柠檬電影倶楽部さんの映画レビュー・感想・評価

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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.5

まずはあの『コワすぎ!』シリーズの新作が、劇場のスクリーンで観れることが純粋に嬉しい!

個人的にはシリーズ7作目の最終章で終わった物語であって、その後の『超コワすぎ』に関しては蛇足とまではいかないが
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

もうね、冒頭のロケットとレディオヘッドの『Creep』が素晴らしいんよね

ジェームズ・ガンの選曲センスもさることながら今作のストーリー、ロケットのバックボーンも相まって今までのVol.1、2と比べて
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闇動画(2012年製作の映画)

2.0

BRUTUSのホラー特集より気になって鑑賞

『ほん呪』では描けなかったグロやタブーにより突っ込んだ内容をコンセプトとした今作
確かに1話目から『ほん呪』をベースにしながらグロい描写でインパクトのある
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Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

3.5

刹那的で快楽的な生き方でお互いがそこにいればそれでいい、これだけ見れば何か切ない話かな?とも思うけど、全然そんな事なくてある種の清々しさを感じる今作。

理由としては登場人物軒並みおバカで底抜けに明る
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バタリアン5(2005年製作の映画)

2.0

バタリアン一作目は観たことがあり、何故か2.3.4をすっ飛ばして今作『バタリアン5』を視聴
しかも4からの続きらしいが、1観てたら前作観てなくても全然問題なし

やってることは割とオーソドックスで観て
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鬼談百景(2015年製作の映画)

2.5

それぞれ監督が別なので話によって結構差があるんだけどその中でも「続きをしよう」が断トツで良かった!

あとは「赤い女」も結構好みな雰囲気
絶対白石監督だろと思ったけど違いました、、

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

『シン・ウルトラマン』で庵野が監督した物を観たかったといったが、樋口真嗣というストッパーがいなければここまで突き抜けるとは、、笑

正直仮面ライダーにはそれほど思い入れ強くない方だし、特撮にも疎い方だ
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ゾッキ(2021年製作の映画)

3.0

キャスティングは割と良いところ突いていて個人的には九条ジョーが良い味出てた

ただ、原作は多くの短編からなっており一本の映画に仕上げるにはやや無理があるのではと感じる

この映画には『裏ゾッキ』なる舞
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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.5

今観るとどうしても時代を感じてしまうけど、それでもどこかワクワクしてしまう魔法がかかっている作品だと思う

小学生時代に『はてしない物語』にどハマりしていたのにも関わらず映画は今回初めての視聴

ファ
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MANRIKI(2019年製作の映画)

3.5

芸人永野への解像度が高ければ高いほどハマれるけれど、ラッセンの人ぐらいの認識ならアングラ芸人が気を衒った作品にしか見えないのも納得

ファッション業界で活躍する荒井俊哉が撮影に加わっている事もあり結構
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.5

とにかくアイディアが面白い!
かつサクッと観れる尺で綺麗にまとめてて視聴後もなんだか爽やかな感じで良い

ヨーロッパ企画らしいセンスの良い笑とドタバタ感が良い、『リバー、流れないでよ』も評判良いみたい
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

今となっては散々擦られまくってる"タイムループ物"なだけに名作、良作も多くハードル上がりがちなジャンルだけど、調理の仕方がめちゃくちゃ上手!

さらにドラマ、コメディの味付けも絶妙でキャラクターも立っ
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

3.5

北野武の映画というより"ビートたけしの映画"として観た方がよりしっくりくる印象

全編通してビートたけしのコントを見ているような感じで、この笑いがハマるかどうかで評価が変わるし賛否わかれるだろうと思っ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.5

正直結構面白くてびっくりした

前作がえらく無難な出来で特に可もなく不可もないよう印象だったけど、今作はしっかりブラックパンサーという作品、ティ・チャラひいてはチャドウィック・ポーズマンの死に向き合っ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

2.5

MCU作品の中ではガーディアン・オブ・ギャラクシーに次いで好きなシリーズだったのどうしてこうなった...

なんかアントマンの良さが全然出てない気がするですが?
こんなんどっかで見たことあるようなただ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

1つの殺人事件をきっかけに1人の女性の生い立ちが明らかとなっていく
ミステリー×恋愛×成長譚のような作品

かと言ってゴリゴリのミステリじゃなく、恋愛模様、ひいてはそれをらを通じて主人公のカイアが1人
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沓掛時次郎 遊侠一匹(1966年製作の映画)

4.0

序盤存在感を放つ渥美清のキャラクターが良いばっかりにその後の展開の無常感をより際立たせる

市川崑の『股旅』もそうやけど股旅物と哀愁や無常感がバチバチにハマるな〜

この感じは大昔から演歌なんかでも悲
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.0

最初に観たのが2009年の監督自身によるリメイク版で充分楽しく観れたのだが、どうやらオリジナルの方が評判が良いとのことでこれは観るしかねーなと、続けて今作を鑑賞

こうやって見比べるとリメイク版はかな
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犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.5

湖面から足が飛び出てる遺体と、佐清のゴムマスクはあまりに有名で作品は観たこと無いけどあらゆるバラエティなどでパロディされていたが、最近はすっかり見かけなくなり「これも時代なんかなぁ〜」などと思いながら>>続きを読む

悪魔の奴隷(2017年製作の映画)

3.0

いきなり続編の『呪餐』を観てしまったからにはこっちも観なけりゃなんかモヤモヤする、という事で鑑賞

正直『呪餐』もうひとつだったのもありあまり期待してなかったけど、結構良いじゃないッスか!?

オーソ
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呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)

2.5

誰がこの邦題で前作からの続きものって分かんねん!いきなり今作から見てしまったやんけ!

ちょくちょく劇中のセリフでも前作観てない人でも分かるよう補完はしてるがそれでもやや厳しい、是非前作を観てから今作
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

2.0

2ちゃんねる発祥の有名な都市伝説なだけにストーリーやオチは知れ渡ってる中で製作陣の出した答えは前半の出題と後半の回答に分けた2部構成!その潔さ良し!

もちろんホラー映画として観たら全然怖く無いし、ス
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貞子DX(2022年製作の映画)

1.5

もはや恐怖を失った貞子をいっそのことコメディ路線でやったろ!というのはもうしょうがないと思う。(貞子3Dとか有るけどあれは狙ってやってる訳じゃなさそうやしな〜)

一般大衆にも受け入れられた貞子をホラ
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.0

ドラマとかそんな事よりグロくてキモいのが撮りたいぜ!っていう潔さは良い
ただそれ以上でも以下でもないような感じでどうせだったらあともう一歩踏み込んで欲しかったと、個人的には思う

それにしても片目潰さ
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.0

なんか予告みて思ってたのと違う...
って人は結構多いんじゃないだろうか?
これは邦題の『同じ顔の男たち』ってのも悪いよ

ただ、これはこれで面白く気味の悪さ、気持ちの悪さと田舎の長閑な風景とのコント
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.5

中田秀夫にはリング以降残念な気持ちにさせられてばかりいるが、それでも監督の作品を観てしまうのはリングがそれだけ面白かったから

今作も「あ〜、またこんなん撮ってるよ」と呆れていたけど結局観ずにはいられ
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.5

これはとても良質なホラームービーでした
原案・プロデュースが『哭声』の監督ナ・ホンジンが務めており、今作でも『哭声』のような多角的な見かたが出来る

そして何といってもタイのジメジメとした雰囲気が大変
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.0

まぁ原作知らかったんだけど
山本直樹+無人島+女1人
の時点で分かってたよ笑

やっぱり宇野さんの演技は良いよな〜

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.0

ドラゴンボールは改以降は全然観ておらずGTまでしか観ていない

フリーザが復活しようがブロリーが再び登場しようがそこまで興味をそそられなかった中で今作を観るにあたったのはなんと言ってもピッコロとご飯の
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C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

4.0

家族ってのは気が合うとか仲が悪いとかそんな表面的なものじゃなくてもっと深いところで良くも悪くも繋がっているのかなと感じた

全編通してそこまで大きな起伏もなく家族で喧嘩してたと思えばちょっと仲の良いと
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どついたるねん(1989年製作の映画)

4.0

やっぱりこの映画の魅力は赤井英和という人間の魅力につきると思う

お世辞にも上手とは言えない赤井英和の演技だけど、主人公の英志がボクシングでしか生きれない不器用さが演技の拙さと化学反応起こしてたように
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マザー!(2017年製作の映画)

4.0

これは一体何なんだ!!
衝撃度で言ったらホドロフスキーの『エル・トポ』『ホーリーマウンテン』に近い感じ
わけがわからんなりに宗教的、哲学的要素がふんだんに詰め込まれているんだろうなと朧げに分かるような
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花に嵐(2015年製作の映画)

3.0

映画サークルに入った主人公が初めてカメラを手に取り自身の生活を記録していくというドキュメンタリーの体で幕を上げる今作

自主制作、低予算という制約を補うためのPOVモキュメンタリーかと思いきや唐突な白
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デス・レース2000年(1975年製作の映画)

3.5

不道徳極まりないストーリーにクソダサいレーシングカー、レースに挑むのは今時なかなかみないベタで個性的(主に外見が)なキャラクター。
下手したら胸焼けしそうな内容でも最後まで面白く観れるし、なんなら皮肉
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