1841年にワシントンで誘拐され奴隷となった、自由黒人ソロモン・ノーサップの自伝を基にした作品。
ある手段で告発し解放されるまで、12年もの間奴隷として働かされてきた彼の屈辱と無念が激しく胸を打つ。
ありがちな異星人によるインベージョンもの。段階的に人類を殲滅するための攻撃がなされ、それをウェーブと称している。現在は第4段階で、タイトル通り次の攻撃待ちだ。
第1および第2段階は映像的にもなかなかで>>続きを読む
最近流行りの“マルチバース”を中国系のおばちゃんが行ったり来たりするうちに、いろんな特殊能力を身につけ強くなっていく。その力で宇宙の危機を救うというトンデモ映画。
なんとなく『マトリックス』とMCUを>>続きを読む
スピルバーグが自身のルーツとなる体験を描いた自伝的作品。タイトルは主人公の姓由来である。
ぼくは『ジョーズ』を劇場公開時(10歳?)に鑑賞して以来のファンなので絶対に見逃せない作品だと思ったが、他の人>>続きを読む
山頂から転落死した登山者の事件を調べる刑事と、謎めいた言動を続ける被害者の妻。捜査の過程で2人はいつしか惹かれ合っていくが……。
パク・チャヌクらしいといえばらしいし、エロも暴力もないのはこの人らしく>>続きを読む
劇場で予告編を観たとき、『ロマンシング・ストーン』を思い出した。だが、まったく興味を惹かれずスルー。今回、NETFLIXで鑑賞したが、足元にも及ばない駄作だった。
コメディーのつもりなのかもしれないが>>続きを読む
森絵都さんの『カラフル』を原作とするamazonプライムオリジナルの作品。原作は先日の入院期間中に、オーディブルを利用して聴いた。
いろいろと設定が変更されていて不満が残るが、原作未読の方には楽しめる>>続きを読む
原作を読んでいないので知らないが、『スパイダーマン』絡みのキャラクターらしい。ということは、『ヴェノム』と同系列か?
物語の序盤は、マーベルではなくDCの『バットマン』を彷彿させるが、そこから『ハルク>>続きを読む
2月9日に網膜剥離の手術を受け、5日間の入院を経て退院した。現在、自宅にて療養中。
医者からは特に禁止されていないが、左目(手術した方)の視力が回復していないので、読書も映画も控えていた。復帰に向けて>>続きを読む
フランソワ・オゾン監督が、何度か手を組んだ脚本家のエマニュエル・ベルンエイム(故人)が書いた自伝的小説を映画化した作品。
小説家の長女が、脳卒中で倒れ右半身に麻痺が残る父の看病をするうち、安楽死させて>>続きを読む
1962年に起きた“キューバ危機”の裏側で、CIAとMI6によってソ連に送り込まれたアマチュア工作員(セールスマン)の活躍を描いた映画。実話だということに驚く。
主演はベネディクト・カンバーバッチ。こ>>続きを読む
1862年のアイルランドを舞台に、4ヶ月もの間食事をしていないという少女の真実を描く。
看護師として招かれたリブはしかし、自分の役割が“監視役”であることに違和感を覚える。日々を過ごすうちに、ここでな>>続きを読む
1923年のアイルランド、イニシェリン島に住む2人の男の物語。
昨日まで親友だと思っていたコルムに絶縁を言い渡されたパードリックは納得がいかない。しつこく言い募るパードリックに、コルムは「今度話しかけ>>続きを読む
イタリア映画を劇場で観たのは何年ぶりだろう? ちょっと記憶が定かでない。
1982年、16歳で出会ったパウロとジェンマの、実に40年に亙る思うに任せないラブストーリーだ。激動の時代の中で出会いと別れを>>続きを読む
永野芽郁さんがこれまでのイメージをぶち壊すような役で主演した作品。
ある日突然、自ら命を絶った親友のために、彼女が行きたがっていた岬を目指す。
なにしろマリコは冒頭からいきなり死んでいるので、奈緒さん>>続きを読む
ロビン・ライトの監督デビュー作で主演も務める。原題はシンプルに“LAND”なのだが、邦題は盛り過ぎで、観る前から内容が想像できてしまう。
果たして想像通りの内容だったが、展開は予想外だった。親切過ぎる>>続きを読む
ハリウッドの大物プロデューサーによる女性への性的暴行を暴いた、ニューヨーク・タイムズの2人の女性記者を描いた作品。
原作は2人の共著によるノンフィクションだが、本と映画ではアプローチの仕方が異なる。本>>続きを読む
Filmarksのオンライン試写会に当選した(^o^)v。劇場で予告を観て、楽しみにしていた作品なのでうれしい。
洋画でおなじみの“逃がし屋”の話だと思っていたが、こちらは“運び屋”だった。金次第でど>>続きを読む
“família”はポルトガル語で「家族」の意。タイトル通り、様々な形の家族が登場する。
前半は陶器職人の神谷と一人息子の学、学の妻のナディアの関係が主軸となり、そこに在日ブラジル人が絡む。後半は在日>>続きを読む
19世紀のニューヨークを舞台に、士官学校で起きる連続殺人事件を元刑事が追う。士官学校には若きエドガー・アラン・ポーが在籍しており、捜査に関わることになる。
陰鬱なゴシックホラー風の画面とストーリーがマ>>続きを読む
香港映画がもっとも輝いていた時代、大量に作られたカンフーアクション映画。
ブルース・リーやジャッキー・チェンといったスターの後ろには常に大勢のスタントマンがいた。通常の月収の数十倍の報酬を求め、時には>>続きを読む
新海誠監督作品3本目かな? 最初は驚きの連続だった表現もだんだんと鼻についてきてしまい、ストーリーもイマイチに感じた。本作は年末最後の1本にする予定がまさかの途中下車……。年が明けて観た映画が失望の連>>続きを読む
ゴーギャンは好きな画家ではないが、この映画は評判が良さそうだったので観てみた。
……うーん、退屈。否定も肯定もしないが、どう考えてもこの時代の芸術家はまともじゃない。
1980年に竣工したソウル市南東に位置する巨大団地。老朽化を始め様々な理由から再開発が決まり、2021年に撤去工事が開始された。住民たちが退去した後、彼らが“地域猫”として見守ってきた約250匹の猫た>>続きを読む
マイケル・ベイ監督、ジェイク・ギレンホール主演のアクション映画ということで、劇場公開時に観に行く予定だったが、時間が合わず見送った作品。行かなくて正解だった。
細部に至るまで脚本が穴だらけで、まともに>>続きを読む
シリーズ3作目。というか、2作目で積み上げた諸々を回収するための作品のように思えた。ゆえに、ドキドキもワクワクもせず……。
1作目の楽しさがどんどん消えていくのはハリポタと同じで、中途半端にファミリー>>続きを読む
ロバート・レッドフォードとニック・ノルティの共演による……冒険映画? 2人のおじいさんが過酷な長距離トレッキングに挑む姿を描いている。
『さらば愛しきアウトロー』後の出演作かと思ってしまったが、201>>続きを読む
10年を共に過ごした夫婦の、離婚前夜と結婚前夜を交互に描いたミュージカル。もともと舞台で上演された作品で、主役の2人を数々の舞台に出演した現役のミュージカル俳優が演じるとあっては見逃す手はない。
期待>>続きを読む
19世紀末に活躍した実在のダンサー、ロイ・フラーを描いた伝記映画。
まったく興味のないジャンルなのでこの方の存在すら知らなかったが、モダン・ダンスや舞台照明の先駆者的な存在だったらしい。劇中のダンス・>>続きを読む
実在の元女子プロボクサー・小笠原恵子さんの自伝を基にした作品。岸井ゆきのさんが主人公である生まれつき耳の不自由なボクサーを演じている。
岸井さんとは縁がなくて、名前は知っていても動いている彼女を観た覚>>続きを読む
最初に映画館でこの映画の予告篇を観たとき、ジンバブエでワインなんてよほどの金持ちなんだなと思った。とんでもない誤解だった。
この映画に登場する人達は皆、ジンバブエの現状に絶望し国外に逃れた“難民”たち>>続きを読む
低体重で出生したことにより、様々な疾病を抱え、車椅子での生活を余儀なくされている少女・クロエ。だが努力家で、頭もよかったことから、大学進学を目指しており、現在は大学からの通知を待っている。そんな時、大>>続きを読む
2020年度本屋大賞翻訳小説部門1位を獲得した小説『アーモンド』の著者であるソン・ウォンピョンが監督・脚本を務めた商業映画デビュー作だ。
半年前に妻を亡くした男の周囲に張り巡らされた巧妙な罠を、不穏な>>続きを読む
2009年に公開された映画の待望の続篇……というよりも、ここからが本篇なのだ。
まず、スクリーンの隅々にまで気を配った映像のクオリティーに圧倒される。できればHFR版を観たかったが、田舎暮らしゆえ通常>>続きを読む
試写会に当選した(^o^)v。ソン・ガンホ、イ・ビョンホン共演の息詰まるサスペンス映画だ。
韓国からホノルルに向かう航空機内で発生したバイオテロの顛末を描く。地上で犯人の情報を求めて東奔西走する刑事と>>続きを読む
韓国系アメリカ人のジャスティン・チョンが監督・脚本・主演を務めたヒューマンドラマ。3歳の時に養子縁組でアメリカに移住した韓国生まれの青年が陥った悲劇を描く。
これはもう、アメリカという国のどうしようも>>続きを読む