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いまだ語り継がれる伝説の未解決事件。
ファンには堪らない題材であると同時に、
本編で暴露される内容は相当にエグい。
これが事実って…
アメリカの国家機能そのものを疑ってしまう。
正義、そんなものはこの>>続きを読む
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最初の100分が昼ドラのようで死ぬほど退屈だったのが、ラスト15分で突如たたみかける変化球は、割とツボ。
ま、そうなるわな…て話なんだけど。
メソメソ泣いていた奥さんの鬼変化と潔さ、ラストの微笑みは>>続きを読む
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最近UNEXT配信のトリュフォー作を見続けているが、ここでいきなり遺作をチョイス。
トリュフォーなりの見せたい絵は何となく分かるんだけど、どれもパッとしない。
コメディとサスペンスをリミックスさせた>>続きを読む
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ドワネルシリーズ2本目。
反抗心に満ち溢れた家出少年も、
ついに立派な社会人に!と思いきや今度はストーカーになっていたお話。
トリュフォー自身の実体験を色濃く反映させたようだが、この直向きさが逆に怖>>続きを読む
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はっきり言ってしまうけど、
このストーリーの主要3人組、誰1人共感出来なかったw
出だしの鉄橋での駆けっこ競走くらいまで、
ゴダール「はなればなれに」に通じるポップな躍動感。久々の良作かと思いきや>>続きを読む
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またしても、神の不在。
ベルイマンよ…
もはやベルイマンを観ることは一種の修行に近い。じゃ観るなよと言われても見てしまうのは、この北欧の映画作家が、得体のしれない画の破壊力とブレることない問いかけを>>続きを読む
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UNEXT鑑賞トリュフォー作2本目。
タイトルからイメージしてた内容とは違っていた。
割とコメディ要素とおふざけ感は満載で、
ストーリーの捉え所のなさは、ゴダール作と比べても別の意味で数値が高い。特>>続きを読む
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こちらもUNEXTで一挙配信されたトリュフォー監督作、一番に見たかった作品。
ジャン・ピエール・レオの若々しい演技が兎に角際立ちまくり。
理不尽な現実と、
自分達の悩み事しか頭にない大人達。
もは>>続きを読む
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UNEXTに待望のベルイマン作品が一挙配信…!
1番見たかった本作をまずはチョイス。
死神にチェスを挑むと言う分かりやすいビジュアルイメージですんなり入れるかと思いきや、そこはやはりベルイマン。>>続きを読む
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ちょっと期待外れな内容。
物語前半のドタバタ結婚式から狩りまでのくだりがあまりにも長い。
後半の戦争劇との対比を見込んでのことなんだろうけど、正直、悪ノリの度が行き過ぎてて、主要人物達の誰にも共感出来>>続きを読む
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自分にもソフィと同い年くらいの娘がいる。
この年代特有の娘と父親のなんとも言えない距離感、すれ違いはめちゃくちゃ共感。
お互いに寄り添うようで、目の前にいると素直には寄り添えない。
その時、その空間>>続きを読む
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素敵な白黒のロードムービー。
決して寄り添うことはしないけど、
何故か離れられない2人のでこぼこコンビは、見ていて微笑ましい。
お調子者のモーゼと、
アディの終始膨れっ面、この組み合わせが最高過ぎる>>続きを読む
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怪物だーれだ?
まさに見る側の捉え方によっては、
思惑も実態すらも変わってきてしまうだろう。このストーリーの登場人物達のように。
物語序盤の不穏な始まりから、畳み掛けるような毒のある展開を期待して>>続きを読む
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たまにはメジャー作を。
イントロの「2001年宇宙の旅」パロディはめちゃ笑えた。
そこからポップな展開が続くと思いきや、現実世界との往来から割とシリアスかつシュールな内容に。
今やバービーをネタにジ>>続きを読む
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本作を初めて観たのは、
まだ10代前半の頃。
真っ暗な部屋で当時14インチブラウン管のちっちゃなTV画面で迫り来る追走劇に目が釘付けになった記憶が今も甦る。
確か、金曜ロードショーだったかな。
煽り>>続きを読む
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映画仲間のお勧めより鑑賞。
少し想像していた内容とは違っていた。
巨匠スピルバーグの制作伝記のようなものかと思いきや、かなりプライベートな個人的回想録。
脚色はあるにしろ、ここまで赤裸々に暴露してい>>続きを読む
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今この時代に、これだけの熱量で他者に向き合える人間が、
果たしているだろうか?
1000人の敵を前に、
挑発にも物怖じせず、
詭弁を持って捻じ伏せるわけでもなく、
ひたすらに他者と向き合い、語り合う>>続きを読む
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好きな映画こそ語るのは難しい。
一番なら尚更。
この先、生きてる間で本作を超えるものには出会えないだろうと確信するくらい、
自分の中では全てがツボ。
画面から伝わる空気感、足音、空間の移動に至るまで>>続きを読む
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レオス・カラックスの映画を一言で言うと、
「狂気」
それも、とびきり鋭い
切実さに満ち溢れた狂気。
スタンダップコメディアンのヘンリーは、観衆の前で笑いを取る為に、全身全霊を注ぐ。どれだけ全力を注い>>続きを読む
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饒舌な静けさ。
作品の中で語られる出来事は、
日常の何気ない一コマ。
自分達の生きてる世界そのまんま。
その一つ一つを丁寧に切り取って、ここまで情感豊かに描き切る腕前。
さぞ美味しいスープなんだろう>>続きを読む
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研ぎ澄まされて鋭利になり過ぎたナイフのような映画。
ハッピーエンドにも関わらず、
全編通して死と狂気の匂いが香り立つ。
この刺々しい魅力。
出だしの走行シーンからして、
心地よい浮遊感とざわめく不安>>続きを読む
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心とはなにか?
ここまで可視化して捉えようとしたことは、多分ない。
前作「コロンバス」は家族の話。
家族の距離感や絆。
本作は、人の心の在り方そのものが主題。
とんでもない深部に突き進んだなと驚くと>>続きを読む
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ひとえに、
親の身勝手さが物語深部を覆ってしまい、入り込めなかった。
革命や理想に燃えるのは分かるけど、
子供の生き方まで押し付けるのは本末転倒。
だったら、仲間内だけでやれよと。
親子間の緊急時の>>続きを読む
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まだ人生の苦労も経験した事のない若者2人が偶然出会い、一晩中取り留めのない会話を語り続ける。ただそれだけ。
が、これが意外にも良かった。
と言うか良すぎた。
2人の関係性でもある「時間の描き方」が>>続きを読む
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実はまともに観るのは今回が初。
60年代のファッションと着こなしは、今見ても痺れる。
端的に言うと、
ブランド狂とヒモの話?
ツッコミ所は満載で、
最初からやたらと馴れ馴れしい2人、互いにオープン過>>続きを読む
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表には曝け出せない苦しみや葛藤、
傷口を見せるなんて事は誰だってしたくない。
ましてや大の大人なら尚更。
主役の2人は、
全く別の世界で生きていながら、
互いに自分が守るべき信条、生き様みたいなもの>>続きを読む
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突出した作品かと言われれば、
それは黒澤明の「羅生門」に軍配が上がってしまう。降り頻る雨の演出も含めて。
にしてもだ、
イタリアの貧困と最下層の生き様をここまで如実に炙り出すベルトリッチ。これで21>>続きを読む
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これは期待外れ。
敢えてスケーター目線で言わせてもらうと、
シンプルに、スケートを楽しんでるシーンが皆無!(むしろあった?)
トリックがどうとか、撮り方とかではなく。
主人公は、友達や親にも目もくれず>>続きを読む
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美しいFIXショットの連続。
静けさが何とも心地よい。
アメリカの片田舎って、なんかいいな。
路上のベンチで本を読んでるだけで、
何故か絵になるし、時間を上手く使いこなせている気がする。
最近は、こ>>続きを読む
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ウェス・アンダーソンのファンとしては、やや物足りない印象。
「フレンチ・ディスパッチ」のようなビビッと刺激される60年代感覚も「ムーンライズキングダム」に見られる疾走感もない。
とにかく、箱。
舞台>>続きを読む
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出だしタイトルまでの展開は、
フェリーニへのオマージュなのかと思った。イタリア語を操るブラピはさながらマストロヤンニのよう。
その後は夢と退廃と享楽に彩られたハリウッドの内幕。これでもかと言わんばか>>続きを読む
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鮮やかな秋の紅葉に彩られて、
一つの死体を巡り繰り広げられるほのぼのした群像劇。
殺人疑惑の死体がテーマなのに、ここまで爽やかに描いちゃっていいのかよと。
物語の作り、語りはほぼコントに近い。
にも>>続きを読む
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例えるなら、
じっくり時間と手間暇かけて旨味を熟成させたスープのような映画。
3時間半じっくり、観客の脳内もコトコト煮込まれる。伝統のスパイスを効かせて。
デニーロxディカプリオの秘伝の調味料を絶妙>>続きを読む
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A24xデンゼル・ワシントンxコーエン。
この組み合わせは観るしかない。
白黒の静謐な世界観と徹底した画作りのこだわりが、非の打ち所がない程丹精に仕立て上げられている。
ベテラン役者陣の群像劇も素晴>>続きを読む
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ゴダールの中でも群を抜いてコミカルな作品。力の抜け感が、なんとも言えずちょうどよい。
アンナ・カリーナに対するゴダールのまとまり感は、本作が一番な気もする。
「気狂いピエロ」のようなかっちり枠に抑え>>続きを読む
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この色鮮やかな色彩とポップな絵作り。
全編通して学生映画のような一方通行なノリ。
この異質さが、今見ると逆に真新しくもあり、どこかノスタルジック。
悲しいけれど、
「革命」って言葉自体、
今では死>>続きを読む