ひかりさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.8

日本の映画の黄金期は、世界に通用するレベルだったみたいで、よく海外の映画監督もリスペクトしてるって話を聞くけど、それはあくまで卓越した監督がたまたま居たって事で、俳優のレベルはあんまり関係ないのかなっ>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

声の強さが強ければ良いわけじゃないんだ。ささやくような声でも、お互いに伝え合う濃密な声になる。
2人の女の静かだけど激しいせめぎ合いの会話はそんなに事に気づかせてくれた。

そして、人が本当に見ている
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ブロードキャスト・ニュース(1987年製作の映画)

4.7

明確に言葉にはならないけど、登場人物たちが一貫して貫き通したいモノを持ってるのが、竹を割ったようにスカッとしていて見ていて気持ちが良い。

原稿はただ読むんじゃなくて、アイディアを売ってるんだよ!って
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

3.6

俳優兼監督じゃなくて、ザ映画監督が撮った映画!!ってかんじの作品!

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

4.4

終始ポーカーフェイスのビルマーレイに引き込まれて、一気にラストまで見てしまった約100分。
感情を出す事だけが人を惹きつける芝居でない事に気付かされた。
ポーカーフェイスの機関車トーマスは時間を忘れさ
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クロッシング・ガード(1995年製作の映画)

4.3

ショーンペンも役者。役者の監督する映画って、上からの演出をされてる感がないのが良いなって思う。

テキサス・チェーンソー(2003年製作の映画)

4.9

ホラー映画でも、生身の人間としての原初的な目的を持っている役は、人間らしく輝いていて、もっと見たい!と思える。本当にそうだった。
例えストーリーとして描かれていない内容でも。
やはり感情の演出は役者に
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リービング・ラスベガス(1995年製作の映画)

4.4

ニコラスケイジとエリザベスシューの作り出す唯一無二の空気感がたまらなく好き。
エンドロールで「この世でたった一人の恋人」って繰り返されるけど、役作りも1人の俳優とその役柄の唯一無二の出会いが、唯一無二
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

2.0

ブラッドピットがかっこいいって事しか分からなかった自分が悔しい。
もっとラスベガスとか、カジノの事に精通してれば楽しめたのかなぁ。

劇場(2020年製作の映画)

3.4

自分の次元で自由にするお芝居と、演出で、ある意味還元されたお芝居の狭間を見た。

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

4.1

エミリービーチャムの、横顔の時の目のお芝居が光っていた。
また全編通して流れる日本風の音楽が、歌舞伎のような”山場”を作っているようで、それが100パーセントヨーロピアンな映像とぴったりマッチしていて
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本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

4.6

人間のありさまを、本当に丁寧に丁寧に紡いでる映画。
共感できるところもあるし、ああこういう関係もあるんだなって発見もある。
4時間近い映画なのに密度が濃いからあっという間に見終わってしまった。
深田晃
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THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ(2017年製作の映画)

4.1

今までみた濡場シーンの中で、1番好きなシーンだった。
桜井ユキさんの身体と顔、高橋一生さんの身体と顔が全部芸術品みたいに美しかった。
あんなボブかわいいなぁ

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.2

みんな作り物の世界にあきあきしているんだ。本物が見たいんだ。っていう言葉にハッとした。
俳優の仕事って、その矛盾を超えなきゃいけないんだ。
エドハリスが、最後にジムキャリーと交わす会話が、宇宙的で、壮
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スモーク(1995年製作の映画)

4.2

今はこんなにタバコ吸ってるお芝居はできないかもしれないけど、タバコを吸ってるってだけでもリアルなシーンの強力な要素になってるのが、すごい。

ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

4.3

このなんとも言えない閉塞感が、今の時期に見るにはちょっときつかったな.....!

恋愛小説家(1997年製作の映画)

4.5

やっぱりハッピーエンドの映画って良いなぁ。
逆境の中でも前向きに頑張って生きている愛に生きてる人って、ストレートでも同性愛者でも男でも女でも素敵!!!

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.4

3年前に一度見て、今日再鑑賞。
最初のおしっこ行きたいシーンは、3年前に見たのにしっかり覚えていた。何気ないシーンだけど、かなり印象的だったんだなぁ。クリスティーナ・リッチがかわいすぎる。単にダイエッ
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愛、アムール(2012年製作の映画)

4.8

静かなトーンで、この内容を映画に込め切ったミヒャエルハネケに脱帽。

エマニュエル・リヴァみたいな可愛い年配の女優さんて稀有だなぁ。

デリカテッセン(1991年製作の映画)

1.8

「アメリ」は凄く分かりやすかったけど、この作品はよく分からなかった....。
私の沸点にはまらなかっただけかなぁ。
作品世界は守りつつ、お客さんに解るように伝えることのバランスって、永遠の難題なのかも
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ひみつの花園(1997年製作の映画)

2.4

半沢直樹で活躍した、美しき西田尚美さんの初主演作品。
でも役者さんたちのお芝居がデフォルメしすぎみたいで、いまいち物語に入り込めなかった....。
矢口史靖監督の作品、「サバイバルファミリー」とかは面
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ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)

4.3

まだ小さな女の子とは思えない、恋する女性の美しさを体現していた子役、ジュディット・ヴィッテ。
その後どんな大女優になったのかと思ったら、子役で卒業して全然違う道に進んだみたいだ....。
いろいろな人
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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.8

ガンで闘病するジョセフ・ゴードン=レヴィットの役の良い意味での力のヌケ感と流れに身を任せつつ感情の行き場はしっかり作れる性格が、良いなーと思った。若さもあったからかもしれないけど、こんな風に困難に直面>>続きを読む

スパニッシュ・アパートメント(2002年製作の映画)

2.8

「アメリ」のオードレイトトゥが出てたから見たけど、なんとなく人物設定が型にはめすぎな気がしたなぁ。
でもこうゆうタイプの多国籍な映画は初めて見たから新鮮だった。

恋するベーカリー(2009年製作の映画)

4.5

他の人が書いた脚本の方が、輝くようなオーラがあったな。ゾーイカザン。

ナンシー・マイヤーズって、「ホリデイ」や「マイインターン」も書いてる人なんだ!! やっぱり女性がキラキラしてる作品ばかり✨

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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.4

この内容がアカデミー賞をもらったって、なんだかホッコリする。
なんでも、思い切ってやったもん勝ちですな!!

Wの悲劇(1984年製作の映画)

5.0

俳優の勤務時間は日々の生活すべて。
俳優の教科書は人生。

ナビィの恋(1999年製作の映画)

4.8

半沢直樹の鉄の女、西田尚美が初々しい....!! しかも、今の方が綺麗かもと思うくらいに変わってない!
平良とみのかわいいおばあちゃんぶりが最高💓

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.1

ウェスアンダーソンの作品にしばしば登場する、アンジェリカ・ヒューストンがやっぱりとっても素敵で、魅力的。
冷たくあしらっていた夫が長くないと知らされた時の反応が、「そうだよね....!」というポイント
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

4.8

痩せてるとか、太ってるとかの枠を超えて、自身の体を余す事なく使っている薬師丸ひろ子がめちゃめっちゃチャーミングで素敵。セリフは舞台でも聞き取れるくらいにハッキリしているのに、舞台くささは全然ない、自然>>続きを読む

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

4.9

最近、突拍子のない設定だけど、俳優さん達が本当にその状況にいて、お芝居している姿に圧倒されてどんどんストーリーに引き込まれて行く映画によく遭遇する。改めて俳優のパワーって凄いなぁと思う。

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

4.8

これは凄い脚本だ!!と思い、エンドロールには「ゾーイ カザン」と。そしてルビー役も「ゾーイ カザン」。え?? ヒロインの女優さんが脚本を書いていたのか!!
なんとなく、こんなストーリーは男の人が書きそ
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水曜日のエミリア(2009年製作の映画)

4.6

この複雑なストーリー、役を、ナタリーが自ら指揮を撮って撮影に臨んだそうだけど、どんな現場だったのだろう?? 見てみたいー!!
そして、そんな中で監督を務めたドンルースってどんな人なんだろう??
気にな
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明日へのチケット(2005年製作の映画)

4.3

イタリアのエルマンノオルミ、イギリスのケンローチ、イランのアッバスキアロスタミ、3人の巨匠によるオムニバス映画。オムニバス映画が、本当にしっかり一つの作品として完成している。よく、新人監督などがオムニ>>続きを読む

トスカーナの贋作(2010年製作の映画)

4.8

私の人生エッセンス映画の2本目になった。
ジュリエットビノシュを見て、職業俳優の意義を再確認できて嬉しい。
カメラワークが小津映画みたい。アッバスキロアスタミ監督の1番お気に入りの小津映画って何だろう
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.9

いつの間にか忘れていた、子ども時代のどうにも自分ではコントロール出来ない物事へのもどかしさを思い出した。
ここ10年間以上、ずーっと引き出しにしまわれていた子ども時代のココロが、埃をかぶって出てきたよ
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