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最高にぶっ飛んでる。
これぞゴダールの真骨頂。
常識や既成概念なんて、クソ喰らえ。
やりたい事を貫き通す、その潔さ。
心地よい映画かと言われたら決してそんな事はなく、むしろ究極の胸糞映画。
登場人>>続きを読む
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再鑑賞。
色んな意味で、
イタリアの世界観が全開な作品だなと、
改めて観て感じたこと。
序盤の悪知恵働くトトと懐深いアルフレッドのやり取りから、
盲目の恋に彷徨う青年期のトト、その道標を視力を失った>>続きを読む
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久々の劇場鑑賞。
ル・シネマ、音響めちゃくちゃ良し。
本作の魅力はなんと言ってもレスリー・チャン。失った母親像を求めながら彷徨うキザで自惚れ屋でろくでなしな奴。が、あの虚ろな目の魔力はなんだ。
死>>続きを読む
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眠れない夜は、
ゴダールに限る。
5分で即寝できるかと思いきや、
ダラダラと見てしまった。
没後から1年。
あっという間…
ゴダールはやっぱりゴダール。
引用に次ぐ引用は「映画史」の手法と変わらず、>>続きを読む
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映画仲間との会合。
そんな日はゴダール。
相変わらずの太々しさと若々しさ。
どこまでが本気でギャグなのか。もしくはボケを突っ込んでほしいだけなのか。
本当にボケて作っていたにしても、溢れんばかりのゴ>>続きを読む
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怖すぎた、色んな意味で。
不穏な場所で繰り広げられる登場人物達の疑惑の表情や、建物内部の撮り方も凝りに凝ってて面白かった。
唐突すぎる殺し方も、視覚としてダイレクトに残酷なシーンがあるわけではないのに>>続きを読む
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何かを成し遂げようとすると、
いつも壁にぶち当たる。
成し遂げる直前に、割と毎回。
ゴールはすぐ目の前なのに、壁は大きくて前に進めない。
いくら走っても壁の傾斜は高くなる一方で次第に息が詰まる。いっそ>>続きを読む
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今プーチンに一番観てほしい映画。
脱力系映画の金字塔。
このヘンテコな世界観は、ふとした時にまた観たくなる。中毒性高し。
ほぼ中年のおっさんしか出てこず、
マッチ一本で騙し合いや貶しあいが続く、一見>>続きを読む
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一番身近な映画仲間から突然の旅立ち宣言。
そして、はなればなれに…
記念すべきレビュー200本目はこれに決めた。またいつかの再会を願い。
深夜に愛猫の餌を買いにスーパーへ行くという冒頭のシーンから>>続きを読む
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期待外れだった映画の口直しに再鑑賞。
やっぱこれだな。
元祖タランティーノ節全開。
映画漬け映画オタクの青年による自作自演の紙芝居のような作品。
自分の好きなように演出から絵作りまで作り込む、しかも贅>>続きを読む
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映像がとにかくやばいと聞いていて、
長年期待をため込んでいた分、かなりの期待外れだった。
青白い夜の室内シーンは確かに神がかった色味と照明の数々だったけど、ストーリーが全くもって入り込めない…
金と>>続きを読む
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タランティーノのずば抜けたセンスに脱帽。
初めて見たのはまさに中二病真っ只中の14歳の頃。
その時は全く魅力に感じなかったディテールの数々が、とにかく今ジワりまくる。
どこに伏線があるのかも分からな>>続きを読む
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この得体の知れない魅力を何と形容していいものか。
世界観はまさにマジックリアリズム。
小説や絵画空間でしか現せない抽象的な表現技法を、ものの見事に映像の断片に滲み込ませている。
とにかく絵作りにかけ>>続きを読む
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無計画な銀行強盗。
人質も我々鑑賞者すら心配になってしまう犯人達の弱気な序盤から、包囲した警察も野次馬含めて全員が、次第にエスカレートするアル・パチーノの熱気と演技に目が釘付け。
やっぱりこの人の眼差>>続きを読む
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絵の価値とは何か?
どんなものでもそうだけど、
価値を決めるのは人それぞれ。
ただは石ころをダイヤモンドと思うか、
ダイヤモンドをただの石ころと思うか。
はっきり言ってただの石ころにしか思えないこの>>続きを読む
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真夏に見れば少しは涼むかと思い再鑑賞。
涼むどころか最後凍りつくオチだった事をすっかり忘れていた。
善人も悪人も、とにかく登場人物全員クセだらけ。
そのクセがストーリーに奥行きを生み出してる事は間違い>>続きを読む
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NYC、ヒップホップとスケートカルチャーの繋がりを当時の立ち上げの人物を中心に語られる。その背景を肌で感じれるだけで充分ご満喫。
小刻み良い編集は少し煩雑で、あまり心地良くはなかったけど、その辺もスト>>続きを読む
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誤解を恐れずに言ってしまうと、
全ての恋愛が変態行為に結びつくように、
全ての変態行為が、人を狂わす純愛にまで昇華してしまうのだなと、改めてWKWの透徹した眼差しに感服。
それにしても心残りなのは、>>続きを読む
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人生を賭けた一発逆転ゲーム。
映画ではよくある話だ。
壮絶な生い立ちのエピソード群をクイズ番組の問答と結びつけるストーリーテリングは、計算高くプロット作りも秀逸。
その作り込みとボルテージが高まってか>>続きを読む
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こちらも過去の名作再鑑賞。
今見ると、なんだか物凄く切なくなる映画だったな〜。
27歳で死去。
20代で全部出し切ったバスキアの人生。
戦略的に売り出された突然の名声と、戸惑いと、巨万の富。
感覚的セ>>続きを読む
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全くストーリーを忘れてしまった一昔前の作品再鑑賞。
デニーロ、パチーノ、ヴァル・キルマー。
この人選に間違いはない。
面白かったのは、いかにもギャング風な荒くれ者のパチーノが刑事役。きめ細やかで徹底し>>続きを読む
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自分は世界を創造できるのか。
絵描きなら誰もが自問するはず。
真っ白なキャンバスを前に、湧き上がるイメージ、指先の感覚だけを頼りに形造る独りよがりな行為。
時に無心に、時に絶望し、時に歓喜して。
ただ>>続きを読む
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これは衝撃。
自称デニーロ好きと豪語しておきながら、何故今まで本作をスルーしていたのか。
まだまだ名作ある事に驚きと歓喜。
本作は、物語の人物になりきるデニーロ・アプローチの真骨頂とも言える。
その>>続きを読む
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心に闇が被さった時、ポンと肩を押してくれるそんな映画。
わざとらしくなく、しつこくなく、
主演の男の子の演技も自然体で、ストーリーで語られる周囲の人々含む気持ちの変化も見事にハマっていた。
きっと現>>続きを読む
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これぞ映画愛!映画に対する熱意がひしひしと伝わってくる。現場の情熱が全開に注ぎ込まれた作品。
映画制作の裏側をストーリーとシンクロしながら覗けるのは、なかなか面白い仕掛け。
鑑賞者は、ストーリーにのめ>>続きを読む
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同性愛を描いた作品と知るまでは、
何一つ共感も理解もできない映画だった。
昼ドラにありそうな女性同士の陰湿な罵り合いが続く群像劇。1番苦手な部類の作品。
ラストまで鑑賞する事でようやく繋がりはするのだ>>続きを読む
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再びオーソン・ウェルズ監督作品鑑賞。
前回観た「黒い罠」とテイストは異なるものの、周りを取り囲む連中が、どいつもこいつもいわくありげでイカれてる点は共通。
巻き込まれ型主人公のオーソン・ウェルズは、>>続きを読む
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身も蓋もない典型的な犯罪もの。
ザ・フィルムノワール。
撮り方も音楽もずば抜けてカッコいい。
グラスのアップからのパン、
ローアングルからの室内の引き、
絵作りがいちいちお洒落で引き込まれる。
カ>>続きを読む
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ブラックユーモア満載の冷戦下に作られた架空のお話しなんだけど、これが中々笑えない。
フィクションである事を前提に、
現実世界への皮肉やアンチテーゼが、
物語の進行と共に徐々にエスカレートする様相は、>>続きを読む
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何となく興味本位で見てしまった本作。
見せたいけれど、見せれない。
終始そのジレンマが付き纏う映画。
一番見たい所が隠されてると、鑑賞する側はきっと色んな想像力を働かせる。
見えないからこその、恐怖>>続きを読む
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ある意味で、超絶前向き思考に現実を捉えさせてくれる仕掛けが、本作にはある。
現実はクソ。世の大半は、会社の揉め事やしょーもない人間関係に巻き込まれて、時間を奪い取られていくだけ…
そう思うのか、
そ>>続きを読む
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この作品を観るのは今回が3回目。
タルコフスキーの映画は、どうしてここまで私の心に揺さぶりかけてくるのか。
心に焼き付く映画には、多分2種類ある。
何度も見て、見尽くして幻滅してしまう作品。もしくは>>続きを読む
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平たく言ってしまえば、
いい年したおっさん二人が、絶交するだけの話。
コルムのツンデレ振りはドン引きだし、
ほっときゃいいのにパードリックのかまちょ具合が、
正直ギャグにしか思えない。
絶交する2>>続きを読む
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ノイズとは?
「LIFE」以降、WILLITSやFENNESZ、アルヴァ・ノトら現代音楽のアーティストと盛んに実験的な音作りに取り組んだ坂本龍一の終生のテーマ、ある意味でその集大成と言えるライブパフォ>>続きを読む
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ずっと観たかった作品。
まさかの追悼鑑賞になってしまうとは…
同時代に生きた人間として、
やはり生演奏を間近で見たかった。
こんな人、当分出てこない。
幼いながらに、1番記憶に残っているのは、99>>続きを読む
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夢見る人誰もが羨むであろうニューヨークの生活。
実態は、こんな感じなんだろうな〜とリアルな生活感が垣間見える、そんな映画。
白黒のザラついたタッチでテンポよく進んでいくストーリー展開は、何やってもか>>続きを読む