Donguri5656さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

フレンジー(1972年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

警部さん、豚足は美味しいのでお試しを
(煮魚のスープはさすがにヤバそうだけど)

スコットランドヤードの総力よりも
推理力が優る平野レミか?という
警部の奥さんが、裏ヒロインなのかも。

昼間から飲ん
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ロケが美しい。
色使いも美しい。
そして、アラン・ドロンの破滅へ
向かう姿が美しい。

こりゃ〜、全編、

“また見つかった、
 何が、
空が、海が、太陽が”

と言いたくなる気分。

リプリー君とし
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.9

いろいろと、凄かった!

これぞ、モーションピクチャー、
正に、動きの絵、の連続体。

ひたすら、
物体の動きから構成され、

そのモンタージュから
映画でしか有り得ない
サスペンスやら、エモーション
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ペイチェック 消された記憶(2003年製作の映画)

4.0

てんこ盛りの
ガンアクション!
カーアクション!
爆発に、鳩!

今となっては、
ピカピカ最新撮影
技術じゃないけど

だからこそ、
監督の個性がはっきり出て

ジョン・ウーならではの
ケレン味タップ
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水を抱く女(2020年製作の映画)

3.6

望んでないのに、
ベルリンの都市開発の歴史を
やたら教えられてしまう。

あんなに長々必要なの〜⁉︎

ストーリー展開が、人工的な印象。

「水」に絡めて、
逆算と理屈で
展開を頭で考えた感じで
作り
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鬼火(1963年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「高等遊民もの」だったのか〜。

「もう治ってる」って言われてるのに、
受け入れずに、周りの気遣いも受け入れず、文句ばーっかり言ってるじゃん。

働いてる人に、いちいち
マウント取りにいったり、
なん
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ドッグファイト⁉︎ というか
ドッグのファイトがすごい!!

アスカとシンジばりのシンクロ攻撃、
豊富な攻撃バリエーション、
スピード、どれも圧巻!

後半の戦闘は、
防弾対策への対策や、
徹底的な物
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エイリアン3 完全版(1992年製作の映画)

3.6

とにかく、セリフ語りが長い。

新人のフィンチャーには、
どの程度自由度があったのかなぁ。
(脚本・プロデューサが同じ人ら
という状況下の雇われ新人監督って、)

『完全版』になっても迷走感は
相変わ
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96時間 リベンジ(2012年製作の映画)

3.6

あれだけハードな路上実習してれば
本免許試験は楽勝だよね。

肉体アクションのシーンで、
カメラが細かく動きすぎで、
逆によくわからんかった。

ストーリーを成立させるために、
家族のドラマ部分が増え
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ストレイ・ドッグ(2018年製作の映画)

3.7

たとえ、ニコール・キッドマンの
頼みといえど、
たとえ、あんな約束をしてくれても、

さすがに、
自分なら、あの依頼は断る!(キリッ!)

私の天敵『セブン』以来の後味の悪さ

出来は悪くないと思うけ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あそこで穴を覗いちゃダメだよね、
「穴塞げ」と言う方も言う方だが、
覗くのは、ダメでしょ。

それはさておいて、
ノーランの映画なんで、それなりに
注意深くみたつもりだけど、どっこい、
割と正統派の群
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海辺の彼女たち(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

なんだか、もったいない印象。

後半が、妊娠の話にほぼほぼ、
特化してしまって、
せっかくの前半の問題提示も
ほったらかしになっちゃていて、
広がりや深掘りがない。

ちょろっと取材して、
つまみ食い
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

2.5

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時間経過とともに、
文芸映画⁈
 →サイコスリラー⁈
  → ホラー⁈
   →オカルト⁈
    → お手あげ!

私にゃ、無理でした、
 これ、わかる人いるんか?

逆恨み物としては
ギリシャ悲劇
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恋とボルバキア(2017年製作の映画)

4.5

押し付けがましい政治的メッセージは
なく、個々人の状況に静かに寄り添って
記録している良質なドキュメンタリー
だった。

出ている人たちの10年後とか、
どうなっているか見てみたいよね。

人として皆
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メカニック(2011年製作の映画)

3.6

出だしのプロの仕事ぶりは、
なかなか切れ味があり、
ドナルド・サザーランドが仲間で
登場するのをみれば、期待は高まる。

なんだけど、弟子を取ってからは、
グダグダで結局大雑把な乱射合戦が多く、ただた
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.7

スカッとアクション期待で見始めたら、
フーダニット、ハウダニット、
ホワイダニットの巻き込まれミステリで、
前半は、リーアム・ニーさんが
どんどん追い込まれ、
なかなかの展開だった。

まさかの、密室
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トランスポーター(2002年製作の映画)

3.7

物量のインフレは、
安定のリュック・ベッソン印と
言えるが、途中でちょっと飽きたかな。

トランスポートのカーアクションよりも、
結構大味な肉体アクションの比重が
高いね。

スー・チーがめちゃ印象
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

タイトルは、アイロニーでしたね。

「I refuse to be a victim」は、
虚飾を取っ払ったみんなの本音だろう。

周りにお構いなしで、
金、物、性愛への欲に忠実に
暮らす人々のもたら
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

年を取ると、涙腺がゆるくなるんで、
しょうがないよねぇ。

いい歳をして、キュンキュンして、
すでに3回も見てしまったけど、
いやぁ、もう、しょうがないじゃん、
許してください。

Youtubeでス
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刑事ジョン・ブック/目撃者(1985年製作の映画)

4.0

ジョン・ブックと共に、
異文化に遭遇した違和感を体感していく。

しっとりと、丁寧に描写を重ね、
セリフは少なめで、
説明ではなくストーリーで見せて、
こちらに感じさせる展開。

サスペンスで引っ張り
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東京自転車節(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

改めて、
衛生状況とか、大丈夫なのかぁ、

というのは感じた。

自撮りのほか、
別カメラもいることや、
当然、
開示前提で、
自覚的に撮ってる、ということは
常に意識して見ないといけないな、

と思
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いぬ(1963年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これぞ、ノワールっていうのだな!
なんて思いながら見ていたものの、
誰が何して、どうなってるか、最初は
よくわからず、つい、2回どおり
見てしまった。
(入替がない頃は、2回どおり
見たもんだったな、
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『羅生門』風らしい?以外に
事前情報なしで見始めたので、
なんで、リドスコが、
今どき14世紀の映画を
撮るのかとは思ったよ。

いやぁ〜、第3章に至って、理由は
わかったですよ、女性の自己決定権や、
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.0

悲惨な状況が次々と起こっていくが、
告発調でなく、主人公に寄り添いつつ
冷静にドラマで見せていく演出が、
一層、逃げ場のない息苦しさや
閉塞感を醸し出している。
(感情を出せない環境でもあるが)

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ミザリー(1990年製作の映画)

4.8

原作を知ってるから展開は予測できて
たはずだったよ、

だけど、だけど、それを超えて、
圧倒的に、すごかった。

もう、こちらが途中で、悲鳴をあげ
そうで、勘弁して欲しかったよ。

キング認定⁉︎のロ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

すみません、よくわかりませんでした、
というのが偽わらざる気持ちってとこ
かなぁ。

犯行もなんだか直情的で、場当たり的
なだけだし、
居留地って設定がほとんど効いてない
ように感じたんだよなぁ。
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

5.0

映画的な野心あふれる
とんでもない傑作でした。

編集、カメラ、サウンドなど、
もうヒッチコックタッチ満載で、
直接的に見せずともそれ以上の恐怖を
感じさせ、映画ならではの醍醐味を
味わえ、テイストも
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アドリフト 41日間の漂流(2018年製作の映画)

3.9

ありがちな「サバイバルもの」
という思い込みは、見ていくうちに、
次第に、あれっ?と
はぐらかされていく感じ。

当然、極限状況ではあるものの、
それなりの技術保持者だったりも
するんで、
危機感や悲
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

丁寧な作りで好感が持てる。

みな、それぞれ葛藤を抱えながら
子育てしてるんだよなぁ、と我が身を
思い出しながらしみじみする。

国柄による差異を見るのも
興味深かった。

まぁ、やりたいことをやれる
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ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作を読むつもりが、
うっかり先に見てしまった。

ある意味、ありがちな
陰謀巻き込まれものだけど、
頭を一発で撃ち抜く超絶狙撃能力者
による決死の復讐譚ということで、
戦闘シーンもなかなか
シャープ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これは、胸熱っ。

エンディングまで、中休みなく、
怒涛のノンストップ。

あそこで、わざわざ上着を脱いで、
テープを腕に巻くマ・ドンソク
(とその上腕二頭筋)に痺れる。

ゾンビものにしては、直接的
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海底47m(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ワンシチュエーションものって、
初めて見た。

まぁ、この状況で入れられる要素は、
そこそこ入れ込んでいた感じではある、
ナマ足なのに水温で冷えないか、とか
トイレは大丈夫かとかは
気になるが。

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96時間(2008年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

もはや、リュックベッソン銘柄って、結局どれも同じようなテイストになっちゃてるね。

わかりやすいひとつのゴールに向け、過剰な物量、過剰なスピードで、一直線みたいな⁉︎

その分、疲れてる時でも、安心し
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宇宙からのメッセージ MESSAGE from SPACE(1978年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

尋常な心持ちでは、とても正視できない
感じだったな。

全編カオスとしか思えん。

最初こそ、ひとりツッコミしながら
見ていたが、宇宙ボタル捕獲の遊泳シーンで
もう、それも諦めた。

当時、子どもごこ
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天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

えー、ここで終わりですか
(何も変わらず、何もわかり合えず)。

これは名美の墜ち方を見る映画なのかな。
村木も、結局日常に埋没するなか、
何も為せずじまい、ってことなのかな。

最後、むしろ逆に名美
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リアル鬼ごっこ(2015年製作の映画)

1.5

なんかの賞をトリンドル玲奈が
取った映画だったなぁ、と見てみた。

まぁ見てみたけど、まぁ見なくても
よかったかな。
「シュールに負けんな」「シュールに耐えられなくなったら負けだ」と言ってるけど
これ
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