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ストリートアートとしてのグラフィティー、いわば落書き。
その価値なんか分からず、単に金儲けの資産として奪い合う人々、流行追いに必死の人々。その行動パターンや認識のされ方も予測した上で、姿を見せずほくそ>>続きを読む
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焦らす、とにかく焦らされる。
ストーリーの設定上、致し方ないんだけど…
ただ、これと言って何が残るかと言われると、特筆すべき点はあまりない。
あくまでも淡々と、浮き彫りにされる事実を最後まで静かに描き>>続きを読む
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まず何よりも、どういうきっかけでこの異色のコラボが生まれたのか。今知りたいのはそこだけ。当時としては異色でもなかったのかな。
ゴダールとローリングストーンズが、ひたすらジャムってるだけの映画。
歳をと>>続きを読む
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演出の妙、それに尽きる。
現実、夢、幻想、何層にも折り重なった記憶の断片が、結びつくかと思えば離れてき、再びパズルを形成する。その切り返しのショットが驚くほどに巧みで、暗いテーマであるにも関わらず自然>>続きを読む
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約10年振りくらいに再鑑賞。流麗なこの世界観に気がつくと没頭してしまうが、とんでもない問題作。
公開当時、欧米を震撼させたと言うのも頷ける。よく作品化できたな…
収容所で出会ったナチス将校とユダヤ人>>続きを読む
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世界の人口80億人突破、のニュースを受けてふと思い出した本作。
まさかのUNEXTで配信されてて驚き!
映像の古めかしさこそあるものの、
根幹にあるテーマ、メッセージはセリフなど一切存在しなくてもア>>続きを読む
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映画好きの知人にお勧めした所、
自分が再び観たくなり再鑑賞。
はるか昔に見た時よりも、
気づかされる部分、新しい着眼点から見る事が出来て、十二分に楽しめた。
なんと言っても、テリー・ギリアム流の凝>>続きを読む
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何が真実だったのか。
東西抗争も、2人の死も、
20年以上経った今なお、全てが謎。
何か一つの歯車が違っていれば、
世界が変わっていたのかも知れない。
2pacの死も、ビギーの死も…
そう思わせてく>>続きを読む
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ファスビンダー監督作、初観賞。
正直なところ、台詞回しも演出も含めて、
完全にイカれてる。
ゴダールの「カルメンという名の女」「中国女」あたりを混ぜたような作風なんだけど、まだゴダールが可愛く見える>>続きを読む
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タルベーラ作、2本目の鑑賞。
今日は朝6時台から目まぐるしいスケジュールが続き、ようやくひと段落。こんな1日の終わりには、異様にタルベーラの長回しが心地よい。
不必要な長回しだなんて、
監督はただ好>>続きを読む
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ジョン・カサヴェテス監督作初観賞。
どこまでが即興演出なのか。
これで1959年作。
年代的にはゴダール「勝手にしやがれ」とほぼ一緒。
都会の魂達の悲しい響き、孤独な叫び。虚飾を張って生きているだ>>続きを読む
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デレク・ジャーマン監督作品、初観賞。
よくある偉人の伝記物や史劇にありがちな単調なストーリー構成ではなく、画家本人の画風を追随し、詩的な映像美に仕立て上げた静かなる傑作。
カラヴァッジョ絵画そのま>>続きを読む
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信仰の魔力と恐ろしさがテーマの一つなんだろうけど、この年代で作り上げてしまったことの妙技。今見ても不思議な戸惑いを感じるのだから、当時の人達はこの作品に触れて何を思ったのだろうか…
ビジュアルへのこ>>続きを読む
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中学の頃通ってた進学塾の講師を思い出した。生徒が正解を言わないと机は蹴るし、ついて来れない生徒のカバンは廊下にぶん投げるわ、今考えたら凄かったな。
「受験は戦争だぞ!」が口癖だった熱血講師に顔までソッ>>続きを読む
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アニエス・ヴァルダ監督作、鑑賞二作品目。
一番の見どころは、クレオでもタロット占いの結果でもなく、映し出される60年代のパリの原風景の数々。
タクシーの車内から撮影された街角、行き交う人々。長回しで>>続きを読む
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前作をしっかり踏襲しながら、完成度は遥かに凌駕。こりゃロングランも頷けますな。
チャラ男で自信家で、独りよがりだったマーヴェリック。歳をとっても無鉄砲で気取り屋な部分は変わらずで、前半までは正直全然>>続きを読む
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頑張ってメジャー作ばかり観てると、
どうしてもこういう作品を挟みたくなる。
名前だけは知っていた女性監督アニエス・ヴァルダ初鑑賞。
淡々と映し出される漁村の風景。
イメージの連なり。
意表を突くよう>>続きを読む
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初めて観たのは14歳の時。
BSで深夜に放送していたのを録画して、
VHSで再生した時の興奮は今も忘れない。
あれからだいぶ時間が経った今、
劇場鑑賞出来たことに感謝!
冒頭のタイトルに被さる拳銃>>続きを読む
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滅却申請の旅路、第二章。
第一章で、無理矢理渡された指輪を捨てに行く羽目になった主人公のフロド君。
相変わらずの純粋無垢な瞳が眩しくて、一緒に沼に引き摺り込まれてしまいそうに。
自分にとってはゴミでし>>続きを読む
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長い、長過ぎる旅路だった。
3日間に分けて鑑賞。
全く元ネタを知らないので憶測だけど、
完成度の高い原作を忠実に作り込んで再現したのだろう気合いの入り方が、3時間の超大作に結びついたのだろう。
これ>>続きを読む
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シュールだなぁ、とにかく。
この人は、本当にお笑い的センス抜群な監督だと思う。
銀行強盗の場面で淡々と血をモップがけしてるオバサン、
2人の逃亡最中に、缶詰食べて見守ってるオッサン、
そして何よりゴダ>>続きを読む
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この作品を劇場で観られたことに感謝。
もはや、素晴らしすぎて感無量…
ほぼ貸切の4K劇場は、普段耳にすることの出来ない当時の生音や、何より彼らの息遣いがリアルに感じ取る事が出来た。
壁に背もたれしな>>続きを読む
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戦場の薄汚い闇の部分を、全て曝け出した作品。もはやどんな綺麗事も通用しない。
とにかく胸糞悪くなる。
しかし、問題はこの現実をどう受け止めるか。
同じ状況下で、
自分ならば何が出来るのか。
新兵エリ>>続きを読む
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真相究明の過程を、多層に織り込まれた回想シーンを軸に掻い潜る巧みなストーリー。それを支える素晴らしい俳優陣の演技。
申し分ない内容にも関わらず、
ずっと心に引っかかるものがありレビューを書けずにいた>>続きを読む
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全然集中出来ずになんとか見切ったけど、
最初から最後まで、意図的にフィルターにかけられたような曖昧な作品だった。
これが現実、と言われればそれまでだけど。
カトリックにもプロテスタントにも馴染みのない>>続きを読む
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心の奥深くにストンと落ちて来る、味わい深い作品だった。
普段は眩いばかりに色付けされて、見逃してしまう日常風景も、白黒にするだけではっきりと浮かび上がるものがある。
モノトーンの車のライトはまるで亡>>続きを読む
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自意識過剰 思い上がり
誰になんと言われようと、
貫いた信念。
目の前に障害が立ち塞がっても、
ただ、書き続ける。
サリンジャーの曲げないこころざしが、
本作の最大の魅力。
創作を続ける人間にとっ>>続きを読む
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10代後半から20代の時、
1番影響を受けた本作。
ゴダール節全開で、演出も語りも全てがバチバチにキマってた時代の代表作。
訃報を受けて、大袈裟だけど人生狂わされた青春映画の金字塔を再鑑賞。
懐かし>>続きを読む
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映画好きの知人に勧められて、
ずっと見てなかった作品。
期待が膨らみ過ぎてた分、ちょっとガッカリ…
元々ブラックヒーローの代表格だったバットマンは小さい頃からの憧れ。本作がウケるのは、アメリカのマッ>>続きを読む
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内なる感情に実直になれない時代の闇。
葛藤する心の揺らぎ、蟠りは今見ても胸が痛くなる。主演2人の、熱情にうなされる学生時代の輝きは眩いばかりの美しさだった。
ただ、作品全体を通して見ると、
成長して>>続きを読む
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とにかく今日は1日むしゃくしゃした日。
そんな日はいつもと全く違うテイストをチョイス!
もう公開から25年が経つんだな〜。
懐かしい…
難しい事は何も考えず、
終始悪ノリだけで突き進む90年代のこの>>続きを読む
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今も色褪せないファッションセンスだけが、突出して印象に残る作品だった。
主演2人の名演技も、ポップな撮影技法も実験的で見応え充分。こんな色気のある男2人、バイクに乗せたらそれだけで絵にはなりますな…>>続きを読む
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人を想う気持ちは、限りなく自由で無限大。
けれど、生きていく為に人は、その自由な心に制約を打ち立てる。
自制心と心の渇望。
考えてみれば、
誰もがその気持ちの制御に振り回されて、立ち止まっては進んでい>>続きを読む
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夏の終わりにピッタリの作品。
小洒落た男は短パンとピストが似合う。
イタリア人は外で飯食べるのが、本当にサマになるなぁ〜。
卵をあんなにおしゃれに食べる必要あるのかな?
ジョン・アダムスと坂本龍一>>続きを読む
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久々の脱獄もの。
はるか昔父親に勧められた作品。
異国の地トルコの怪しげな雰囲気と、
絶望感満載の刑務所の囚人達の演出は、
見事としか言えない。
が、最初から最後まで主人公の自業自得感が目についてしま>>続きを読む
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WKWとクリストファー・ドイルの神がかった魔術から暫く離れる事ができそうにない為、25周年を迎える本作のメイキングを鑑賞。お気に入り作品の裏話は、やはり楽しい。
終わりのない撮影、
いつ帰国出来るか>>続きを読む