8bitさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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ベニーズ・ビデオ(1992年製作の映画)

3.8

たぶん、この映画の続編が「ファニーゲーム」なんだと思う。
役者が同じというだけでなく、描かれるテーマや作品の精神性が地続き。

不穏な映画。
「なぜあんな事を」という問いに対し、「どんなものかと思って
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ゲット・バック(1991年製作の映画)

4.0

*音楽映画⑩番勝負*⑦本目

音楽映画というよりは音楽そのものなんですが…一応これも〝映画〟なんで許して。

これは89年のポール・マッカートニー10年ぶりくらいのワールドツアーの模様を収めた〝ライヴ
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カノジョは嘘を愛しすぎてる(2013年製作の映画)

3.4

*音楽映画⑩番勝負*⑥本目

タイトルが吉川晃司の曲名みたいで不安だったんだけど、良作でした。
こういうストレートに〝商業ベース〟の視点を中心にした音楽映画って意外と珍しいと思う。
恋愛ものながら、シ
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陽のあたる教室(1995年製作の映画)

3.8

*音楽映画⑩番勝負*⑤本目

教育への情熱などなく、単に作曲活動がしたいという個人的な理由で音楽教師になったホランド。
最初はしぶしぶ授業をしていたものの、生徒たちと触れ合ううちに音楽の素晴らしさを教
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タンク・ガール(1995年製作の映画)

3.1

女の子×戦車といえば「ガールズ&パンツァー」。
否!「タンク・ガール」です!

文明が崩壊し、砂漠ばかりが広がる荒廃した未来。
水が貴重品と化し、権力者が水源を牛耳っている世界…ってまんま「マッドマッ
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イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所(2014年製作の映画)

3.0

*音楽映画⑩番勝負*④本目

ファンタジーであり、音楽映画であり、ラブストーリーであり、生と死のドラマでもある。

YA小説の映画化だけあってティーンがキュンキュンしそうな要素満載。
青春時代などはる
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.9

本日1月18日は、新井浩文さんのお誕生日です。
おめでとうございます。わーぱちぱち。
余談ですが、わたくしは新井浩文さんと生年月日が全く一緒です(さりげにアピール)。

というわけでこの映画。
ちょっ
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WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ(2015年製作の映画)

5.0

*音楽映画⑩番勝負*③本目

3本目にして最高なやつが来ちゃった。

まさに音楽にかける青春。
合唱でもピアノでもギターでもドラムでもユーフォでもなく、ラップトップの!

自分も10年くらい前に少しだ
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.0

タネも仕掛けもある「マジック」と、
「編集」という究極のインチキができる「映画」とは相性が悪いと思っていたんですが、それを逆手に取った見事な作品だと思います。

嘘と真実が何層にも折り重なる凝りに凝っ
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カストラート(1994年製作の映画)

3.7

*音楽映画⑩番勝負*②本目

カストラート=去勢された男性歌手
つまり高くて美しい声を保つ為に、
睾丸を切除し、男性ホルモンを抑制させるという。
もうこうなると〝人間〟じゃなくて〝楽器〟。恐ろしいにも
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ヒップスター(2012年製作の映画)

3.8

最近面白そうな音楽映画をいくつか知ったので、ちょっとシリーズっぽくレビューしていこうと思います。
題して”音楽映画⑩番勝負”。
良かったらお付き合いください。
正直10本も観れるかどうかわからないので
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カリスマ(1999年製作の映画)

4.3

ひとつを救うことで全体を犠牲にするか、全体のためにひとつを犠牲にするかというテーマを自然と人間両方の観点から描いています。

「お前がカリスマだ」という言葉を裏付ける予想外のラストシーンには鳥肌が立ち
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13日の金曜日(2009年製作の映画)

3.0

わ~い。
ついに、13日の金曜日にこの映画を観たぞぉ!\(^o^)/
でもオリジナルを観るはずが、間違えてこっちを借りちゃった笑。

これリメイクじゃなくて、一応オリジナルの一作目を踏襲したリブートな
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スモール・アパートメント ワケアリ物件の隣人たち(2012年製作の映画)

3.3

ドルフ・ラングレンが非アクション映画に出演している!というレア度と、
お気に入りの女優ジュノー・テンプルが目当てという、興味本位での鑑賞だったんですが、これは意外な良作でした。

悪趣味で猟奇的なブラ
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

4.0

㊗️テレ東の午後ロー放送記念✨

公開初日、今はなき渋谷パンテオンで観ました。
リュック・ベッソン監督の舞台挨拶を観るために、朝早くから並んだなあ〜。
ロビーで待っていると、正面入り口からスタスタと監
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ターボキッド(2015年製作の映画)

3.4

1997年が「未来」という舞台設定が、何ともくすぐったい。

80s風のエレクトロな音楽やタイトルロゴからもわかるように、徹底した80年代SF映画への愛情が溢れており、そのチープかつレトロ感は心躍りま
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

2.9

とてもウェルメイド。良い映画だと思う。
でも自分が好きな映画と言えるかというと…。

いくつかのエピソードが繋がりあい、母の大きな愛へと昇華するストーリーは秀逸だし、
宮沢りえさんや杉咲花ちゃんらキャ
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

4.2

正真正銘の美少女ホラー。傑作です。

とにかくこのジャケの素晴らしさよ。この家族写真こそがすべてを物語っています。
ホラー映画史に残る秀逸なポスタービジュアルだと思います。

この映画は冗談抜きで本当
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最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。(2014年製作の映画)

5.0

深夜にこっそり再レビュー。

なんなの、このタイトル⁉️
チケットカウンターでこの映画のタイトルを言うのはかなり勇気がいると思う。

最近はネット予約やタッチパネルの販売機が多くなってきてはいるものの
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プッシーキャッツ(2001年製作の映画)

4.0

主題歌をG●CKTにパクられたことで有名な映画。

架空のバンドとはいえ、曲が本気すぎる。
猫耳つけて歌うレイチェル・リー・クックが可愛すぎる。
劇中に出てくるボーイズグループ”DuJour”が当時の
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8月のメモワール(1995年製作の映画)

5.0

何を隠そう、いままで観た映画の中でいちばん泣いたのがこれ。

原題は”THE WAR”。これは子供からみた戦争を描いた映画です。
実際に戦争そのものを目撃したり、体験するというわけではなく。
子供たち
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ウォレスとグルミット/チーズ・ホリデー(1989年製作の映画)

3.9

🌖この映画を観てから、月がチーズに見えるようになった🧀

チーズが大好きな私は正月を口実に、ここ二、三日はお酒を飲みながらチーズばかり食べてるわけですが、そんなチーズ好きにはたまらないシュールで夢のよ
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禁じられた10代(2010年製作の映画)

3.7

新年一発目のレビューです。
明けましておめでとうございます。

タイトルやジャケがやけに思わせぶりですが、全然そんな映画じゃないですよ~。

学校一の尻軽ビッチと冴えないゲイのおデブ君という、はみ出し
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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

5.0

今年最後のレビューは大大大好きなビートルズで。
タイムマシンがあったら、最初に行きたい場所は1965年8月のシェイスタジアムです!

ビートルズの全史を映画にしたら1本や2本じゃ足りないので、タイトル
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69 sixty nine(2004年製作の映画)

3.6

妻夫木聡、安藤政信、加瀬亮、星野源、柄本佑、新井浩文、桐谷健太。

今をときめく若手俳優たちが高校生!
みんなまだ子供みたいな顔していて微笑ましいです。

モテるために、女の子の気を引きたいがために、
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.5

チャールズがいかにしてハゲ散らかしたのかを、144分かけて描いた映画でした。

もう時系列がわからなくなった\(^o^)/

「ウルヴァリン」一作目と、本家「XーMEN」の一作目は、もうなかったことに
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.5

【後半はレビューではありません。長いです…スミマセン。】

彼は生まれる時代を間違えたのか。生まれる場所を間違えたのか。
いや、人として生まれてはいけなかったのだと思う。
誰にでも「生きている」と感じ
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マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

3.7

最初の20分が悲惨すぎて、こんな描写がずっと続くのかなぁなんて思ってたんです。
「宇宙へ行ったライカ犬に比べたら、僕の人生の方がまだまし」とか言ってるし…。

伯父さんの家に引っ越してからは、暖かくて
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.5

✨So this is Xmas🎶
✨And what have you done?♬🎄

ということで、クリスマスと全く関係ない映画をレビューします。

あまりにも有名すぎて、予備知識なしで鑑賞する
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ウォンテッド(2008年製作の映画)

3.9

中学生の頃、考えましたよ。
退屈な毎日から脱却してとびっきりの美女と銃をぶっ放したいとか。
弾丸を弾丸で撃ち落とす銃撃戦とか。
銃から発射された弾丸が自在に曲がったりしたらカッコよくね?とか。
授業中
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チャイニーズ・ディナー(2000年製作の映画)

4.0

中華料理店の一室で飯を食いながら殺し合う映画。

殺し屋IZAMとヤクザオーナー柳葉と給仕のお姉さんしか出てこない密室劇ですが、これがなかなか面白い!

殺るか、殺られるかの駆け引き、
見破るか、見破
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屋敷女(2007年製作の映画)

3.6

あまりにもシュールすぎる展開に、こりゃ夢オチか?と心配に。

もうやだ。ハサミ怖い。
フレンチホラーの容赦なさは本当凄くて、
ちゃんと痛みが伝わってくるからたちが悪い!
でも、そこに痺れるゥ!

グロ
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.3

今日の仕事が終わって、真っ直ぐ家に帰ろうと思っていたのに。
フォースに導かれて、気がついたら映画館の座席にいました。

こんなん泣くわ!泣いちゃうわ!!
なんだかずっと観てた『真田丸』に重なるところが
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五日物語 3つの王国と3人の女(2015年製作の映画)

4.0

ノミ…ノミがぁぁぁぁぁーーー!!

もうね。絵画でできた映画を観ているようでした。
セットとかCGかと思ってた場所が全部ロケだと知ってびっくり!
三つのお城はどれも実在しているとはとても思えないくらい
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トゥモロー 僕たちの国が侵略されたら(2010年製作の映画)

3.5

オーストラリアのティーン男女グループがキャンプから帰ってきたら、某アジア国(たぶん、あの国。)に侵略されていてビックリ!というお話。

こんなことは絶対にあり得ないと断言できる荒唐無稽さは、さすがYA
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24アワー・パーティ・ピープル(2002年製作の映画)

5.0

「イントロが長いのは、ヴォーカルがトイレに行ってるからだ」。
ライブシーンでのバーナード・サムナー(JOY DIVISION)のセリフ、最高。

英国のパンク~ニューウェーヴ、特にファクトリー関連が好
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