかった。怒鳴るシーンやきつい言葉も多くて入り込む前にこころが疲れてしまった。だからこそ、それ以降の彼の本質に触れてくる展開が響>>続きを読む
ウォン・カーウァイらしさはしっかり残りつつ話の内容はすっきりしていて観やすかった。旅の中で出会う不器用でまっすぐな人たち、とても魅力的。洗練された音楽や映像ももちろん素敵だけれど、この作品は特に台詞に>>続きを読む
テーマは重いけれど、やさしくてあったかいおとぎ話みたいな映画だった。交わす言葉たちが可愛らしくて愛おしい。ラストがすてきだった。
冒頭の『堕落天使』で引き込まれた、印象的なカメラワークもファッションも本当にかっこいい。すれ違いだらけの街の中で向き合おうとする人たち。殺し屋とエージェントのぐらつくバランス。台所で父親の笑顔のシーン>>続きを読む
ほんの少し憧れを抱きつつも、やっぱり閉塞感を感じてしまう。保守的なラスト…強烈だった。この物語の中にいちこの母親の失踪が描かれているのが、わたしにとっては救いだった。型にはめられたしあわせのゴールなん>>続きを読む
観る前と後で、タイトルの印象がだいぶ変わった。脚の無い鳥の話が効いてきて秀逸。
ウォン・カーウァイの作品は4作目だったのだけれど、どの作品も詩的な台詞がとてもすき。満たされているようで満たされていな>>続きを読む
切なかった。まさかこんなに切なくなるとは思ってなかった。設定はベタかも知れないけれど、描かれ方がとても繊細で、運命に嘆き悲しむというよりも現実を淡々と受け入れていまを生きていくような…そんな感じだった>>続きを読む
江口寿史の描くような、宅配ピザ屋で働くガーターパンツの蒼井優をずっとずっと観たくて…やっと視聴。どの話も星新一のショートショートみたい。東京っていう同じテーマでここまで違う物語たちが生まれるのかと思う>>続きを読む
みんなが話すチワワちゃんのこと、聞けば聞くほどチワワちゃん像が空っぽになっていく。MVみたいだった。
劇的な出来事はなくても(ローマは例外かもだけど)するする引き込まれていく会話劇、どの話もおもしろかった。ニューヨークとパリが特にすき。
将来がいちばん見えない真っ暗な時期だもんな〜とか、懐かしめちゃうんだから大人になっちゃったな〜
こんなやさしくてあったかくて愛おしいタイムトラベルの話あるんだ…すごくよかった、ラストまでだいすき。
最果タヒの詩集が映画になるとどうなるんだろうっていう興味だけで観たら、一発くらった。あとまでじんじん鈍く痛むやつだった。すれすれすぎるし、何もきれいじゃなくて、しんどい。暗い。鬱蒼とした日々の中、漠然>>続きを読む
心のどこかでは大切にしたいと思っているはずなのに取り扱いが難しくて、つい衝動的に手放したくなっちゃう記憶、あったなあ。
でもその記憶のトリガーですら、いざ手放そうと決意してもなんだかんだ一旦立ち止ま>>続きを読む
期待以上だった!
場面も時間軸もぐちゃぐちゃになりそうなものを、カット割りやシンクロする台詞でテンポ良くおもしろくつないでいく演出も脚本も、とってもよかった!ずっと引き込まれていて、あっという間に終>>続きを読む
こんな最高な友達に出会えたら、人生なんの悔いも残らないよな〜