だいすまさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ミンボーの女(1992年製作の映画)

3.8

日本映画専門チャンネル 伊丹十三特集より

大学生の時以来、30年ぶりに鑑賞。大体ストーリーは覚えていたけど、改めて観ても変わらず面白い。
ヤグザまみれのホテルを救うべく立ち上がる従業員と弁護士の話。
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どこへ出しても恥かしい人(2019年製作の映画)

3.5

友川カズキというシンガーソングライターを初めて知った。70年代から活動していたらしい。
この人の生活は歌を唄うか、酒飲むか絵を描くか、競輪しているかのいずれかなのだが、あまりの無頼っぷりと自由さに羨ま
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

見逃していた所、再上映やっててラッキーだった…

タイムリープものは数多あれど、一つの職場環境が丸ごと…というのが面白い。つまり同僚皆がタイムリープするのだけど気付くタイミングがバラバラなのは何となく
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

Dolby-systemで鑑賞。
いやー、素晴らしいの一言でした!
ストーリーはさる事ながら、映像も音響も大絶賛でございます笑
良く作り上げたなあ〜と、まだまだ本邦作の底力を見せ付けられた感じ。アニメ
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Playback(2012年製作の映画)

3.5

三宅唱監督特集@日本映画専門チャンネルより。
「ケイコ」を鑑賞した流れで、本作も漸く鑑賞する事が出来た。
率直に言えば、”難解”の一言。まだ何の解説も感想も見ていないが、自身の過去を振り返るというスト
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.8

追記
日本アカデミー主演女優賞、おめでとうございます!!
納得の受賞!!

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正直、岸井ゆきのの代表作は「愛がなんだ」で確定なのかなーなんて思ってたけど、本
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

長編では、個人的に一番テーマとストーリー進行が明確で分かりやすい作品だったと思う。

未来への警鐘と過去への訣別。
扉を開くのではなく、閉じることの意味。
なかなか深い…

画の美しさは毎度の保証付き
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拷問男(2012年製作の映画)

3.0

他の方も書いてる通り、邦題が間違ってるように思う。確かにグロ・ホラー作かもしれないけど、決してこれだけにフォーカスしたものではない。
単なるサイコパスではなく何故拷問?するに至ったのか。この背景が哀し
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.8

国の為に頑張るぜ!的なテンションで意気揚々と兵士志願したものの、最前線に送り込まれて地獄を見る若者達の物語。

第一次世界大戦から人は何を学んできたのだろう。敵味方関係なく死ぬのは人間であり一人一人に
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余命10年(2022年製作の映画)

3.8

私自身も大病したため、余命について一段とリアルに感じるようになった。何をしたくて何が出来るんだろうとか思ったり。投げやりな気持ちになったり…
主人公の気持ちが手に取るように分かった。彼を振った気持ちも
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.8

赤ちゃんの頃から共に育った少女とオクジャ(食用巨大豚)の物語。
捕らえられたオクジャを救出すべく動物愛語団体の面々も参入したドタバタ劇でテンポ良い展開が続く。ただ、最後の解放シーンがアレ?という位呆気
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香川1区(2021年製作の映画)

4.2

続編もなかなか面白かった。
前作と異なり映画の影響もあったか圧倒的な応援者に囲まれ、代々続く地元の名士平井元デジタル相との因縁の一戦を描く。
(平井一族の)地元新聞社から一方的に小川氏に対する批判的な
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.8

今泉力哉監督の十八番である会話劇と、ストーリーこそ違えど「好き」とは何かという永遠のテーマを追求した作品で、一ファンとしては安心して観れた。またオリジナル脚本というのも好意的に受け止めた。
「村上春樹
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ピノキオ(2022年製作の映画)

3.0

家族が観ていたので便乗。
ストーリーは展開がめちゃくちゃ早く味わうヒマがない。映像はCGと実写のバランス良く、見応えあり。
子供向けならこんなものか…と思いつつ沢山教訓と示唆に溢れている物語なので、小
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アテナ(2022年製作の映画)

3.5

アテナ団地の若者がとある事件をきっかけに警察に抵抗し蜂起する話。
長回しが多くリアリティ高い作品だが、そこまで惹かれるストーリーではなく慌しくガチャガチャした感じが目立ったように思う。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

4DX鑑賞。
訓練・戦闘シーンが物凄い。シートが動くので臨場感が高まったし、出来れば4DXをお勧めしたい。迫力が物凄い分、見終わった後は脱力…疲れた。。
前作を観ていれば更に理解が深まるけど、観てなく
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13人の命(2022年製作の映画)

3.8

あまり詳しく見た記憶がないけど、当時ニュースで報道されてたなあ…と思いながら鑑賞。
本作で事件発生から救出までのプロセスが良く分かった。
本編始まって1時間も経たずに少年達が発見されたため、意外とあっ
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MOOSIC PRODUCTS!/nico(2012年製作の映画)

3.0

日本映画専門チャンネル 今泉力哉監督特集③より。
今泉力哉監督自身の経験をベースに制作されたファクションかな?と思いながら鑑賞したが、今ひとつ引き寄せられなかったのは残念…

※ちなみに同日に放映され
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エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

3.8

ドラマの最終回、叫びながら盗んだ車を飛ばすジェシーの姿が印象的だったが、その直後から本作が始まる。

人生をやり直す為にアラスカに向かうまでのプロセスにもブレイキングバッドらしい緊張感が継続していてあ
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tarpaulin(2012年製作の映画)

3.2

日本映画専門チャンネルの今泉力哉監督特集②より。
ワンカットの実験的作品。野外フェスに行くの行かないのと夫婦と友人達で揉める話。
旦那さんが家を出てからの背中を追ったシーンが生々しくリアル。
公園の女
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此の糸(2005年製作の映画)

3.1

日本映画専門チャンネルの今泉力哉監督特集②より。
超初期の短編と思われるが、この頃から恋愛の機微を描いていたんだなぁ。今までも一貫している好きという分かりにくい気持ちをテーマにした作品。本人が主演とい
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.9

昔一回観たかも…と思いながら再鑑賞。
良く纏まっている家族ドラマで、登場人物それぞれのエピソードがあり飽きさせない作りになっている。
宮沢りえの存在感が基軸となり牽引するが、ラストのラストは結構ぶっ飛
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がんばれ!チョルス(2019年製作の映画)

3.5

面白いといえば面白い作品だけど、結構あっさりとストーリーが進むし、涙涙までは行かなかったかな…
白血病の女の子の演技が上手かった。

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.5

ひょんな出来事から出会って一か月でサイコパス父子?に嫁ぐ主人公。
裕福で理想的な生活が始まったと思いきや、難しい性格の娘との関係構築に苦心し、旦那は優秀だがステレオタイプな価値観にギャップを感じ始める
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.8

ポスターと違ってラブコメではないのね笑

結構重い内容で驚いたし、見応えあり。

若い男女の考え方とか視点の違いによるすれ違いに引き込まれた。
否、若くなくともこうしたすれ違い、言いたい事が伝わらない
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.0

人生はジェットコースター、という事か。
世の中は所詮こういう物だという事か。

上の階から順に食事が降りてきて、下の階の者はその残飯を食す。ただ一か月経てば、次にどの階に行くかは分からない。
残飯すら
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

二人の男女の出会いと別れを、一年一年の逆再生によってより深く印象づけている。

ただこの過去に遡る手法は、例えば韓国映画のペパーミント・キャンディーと同様で、個人的に目新しさは感じなかったかな…

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無頼(2020年製作の映画)

2.5

厳しい言い方になるけど、残念ながら井筒監督作はどれもイマイチだ。
本作も2時間半とただ長いだけで、淡々と一人の男の半生が描かれている。そのシーンの一つ一つに深みがある訳でもなく、全く印象に残らない。
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ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった(2019年製作の映画)

3.8

ザ・バンドの誕生から終焉までを、ギターのロビー・ロバートソン中心に語られるドキュメント。

この手のドキュメント作で残念なのは、曲がまともに聴けないこと。
曲はアルバムとかライブ映像で、という話かもし
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.5

うーむ。あまり心動かされなかったな…
なんというか、展開に無理があるというか。。
感動のラスト…という位置づけなんだろうけど、そこまで感動することもなく。

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

3.2

本作は難解。
確たるストーリーラインはなく、雰囲気で魅せる作品か。シュール。
どうやら本作の監督と女優の不倫が背景にあるようだが、その前知識があっても理解困難だった。

それから(2017年製作の映画)

3.8

アマプラで観れたのはラッキー

超純粋な会話劇。
ひたすら話を聴くだけなのだが、地味にストーリー展開がしっかりしていて時間の経過を忘れるくらい集中して鑑賞した。

私はこうした会話の”機微”が感じられ
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.6

高校生の青春を暖かみあるトーンで描いた良作だと思うが、元々原作があることもあり今泉監督の強みが100%出し切れていないと感じられた点が惜しい…
十八番の長回しもどこか冗長な感じがしたし、例えば「愛がな
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.8

ゆるい進行は個人的には嫌いでなく、今の若者らしい会話に好感を持った。
驚きの事実が後に判明するが、行き場の無い哀しみも分かるよな〜とか思ったり。
自身の若かりし頃を思い出した。
明け方の街って、青いん
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抱きしめたい(1978年製作の映画)

4.2

本作を初めて観たのは確か小学5年生だったと思う。ビートルズのA harddays nightと二本立てだったかな。次に観たのは大学生の頃だったか。

今回は3回目の鑑賞だが、本当に良く練られたストーリ
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