KanakoTakahashiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

3.8

きのこの不思議に触れることのできる素敵な映像です。ナウシカの世界を連想しました。

雪の女王(1957年製作の映画)

3.8

宮崎駿がとても影響を受けたアニメーションということで見てみました。目の描き方も参考にしたと。優しい心を表現する目の描き方。そういえばどこかナウシカに通じている感じがしました。

軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

3.6

男性と女性の社会的な立場が逆転してしまうお話。日々の生活のなかのほんのささいなカフェでの出来事や、会社での当たり前すぎて違和感さえ感じない男性優位な言動などが、逆転するとちゃんと「違和感」としてみるこ>>続きを読む

式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

3.6

最初から式日の前日まで、ずっと鬱っぽくなりながら見ました…人工的なものの多い風景がずっと冷たく居心地の悪さを感じさせ、画面の隅々まで計算されつくした構図に、窮屈感もおぼえます。これらの全てが、式日そし>>続きを読む

教誨師(2018年製作の映画)

4.0

SNSでの炎上騒動が多い中、わたしの中に誰かに石を投げている自分がいないか、問うことがあって、そのタイミングでみたのもあって深く心に刻まれました。

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.6

レオナルドディカプリオって純粋で不器用ゆえに可愛らしい役が良く似合うんだなぁ、ワンスアポン アタイム インハリウッド でも思ったこと。

ゲーム(1997年製作の映画)

3.6

こんなゲームには参加したくないなぁ。ドキドキしました!あまりレビューなどを見ないで鑑賞することをお勧めします。

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.8

真面目で繊細で真っ直ぐな人間が、社会や周りの人を信じられなくなってゆく様が描かれていて胸が痛みました。ケビンスペイシーがとても良かったです。

半世界(2018年製作の映画)

3.8

炭を作るのって大変な作業なんだなぁ。パチパチ木が燃えるシーンが良かった。こちら側も世界、あちら側も世界、半分しか知らない。

凪待ち(2019年製作の映画)

3.8

喪失と再生というテーマで、石巻という場所に漂う空気と、その土地には初めてきたけれど、闇を抱えている主人公の内面がうまく溶け込んでいました。真犯人が分かるシーンも、多く描き過ぎていないところがすごいなぁ>>続きを読む

アウトブレイク(1995年製作の映画)

3.6

とてもリアリティがありました。ここで描かれていることは現実に起こりうるんだなぁと。ヘリコプターのアクションのところだけ、ちょっと無理があったように感じたけれど。

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

4.0

オバマさんの、Yes, we canという言葉の本当の重みを感じて涙が出ました。

DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

3.6

ラストがアニメと違ってこちらの終わり方良いですね。

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021年製作の映画)

3.6

ドキドキするサスペンスがみたい時にぴったりです。猫の存在感ってやっぱりすごいなぁ。

君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

3.5

見進めながら多分こうなるんだろうなぁ。と思わせながら異なる展開になるストーリーから、ハッとさせられることがありました。

真実(2019年製作の映画)

4.0

「真実」ということば、単語としてシンプルだし、簡単に使われがちな言葉でもあると思うのだけれど、この映画のタイトルには本当に相応しいなぁと思いました。俳優という仕事をしているひと、あるいはその仕事をして>>続きを読む

時の面影(2021年製作の映画)

4.0

実話をもとにしたイギリスの有名な遺跡発掘をめぐるお話。人物同士の会話の描き方がとても特徴的でした。霧に包まれる風景は、終始ターナーの絵画を見ているような、とても淡くて美しい表現でした。この映画を見て、>>続きを読む

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

4.0

ちょうど主人公くらいの年頃のころ、私も絵を描くことが好きでスケッチブックを持ち歩いていました。鉛筆を削る仕草や嬉しそうにスケッチに出かける様子がとても丁寧に描かれていて印象的でした。そして洋風の屋敷が>>続きを読む

これが私の人生設計(2014年製作の映画)

3.8

イタリア、ローマが舞台のコメディ映画。主人公の建築家の女性が、可愛らしい。海外経験を持つ彼女は、他国より遅れたローマの男尊女卑の社会で、自分の信じた設計計画を実現するために、はちゃめちゃをしながら生き>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

3.8

物語構成も、映像としての表現も、当時は全てが斬新で画期的だったよう。今見てもそれはちゃんと伝わるし、美術作品を見ているような画面の作り方でした。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

今年最初の一本でした。辛さや苦しみや悲しみを通り、その叫びを曲と歌詞に全身で表現しているようすに心を打たれます。

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.6

終わり方が良かったです。こころに残り香をくれるような終わり方でした。

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.8

家族を何よりも大切に思ってきたお父さんのことを、メリーゴーランドのシーンで非常によく表現されていて、亡き母もいつも家族を1番大切にしてくれていたなぁと自然に涙がこぼれました。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.8

詐欺師なのにまっすぐに生きているように感じる主人公、魅力的でした。

おとなの事情(2016年製作の映画)

3.6

言い訳や自己保身をして、他者に厳しく自分に甘い…という人間らしい内面がどんどんテンポよく出てくるコメディでした。でこぼこでバラバラな人たちがうまく友人としてバランスを保っていることが、イタリアらしいな>>続きを読む

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

4.0

田舎の風景というのは、自然の風景のように見えて、本当は人間が長い年月をかけて作り出した(人工的な)景色なんだ、というせりふがとても印象的でした。それで、懐かしく親しみを感じるのだと。ああ、そうだなぁと>>続きを読む

ローズ島共和国 ~小さな島の大波乱~(2020年製作の映画)

3.8

イタリア人らしい、溢れてしまった情熱が小さな独立国家を勝手に作ってしまいました。と言う史実に基づいたお話。ちゃんと切手もつくり、言語も決めてゆく感じがイタリア人らしく愛らしい。クライマックスの海軍との>>続きを読む

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.0

誰かに見せるつもりで描いたのではない、とくに自信のあるわけでもない絵が、たまたま見てくれた人が、あら、すてき。あなたのお名前は?お会いできてよかったです。と言われた時の、思いがけない不思議な喜びの気持>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

3.8

原作でも、心情を直接的に表現せずに、ピュアな存在に嫉妬してしまう人間の(自分や、またはあの友人や、またはとても近いあの人など…)こころを感じたのだけど、映画でもとても感じました。せりふや俳優さん達の演>>続きを読む

コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)

4.0

ドイツの映画で、過去の自国の歴史にしっかり向き合っている映画は本当に奥が深く、ハッとさせられます。邦題に「コーヒー」という言葉を使ってしまっているの残念。メタファーとしてとても重要な要素だから、隠し味>>続きを読む

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

3.8

映画だけれど、ゲーム、でもちゃんと映画でした。「選択する」という行為そのものが、映画作品としての大きなテーマになっています。「この映画を観る」と選択したことも含めて、朝起きてから全ての行為を思い返した>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.8

主人公エノーラちゃんがとても可愛らしい!今、令和の時代でも、女性の生きづらさを感じることは多々あるけれど、過去に戦ってきた女性達のことを改めて想い、元気をもらえる作品でした。

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

まるで今起きていることを見ているかのような、史実に基づいたお話でした。「世界は見ている」はまさに、今のsnsでより国境を超えてシェアされてゆくことになるのだなぁとドキリとしたせりふでした。