Donguri5656さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ターミネーター3(2003年製作の映画)

3.6

評判は承知で、

まぁ、たまたま放送していたので、
たまたま観てみた。

ほとんどアクションシーンばかりで、
ストーリーはほとんどない
みたいな感じだが、

まぁそれ込みでのラストシーン、

というこ
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伝説巨神イデオン 発動篇(1982年製作の映画)

5.0

昔、高かったけど、このBETA版のビデオを買ったなぁ。
今更、私のような素人が演出、作画、その後の影響など新たに語る言葉を持たないが、ガンドロワひとつとっても、あれ以上に理屈込みで最強の兵器って40年
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機動戦士ガンダム II 哀・戦士編(1981年製作の映画)

5.0

2作目製作の保証がなく作られた
一作目(タイトルに「1」ってついてない)
のような総集編感がなくなり、

新作画含め、
三部作の大河ドラマとして
再構築されてきて、

TV時からニュータイプ論も
ブラ
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鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)

3.7

全く守備範囲外ではあるも、偶然観てしまった。
ちゃんと作られていると思うけど、そもそも自分的には、こうした前近代的・家父長的な行動原理やメンタリティがピンとこないというか、なんだかなぁって感じかな。
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ペーパーボーイ 真夏の引力(2012年製作の映画)

3.9

ほんの少しだけ時代より早すぎたのではないかなと思ったりする。
今作られる方が、よりハリウッドの潮流に合致して、もう少し評価されたのではないか。
(底流には、『グリーンブック』等と同じものが流れている感
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.9

プリーストの小説って
純文学とエンタメの境界上で、

結構読むのにエネルギーがいるけど、
その辺の面倒臭ささも込み込みで、
映像化されているのかなとは思う。

元々ノーランの作風とも相性は
良さそうだ
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機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982年製作の映画)

5.0

当時、新作画の部分のクオリティに、
衝撃を受けたもんです。

今では、「宇宙」って書いて
「そら」って読むのが普通に
なっちゃってきたよね。

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

3.6

レニー・ハーリンのいつもの、インパクト優先の、大雑把な勢いが、全編で貫かれ、なんだかんだで、終わりまで観てしまった。

特撮部分は、今見るとさすがに、ちゃちだし、何があっても絶対セーフのコメディリリー
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと一回では、よくわからなかった、初オゾン。

途中で、「あれっ、これってそれ系」と思ったりするも、D.リンチほどのケレン味がなく、割と淡々と進むあたりは、ヨーロッパならでは、か。

後で調べてみ
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ブルックリンの恋人たち(2014年製作の映画)

3.8

なんだか、
ほとんど評価されてない(または低評価)けど、
ジョナサン・デミ/アン・ハサウェイつながりの、
「レイチェルの結婚」の音楽版
といった感じで、単館ミニシアター系の
家族をめぐる小さな物語とし
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好色 元禄(秘)物語(1975年製作の映画)

4.0

ひし美ゆり子につられて観たけど、脚本 田中陽造、監督 関本郁夫で、極めてしっかり作られた映画だった。成人映画の枠とか、タイトルとかで損しているもしれないが、今観ても充分満足できる作り。東映社長に押し込>>続きを読む

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.7

SFとしては、まぁ良く出来ているのかもかしれないけど、思わせぶりに引っ張りながら、結局、大した盛り上がりもなく、淡々と、展開して終了、という感じだったかな。結局、主人公は、何をしたかったか、組織は何し>>続きを読む

Dr.SLUMP ほよよ! 宇宙大冒険(1982年製作の映画)

3.8

アニメ全体に勢いがあった時代に、一般向けを装って自前のIPを使い、コアなアニメファン向けに、スタッフがやりたいことをぶち込んだかのような、あの時代だからできた、もう二度とできないだろう稀有な企画。
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空飛ぶゆうれい船(1969年製作の映画)

4.8

のちの傑作群、名シーンの原液がたっぷり詰まった大傑作だった。ルパン、ナウシカ、コナン、平成ガメラ、エヴァ、ナディアなどの逆デジャブ。
やっぱり最近のデジタルより手描きの質感の方が好きだなぁ。
で、あく
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アイガー北壁(2008年製作の映画)

3.7

ドイツ版八甲田山かな。たまたまテレビでやっていたところ、好きな山岳ものだったのでつい観てしまった。テレビの説明には「驚異の実景」的なことがあったけど、セットも結構あったかな?
ハリウッド的ケレン味はな
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

4.5

テレビでとは言え、
『インターステラー』と合わせて1日に、
イッキ見、6時間はきつかったぁ、

昔、「1900年」を梅田で立ち見した時よりキツかった。老化現象か。

それはさておき、
再見だけどやっぱ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.8

今回二度目だけど、
時間の不思議さ、不可逆性を、
相対論の可視化という、
もうノーランにしかできない手法で
ヒューマンドラマに仕上げた、
齢を重ねて観かえすほどにジワる映画。

カジシン的とも言えるが
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ガス燈(1944年製作の映画)

3.8

霧のロンドン、ガス燈の明かりと影、そして、見直してわかった練られた伏線、と見応えは充分だった。ただ、今見ると、じわじわと思い込まされ、追い詰められるくだりのテンポが、さすがに緩く感じてしまうのはあるか>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

どうみても、うまく行きそうもない
カップルとその周辺のスノビズム
全開のイヤ〜な感じに満ちた
ペダンチックな前半(伏線)を耐えると、オタクにはたまらない夢のような時間が
待っていた。

タイムスリップ
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日本沈没(1973年製作の映画)

3.5

特撮は、なかなかいい感じで、迫力がある。

ドラマ部分は、食い足りない感じがするが、まぁ当時としては頑張ってるといえるのかな、橋本忍脚本で。

で結局これは、敗戦のやり直しを見せているのかな。

狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.5

現代にも通じる70年代の様々な社会問題が、おもっきり盛り込まれ、切れ目のない緊張感に目が離せない。

昔、ゴールデン洋画劇場で観て、シドニー・ルメットの名前を知った気がする。

人質の役者が皆、当然と
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レイチェルの結婚(2008年製作の映画)

4.0

後期ベルイマンのような家族間のしこりを、
現代アメリカの病んだ部分と、
立場ごとに求められる理想的役割を
演じるかのような
表層的な明るさのギャップを通じて、
生々しく見せつけられる。

ジョナサン・
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

3.8

昔、月曜ロードショーで観たことを思い出した。

当時は当たり前のように観ていたのかもしれないが、
今観ると、女性の
ドラマ上の役割が、あまりに固定的だったんだなぁ、
と驚いた。

ここから7年後のリプ
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.8

高級感ある映像に対し、
ストーリー的には、
フランスの実験的純文学を読むような
わからなさに溢れている。

まぁこれは、婚活を通した、
社会的同調圧力や既存制度の
愛の欺瞞などを炙り出す
政治的な話と
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桜田門外ノ変(2010年製作の映画)

3.7

梯子を外されての追い詰められ感が、なかなか痛い。

クライム・オブ・パッション(1984年製作の映画)

4.5

日曜洋画劇場の放送時に淀川さんが、嬉しそうに褒めていた気がする。後半までなかなか凄さがピンと来ないが、終わってみれば、美しくも歪んだ凄さが分かりやすい方のケン・ラッセル。

ディーバ(1981年製作の映画)

4.5

昔、北浜の三越劇場で観たような気がする。
観たこともないようなおしゃれな映像とオタク魂、しかもその対象が声楽というマニアックさ、敵までがスタイリッシュで、しかも無国籍感まで漂う、なんとも素敵な映画。
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.5

4回目くらいだけど、
やっぱりもう、切なくてたまらん。

無愛想なアディのアップから
始まる全ての時間が、
映画的魅力に溢れている
映画らしい映画。

大好きなマデリーン・カーンもいいが、
この時のテ
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サン★ロレンツォの夜(1982年製作の映画)

3.9

なんとも言えない詩情溢れる映像と
不思議なくらい緊迫感の感じられない
逃避行の先の、
思いがけない後半の展開は、
あまりに切ない。

内戦ってこういうことか、とも思った。

状況説明もなく、前提となる
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

4.0

今さらながらの「ストリート・オブ・ファイアー」。

まるで、MTVみたいに、
全てのカットがみ〜んな、格好よく決まってる感に満ちている。

さすがウイレム・デフォーの存在感が
すごくて、インパクトが強
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黒い十人の女(1961年製作の映画)

4.0

映像がすばらしく、
緊張感が絶えることがない。

あくまで主役は女優陣で、
船越英二は、ある意味添え物的に
なっているが、あのええ加減さが、

とんでもない話なのに、
真実味とともに可笑しみを
もたら
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ハリーの災難(1955年製作の映画)

3.8

昔観たときはどこがいいのか、よくわからなかった記憶があるが、こころにゆとりを持って、まったり観なおすと、結構なサスペンスで、最後まで引っ張られる。風景が美しく、それゆえ、屋外シーンは全てロケだったら今>>続きを読む

赤線地帯(1956年製作の映画)

4.8

当日の人々が抱える問題が凝縮されて描かれている感じ。

業界と日常との境界がないことにも驚く。

客との関係性も興味深い。

京マチ子、若尾文子に見惚れつつ、
素晴らしい映像と短くても深い
エピソード
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シャイニング(1980年製作の映画)

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もう何回見たか、わからないけど、やっぱり類を見ない映像のレベルに比べ、展開が一本調子で弱いよなとか思ったりする。
キングの言い分もわからんでもない。

ホラーというより、ニューロティックスリラー寄りな
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