Fitzcarraldoさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

Fitzcarraldo

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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

4.5

2014年に他界した女性作家リー・イスラエルの自伝"Can You Ever Forgive Me?"を原作に、伝記作家として食えなくなり落ちぶれた彼女が私文書偽造を働いた実在の物語を描いたのがMar>>続きを読む

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.1

曽根圭介の同名小説を原作に、長編デビュー作となったキム・ヨンフン脚本・監督作。

原作者である曽根圭介は、一浪をして早稲田大学商学部へ入学するも、その一週間後に体育で剣道の授業があると、大学まで入って
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名もなき生涯(2019年製作の映画)

3.5

第72回カンヌ国際映画祭(2019)"Prix du jury œcuménique"(エキュメニカル審査員賞)を受賞したテレンス・マリック脚本・監督作。

Erna Putz著の"Franz Jäg
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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

4.3

「映画の父」D. W. Griffithと、「アメリカの恋人」Mary Pickfordと、Douglas Fairbanksと、「喜劇王」Charles Chaplinによって創立したUnited >>続きを読む

東京裁判(1983年製作の映画)

4.8

第35回ベルリン国際映画祭(1985)国際批評家連盟賞を受賞した反骨の名匠である小林正樹監督作。

アメリカ国防総省が撮影していた50万フィートに及ぶ膨大な裁判記録のフィルムをもとに5年の歳月をかけて
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日本一のホラ吹き男(1964年製作の映画)

2.3

クレイジー映画の常連監督である古澤憲吾による日本一の男シリーズ第二弾。

脚本には笠原和夫の師匠である笠原良三。

クレイジー映画全般に亘る空気感を全く好きになれない。いい加減で軽い男が嫌いだからか…
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.3

真利子哲也監督による商業映画デビュー作品。
脚本はブルドッキングヘッドロックの喜安浩平と真利子哲也の共同脚本。

真利子哲也の初期短編作から体系的に連続して見ていると、柳楽優弥が演じた狂気の男は、真利
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

第2回伊藤整文学賞(1991)評論の部を受賞した佐木隆三の『身分帳』を原案に、第56回シカゴ国際映画祭(2020)インターナショナル コンペティション部門で観客賞とベストパフォーマンス賞の二冠を受賞し>>続きを読む

お静かに(2017年製作の映画)

2.3

SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2018のインターナショナル部門にてオーディエンスアワードを受賞したCarlos Villafaina監督作。

監督コメント
『お
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同じ星の下、それぞれの夜(2012年製作の映画)

1.6

第4回沖縄国際映画祭(2012)の企画「地域発信型プロジェクト」で吉本興業の主導で製作されたオムニバス。

監督・脚本・編集の真利子哲也の"FUN FAIR"のみ視聴。

マレーシアから日本へ帰国間際
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NINIFUNI(2011年製作の映画)

2.1

経済産業省/映像産業振興機構の企画で、制作プロダクションはジャンゴフィルム、監督・脚本・編集に真利子哲也。

共同脚本に竹馬靖具。

オープニングから歩いてる男の背中を追いかけるカメラワーク。この背中
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イエローキッド(2009年製作の映画)

2.5

東京藝術大学大学院の卒業制作にして、異例の劇場長編デビュー作品となった真利子哲也による脚本・監督作。

未公開シーンが追加されたディレクターズカット版。

先ず、最も驚くのが製作費が200万円だという
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ニコラの橋(2007年製作の映画)

1.2

自分の内面にばかり向いていた対象が、ようやく外に向いた真利子哲也監督作。

製作と脚本に真利子哲也以外の人がつくのも初めてか?画素数が粗すぎてエンドクレジットの名前が読めない。原なんとか。

矢印が自
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そんな無茶な!(2007年製作の映画)

1.0

佐藤佐吉プロデュースによるオムニバス映画。
真利子哲也監督作の第4話『アブコヤワ』のみ視聴。

『進め!電波少年』がWOWOWでまさかの復活を遂げたが、企画自体がまさに電波少年のよう…100万円で3
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車のない生活(2004年製作の映画)

1.0

真利子哲也監督の短編。

まりこ荘というアパート経営をしていたという祖父が亡くなる。その祖父が大事に乗っていたトヨタのコロナを使って、トヨタネッツの映像作品に応募することを画策する。

そして、また母
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マリコ三十騎(2004年製作の映画)

1.0

真利子哲也の法政大学の卒業制作?

とにかく母、真利子光子が息子の作品を評した通り、早く早く早送りしたいと願うばかりであった…。かなり苦痛である。

第16回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭(20
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極東のマンション(2003年製作の映画)

1.4

真利子哲也の短編監督作第二弾。

真利子哲也本人と思われる下手くそなナレーション。非常にゴニョゴニョしていて聞き取りにくい。

六畳一間の家賃が、一万円なんてとこねぇだろ?

真利子哲也がカンボジアに
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ほぞ(2001年製作の映画)

1.0

真利子哲也が法政大学在学中に製作した初監督作。

セピア色の8ミリフィルムと、ビデオカメラで撮影したものを寄せ集めて編集したもの。ひとつの作品としての集合体とは思えず、いろいろ撮ったものを脈絡なく繋げ
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.0

1990~94年「モーニング」(講談社)にて連載され、92年に第38回小学館漫画賞青年一般部門を受賞した名作漫画のテレビドラマ版からの続編を描く映画版。

脚本・監督はドラマ版に続き真利子哲也。
共同
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

2.2

第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭(2019)にて最優秀作品賞・観客賞・視覚効果賞を受賞したGalder Gaztelu-Urrutia監督作。

共同脚本にDavid DesolaとPedro
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クレージー作戦 くたばれ!無責任(1963年製作の映画)

3.0

東宝のドル箱クレイジー映画を監督デビューから間もない2本目で大抜擢されて以降、古澤憲吾と共にクレイジー映画のメイン監督として活躍する坪島孝監督作。

脚本はクレイジー映画で馴染みの田波靖男。

クレイ
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クレージー作戦 先手必勝(1963年製作の映画)

2.5

『ニッポン無責任時代』(1962)の大ヒットにあやかり、同年に早くも第二弾『ニッポン無責任野郎』を公開して気を良くしたのか、今度はクレイジーキャッツ映画としての企画が持ち上がり、上記2本の映画で同時上>>続きを読む

おねえちゃん(2017年製作の映画)

4.2

SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2018 アジア インターナショナル部門オーディエンスアワードを受賞した台湾系アメリカ人である実体験を描いたFeng-I Fiona>>続きを読む

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

3.3

横山秀夫が群馬県の地方新聞である上毛新聞の記者時代に経験したことを題材とした原作小説を原田眞人監督により映画化。

脚本に加藤正人・成島出・原田眞人。


オープニングからボソボソ喋ってんなぁ…何の話
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残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

2.2

ブラジルのサンパウロ生まれでYouTubeの映像から成り上がったJoe Penna脚本・監督作。

共同脚本にRyan Morrison。

北欧の至宝Mads Mikkelsenを主演に"Cast
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ミッドナイト・ファミリー(2019年製作の映画)

4.0

第35回サンダンス映画祭(2019)ドキュメンタリー部門の撮影賞受賞作。

撮影/編集/監督の三役を熟した、まだ二十代のLuke Lorentzen。

凡そドキュメンタリーとは思えないカメラポジショ
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授業の後で(2018年製作の映画)

4.5

SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2020
アジア インターナショナル部門 優秀賞を受賞したニューヨークを拠点に活動しているCharles Xiuzhi Dong脚本
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.5

チェ・ソンヒョン監督デビュー作。脚本も監督のオリジナル。

冴えない中年ボクサーのイ・ビョンホンが、立ち上がるロッキー的ボクシング映画かと思いきや…全く違った。イ・ビョンホンでボクシングなら間違いない
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.0

"Forrest Gump"(1994)以来、二度目のタッグとなる主演にTom Hanksと監督にRobert Zemeckis。

トム・ハンクスが設立した製作会社"Playtone"が一発目に製作
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シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

4.3

アメリカで最も権威のある文学賞の一つである全米図書賞(National Book Awards)で、 "From Here to Eternity"(地上より永遠に)が第3回(1952年)小説部門を受>>続きを読む

毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

2.1

Johnnie To監督作『ドラッグ・ウォー 毒戦』(2013)をイ・ヘヨン脚本・監督でリメイク。

『親切なクムジャさん』(2005)、『渇き』(2009)の脚本チョン・ソギョンが共同脚本。

先ず
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.4

金 忠植(キム・チュンシク)の著書『実録KCIA―南山と呼ばれた男たち』を原作に、ウ・ミンホ脚本・監督作。共同脚本にイ・ジミン?

韓国では映画のヒットに合わせて改訂増補版の原作本が発売されたようだが
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れいわ一揆(2019年製作の映画)

3.8

ハメ撮りの元祖である原一男監督が、安冨歩を中心に、れいわ新選組の参院選を追ったドキュメンタリー作品。


○公示7日前。立候補記者会見
安冨歩
「私たちは勇気をもって自分たちの暮らしを立て子供を守り育
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007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

-

007シリーズ第四弾。監督はTerence Youngが復帰。脚本は前作に続きRichard Maibaumが担当。John Hopkinsが新たに共同脚本に入る。

前作に続きボンドカーとしてアスト
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007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

2.2

Ian FlemingのJames Bondシリーズ第7作"Goldfinger"を映画化した007シリーズ第三弾。監督はGuy Hamiltonに交代、脚本は前作に続きRichard Maibaum>>続きを読む

007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

3.0

Ian FlemingのJames Bondシリーズ第5作"From Russia with Love"を映画化した007シリーズ第二弾。前作に続き監督はTerence Young、脚本はRichar>>続きを読む