ZUSHIOさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

毎年アメリカでは、クリスマスに放送されるという定番クラッシック映画ながら、久しぶりにラストシーンでぼろぼろに泣いてしまった。
もう、オールタイムベスト10にランクインは確定。

この作品が、バック・ト
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

2.8

前作がサイコホラーだったとしたら、今作はサイコ感のあるアクション映画だった、というパート2になって、ジャンルチェンジしているところも面白い。
ただし、シナリオが如何にも続編をひねくりだすために頭で考え
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.0

前作よりも、死者数が抑えられてて、普通に観られる、エンタメアクション映画として、完成度が上がっていた。
岡田准一さんのアクションは相変わらずキレッキレで、素晴らしい。

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.8

先日観た『アンダードッグ』前後編も素晴らしく良かったけど、この『ブルー』もまた素晴らしいボクシング映画だった。
『アンダードッグ』の森山未來には、同じ敗者ではあるがヤサグレ感が漂っていたが、『ブルー』
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.5

ゲームはやったことなかったけど(からか)、充分楽しめた。
ミラジョボビッチの衰えないアクションを堪能できるだけでも満足。
最終戦の塔の場面が急にCG予算が尽きた感が否めなかったが、果たして続編は作られ
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

マイケルダグラスの「フォーリングダウン」みたいなブチ切れオヤジ系の話かと思いきや、中年オヤジ版のジョンウィックだった。
という訳で、物語自体には新鮮味はないけれど、頭空っぽにして観るバイオレンス・アク
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.4

前作よりもコメディ感強めで、こういうあっさり味のアメコミ映画がやっぱり良いと、エターナルズのあとだけに余計に思うし、ポストクレジットで激アツ。
そりゃ、最高ですわ。

モータルコンバット(2021年製作の映画)

4.0

25年前ぐらいに、ゲームギアでやり込んでたぐらいのゲーム原作だったけど、想像以上に良かった。
何しろハリウッドで真田広之と浅野忠信がしっかり重要な役どころをしているのが嬉しいし、相変わらず真田広之のキ
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

4.3

世代的にストライク世代なので、最高に楽しめた。ただし、あくまでも下ネタ&ギャグも80年代のままなので、その辺は現代っ子には違和感かも…。
それにしてもPSYSのAngel nightからのアバンタイト
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

所謂、神々の戦いなのだが、マーベルの神々はDCと違ってユーモアもあってとても良い。PCに目配せをしての配役ではなく、多神教的に多様性のある神々であることがとても良い。
中国共産党を批判したクロエ・ジャ
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

2.9

冒険に出るまでが、面白くて、なんやかんや理屈が入って来てから急速につまらなくなってパイレーツ・オブ・カリビアンの川版になるだけっつうのも、ランドに行ったとき、左回りで回り始めると、カリブの海賊→ジャン>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.7

『恋はデジャブ』『ミッション8ミニッツ』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『ハッピー・デス・デイ』古くは『時をかける少女』及び『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』...と、もはやタイムルー>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.5

『ディストラクション・ベイビー』の真利子哲也監督なので、痛々しいヴァイオレンスは、覚悟していたが、それにしても暴力の「痛み」が伝わってくる映画だった。
そして、やはり宮本=池松壮亮と靖子=蒼井優の鬼気
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.6

面白かったし、テーマ性も良かったけど、ロマンス編に比べちゃうと少々ネタばらしの意外性が少なかったかな?

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

4.0

前作に続いて鑑賞。まだスピンオフ系は観てないけど、『死霊館のシスター』はビジュアル的にヴィランとして、カッコいいので観たくなった。
やはりこのシリーズ、主人公のウォーレン夫妻が何より良い。実在の夫婦で
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.6

ケン・ローチ監督のように社会告発的な強いメッセージ性を押し出してはこないが、美しい情景と詩的な会話とともに、アメリカをはじめとする資本主義社会の限界性が染み込んでくるように伝わってきた。
あるいは、本
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.6

GTAの世界に『レディプレイヤーワン』『レゴムービー』『恋はデジャブ』(を初めとするループもの)『ゼイリブ』のエッセンスを加えたコメディ映画だったけど、主題は「自由意志」とは何かという、実際に誰かの人>>続きを読む

アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

4.5

勝地涼演じるお笑い芸人・宮木が背景になってしまったのは残念だったけど、やはりドラマとしては森山未來演じる晃と北村匠海演じる龍太の一騎打ちのドラマに持ち込んだのは、やはり良かった。
後半は、ロッキーで定
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アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

4.8

ボクシング好きとしてボクシング映画は、+1点ぐらいはスコアがあがってしまうことを差し引いても、とても良かった。
ある意味、全員が「ロッキー1」のロッキー・バルボア同士の三つ巴のドラマだった。ロッキー1
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.5

フジテレビドラマの映画化だと侮って観て、本当にすみませんでした。
と、謝りたくなるぐらいに面白かった。
逆に、フジテレビドラマのクサさというバイアスがかかってたからこそ、そこも含めて、メタ的に完全に騙
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

ニュース映像の、キツネ目の男の似顔絵に恐怖した世代としては、ドンピシャで面白かった。
おそらく、実際のグリコ森永事件の真相にも近いのだろうと思うが、そこにあのような切ないドラマを盛り込む原作及び映画脚
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死霊館(2013年製作の映画)

4.5

何だこの滅茶苦茶面白いホラー映画は。
無力な家族たちの第一幕から、第二幕のウォーレン夫妻+除霊チーム登場の頼もしさったらない。
ただし、ウォーレン夫妻も最強の除霊士というわけでもないところで、やっぱり
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.8

最高のファミリー映画だった。
公開時期が遅くなって時宜を失した感はあるが、ハーヴェイ・ワインシュタイン事件に端を発する、#me_too運動のメタファーとしても感動的な展開だった。
そして、フローレンス
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

2.9

『CUBE』の垂直・食糧特化版映画だった。
実に分かり易い、新自由主義の現代社会のメタファーとしての物語だった。つまり、全人類が満腹になれるだけの食糧は世界にあるのに、大量の食糧廃棄物を出している日本
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の・ようなもの(1981年製作の映画)

4.3

森田芳光監督のメジャーデビュー作にして、制作費は実家を抵当に入れての借金というギャンブルながら、相当に攻めた造りの度胸が素晴らしい。
よほど自分の才能に自信がなければ、そんな冒険はできないだろうと思う
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魔界転生(1981年製作の映画)

4.7

千葉真一さん追悼を込めて、DVD購入し久しぶりに鑑賞。
やはり素晴らしい作品だった。
何度観ても、ラストの炎上対決シーンは息をのむ迫力で、やはり千葉真一さんの柳生十兵衛も素晴らしいが、殺陣では圧倒的に
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.8

『スーサイドスクワッド』『ザ・スーサイドスクワッド』『バーズオブプレイ』の順番で観て、『ザ・スー』も良いけど万人にはおススメできない点を鑑みると(『スーサイド~』は誰にもおススメできない)、『バーズオ>>続きを読む

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.4

途中からどんどんジャンルが変わっていく、良い意味で予想を裏切っていく映画だった。
冒頭は泣かせ系の文芸作品のようであり、途中からコメディ映画、ラピュタのような冒険ものやスパイアクションのような要素も入
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.5

MCU初のアジア系ヒーローとして最高に良く出来た映画だった。
特に、オマージュを意識させるシーンがあったけど『ラーヤと龍の王国』にも出ていたオークワフィナが良い味出してた。もちろんトニー・レオンの重厚
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スーパー!(2010年製作の映画)

4.0

『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』がインパクトあり過ぎて、ジェームズ・ガン監督を起用した要因であろう今作を観て納得。
いわばピース・メーカー(力は一般人だが)の誕生譚の如くの狂人的なヒーロ
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ウォーリー(2008年製作の映画)

4.4

意外と見逃していた、ディズニー・ピクサー映画だったけど、最高峰なみの傑作だった。
ロボットが、本当に人間らしい表情(表情筋はないのに)をするのが、感動を呼ぶ。そして人間たちも徹底してクズなわけでもなく
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アダプテーション(2002年製作の映画)

3.6

フェリーニの『8 1/2』あるいは、北野武の『Takeshis'』のような、作り手の無意識まで全て筆記して、さらけ出した映画だった。また、脚本家としての仕事とは何なのか? (ハリウッド的)物語があると>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

4.6

超傑作韓国映画『エクストリーム・ジョブ』に匹敵する、傑作エンタメ映画だった。
細かい、シナリオ上の突っ込みをするのは無粋。これは、純粋に韓国の都市部(ソウル?)を舞台としたクライミング&パルクールのサ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.3

凄まじいバイオレンス(全部痛い)、まさに孤狼の如く、日本映画にヤクザ映画を復興させるべく撮られた映画だった。
鈴木亮平の狂鬼がかった芝居の迫力は、もはや『ブラック・レイン』松田優作のサトーの狂気に匹敵
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日本の夜と霧(1960年製作の映画)

4.5

池上彰・佐藤優『真説 日本左翼史』で紹介されていたので、鑑賞。
逆に、この本で共産党の50年分裂・60年安保の背景を知っていなければ、何のこっちゃ?で分からない映画であったことは間違いない。
ただし、
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.8

レビューでは「1」推しの方が多いけど、個人的には「2」の方が圧倒的に好き。確かにDIY瞬殺仕事人としてのイコライザーこそが良いのだ、とすれば確かに「1」だけど、どうしても話のスケールはホームセンター止>>続きを読む