主人公のように、イタリアの片田舎の小さな古書店で、本に囲まれて静かに暮らせたら、それはもう幸せだろう。
副題は、The Story of Hong Kong
香港への思い入れ、懐かしい想い、故郷への愛着心が、それぞれの物語の通奏低音になっている。
香港人じゃないのに、見終わったらなんかジーンとくる。登>>続きを読む
タン・ウェイが見たくて。
セリフがなくても、表情、視線、息づかい、身のこなしで豊かに演じ分けられる。タン・ウェイが画面に映るとグッと雰囲気が出る。
むしろセリフがないときの演技がタン・ウェイの真骨頂と>>続きを読む
主人公が恋をする女医のクリニックで受付をしている若い女性、役名も無いみたいだけど、とても美しく、青い瞳に吸い込まれた。チョイ役すぎて名前が分からず、いろいろ調べてやっとわかった。スペインの女優アンドレ>>続きを読む
お笑い&カンフー香港映画の完成形。
すごく好き。
お笑いネタがくだらなすぎる!
サモハンキンポー、デブなのに速すぎる!
ジャッキーチェンの警官は強すぎる!
ヒロイン、チェリーチェンが美しすぎる!
軽いコメディ。
軽いミュージカル仕立て、華やかな音楽がマリリン・モンローの歌によく合っている。クリスマスに観るちょうどいい映画。
90年代、スマホはおろか携帯電話すらなく、ポケベルはあるけどみんなが持っているわけでもなかった時代の物語。あの頃の若者には、ひとり孤独になる時間がたっぷりあった。みんな不器用で苦悶してジタバタしてスマ>>続きを読む
淡々とした棒読みのセリフが、ジブリらしいなあ〜と。
1920年代から1940年代までの激動の時代にいろいろなことを受け止め、ブレずに夢を追い続けるには、このくらい感情の起伏が小さくないとやっていけない>>続きを読む
エドワード・ヤンの「台北ストーリー」の台北の街の美しさに惚れ惚れしたが、この映画も台北の街がとても魅力的に描かれている。色が良いのかな。夜のシーンが多く、暗がりに揺れる恋愛事情を垣間見ている感じがした>>続きを読む
共産主義時代チェコの映画。
小さな村での可笑しくて、笑えるエピソードてんこ盛り。
ヨーロッパの片田舎ののどかな風景、村人の素朴さ、お互いの距離の近さに「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」「ぐうたらバンザ>>続きを読む
今の時点で、ウディ・アレンの映画のなかでいちばん好き。最後のシーンまで観てやっと腑に落ちる、ユーモアとペーソスに溢れた映画。
カサヴェテスがコメディを撮ってみましたというスピンオフ的な印象。俳優たちもそういう感じ、あったのじゃないかな?と思わせる大げさな演技、顔芸。ユーモラスに演じるのが面白いかというとそうでもなく、真面目に>>続きを読む
1960年代、パリで走っている車の可愛いことよ。かわいらしさ、おかしみ、ユーモラスな姿がこの映画にピッタリ。
親友同士のミア・ファローとダイアン・ウィーストに二股しちゃう自分が可愛すぎるガラスの中年時代、バツイチおじさんピーターを顔面パンチしていたら、ちょっとはスッキリする映画になったかも。
全体的にセリフ>>続きを読む
ウディ・アレンらしい軽快なコメディ。
原題「スクープ」よりも邦題の方が良い。
事件についてパソコンで調べるスカーレット・ヨハンソンの表情がいかにも垢抜けない若い学生さんって感じで、上手いなあと思った>>続きを読む
監督・脚本・主演はジョン・タトゥーロ。
ニューヨークを舞台にウディ・アレンぽい映画を作りましたって感じ。
で、助演はそのウディ・アレンで、ジョン・タトゥーロはジゴロ役。シャロン・ストーンとソフィア・>>続きを読む
最後の、京マチ子、越路吹雪、若尾文子の香りたつような伝説的な入浴シーンで+1スコア。
市川雷蔵は色気がありながら品がある。何をやっても嫌な感じがしない。上等の日本酒のようにスッキリしている。ズルい、>>続きを読む
オーソン・ウェルズのハマり役だと思う。
破茶滅茶だけど憎めない男
たくさんの人で大盛り上がりの飲み会シーンがとにかく愉快で良い。
若くて未熟で、考えるのはアノ事ばっかりで。セックスがなかったら喜怒哀楽の感情は薄っぺらなものだったティーンエイジャーの頃。そんな時期の主人公たちのフラフラした感情とメキシコの田舎の風景が重なり、すごく>>続きを読む
さすが、ビリー・ワイルダー!笑っちゃうくらい描写がリアルでヒリヒリする怖さがある。この怖さは、俳優が演技だけじゃなく、リアルだからだと思う。
今は落ちぶれたサイレント時代の元スター、ノーマを演じる主>>続きを読む
原題は「Hollywood Ending」
ハリウッドにありがちなエンディング=ハッピーエンド、とも取れるし、ハリウッドが終わりつつある、とも取れる。どっちの意味も含んだ映画だ。
小劇場に出ている駆>>続きを読む
原題「Adam」が、映画が終わるとストンと腑に落ちる。
この映画を観た翌日以降、シーンを次々と思い出し、じわじわと良い映画だったなと感じた。観ているとき、エンドロールのときは感じなかったのに不思議だ>>続きを読む
前作「へそくり社長」が素晴らしく、期待してたから落差が大きい。
チョット説明くさい。予定調和的で残念。
でも、森繁久彌と越路吹雪の夫婦が本当に仲良さそう。なぜか安心感がある森繁久彌ってモテたんだろ>>続きを読む
映画のキャッチコピーは「女房はコワイ! 浮気はしたい! 賞与(ボーナス)へそくる三等社長!」
とんでもない傑作喜劇だった。
良家出身の妻、越路吹雪に頭が上がらない婿入り社長の森繁久彌、得意の宴会芸は>>続きを読む
ジャック・ブラックのキモさが肝。
気持ち悪い奴なんだけど好きになる。
無性にギターを弾きたくなる映画。
結局、画面の前で一瞬にセッションした。気持ちイイー
幾多の修羅場を潜り抜けてきたであろうマフィア幹部の元情婦、グロリアがカッコ良い。眼差しが鋭く、度胸があり、セリフが超クール。
銀行の副支配人から「How are you?」と言われて「How am I>>続きを読む
若尾文子、山本富士子、京マチ子、3人とも美しいだけじゃなく、細かな演技や所作がキャリアを重ねた円熟味を感じさせる。昭和の大女優はスケール感が違う。余裕って感じ。
ヌーベルバーグ映画、ゴダールの映画のような棒読みの短いセリフがトントンと続き、細かいカット割がテンポよく続くスタイリッシュな序盤から、徐々に人情味あふれるホームドラマに変わってゆく。人生の機微、他者へ>>続きを読む
密室劇。クーラーが無い時代の夏、汗ダラダラで腕まくりしてる非常に暑苦しい映画。うだるような気温の時期にまた観たい名作。
笑いなしのシリアスなジャック・レモン、感情を露わにしたときの演技が良い。徐々に父親としての感情が強く出てくる。説得力のある演技というのだろう。リアルだ。
展開、ノリがホールアローンっぽいなと思ったら、脚本がジョン・ヒューズで同じだった。安定の80年代コメディて感じで、ハチャメチャなシーンあり、ホロっとくるシーンもあり、職人芸の映画を見たなーと思った。
絵葉書の中の美女、アンジェリカが目の前に現れて始まる冒険。
16歳の頃に初見、アンジェリカのエキゾチックな魅力にやられた。こんなに美しい女性が世の中にいるのかと思った。遠い彗星の人なのだと勝手に決め>>続きを読む
共産主義者リストに載って仕事がなくなった脚本家たちに名前を貸して有名になる、教養のないレジ係のウディ・アレン。
金も評判も手に入れ、いつもの食堂で脚本家たちと打ち合わせ。いつしか、脚本を批評して書き>>続きを読む
猛烈なバカっぽさが一周まわって最高にカッコいい!
ファンキーな曲「Low Rider」、車の落書き風のクレジット、車の周りでノッてるおっさん。今まで見た中で最高にカッコいいオープニングのひとつ。