このレビューはネタバレを含みます
肉体的な死と精神的な死のほとりにいるふたり、どこか遠くへ行きたいと願うふたりが同じ夢を見る。柔らかく、確かにそこにある羽根と光。20代の閉塞感。目を瞑ればどこにでも行ける。
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今度は今度、今は今。ずっと変わらないであってほしいけど、ずっと変わらないものなんてない。世界は繋がっているようで、繋がっていない。
私が生きる世界も、誰かが生きるまた別の世界も、それらの形が変わったと>>続きを読む
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傷を抱えて生きていかなければいけないひとたちのための、音楽による贖罪と救済と再生の物語。忘れたい過去、どうしようもない現実、ひととの出会いと別れ。キリエの悲痛な叫びのような歌声は、そんな悲しみや苦しみ>>続きを読む
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今泉監督作はいつも想像の余地を、余白を残してくれる。登場人物の心情や情景をより強く表してくれる細野晴臣のアンビエントな音楽も、カメラワークや水の流れが美しい映像も、豪華なキャストによる演技もみんな良い>>続きを読む