Donguri5656さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

大脱出(2013年製作の映画)

3.7

意外にも、肉体系アクションは、それほど多くないような気がした。

むしろ、次々と試みられる、あり得ない脱走手法のスピーディな展開に、プラス謎解きっぽさがあって、そっちの興味で見てしまう、という感じ。
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

4.0

久々に面白い映画に出会えた!
(低予算をものともせず)
映画としての完成度が、とてもすごい。
予算的制約のなか、
でき得る最大のクリエイティビティを
駆使して作られている感じ。

ビニールカーテンやロ
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.0

テレビ局映画らしさがいろいろと詰まった映画。

キャッチーなワンアイデア、
わかりやすい設定、
家族でハートウォーミング、
かつらなどベタなギャグと伏線使用、
知ってる役者が入れ替わり登場、
ちょっぴ
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海峡(1982年製作の映画)

1.5

さすがに、この作りは、どうなのかな。

工事開始以降は、水→みんな集合→棒立ち→土嚢→地上シーンの会話、の繰り返しで、事故発生理由も、それへの具体的対策も、なんら描かれない。土嚢だけで万事解決なの?
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ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

3.6

社会学的、映画史的なこの映画の位置づけや評価は、
ある程度理解しているつもりだけど、
なかなかこれを愉しむ能力は、自分には、ないかな、と改めて思った。
そもそも、人間側の行動原理が、
どうにも理解でき
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温泉こんにゃく芸者(1970年製作の映画)

3.0

今じゃとてもできないであろう
オープニングシーンから、
工場倒産あたりまでは、
なかなかの傑作を予感させる。

なのに、もったいないことに、
そこから先は、なんだか、
せっかくのアホらしいことが、
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はなれ瞽女おりん(1977年製作の映画)

4.3

ちょ、ちょっと、ちょっと。
これで終わりなの?
わかるけど、わからん。

最後、どうして、ああいう選択になるのかね?

武満の音楽、宮川一夫のカメラ、プロの役者の方々ももう、申し分なし。
すごいです、
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クリープショー(1982年製作の映画)

3.7

B級俗悪低予算映画のムードを全面に出した、S.キングというより、R.バックマンの短編集という趣き。
(ロメロとの相性も、バッチリ。)

蘇り、宇宙からの侵略、殺人と復讐、モンスター、虫、呪い、と全話パ
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.8

昔、通常版を月曜ロードショーで観た気がする。

ホラーは苦手だけど、「ムービープラス」の副音声解説版なら大丈夫かと、思い切って挑戦。

今みると、純粋に、映画として素晴らしい出来で、改めてビックリ。
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.6

前半、PC臭を匂わせつつのラブロマンス感が、後半(ちょうど1時間あたり⁉︎)にいきなりサスペンスに転調。
ただし、ダークな話になって行っても、オシャレ感は、さいごまで決して失われない、シャレオツ映画。
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砂の器(1974年製作の映画)

4.5

何度も観てるはずなのに、最初から最後まで、通しで観たのは初めてだった、っぽい。

ストーリーも十分わかってるはずなのに、見出すと、つい、力が入って観てしまう。

丹波哲郎の男泣き、島田陽子の切なさから
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OL百合族19歳(1984年製作の映画)

3.7

金子修介なればこそ、題材との絶妙なマッチングにより、フォトジェニックで、リリカルな少女映画になってる。

山本奈津子の甘〜い感じが、それを更に一層引き立てて、切なさが迫る。

夕日のショットに、勝手に
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恐怖女子高校 暴行リンチ教室(1973年製作の映画)

4.0

杉本美樹、格好いい。

オープニングから、かなりキッチュで、デフォルメが効いた表現の連続に、呆気に取られる。

展開もスピーディで、あれよあれよと、ラストに突入。

いよいよ、後半のカタストロフに至り
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海外特派員(1940年製作の映画)

5.0

名シーンの連続、
陰影が強調された撮影、
CG並みのカメラワーク、
テンポのいい編集、
緊迫のモンタージュ、
小ネタでの緊張と緩和、
どんでん返しなどなど、
見どころだらけ。
映画でしか表現しえないサ
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.5

改めて観て、
ゴードン・ウィリスの撮影の
あまりの素晴らしさに、
いまさらながら、気づいた。

あの兄弟ってマイケル以外みんな、
あまりのダメっぷりに、
へんにマイケルに同情してしまうが、
やはり奥さ
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.6

監督が撮りたい画が先にあって、ストーリーはともかく、ひたすら、好きな画を詰め込んだといったところか。

一部サブカル系⁈で評価が高い感じだったので、とりあえず観てみたんだけど、はっきりした色彩のセット
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徳川セックス禁止令 色情大名(1972年製作の映画)

4.0

エンタメとして観客が期待するであろうものが、嗜虐趣味まで含め、てんこ盛りで、それだけも見応えあり。(切腹まであのような演出になる衝撃!まさか『憂国』?)

鈴木則文(と、あと澤井信一郎)のなんでも娯楽
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DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

TVで観る分には、それなりに観ちゃうね、劇場でお金払って観るかどうかはともかく。
で結局、後編でも決死の覚悟で残った警官たちは、なんもしてなかったな、状況を説明する役だった、でいつも、甘いことばかり言
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DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

3.2

「追っ手側が、アホすぎて、
主役が勝ち続け」てストーリーを
維持する、というのが、

特に実写になるとかなり厳しいね。

父親と警察の真剣さのなさに、
呆気に取られる、
どんな覚悟で捜査してるのやら。
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

それなりに良かったけど、戦闘シーンやアクションシーンは、映画館で観れば、もっと面白かっただろうなとは思った。

潜航時の斜め立ちとか、なるほど!となった、そういうのって、ありそうでなかったもんね。
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

3.6

物量勝負。
あと、
泣き要素をいっぱい入れましたよ!的な⁈

ゲイリー・オールドマンが、
どインパクト。

架空OL日記(2020年製作の映画)

3.7

前半のOLの日常感は、役者の普通感溢れる芝居と相まってなかなか良かったけど、だんだん後半にいくにつれ、作りものっぽさが、勝ってきてパワーダウンが著しい。
ドラマはいらないかな、とりとめのない噂話をして
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原子力潜水艦浮上せず(1978年製作の映画)

3.5

遭難ものって、どう帰るか、というワンイシューでシンプルな分、映画的には、まぁそこそこ面白くはなるってことで、とりあえず終わりまで観れた。
ただ既にスピルバーグ登場以降なのに、一昔前のパニック映画の文法
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ニキータ(1990年製作の映画)

3.8

エンタメ方向に振り切れたというのか、
路線変更というのか、

その1作目で、のちの『レオン』に
つながるガンファイト系アクション。

自分的には、まだ
このリュック・ベッソンまでなら、
まぁギリギリあ
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SF/ボディ・スナッチャー(1978年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

例の犬だけど、出番は一瞬だったね。
『エイリアン』前のベロニカ・カートライトが出ていて、何気に重要な役だった。
影を生かした映像で、不気味さや不安感をあおって、サスペンス感もなかなかだったし、ラストは
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愛の嵐(1973年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

とんでもない傑作だった。

前半、異常な状況下でのダーク・ボガードのマニアックな変態性が静かに明かされるところから、ずっとスリリングで、緊張感が途切れない。

調教から崇拝に高まり、極限状態での究極の
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緋牡丹博徒(1968年製作の映画)

3.7

結構、細切れエピソードが唐突に発生したりなど、展開が、ガチャガチャしてる感じもするけど、藤純子に見惚れて、それなりに楽しめた。とにかくカッコいい!
でも、今回のこのパートワンって、結局、健さんの映画だ
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.7

ある意味、ジュリエット・ルイスが気になって、集中できなかったわ!

少女感満載!
(今でいうスカヨハとかjlaw 的位置ってところか)

ホントの未成年のように見えたけど、たぶん23才前後で、しかも、
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.5

なにか、どエラいものを観てしまった
という気持ち。

正直なところ、一度目は、
前半部分がピンと来ず、
冗長な気もしたけど、見直すと、
必要なシーンばかりを
ぎゅっと詰め込んでいて、
あっという間で長
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レディ・ジョーカー(2004年製作の映画)

3.6

2時間ドラマではない映画的な「間」が
ちゃんとあったり、

部分部分では緊張感があったりと、

観ていられたけれど、

全体的に、隔靴掻痒感が感じられて、
もったいないかな。

出来事を並べました、と
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月光の囁き(1999年製作の映画)

3.7

露出じゃなく、こういう精神的なものでもR指定になるのね。
最初、全然結びつかなかったが、途中で気づいたよ、これ、コミックス持ってるやつじゃん!
だいぶ時代が追いつちゃって、こういう趣味的な世界も製作当
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海底3万マイル(1970年製作の映画)

2.8

当時の子ども向けとしてのキャラ設定や世界観は、理解できる。
それよりも、唐突な展開でも、なんの揺らぎもなく受け入れる登場人物たちの感情に、こちらがついて行けなかったり、子どもが見たいだろうシーンのパー
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太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

3.7

共同体の勝利、万歳映画か⁈

戦闘シーンやモブシーンなどの作画、
奥行きや立体感のある画面構成や
カメラワークなどさすがだなぁ、
と思えるところも多々あるものの、
なかなか手放しで素直に、良かったと
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グッドモーニングショー(2016年製作の映画)

3.7

よくあるテレビ局による製作委員会方式のいわゆるテレビ局映画の、テレビ局を題材にした映画。
三谷幸喜ほどのあざとさがない分、素直に観れたかな。
なんだか、それなりに盛り上がるのに、それぞれのパーツを深掘
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