KanakoTakahashiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

学生の、映画や小説のことと、学校の課題のことだけで頭いっぱいで過ごせていた頃に、戻りたいとは思わないなぁと思いました。不自由だったなと。仕送りしてもらってる頃の麦より、責任をもって行動するようになって>>続きを読む

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.8

広大な自然と静寂に包まれて、宇宙の星といつか果てるわたしたちの命の関係、そして愛することについて、音楽家と文学家の繊細なふたりが紡ぐお話。終始優しくて美しいけれど、綺麗事ではない、リアリティのある映画>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.9

トラウマをかかえてヤケになったりしつつ、心が優しくて憎めない役がジョニーデップはいつもとてもうまいなぁと感じます。アイリーンにジッとにらまれて言うことを聞いてしまうやりとりが微笑ましい。今でも蔓延る、>>続きを読む

好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.8

又吉さんが勧めていたので見ました。とても文学的な作品です。行間を読むように、説明しすぎず余白を残している構成がとても魅力的でした。主人公の演技がまたとても良く…最後の表情は一瞬なのに心に残ります。
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ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

3.8

ロードオブザリングより昔のお話し。世界観がとても好きです。

千年女優(2001年製作の映画)

4.0

役を演じるときもそうでないときも、いつも「あの人」のことを想い、追いかける。14番目の月の話をした「あの人」。なんて壮大でロマンチックなラブストーリーでしょう!恋をしている時の感覚が蘇ります。

パプリカ(2006年製作の映画)

3.9

不思議な中毒性のあるアニメでした。夢と現実が入り混じり、今どちらにいるのかわからなくなってしまいます。そして見た夜に見た夢がなんか怖かった!影響力あり?

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.0

とても良いアニメでした。まず絵が好きです。演出や音楽も良かった。私には0歳の姪っ子がいるけれど、最強な存在だなぁと思うのです、そんな姪っ子の可愛らしさと重ねながら見ることができました。また見返したい。

フジコ・ヘミングの時間(2018年製作の映画)

4.5

素晴らしいドキュメンタリーでした。ドビュッシーの曲はいつもフジコ氏の演奏で聞いていたけれど、ご本人のことはあまり知らず、このドキュメンタリーで彼女の生い立ちや人生を初めて知りました。さまざまな国に彼女>>続きを読む

トスカーナ(2022年製作の映画)

3.8

イタリアンマジックにかかってしまう外国人。陽気な明るい雰囲気の中にも、生と死や人間関係の闇が描かれている。全体的に説明的では無く、少し荒々しい作りもまた良し。イタリアの良さは、感じ取るものだから。

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.8

ジョニーデップは相変わらず演技うまくてすてきです。

人数の町(2020年製作の映画)

3.6

ほんとうに存在していそうな町で怖かったです。挨拶のときに相手の良いところを見つけて褒めるとか、日本的で妙にリアリティがある。現実のシュールさがうまく表現されていると思いました。

朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

風景や出来事をドキュメンタリー調に記録したようなカメラワークがとても心地よく絶妙なテンポで時間が入れ替わる構成がとても良かった。ひとつの海、光と風、鹿のいる風景…河瀬さんの世界観ですね。とてもよい作品>>続きを読む

東南角部屋二階の女(2008年製作の映画)

4.0

不思議な時間の流れを感じる映画でした。加瀬亮君のブランコのシーンなんかよいなぁ。西島さんが雑草燃やして煙が部屋に入ってくるところとか、詩的な風景の描写が繊細で心に残ります。

ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

3.2

病院の管理の甘さとか雪の夜に病人がそんな薄そうなコートで出かけて…とかやたら現実的なことにツッコまずにいられず、うまく入り込めませんでした😅

Tinder詐欺師:恋愛は大金を生む(2022年製作の映画)

3.6

このような内容を当事者たちが顔を出してドキュメンタリーとして公開するってすごい…

ロスト・レオナルド 史上最高額で落札された絵画の謎(2021年製作の映画)

3.8

ミラノにあるレオナルドの像はいつも思考しながら下を見下ろしている。あの像の下へゆくと、いつも心が原点の深いところへ導かれる。
お金のゲームに群がる人々を、あの深い観察力のある目にはどんなふうに映るだろ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.1

自分の心を目を逸らさずまっすぐ見つめること。ほんとうにむつかしい。どうやればよいのか分からずに人は歳を重ねてしまい、もう後戻りできないところに、ある時来てしまうんだな。ドライブ音と台詞と移り変わる風景>>続きを読む

台風家族(2019年製作の映画)

3.6

1つの空間でずっと会話劇が続き、美しいラストの風景とのコントラストがすごい。なんというか、台風と、台風一過のときのコントラストというかんじ。

罪の余白(2015年製作の映画)

3.5

女子校のリアル。担任が頼りないのも、いじめにちゃんとした証拠が出てこないのも、親も気付けないことも、リアルに描かれていました。やるせなさが残りました。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.6

むつかしい内容だなぁと思ったけれど、監督のインタビューやドキュメンタリーなどを見るとなんだかとてもシンプルなことを伝えるために、うんと想像を広げて深めて、伝えようとしていることが分かってきました。建築>>続きを読む