だいすまさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

濃厚な3時間。
原作に新たなパートが加えられているが、特に違和感は無い。
むしろ原作が深掘りされていてこれはこれでアリだと思う。
ストーリーについては観る人によって解釈、感じ方が様々の筈なので割愛する
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ザ・スパイ シークレット・ライズ(2013年製作の映画)

3.5

嫁さんに滅法弱くうだつの上がらない旦那は、韓国を守るスパイで…という話。
南北の戦争を回避すべく核兵器製造知識を持つ北朝鮮の物理学者を守るため、CIAやら他国のスパイとのドタバタアクション劇。

10
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

60年代初頭のアメリカ。
才能も富もある黒人ピアニストと、運転手として雇ったイタリア系白人との友情物語。
グリーンブックとは、「黒人が」安心して泊まれるホテルのガイドブックのこと。

キング牧師の差別
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エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)

3.8

一作目を観てすごい戦闘シーンてんこ盛りだったので鑑賞。
これ三作目だったのか…二作目飛ばした…笑

とはいえストーリーは理解出来た。
戦友に騙され主人公が大統領暗殺の犯人に仕立て上げられ…というもので
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大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

3.5

大富豪のおばあちゃんを誘拐したおバカな3人組だが、結局おばちゃんがリーダーとなって…という話。警察を巻き込んで大騒ぎとなっているが、当の本人とおバカ3人組が平和に生活しているギャップやまた身代金を奪う>>続きを読む

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

3.5

連れ子二人と暮らす主人公(父親)の悲喜交々。後妻が血の繋がった子を身ごもったことから、思春期の入り口にいる連れ子長女から物凄い反発を受けたり、本当の父親に会わせて欲しいと困った事言われたりと。
そんな
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.8

貧しいキューバ難民がアメリカの麻薬王に成り上がる物語。
ガッツと交渉力で徐々に金と権力を手に入れるが、最後は誰も信じられなくなり孤独になるのは定めなのか。
アルパチーノの狂気の演技と花と散るラストが素
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クーデター(2015年製作の映画)

3.8

家族で東南アジアの赴任先(ホテル)に到着して間もなくクーデターが発生、ひたすら逃げ惑うという作品。
クーデターというより反米に関する暴動?と思ったところもあるがそれは別にしても、見ていてなかなかしんど
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完璧な他人(2018年製作の映画)

3.5

会食で集まった友人夫妻同士で携帯を見せ合うというゲーム。
たぶん原作があって、制作国別バージョンあったように思うが、本作が初見。
序盤から中盤にかけては展開も会話も面白く見入ってしまったが、後半は息切
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闇金ドッグス9(2018年製作の映画)

3.0

シリーズ最終作かな?
8があまりに衝撃的すぎて比にならない。

「ヤクザは反社扱いで銀行口座持てないから金借りるには闇金しかない。踏み倒せばどこからも借りれなくなるし、ヤクザ業界で生きる自身の顔に泥を
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

どう深読みすべきか。

人生の明暗のうち、暗部を徹底的に描いている。
どこまでも恵まれない人生を歩んできた主人公が、ある日銃を手にした時から狂気が炸裂する。

自分を馬鹿にする者、自分を貶めてきた者へ
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長沙里9.15(2019年製作の映画)

3.5

朝鮮戦争下。人手不足を解消するため、ほぼ素人の学生達を集めて実行された長沙里上陸作戦。
朝鮮戦争自体の知識も覚束ないが、こんな無茶な戦いがあったとは…
多くの学生が犠牲となった戦いだが、元は自由主義と
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オマールの壁(2013年製作の映画)

3.0

予備知識無しで鑑賞。分かり難い作品だと思う。

主人公含めた3人組と一人の妹。警察に捕らえられ裏切り者を連れて来いとか、協力者だとか、誰が嘘をついているとか、この辺りの整理が難解。
二回観れば理解が深
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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.5

アパルトヘイトの終焉からネルソン・マンデラ新政権誕生。ラグビーワールドカップを通じて国民がひとつになることを願うマンデラ大統領と、弱いラグビーチームが優勝まで上り詰める物語。

良いストーリーだが、マ
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.8

かなりハチャメチャなストーリーだが、これはこれでアリだと思う。

うだつの上がらない麻薬捜査チーム。張込みをするために敵のアジトの目の前でチキン屋を始める。が、予想外にも流行りの店になってしまい捜査ど
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ザ・ネゴシエーション(2018年製作の映画)

3.5

コロナ時代になりweb会議が通常化しているが、これを先取りしたように序盤〜中盤にかけwebによる誘拐犯と警察の交渉人のやり取りが続く。

こうした作風は今迄あまり見なかった切り口だけに、もっと心理戦を
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遠い夜明け(1987年製作の映画)

4.2

アパルトヘイト下、差別主義に異を唱え多くの支持を得た青年ビコと、これを世に発信した白人新聞記者の物語。

南アの黒人差別主義とこの解放に尽力したネルソン・マンデラの事は知っていたが、ビコ青年の存在は恥
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.0

1カットもの。
最後までテロリストが見えないのは「激突!」をイメージしたのだろうか。
緊迫感はそれなりにあるが、やや中弛みもあり。
ラストは残念。。

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.5

富の象徴であるホテルを占拠したテロリストと、逃げ惑う宿泊客・従業員。
実話という事だが何と凄惨な事件だったのだろうと、本作はこの恐怖をしっかり伝えてくる。観ていて本当に恐ろしかった。それ位、リアルで良
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僕の中のあいつ(2018年製作の映画)

3.8

コワモテ社長と気弱な高校生の身体が入れ替わる話。

よくあるストーリーだと思うが、敢えて選択したのはやはり自信があったのだろう。
その自信通り、結構面白い内容に仕上がっている。

ここら辺は韓国映画の
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永遠の片想い(2003年製作の映画)

4.2

「THE映画」というのを、久々に観たように思う。
とても素晴らしい。絶妙な三角関係。

「猟奇的な彼女」にも通ずる暖かさを感じた。
この限られた時間のなかでストーリーもしっかり作り込まれているし、すご
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毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

3.0

全然ハマれなかった…残念

最後の銃声はどっちが打ったのか?

ももいろそらを カラー版(2020年製作の映画)

4.5

初日舞台挨拶鑑賞。
モノクロ版もいいけど、だからこそカラーが更に豊かに感じたのかもしれない。
ラストまでの疾走感が素晴らしい。
そして、ようやく見れた◯◯◯の◯◯◯に感動。

監督から撮影当時のエピソ
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闇金ドッグス8(2018年製作の映画)

3.5

いわゆる胸糞作。
主演の山田裕貴もいることはいるが、どちらかと言うと狂った家族が中心に描かれている。
モラルや理性が欠如し過ぎていて、見ていて気持ち悪くなった。
あまり詳しく観ていないが、初期作はもっ
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リボルバー(1988年製作の映画)

3.8

日本映画専門チャンネルの沢田研二特集より。

沢田研二演じる警察官が、ある日ひょんな事から拳銃を奪われる。
その拳銃を巡って多くの登場人物が描かれるのだが、全く関係無いそれぞれの人物が、最後の最後に見
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.8

予習ゼロ鑑賞。

場所は代官山だし、爽やかボーイミーツガール作と思ってた。確かに観てても始めはそうだった。
けど、付き合い始めても彼女の家に入れてくれないあたりから段々雲行きが怪しくなって…

総じて
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国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.8

1997年に発生した韓国の通貨危機を描いた作品。
そうか、こんなことがあったのか…と。当時社会人2年目の私は遊び呆けて全然意識してなかったなあと反省。

なんとか危機回避しようと奔走する韓国銀行の女性
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

なるほど、マクドナルドはこうして急拡大したのか…
それにしても、もの凄い乗っ取り劇だな。。
食に対する向き合い方よりも不動産売買が主だったのが驚きだ。
マクドナルド兄弟が可哀想だった…

パターソン(2016年製作の映画)

3.5

とあるバス運転手の一週間。
穏やかで何気ない生活を描くが、そしてそれで満ち溢れているはずなのだが、どこにも行けない閉塞感を感じたのは何だろう?
献身的で優しい妻が側にいるのに、解放されない胸の内という
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ローリング(2015年製作の映画)

3.0

盗撮してクビになった体育教師の独白。
その後生徒に再会しながら怠惰に、転がる石のように生活を送るが、まあ上手く行かないことばかりで…というストーリー。
特に心理描写の深みも無く淡々と進行する。
途中眠
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.8

奥さんに先立たれた一人暮らしの頑固じいさんと、隣に住む東南アジア住人とのヒューマンドラマ。

頑固で塞ぎ込んでいた主人公が、隣人との日々の関わりから徐々に隣に住む家族と打ち解け心を開く話で、その中心に
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闇金ウシジマくん Part3(2016年製作の映画)

3.5

たまたま通りがかりの日本映画専門チャンネルでやってたので鑑賞。

もう何回観たんだろう…
テレビドラマ版の一作目を観て以来ハマったなー
映画版については2が一番面白かったかな。本作はどちらかというとイ
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.8

・避けて通ってきた作品だったけど、意外と楽しめた。
・昔の渋谷、援助交際、伝言ダイヤル、デカい携帯、レーザーカラオケ、VHS時代のビデオレンタル店が見れるだけでも価値あり。
・庵野監督の変態なカメラワ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.8

すごく貴重なフィルムなのだろう、三島由紀夫の話を初めてきちんと聴いた気がする。紳士で人の話をきちんと聴く人だったんだなぁと良い印象を持った。

東大全共闘の1000名と、真逆のイデオロギーを持つ三島由
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ピンクリボン(2004年製作の映画)

3.0

日活ロマンポルノとピンク映画は違うことを初めて知った。
ピンク映画はそこそこ予算の潤沢な日活ロマンポルノと違って予算300万円、撮影は数日というハードな条件下で制作される。絡み3回入れればあとは好きに
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プライベート・ウォー(2018年製作の映画)

3.5

世界に戦争の惨状を伝える為、いくつもの戦場へ赴き記事を発信し続けた女性戦場記者の半生を描いた物語。実話。

驚くばかりに危険地帯に乗り込む主人公を突き動かすものは何か。PTSDになってもアル中になって
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