Fitzcarraldoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Fitzcarraldo

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ルチオ・フルチのクロック(1989年製作の映画)

2.3

13日の金曜日という絶好のタイミングで【第8回 夏のホラー秘宝まつり2021】に参戦の3本目。

マスター・オブ・ゴアことイタリア産ゴアの帝王ルチオ・フルチ特集上映。

初期の全盛期の頃の作品群ではな
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ショッカー(1989年製作の映画)

4.7

13日の金曜日という絶好のタイミングで【第8回 夏のホラー秘宝まつり2021】に参戦の2本目。

もともと感受性が強く想像力が豊かな少年だったので、TVで『あなたの知らない世界』を見てからというもの、
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ラビッド・ドッグス(1974年製作の映画)

2.5

13日の金曜日という絶好のタイミングで【第8回 夏のホラー秘宝まつり2021】に参戦!

「不要不急の外出は控えて」
「買い物の回数も減らして」

都知事も首相も何年同じことを言い続ければ気が済むのか
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少年の君(2019年製作の映画)

5.0

香港アカデミー賞とも称される第32回 香港電影金像奨(2020)にて作品賞・監督賞・脚本賞・主演女優賞・新人俳優賞(易 烊千璽)・撮影賞(余静萍)・服装デザイン賞(吳里璐)・歌曲賞(Ellen Joy>>続きを読む

不都合な真実2:放置された地球(2017年製作の映画)

3.5

第79回アカデミー賞(2007)長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『不都合な真実』の続編。

2015年11月30日から12月13日までフランス・パリにおいて開催された 国連気候変動枠組条約第21回
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.0

6人の限定されたクルーにより16mmフィルムを用いて2週間で撮影されたKelly Reichardt監督による12年ぶりの長編第二作。

その間に製作した3本の短編で編集を学び、本作では編集も兼任。
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

4.0

自らの脚本と自らの資金で完成させた30歳のKelly Reichardt監督デビュー作。

おでこのハゲ具合が最高のLarry Fessenden演じるリー。田舎の出来損ないといった風体が素晴らしく、
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

4.5

Kelly Reichardt編集・監督の長編第4作。

脚本はオレゴン州ポートランド在住の作家であるJonathan Raymond。

ケリー・ライカート
「思うに、私がレイモンドの作品に惹かれた
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

5.0

大手スタジオとは一定の距離を保ち、インディンペンデントなスタイルと制作体制を貫く女性監督であるケリー・ライカートを特集するシアターイメージ・フォーラムの素晴らしいお祭り企画を、月曜サービスデーというこ>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

2.4

弟のMax Eggersが書いていた脚本を1890年代の時代ものに変更したRobert Eggers脚本監督作。

時代ものに拘るロバート・エガースの脚本冒頭には「この映画は35mm白黒ネガフィルム、
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

2.2

Harmony Korine脚本監督作品。

マシュー・マコノヒーが酒とドラッグをやりまくる詩人を演じるというだけで、胸踊らせて期待してしまったのだが…マコノヒー出演作の中でも興収は最低らしい…。
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.1

Google GlassのCM用に手掛けた2分間の”Seeds“でYouTubeの再生数が24時間で100万回を超えたことにより話題となり、ニューヨークのグーグル・クリエイティブ・ラボに招聘されてキャ>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

2012年に初演され、後にフランス演劇界最高の賞であるモリエール賞で最優秀演劇作品賞を含む3部門を受賞し「この10年間で最も評価の高い新作戯曲」と評され、これまで世界45カ国以上で上演され数々の演劇賞>>続きを読む

時をかける少女(1983年製作の映画)

2.0

1965年に中学生向け学習雑誌で連載を始めた筒井康隆による少年少女向けSF小説を初めて映画化した後に尾道三部作と云われる大林宣彦監督作品。

1972年にNHKで初めてドラマ化されて以来、9回にわたり
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.5

第42回カンヌ国際映画祭(1989)審査員グランプリを受賞したGiuseppe Tornatore脚本監督作。

映画好きヲ謳う人が本作を真っ先に挙げることが多くて、その人数の多さに昔から胡散臭さを感
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.3

第64回アカデミー賞(1992)脚本賞を受賞したSir Ridley Scott監督作。

脚本はCallie Khouri。
彼女の脚本を惚れ込んだリドリー・スコットが映画化を熱望し、企画が動いたよ
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死霊のえじき(1985年製作の映画)

4.4

現在に至る全てのゾンビ作品の標準フォーマットと化したゾンビ三原則を”Night of the Living Dead“(1968)で生み出し、まさにゾンビをクラシックモンスターへと引き上げたゾンビの父>>続きを読む

少女ファニーと運命の旅(2016年製作の映画)

2.4

Fanny Ben-Amiの自伝を基に、映画監督Jacques Doillonの長女であるLola Doillonによる脚本監督作。

歴史的事実が常に映画の背景に覆い被さってくるので…ユダヤ人という
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

2.8

韓国のアカデミー賞と云われている第54回大鐘賞(2017)最優秀作品賞と企画賞を獲得した光州事件を基に描いたキム・ギドクの弟子であるチャン・フン監督作。

脚本にオム・ユナ。
この脚本家の情報が全くな
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華氏451(1966年製作の映画)

3.3

Ray Bradburyの“Fahrenheit 451”(1953)を原作にしたFrançois Truffaut脚本監督作。

共同脚本にJean-Louis Richard。

オープニングのタ
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エル・スール(1982年製作の映画)

4.8

第19回シカゴ国際映画祭(1983)Gold Hugo(グランプリ)を受賞した寡作の男Víctor Ericeによる脚本監督作品。

Adelaida García Moralesの同名小説をもとにプ
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最高の人生のつくり方/最高の人生の描き方(2014年製作の映画)

3.5

Rob Reiner監督による日本劇場未公開作。

”The Bucket List”(2007)
”The Magic of Belle Isle“(2012)
”And So It Goes“(2
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A.I.(2001年製作の映画)

1.5

ディスレクシアの診断を受けたことを告白し、読字障害のため学校卒業が2年遅れ、いじめ体験や学校に行くことが苦痛だったと語り、現在でも脚本などを読むのは人の2倍の時間を要するという世界最高のヒットメーカー>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

2.6

井上ひさしが十年をかけて紡いだ、井上文学の到達点とも言うべき連作短編集を原作に、原田眞人が映画用にアレンジした脚本を自ら監督した時代劇。

亡くなるまで鎌倉に20年住んでいた井上ひさしであるから、鎌倉
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グラスホッパー(2015年製作の映画)

-

なぜか異様に人気のある伊坂幸太郎の同名小説を、青島武とかいうよく知らんジジイの脚本で、瀧本智行の監督で映画化。

撮影は阪本善尚というさらにジジイが担当。この古臭いオッサンの安っぽい画作りが見てられな
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

2.0

テレビドラマ”LOST”シーズン1で脚本を担当したDrew Goddardによる脚本を、13歳の頃からJ.J. Abramsと一緒に短編を作っていたというMatt ReevesがJ・Jから監督を依頼さ>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

2.7

『花束みたいな恋をした』(2021)で麦クンと絹チャンから神様と崇められていた押井守の脚本監督による『うる星やつら』の劇場版オリジナル長編アニメーションの第2作。

原作の高橋留美子曰く「押井さんの『
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.1

「犯人を挙げるか、チキンを揚げるか?!
前代未聞の揚げる大捜査線!」という素晴らしい惹句が踊る韓国歴代興行収入第一位を塗り替えたイ・ビョンホン監督作。

韓国四天王の雄である俳優のイ・ビョンホンとは同
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バスケットボール・ダイアリーズ(1995年製作の映画)

3.3

ニューヨークのパンク詩人で作家のJim Carrollがヘロイン中毒だった10代の日々を綴った”The Basketball Diaries“(1978)(日本盤『マンハッタン少年日記』)を原作に、B>>続きを読む

暗数殺人(2018年製作の映画)

2.8

実話を基に再構成した物語で韓国映画界最⾼峰の栄誉と云われる第39回 青龍映画賞(2018)脚本賞を受賞したキム・テギュン脚本監督作。

共同脚本にカク・キョンテク。

ナ・ホンジン監督の『チェイサー』
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反則王(2000年製作の映画)

2.5

韓一銀行(現ウリィ銀行)の行員でありながらもキム・イル(大木金太郎)に弟子入りし1973年にデビューして、そのまま銀行に勤めながらプロレス活動も続け、2004年にレスラーを引退した実在のプロレスラーで>>続きを読む

キリング・フィールド(1984年製作の映画)

3.0

米紙ニューヨーク・タイムズの特派員として、ポル・ポト派によるカンボジアの首都プノンペン陥落に関する報道をしてピュリツァー賞を受賞したSydney Schanbergと、通訳のDith Pranの交流を>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

5.0

第71回カンヌ国際映画祭(2018)審査員賞と、キリスト教関連の団体から贈られる独立部門のひとつでカトリックとプロテスタントの組織“SIGNIS and INTERFILM”の審査員6名によって【人間>>続きを読む

ガン・ファイター(1961年製作の映画)

2.8

チャップリン、ルノワールの助監督から出発し、やがては製作者も兼ねた自身のスタジオを創設してハリウッド体制に抗いながら、一貫して《闘う人間》を描きつづけた不屈の映画監督ロバート・アルドリッチによる西部劇>>続きを読む

野良犬(1949年製作の映画)

3.0

東宝争議の余波で東宝での映画製作を断念し、大映で撮った『静かなる決闘』に続いて、映画芸術協会と新東宝の提携により製作した他社での2本目となる黒澤明監督作。

探偵小説の愛読者であった黒澤が、ベルギーの
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

2.2

Gene KellyとStanley Donenの共同監督で、ミュージカル映画のスタンダードとして知られている名作中の名作。特にジーン・ケリーが雨の中で”Singin' in the Rain”を歌い>>続きを読む