8bitさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ハローグッバイ(2016年製作の映画)

3.7

友達、家族、恋人…。
この世界には様々な言葉があふれているけど、人と人との繋がりを表す言葉が少なすぎる。

いつも学校やLINEで「うん、全然大丈夫」とか「いつでも相談にのるよ」とか「うちら味方だから
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ライフ(2017年製作の映画)

4.0

わははははは

映画館で思わず「マジか!!!!」って声が出そうになった笑。

予備知識を全く入れずに観たのが大正解。
オープニングの長回し無重力シーンから、心掴まれまくった。
古今東西様々なSF映画を
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邪淫の館 獣人(1975年製作の映画)

5.0

【超絶下ネタレビューです。しかも長いです…スミマセン】

レビュー700本目を記念いたしまして、いつかレビューを書こうと温めていた珍品中の珍品映画を。
これはですね。私がいままで観た中で最も笑った映画
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ヴァルハラ・ライジング(2009年製作の映画)

4.0

大好きなニコラスウィングレフン作品。
北欧神話を基にした、残酷で難解でスピリチュアルな冒険譚。

ストーリーはおぼろげで説明的な台詞も一切なし。
行間を読み、観た人がそれぞれに解釈できるような幅を持っ
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.6

親に捨てられて地球にやってきた筋肉バカ王子という設定は「キン肉マン」を思い出さずにはいられません。
「オーディン」「アスガルド」といった単語が飛び交う世界観は 「聖闘士星矢」アニメ版の北欧編が大好きだ
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U・ボート(1981年製作の映画)

3.8

ディレクターズカット。
209分間、私は間違いなくUボートの乗組員でした。
彼らと寝食を共にし、浸水を食い止め、浮上を祈りました。
帰還し、艦を降りた時の外の空気は本当に美味しかった。
でもその後のシ
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あゝ!一軒家プロレス(2004年製作の映画)

2.0

おっととっと夏だぜ♪(゚∀゚)!←しつこい

というわけで、日本の夏を代表する名曲「おっととっと夏だぜ!」を歌っていたソニンちゃんのガチバトル映画を久々に観たよ。

制作はなんとSOD。当時の社長であ
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銀魂(2017年製作の映画)

4.0

何も言えなくて…夏 (゚∀゚)

というわけで、夏らしい痛快なエンタメコメディ映画を久々に観たよ。

予算といいキャストといい宣伝量といい、福田雄一監督作の中でも過去最大規模の映画じゃなかろうか。
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十三人の刺客(2010年製作の映画)

4.0

おっととっと夏だぜ♪(゚∀゚)!

というわけで、夏らしい爽快なエンタメアクション映画を久々に観たよ。

まさに血沸き肉踊る。
ジャパニーズSAMURAIエクスペンダブルズvsバカ殿吾郎ちゃん率いるス
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サム・サフィ(1992年製作の映画)

3.5

自由奔放に暮らしていた女の子が、普通の生活に憧れて奮闘する自立ムービー。
いかにも90年代の気分を反映したザ・おしゃれ映画。

主演の女の子はちょっとイタイけど物事に一途で愛らしいです。
ころころ変わ
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セブンス・コンチネント(1989年製作の映画)

5.0

まさに【閲覧注意】。

グロくはないし、胸糞でもない映画です。
でも精神衛生上、大変よろしくない劇薬です。

物語は3部構成。
1部と2部はまではごく普通の家族の、ごく普通の生活が描かれます。
ただし
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若葉のころ(2015年製作の映画)

3.9

キラキラでキュンキュンする最高の青春映画from台湾。
ここ最近、暗かったり重苦しい映画ばかり観ていたので本当に心が洗われましたわ。

青春映画ってストーリー展開の枠組みがある程度フォーマット化されて
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淵に立つ(2016年製作の映画)

3.1

ここ最近の評価の高い邦画って〝家族〟がテーマのものが本当に多い気がします。
流行なんでしょうか。

これも〝家族〟の影の部分を淡々と、かつ不気味に描いていて、案の定スッキリしない後味の悪さ。
正直もう
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セールスマン(2016年製作の映画)

3.8

「午後8時の訪問者」はドアを開けなかったことが主人公に大きな影を落とす物語でしたが、
こちらの映画はドアを開けてしまったことで夫婦の人生が変わってしまう物語。
映画に限らず、ドアというのは様々な物語の
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.5

オリジナル版「殺人の告白」のコメディっぽい部分やエンタメ要素を全て取り払った、日本らしいシリアスな作品に生まれ変わっていましたね。
それだけにあまりにもシリアス過ぎて、やや肩がこってしまったぞ…。
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ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)

3.6

彼が好き。
彼の眼が好き。
彼の手足が好き。
彼のにおいが好き。
彼の吐息が好き。
彼の体温が好き。
彼のすべてが好き。

彼を追いかけたい。
彼と同じものを食べたい。
彼に見つめられたい。
彼に抱か
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無垢の祈り(2015年製作の映画)

4.2

このたび本作品が、晴れてマイ「二度と観たくない映画」ベスト1位に輝きました。

参った。
UPLINK Cloudのオンライン上映で観て正解だった。
劇場で観ていたら、どんな顔して映画館を出ていいのか
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たべるきしない(2005年製作の映画)

3.5

当時二十歳の綾瀬はるかさんの可愛さだけでできているショートフィルム。

不思議なタイトル。
なんだろうって思ったら、失恋。
心にぽっかり穴が空いてしまった喪失感。
お腹は鳴るのに「たべるきしない」。
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

5.0

もう傑作!!!!!!
としか言いようがない。
言葉が見つからない。

「神様、もうひとりだけ…」

信念を持ち、貫くことの大切さ、
人を救うという事の尊さに、改めて気付かされたよ。

これは戦争映画じ
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ドリーム・ホーム(2010年製作の映画)

3.4

エグいよう。
たった一晩でこれだけの死に様のバリエーションを見せてくれるとは恐るべし。
さすが「八仙飯店之人肉饅頭」を作った国だけあるわ。

なにより気持ち悪いのは犠牲者が息絶えてゆく様子をいちいち時
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.5

コミックを読む感覚を再現したような絵作りやリズム感、ゲームの演出をそのまま映画に落とし込む手法は、いままでありそうでなかった気がする。
いきなり対決が始まる展開に、「まさかこんなのがずっと続くんじゃ…
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ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ〜血まみれの天使〜(1974年製作の映画)

3.3

つまらないけど、面白い。

眼帯をした聾唖の少女がショットガンをぶっ放す復讐物語。
クリスティナ・リンドバーグが見事にハマッています。
最初から最後まで一言も喋らないけど、表情や視線ですべてを語ってい
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インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

3.5

吹き替え版で観たからなんとか最後まで観れたけれど(ナレーションの坂本真綾さんの声が心地よかった)、
これ映画館で字幕で観たら、さぞ厳しかっただろうなあ…。

派手な展開やわかりやすい見せ場が皆無な上に
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ベティの小さな秘密(2006年製作の映画)

3.4

「ミツバチのささやき」を思わせる、死生観に触れた子供の成長物語。
周りの環境や大人の事情に振り回され、ベティは次第に生と死というものを意識してゆく。
様々な痛みを抱えながら大人へと続く成長の第一歩を踏
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アレックス(2002年製作の映画)

4.0

原題〝Irréversible〟は「取り返しのつかない」という意味。

まさに映画だからこそできた表現といえるのではないか。
エンドクレジット~ラストシーンから始まり、時間軸を遡るようにシーンの順番が
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田園に死す(1974年製作の映画)

3.7

正直よくわからない映画だけど、強烈なインパクトがあった。
なんだか見てはいけないものを見ているような。

不気味な声で詠まれる短歌の数々。
恐山。
白塗りの少年時代の「私」。
黒装束の老婆たち。
サー
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友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

5.0

公開時に観れなくて、DVDになるまで1年以上待った。
やっとレンタル開始になって速攻で借りてきた。

震えるほど面白かった。

ファーストシーンから「これは絶対に好きな映画だ」と確信。
開始30分後に
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ぜんぶ、フィデルのせい(2006年製作の映画)

3.3

小さな女の子からみた〝おとなのじじょう〟。

アンナが可愛い。
あんなしかめっ面のふくれっ面で睨まれたら、ゲバラもカストロも骨抜きにされちゃうよねきっと。

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.6

クライマックスのホラー的演出や、クレオパトラの成れの果てを考えると、
もしかしたらトッド・ブラウニングは他意のない、見世物小屋的ホラーを作ったつもりだったのかもしれない。
けれど図らずも結果的に人間の
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はらはらなのか。(2017年製作の映画)

3.9

上映終了後に酒井麻衣監督の舞台挨拶があると聞いて、早速駆けつけてきました。
監督の地元長野での上映初日ということで、ご家族や友人の方も多くアットホームな感じで盛り上がりました。
パンフレットと前作「い
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スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

4.0

フォロワーのmegさんからおすすめいただいた映画。
ようやく観れましたよー^_^

オープニングからただ事ではない不快感。
観ているだけで身体中が痒くなってきた…。
ドラッグの危険性を描いた映画なのか
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棒つきキャンディー/Lollipop(2012年製作の映画)

4.0

酒井麻衣監督は長野県出身。
前作の「いいにおいのする映画」はDVDを買っちゃうほど大好きなんですが、実は長野出身だと知ったのはつい最近の事でした笑。
今週末に新作「はらはらなのか」の上映が地元の映画館
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

3.8

「あの時、ドアを開けていれば…。」
もうこの一言に尽きる。

誰もが一度は味わったことのある、悔やんでも悔やみきれない後悔の念、罪悪感。
時間はもう戻らない。それでも人生は続いてゆくのだ。
取り返しの
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.7

〝人は見た目が100パーセント〟ってわけじゃないけどさ、
〝人は外見よりも中身が大事〟ってのも違うよなあって思う。

そんな気持ちをこの映画は言わば極論で描いてくれている。
「中身こそ大事」って言うな
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紀子の食卓(2005年製作の映画)

4.0

園子温監督の最高傑作というとやはりこれじゃないかと思う。
園作品のモチーフとして度々用いられる食卓を囲む家族団欒という光景に潜む欺瞞や気持ち悪さを暴き、
人間として存在すること=関係することの意義を
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

2.0

X-MENの1作目を劇場で鑑賞し、自由の女神像に爪痕を残したウルヴァリン=ヒュー・ジャックマンに魅せられて以来、
アメコミ映画としては唯一シリーズ全作を欠かさず観てきた自分としては絶対に見届けなくては
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