Fitzcarraldoさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

Fitzcarraldo

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雲の上(2003年製作の映画)

1.6

映像制作集団である空族製作による8mm作品。
監督・編集に富田克也。 脚本に富田克也、高野貴子、井川拓。撮影に高野貴子。

2003年の時代に、わざわざ8mmで全て撮りきったというのは労いたいが…物語
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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

-

Black Lives Matterが隆盛を極める現代において…

黒塗り黒んぼ雨あられ

これは酷い…。当時の価値観ではお遊び程度のことだったのかもしれないが、いま現在においては頭おかしいとしか思え
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ゴジラ(1954年製作の映画)

3.5

ゴジラか科学兵器か驚異と戦慄の一大攻防戦!放射能を吐く大怪獣の暴威は日本全土を恐怖のドン底に叩き込んだ!の惹句が踊るゴジラシリーズの原点であり元祖である水爆大怪獣映画。

原作に香山滋、脚本は村田武雄
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スパイの妻(2020年製作の映画)

1.1

第77回ヴェネツィア国際映画祭(2020)銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した黒沢清監督作。

東京藝術大学の教え子である野原位と濱口竜介が神戸で一本何か映画を撮りませんか?という話を持ってきたところか
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男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

1.8

Tsui Harkの原案をもとにJohn Woo脚本監督による挽歌第二章。

第一章に続き滅茶苦茶な脚本まで、もれなく引き継ぐ。これがプロの仕事なのか?ドンパチのアクションさえあれば、話の筋なぞどうで
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悪の偶像(2017年製作の映画)

2.0

イ・スジン脚本監督作。

とにかく気持ち悪い映画…
全員悪人なんだけど、アウトレイジのようにスッキリした悪でない。ウジウジねちっこい陰湿な悪。だから見ていて胸くそ悪くなる。


先ず冒頭の障害の話…息
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.2

2020 Sundance Film Festivalにて配給会社のネオンとアメリカのHuluが同映画祭史上の最高額(当時)1,750万ドル69セントで配給権を買い取ったMax Barbakow監督デ>>続きを読む

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

2.5

日本未公開のロン・ゴン監督作『英雄本職』(1967)を下敷きにJohn Woo脚本監督によるリメイク。

このロン・ゴン版は、アラン・ドロンがハリウッドに進出して失敗作となった"Once a Thie
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

1.0

Steven Spielberg監督作によるIndiana Jones series第四作。

原案にGeorge LucasとJeff Nathanson。
脚本にDavid Koepp。

オープ
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

1.1

Steven Spielberg監督作によるIndiana Jones series第三作。

脚本は"Lethal Weapon"シリーズも手掛けるJeffrey Boam。


インディはなんでモ
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

1.5

Steven Spielberg監督作によるIndiana Jones series第ニ作。

原案にGeorge Lucas。
脚本にWillard HuyckとGloria Katzの"Ameri
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

1.4

Steven Spielberg監督作によるIndiana Jones series第一作。

原案にGeorge LucasとPhilip Kaufman。
脚本にLawrence Kasdan。
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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

2.0

第27回ヴェネツィア国際映画祭(1966)"Premio San Giorgio"(サン・ジョルジョ賞)を獲得したRobert Bresson脚本監督作。

ドストエフスキーの長編小説『白痴』の挿
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少女ムシェット(1967年製作の映画)

2.0

Georges Bernanosの"Nouvelle histoire de Mouchette"(1937)を原作にしたRobert Bresson脚本監督作。

ブレッソン…全く理解できんかった。
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

1.7

第35回サンダンス映画祭(2019)監督賞を受賞したJoe Talbot監督デビュー作。

監督のジョー・タルボットと主演のJimmie Failsの二人は、自身らがティーンエイジャーだった頃の実体験
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.2

移民になることで他文化を自然と吸収し、さらに世代が移り変われば母国とのギャップは広がるばかり。母国語も拙くなっていく。中国に住む物、日本に住む者、アメリカに住む者、この一族に纏わる家族間ギャップを探求>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

5.0

2019年に21st Century Foxを8兆円でThe Walt Disney Companyが買収。その影響で"Fox Searchlight Pictures"からFOXの文字が消え、
"S
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.6

第93回アカデミー賞(2021)に6部門(作品賞・監督賞・主演男優賞・脚本賞・助演女優賞・作曲賞)にノミネートされたLee Isaac Chungによる脚本監督作。

"One of Ours"で19
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おとなのけんか(2011年製作の映画)

5.0

劇作家であり小説家であり脚本家であり映画監督であり女優であるという素晴らしい才能のYasmina Rezaによる戯曲『大人は、かく戦えり』を、Roman Polanski監督が映画化。

脚本は原作者
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ホームワーク(1989年製作の映画)

3.5

イラン映画界の巨匠Abbas Kiarostami監督による宿題に纏わる子供たちへのインタビューから、教育システム全般から家庭内暴力までをも浮かび上がらせるドキュメンタリー作。

画面は質問される子供
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.6

プロデューサーにシルベスター・スタローンを迎え、マブリー主演でハリウッドリメイクが決まっているらしい?イ・ウォンテ脚本・監督作。

ロッキーに憧れてボクシングを始め、スタローンに憧れて役者を志したとい
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愛しのローズマリー(2001年製作の映画)

3.3


オープニング

○病室
牧師の父親がモルヒネを打たれて朦朧としている中で、息子のハルに遺言を残す。


「来たのか。お前に言っておきたいことが…その1、この先どんなことであろうと、決して"月並み"
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.5

第66回アカデミー賞(1994)12部ノミネート。作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞、作曲賞の7冠を受賞したSteven Spielberg監督作。

Thomas Keneallyの"S
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五泊六日(1966年製作の映画)

2.5

樹下太郎の同名小説を原作に、ザ・ドリフターズの"全員集合!!"シリーズをヒットさせた渡辺祐介監督作。

脚本には三島由紀夫のひとつ下の後輩であり交流もあった瀬川昌治。脚本家だけでなく列車シリーズの監督
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スコア(2001年製作の映画)

1.8

Star Warsの生ける伝説であるYodaを動かし、声まで担当しているFrank Ozによる実写監督作。

Daniel E. TaylorとKario Salemの二人で原案を考え、そこにLem
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マンハッタン無宿(1968年製作の映画)

1.5

イーストウッドとの初タッグ作品となり、後に師となるDonald "Don" Siegel監督作。

Herman Miller 、Dean Riesner、Howard Rodmanの共同脚本。ハーマ
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容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

1.4

俳優引退を表明したJPことJoaquin Phoenixがヒップホップアーティストに転向した2年を追ったフェイクドキュメンタリー。

ホアキンの妹Summer Phoenixの旦那であるCasey A
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ラリー・フリント(1996年製作の映画)

4.1

第47回ベルリン国際映画祭(1997)金熊賞を受賞したチェコ・ヌーヴェルヴァーグの旗手であるミロス・フォアマン監督作。

ポルノ雑誌である"Hustler"を創刊したLarry Flyntの貧しい生い
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グラディエーター(2000年製作の映画)

2.1

第73回アカデミー賞(2001)作品賞・主演男優賞・衣装デザイン賞・視覚効果賞の4冠を獲得したRidley Scott監督作。

製作・原案・脚本に"Amistad"(1997)のDavid Fran
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

2.1

第68回アカデミー賞(1996)助演男優賞をKevin Spaceyが、そしてChristopher McQuarrieが脚本賞を受賞したBryan Singer監督作。

これまで数多の人が至る所で
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ロスト・マネー 偽りの報酬(2018年製作の映画)

1.9

『妻たちの落とし前』の邦題で日本公開を予定してたが中止となり現在のタイトル名でビデオスルーとなったSteve McQueen脚本・監督作。

相変わらずの邦題センスには辟易する。元のタイトルも現タイト
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ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(2005年製作の映画)

3.8

カントリー・ミュージックのアイコンであるJohnny Cashと、二度目の妻となるJune Carterとの愛の軌跡を描いたJames Mangold脚本・監督作。

妻となるジューン・カーター役を演
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刺青(1966年製作の映画)

4.8

谷崎潤一郎の処女作『刺青』と、同じ短編小説である『お艶殺し』を新藤兼人がremixして脚色。「妖しい官能の異常な世界にひきいれる谷崎文学の完全映画化!」を惹句に、若尾文子✕増村保造のゴールデンコンビで>>続きを読む

卍 まんじ(1964年製作の映画)

3.8

1928年に谷崎潤一郎が発表した小説『卍』を原作として、新藤兼人による脚色を増村保造が監督。

主演には菩薩のような美しさで女までをも虜にさせる若尾文子。20本もの作品で増村保造とタッグを組んだ若尾文
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卍 まんじ(1997年製作の映画)

1.5

谷崎潤一郎の同名小説を原作に、みやもとじゅんの脚色、服部光則監督作。

情報があまりないのだが…本作は劇場公開したのか?それともビデオスルー?ホームビデオで撮影したかのようなあまりにも貧素な画作り。
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THE ANCESTOR(2017年製作の映画)

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SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2018 ジャパン部門優秀賞/東京都知事賞を受賞したのが全く信じられないほど女性蔑視で胸くそ悪い性差別主義者である小原正至による脚本>>続きを読む