梅小路梅子さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

梅小路梅子

梅小路梅子

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グレート・ハック SNS史上最悪のスキャンダル(2019年製作の映画)

4.0

Brexitの最中イギリスに居た身として、何も知らなかった自分を少し反省…

個人のデータを勝手に収集するということも問題ではあるが、それをどう使うかが倫理的に問われるべき。そのデータを基に人の行動を
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

5.0

13thを観る前だったら、実話に基づいたあるひとつのアメリカ映画のストーリーとして観ていたと思う
なんならカルチャー寄りの受け取り方で
でもこれがアメリカの超リアルで2020年の今も現実で起こってい
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13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

5.0

Black Lives Matter

自分の中の“差別”という言葉の概念を越えていた
アメリカにおける黒人差別は、その形を巧妙に変え、現代も奴隷時代と変わらぬ惨劇を引き起こしている
権力者と白人が甘
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めまい(1958年製作の映画)

5.0

ピュアなエンターテイメント
ストーリーの落とし方が考えられていて、オリジナリティあっていいな

ソール・バスのグラフィックが挿入されたタイトルバックの格好良さも、最初からわくわくさせてくれる
途中のア
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.0

すごく引き込まれる映画だったけど、最後の結婚のくだりで終わるのが肩透かしくらった感じしたんだけど…どうなんだろう

あと問題の装置DCミニの説明が少ないのは、あえて見る側にわかりやすくしてるのかもしれ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.5

未見の名作をやっと

こういったある種の美学が確立されているのは理解できるけど、スーツの男たちが殺しまくる映画は案の定途中でお腹いっぱいになってしまった
女たちが画面を彩る駒でしかないのは違和感があっ
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

4.4

受け止めきれない、納得したくない現実を見てる感じ
結局は、River Phoenixの生い立ちなくしては語られない映画

それでもやっぱり、彼の存在・演技がこの映画をただひとつのものにしているし、この
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マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

4.3

人生の喜びと哀しみが実感できる
イースターのパステルカラーってかわいい上に幸せの象徴だね

世の中様々な関係があれど、母娘って特別で一番繋がりが強い関係性だと思う(良くも悪くも)
それゆえ娘に先立たれ
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愛の新世界(1994年製作の映画)

3.3

山崎ハコが歌う荒木一郎の今夜は踊ろうが挿入歌で、最高だった
曲が流れるそのシーンは、無条件に心がワクワクする感じ それが全て
それと萩原流行はあんなん笑う

カラッと性を描き、女の友情をテーマにしてい
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疑惑(1982年製作の映画)

4.8

めちゃくちゃ良い
岩下志麻と桃井かおりの、なんとも言えない女同士の掛け合いが最高
お互いに反対方向を向き、友情になんてならないんだけど、うっすらと生まれてくる人間同士の信頼関係が好き

悪女っていう褒
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グロリア・オールレッド: 女性の正義のために(2018年製作の映画)

4.8

えーすごい
アメリカの人権意識の発展てこの人なくしては語れなかったんだね
知らなかった

彼女の聡明さと心の温かさ、実行力とどれ程世の中を変えてきたのかに感服した
彼女がいなかったら、アメリカの人権意
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.0

めっちゃいい話、いい映画じゃーんってなるけど、途中から展開が読めてくるのがファンタジー要素強いと思うんだな 少し飽きちゃった

マーシャ・P・ジョンソンの生と死(2017年製作の映画)

4.5

ルポールのDrag Raceから、Paris is Burningに続いて観ました

愛と生命力に溢れた強い人間が、なぜマイノリティーそして弱者という立場にならなければいけないのだろうか。しかしこうい
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

5.0

やっぱり1969って特別な年だな
想像以上な映画だった

当時のアメリカの田舎をそのまま切り取った感じ
8割ドキュメンタリーぽい感じ
いつの時代でも自由であるにはとてもハードな世の中、でも新しいものが
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チャーリング・クロス街84番地(1986年製作の映画)

3.9

ある人が“英国へ行く人は探しものを必ず見つける”と
この表現とても好き


古書好きな二人の心の交流が素敵だな
行きたいところには行きたい時に行くべき、会いたい人には会いたい時に会うべきとは言うけど、
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.7

観ていて恥ずかしくなっちゃうシーンもあるけど、結果フランシス幸せになってほしいと思う愛らしさ。こういう転換期が人生にあった方が人間らしくていいなと思った。
白黒なのがいいな!
NYであんなに疾走できる
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スティング(1973年製作の映画)

5.0

誰が観てもおもしろい。もはや古典
古いってだけで敬遠されがちだけど、70sの埃っぽい格好良さも観られて最高

スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.8

シンプルに岩井俊二て天才だったのかってなった

色々書くと、まず、日本社会と資本主義に問題提起をするかのようなテーマと舞台設定なんだけど、そこは架空の世界でも日本は日本で、その感覚が不思議
ストーリー
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スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

2.9

ファンタジーが苦手すぎて、美しい二人をもってしても終始冷めたテンションで観てしまった
本当に首なし騎士が出てくると思わなかった。笑

キャロル(2015年製作の映画)

3.5

目で殺すケイト・ブランシェット

キャロルの表情や煙草を吸う仕草なんかが頭に焼きつく映画
それと娘に注ぐ愛情が愛らしくてとても良かった

映画ファッション好きとしては、テリーの、ヘアバンドをした上に外
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Meantime(原題)(1984年製作の映画)

4.0

ロンドン生活中に英語で観た
当時のロンドン周辺の労働者階級の人たちの生活を垣間見れて面白かった
特に窓枠外れるシーン笑った
(決してあるあるではない、と思う)
フラットの外にベビーカーが放置されてたり
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パリ、夜は眠らない。(1990年製作の映画)

5.0

RupaulのDrag raceから
NYのアンダーグラウンドで沸々と湧き起こっていた、LGBTQ(主にゲイ)コミュニティーについてのドキュメンタリー
まだまだ、セクシャルマイノリティーの人たちが理由
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

5.0

スコティッシュ訛りが耳におもしろくて、字幕追いながら耳も集中してた👂
ドラッグや暴力や裏切りや知人の死が悪いとか怖いとかどうとかっていうよりも、これが1980年代後半から90年代あたりのスコットランド
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

5.0

そこに不気味で美しいひとつの完ぺきな世界を作ってしまっているので星5

やっと初デヴィッド・リンチ作品。他の作品も観るのが楽しみになった〜!

彼女と彼(1963年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃモヤっとする
なおこの綺麗なまっすぐさが羨ましいと思った

隣もお向かいもいない私たちだけみたい、と団地の夜を表現したなおこの言葉が印象的
現代の日本でも色んなところで感じる集団主義的な習
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絵を描く子どもたち(1956年製作の映画)

5.0

この先生素晴らしい、この子どもたちはこの先生のもとでとても幸せな学校生活だったんじゃないだろうか
子どもたちの作品と言動から、本当に彼らの事をよ〜くわかろうとしてる
まず、なかなか友達と馴染めない内気
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教室の子供たち -学習指導への道-(1954年製作の映画)

4.5

いつの時代も子どものことを考えたいい教育というのは、根本的には変わらないんじゃないかと思った
ある教室の子どもたちの様子を写したドキュメンタリー映画
喜びも不安も憂いも、生き生きとした子どもたちの生の
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

4.8

数年後自分が60'sカルチャーにこんなに傾倒するとは知らず、ティーンの頃に父親に勧められて観たけどその時はふーんて感じでよくわからず…

そしてついにこの映画の舞台ブライトン&セブンシスターズに行く機
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地獄に堕ちた勇者ども(1969年製作の映画)

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かなり前に観てあんまり覚えてないからスコアはまた今度観た時にしようと思うけど
ヘルムート・バーガーに出会ってしまったことだけは覚えてる…

パターソン(2016年製作の映画)

3.2

映画ファンによる映画ファンのための映画という感じ
様々な場面にそれぞれ種類の違うおふざけがあって、ストーリーによりあたたかみを加えている

最後の永瀬さんは、存在も役どころも演技ももはやファンタジー
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カサブランカ(1942年製作の映画)

4.0

ジュリーのカサブランカ・ダンディが好きだから気になって鑑賞

私には大人の恋愛すぎた…
バーグマンに騙されるわ
ボガードはピッカピカのキザだわ

もう、それでいいのかい!とツッコミたくてもやもやしてし
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.3

オープニングからいい予感

殺し屋の足音と革手袋しか出てこないと、これは苦手なサスペンス展開なの?とビクビクしていたのだけど
殺し屋の方の日常が徐々に映し出されていく、そしてその殺し屋に監督が殴られち
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スモーク(1995年製作の映画)

4.0

目黒シネマにて
観たことないと思ってたのだけど、どうやら15年くらい前に一度観たことあったみたいで…
終始デジャヴ感に襲われてソワソワあんまり集中できなかった 笑

嘘か本当かは煙の中でいい
結局は人
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.3

当時好きな人と真夜中にだらだらお酒呑みつつ観て、とても良かった
エヴァの前髪といいスタイリングといい超ハイセンス

音無のメイキング映像の雰囲気も好きだった

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

4.9

「女経」で若尾文子の可愛さを知ってしまったので、文子ちゃん祭りを一人開催すべく第一本目。笑

ジャケ惚れしてDVDで観たけど、ジャケのこのシーンが最高に好き〜!!愛おしすぎる。このシーン入れたの天才だ
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