かじやんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

3.3

原作は未読。佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊らのキャストで選択。題名にしては範囲が狭いか(笑)2発の爆弾テロの後は尻つぼみ感あり。日本の平和ボケや政府の空元気はまあ風刺が利いている。「アンダー・ユアー・>>続きを読む

必殺仕掛人(1973年製作の映画)

3.5

田宮二郎演じる藤枝梅安が阿部寛に見えてしょうがなかった。女好きな所は、さいとうたかをの劇画とも沿う。西村左内役の高橋幸治もよいが、仕掛人の元締・音羽屋半右衛門役の山村聡の燻し銀がよい。緒形拳の梅安、林>>続きを読む

アイヌモシリ(2020年製作の映画)

3.5

舞台は北海道、阿寒湖畔のアイヌコタン。アイヌの末裔であるカント少年を中心に、アイヌの生活様式や文化、アイデンティティなどがドキュメンタリータッチで描かれていた。特に熊送りの儀式・イオマンテについては勉>>続きを読む

すべてが変わった日(2020年製作の映画)

3.8

円熟したケビン・コスナーとダイアン・レインの老夫婦が、亡くなった息子の子供と嫁を、嫁の再婚した相手の魔窟のような一家から奪還する話。子役の頃から見てきたが、ダイアン・レインがいい風に年輪を重ねていたな>>続きを読む

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.4

原作未読、タイトルだけで視聴。主人公で存在感のない三井役、高良健吾がカッコよ過ぎた。三井の意中の人で同級生佐々木役の西川可奈子が不憫に思えるほどDV夫がハンパなくて胸糞悪かった。ストーリーはあまり捻り>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.3

2014年に起きた事件に基づくと。なんと言ってもヒモ役の阿部サダヲはハマり役だったかな。毒母役の長澤まさみも汚れ役で頑張っていたが、肌がきれい過ぎる(笑)もっと荒んでいないとリアリティが出ない。実際、>>続きを読む

ただ君だけ(2011年製作の映画)

3.8

かなり前に観ていたが、キュートなハン・ヒョジュを見たくなり再度鑑賞。齢を重ね、涙腺が脆くなったのか、内容は分かっていても終盤にほろり。偶然の積み重ね、事故、病気、アングラ社会と韓国モノの要素は散りばめ>>続きを読む

架空OL日記(2020年製作の映画)

3.5

原作不読、ドラマも観ていない。バカリズムのグスリ笑いが散りばめられていて、嫌いではない。傘の話に妙に納得。カラオケで中島美嘉を唄うシム・ウンギョンがうまい。志田未来を久々に見た気がする。銀行OLを演じ>>続きを読む

君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)

3.5

中国人が大好きな憤怒。久々に観たくなった。健さん、原田芳雄、大滝秀治がいいね。北海道での塒が縄文人の住居のようだったり、洞穴だったり、夜の新宿での馬の疾走が最高だった。また中野良子が初々しくてよろし。>>続きを読む

Wの悲劇(1984年製作の映画)

4.0

Ms.OOJAの「Woman」を聴いていたら、30数年振りに観たくなった。薬師丸ひろ子の初々しい演技とエンディング曲がいい。脂の乗っていた大女優三田佳子、劇中劇でも我をいく蜷川、芸能リポーターの梨本、>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

3.3

ラッセル・クロウの無駄遣い的な作品だった。世の中には洋の東西を問わず、勿論日本にもそこここにキ○ガイがいることを再認識。これを観ると、安易に車のクラクションを鳴らせなくなるんじゃないかな(笑)果たして>>続きを読む

利休(1989年製作の映画)

3.5

東京国立博物館で「桃山ー天下人の100年」を堪能したら「利休」の映画を観たくなった。最初に海老蔵の「利休にたずねよ」を、次いでコチラを鑑賞したので4時間ぶっ通し。三國連太郎の利休、表情や所作で魅せてく>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.6

3.11関連の映画は観るようにしているが、そろそろ打ち止めか。政府や東電本店の体たらく、現場の頑張りがかなり誇張されているように思えるが、ドキュメンタリーというよりエンタメなので致し方ないか。決死隊の>>続きを読む

ドアマン(2020年製作の映画)

3.5

北村監督に、みんな大好きジャン・レノ。期待感増し増し。米国で修行中だったちょいワイルドな伊藤英明も出演。ルビー・ローズが海兵隊上がりの大使館SP、アリ役を好演。スピード感のある97分はあっという間。装>>続きを読む

キル バード 森に潜む反逆者(2019年製作の映画)

3.0

エリシア・ロタル演じる自称バード写真家のテイラーがキーかな。そこにステファン・ロボ(髭もじゃでロボとは気が付かず)演じる自称スノーデンもどきのリアドが厚みをつけている。低予算のB級作品だと思うが、前半>>続きを読む

ウィッシュ・ルーム(2019年製作の映画)

3.4

オルガ・キュリレンコ繋がりで鑑賞。「The Bay of Silence」で彼女のシリアスな役を観たばかりなので余計に重く感じられたかも。曰く付き物件の打出の小槌のような部屋から、とんでもないものを出>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.6

原作は読んでおらず。コン・ユ、チョン・ユミの配役で鑑賞。両者もよいが、母親役やオンニ役らの後ろ楯あってのものだったかな。結婚、出産した女性の生き辛さ、身の置き場のなさなど、日本も似たりよったりだろうと>>続きを読む

封印された入り江(2020年製作の映画)

3.3

オルガ・キュリレンコが子供の頃に心に傷を受けたメンヘラな役で登場。全体的になんとなく暗く湿っぽいので、亡くなった赤ちゃんの不憫さが助長されたか。オルガとクレスの岩場での青姦が笑えた。脂の乗ったオルガ・>>続きを読む

ねことじいちゃん(2019年製作の映画)

3.4

さすがに岩合さんらしく、猫たちが生き生きとしている。物語は、島で生きる老人達のゆったりした生活の話であるが、やっぱり猫に目が行ってしまう。

火口のふたり(2019年製作の映画)

3.1

R+18といえども、こんなに絡んでばかりの作品はなかなかないのではないか。バスの中でのシーンや建物と建物の間の隘路でのシーンはさすがにやり過ぎだろ。瀧内公美のファンになりそう。

#生きている(2020年製作の映画)

3.3

「Peninsula」を観てからまだ日が浅いので、すっかり韓流ゾンビづいてしまった。こちらも噛まれたら速攻でゾンビ化してしまう。ちと早過ぎだろ。W主演のユ・アインはタワシ頭のITオタク、パク・シネはア>>続きを読む

AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

3.5

ジェシカ・チャステイン演じるエイヴァは裏の組織に属する辣腕エージェント。無難に仕事をこなしていくが、ある事がきっかけで組織側から狙われる、とまあ、ジョン・ウィックのレディース版ってとこ。まだ続きそうな>>続きを読む

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.5

夏だ、ホラーだ、死霊館だ。しかも大好きなヴェラ・ファーミガが出ているとなれば観ないわけにはいかない。真面目に「インシディアス」並みにゾクゾクっとした。これが実話ベースとはね。

She Dies Tomorrow(原題)(2020年製作の映画)

1.3

題名の通り、明日死ぬ!と言っていても死なない、死ぬ死ぬ詐欺。それが他人にも伝播するというもの。起承転結もなく、エンドロールまで待ったが、制作者側の意図が汲めなかった。途中、赤と青の光の明滅があり、サブ>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.6

前作のパンデミックから4年、韓国は世界から隔絶され、廃墟とゾンビと僅かな人間の国に。元軍人役のドンウォンらが、あるミッションを遂行するために半島に潜入するのだが果たしてどうなるか...そこは韓国映画、>>続きを読む

レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

3.8

あの半島、目下、北も南も熱いからね。南に潜伏する北の”草”の似非家族が工作を繰り返してきたが、自由社会に毒され、隣家の家族に触れてボロを出し、自滅していく話。キム・ユミ演じる北の班長同志がキリリとして>>続きを読む

乳酸菌飲料販売員の女(2017年製作の映画)

3.1

タイトルに釣られて。B級はB級なんだが、なかなかどうして、思いの外面白いじゃないか。そっか卯水咲流だったのね。高校生男子らは「菌が足りてない」ってか(笑)

White Lie(原題)(2019年製作の映画)

3.2

がん治療には金がかかる。それが家からの支援がない、バイトもしていない学生だったらどうするか。そこで考えたのが募金だ。キャンパスで、雑誌で、ネットで目立ち、資金を集める。しかし、がんというのが嘘で、勝手>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.5

吉岡里帆劇場。失明しても警察官マインドは忘れていない。色々と無茶させられた盲導犬が不憫だ。

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

3.5

大好きなベニチオ・デル・トロとオルガ・キュリレンコが出演。停戦後のバルカン半島において、国連側のAid Across Bordersで水の浄化を担当する5名のチームが、井戸に投げ入れられた死体を引き上>>続きを読む

サイレンシング(2020年製作の映画)

3.2

ニコライ・コスター=ワルドー演じる禁猟区の監視員に感情移入。満身創痍で頑張り、最後には溜飲が下がった。監視員宅の監視モニターをチェックするワンコが賢い。お綺麗なアナベル・ウォーリス演じる保安官には腹が>>続きを読む

華氏 119(2018年製作の映画)

3.5

大統領選挙が近づいてきた2020年の今だからこそ観る。トランプ氏当選の場面でオペラ「道化師」を使うとは。ミシガン州フリント市の水質汚染問題がひどい。

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

3.3

ながら観で。よくあるテーマではあるが、最後はホロッとさせる。涙腺が弱くなったもんだ。スナメリはカワイイよね。

おとなの事情(2016年製作の映画)

3.8

先に韓国のリメイク版「完璧な他人」を観てしまい、オリジナルのイタリア版が観たくなった。やはり本家も面白い。「日本人のようにしつこい」なんて言われ方してたわ、イタ公め(笑)本編には関係ないが、ああやって>>続きを読む

世界沈没(2004年製作の映画)

2.6

この尺で4つの挿話、津波被害、隕石落下、パンデミック、ブラックホールなのでテレビの特番のよう。起き得る確率的には、今時の新型コロナを彷彿とさせるパンデミックが群を抜いているだろう。ただEnd Dayを>>続きを読む

残酷で異常(2014年製作の映画)

3.6

タイトルが今ひとつだが、思いの外面白かった。タイムリープもので、「All You Need Is Kill」や「Happydeath Day To You」ほどには毎回のリープで学習できない。命を奪っ>>続きを読む