だいすまさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.5

学生時代の作品や自主制作から連続して観たが、純粋に暴力を描いた作品としては本監督の一つの到達点なのかもしれない。

最初から最後まで、狂気が貫かれている。
主人公はほとんどセリフ無し、ただひたすらに暴
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ベルリンファイル(2013年製作の映画)

3.5

ドイツが舞台の、南北朝鮮とかイスラエルとかアメリカとかアラブとか出てきて、武器の密売だのスパイだの亡命だの裏切りだの話が非常にややこしくて分かり難い。
けど、後半は基本ドンパチだけなので楽しめた笑
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カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)

3.5

韓国で実際に起きた5人の少年が殺害された未解決事件。

野心家のTVディレクターや名声を追う大学教授が本事件を食い物にしようとする中盤までの展開や引き込み方は非常に良かった。
後半はややダレてしまうと
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.8

これまためちゃくちゃぶっ飛んだ作品。さすが韓国、相変わらず倫理規定が緩い笑

とある村で発生する連続殺人事件。だが、予想に反し意外と現実離れしていた。

誰が犯人なのか、見ている者も最後まで惑わされる
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青の帰り道(2018年製作の映画)

3.5

高校生仲良し7人組の成長を追った友情物語。

前半がpopな感じなのでワイワイした話なのかなと思いきや、中盤あたりからヘビーになる意外性が良かった。

あまり作品に深みが感じられなかったのが惜しいが、
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サウダーヂ(2011年製作の映画)

3.0

甲府を舞台に閉塞感を抱えて生きる土木作業員の男や家庭が崩壊しているラッパー等の日本人と、出稼ぎに来ているブラジル人他外国人との共存する世界を描いた作品。

いつの間にか外国人が土地の住人になってしまい
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国道20号線(2007年製作の映画)

3.2

日本映画専門チャンネルにて。
背景は良く分かっていないが、有名なインディーズ作なのだろうか。

国道20号線を中心に置いて、その近辺で起こる退廃的な人々を描いた作品。
田舎に良くいる?ヤンキーカップル
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.8

静かな作品で◯

3年前に(元)恋人を亡くした主人公の物語。

何となくめぞん一刻に似てるところもあるかな?と思って見ていたら、正に主人公が同作を読んでるシーンあり。

ラストが良い。こういう沁みる作
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.5

アルカイダの首謀者であるビンラディンを追うCIA捜査官の話。
2時間半超と非常に長い作品だが、緊張感高く一気に観る事が出来た。

残念なのは戦闘シーンがやや不足気味だったかな。。
ブラックホークダウン
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.1

こりゃヘビーですごい作品だわ。。

「生きるのってほんとに大変だ。」これを正に体現した作品だと思う。

2時間半息もつかせず、見ていて苦しくなるくらいに緊張感が絶え間なく続く。

ストーリーはシンプル
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NINIFUNI(2011年製作の映画)

2.8

逃走する孤独な青年を追う。
セリフが一切無く、これは何だ…と思いきや、後半からももクロが出てくるという謎の展開。
ひたすらにシュールで驚きすらあった。
静寂に趣きがあるものの、良作では無いと思う。

ヤルタ会談オンライン(2020年製作の映画)

2.8

ヤルタ会談をオンラインでやったら…という作品。
特に面白いものでも無い。

ソビエトのスターリン役のおばちゃんが時々うるさくてウザかった。

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.0

梨泰院クラスのあの彼女が主演か。

話はベタだが分かりやすい。ラストを除いて。

後半のアクションシーンは圧巻だ。日本でここまで疾走感のあるものは作れないのではないか。

続編あり前提のようだが、まだ
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テラ戦士Ψ(サイ) BOY(1985年製作の映画)

3.8

これも1985年作か…
どんだけこの年にアイドル映画が撮られたのだろう。。
映画の存在は小学生時代から知っていたが、今回36年の時を経て初鑑賞。

意外にも?良作だっただけに、自分でも意外の高得点笑
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沖縄を変えた男(2015年製作の映画)

3.2

沖縄水産を甲子園出場に導いた栽監督の物語。

試合のシーンも淡々と撮影されており、あまり魅力的ではなかったが、弱過ぎて何も無かった野球部が甲子園に出場するまでのプロセスはまあまあ面白かったと思う。
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監視者たち(2013年製作の映画)

4.2

超見応えあり。

テンポもいいし緊張感は最後まで持続するし、本作はなかなかのものだ。ラスボスが強すぎるのと、最後の電車のシーンでは、ペパーミントキャンディーを思い出してしまった(まさか…な)

オスス
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.8

原作をしっかり読んでから鑑賞。

ハロプロ、特に松浦亜弥にハマった主人公とその仲間達の青春物語。出会いと別れ。

いくつかの面白いエピソードから成り立っているてんこ盛り作だが、原作を読んでいたからか映
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ユー★ガッタ★チャンス(1985年製作の映画)

3.0

これもチェッカーズのサントラ同様にシングル持ってたけど、映画は初鑑賞(公開から36年…)

民川ユウジという名のアイドルの、閉塞感を抱えた主人公が破天荒で魅力的な映画監督(原田芳雄)や謎のアメリカ帰り
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CHECKERS in TANTAN たぬき(1985年製作の映画)

3.5

サントラLP持ってたけど、映画館は女子ばかりだろうからと、当時の小学生男子には恥ずかしくて観に行けなかった思い出。

36年の時を経て、ようやく鑑賞。
サントラにはセリフも収録されていて、なるほどこん
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.5

4分の1位寝てしまった…

オリジナルストーリーだが、何というか既視感が否めず。。
環境破壊やいじめ、親子の愛情、諦めない気持ちや仲間達との団結等々てんこ盛り。
泣かせるストーリーだし決して悪くはない
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蟹の惑星(2019年製作の映画)

3.8

東京干潟のスピンオフ企画?

多摩川の干潟に住む蟹の生態を10数年研究しているお爺さんが主人公。

蟹って奥が深い…というのが率直な感想。生まれて初めて知ることだらけで、あっという間の1時間強だった。
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或る夜の電車(2014年製作の映画)

3.8

アマプラにあったのを適当に。

2013年12月31日の渋谷を舞台に、2組6人の動静を追った短編。

いやはや超マイナー作でつまらないかと思いきや、意外と良く出来ていたし面白かった。

セミノンフィク
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ひとまずすすんだ、そのあとに(2014年製作の映画)

2.5

ひとまずすすめ、の後日談。
オマケ的要素が強く、ふーん、くらいの感想。

ひとまずすすめ(2015年製作の映画)

2.8

30歳直前独身実家住まいの女性が、とある男性と出会う物語。
ほのぼの系で見やすい短編なるも主役の女性が素人っぽくて(素人か?)、演技がぎくしゃくしてる感じが残念。

最後のシーン〜亀の水槽がひっくり返
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.5

若松孝二監督(若松プロ)の下で、映画監督を目指す20歳そこそこの女性が主人公。

60年代終わり〜70年代始めにかけての同監督や映画事務所のバックグラウンドが分かったことと、勿論時代背景もあるが若松監
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

人生の約半分を刑務所で過ごした男が再起をかける物語。

堅気の世界は確かに、我慢して我慢して我慢しての連続だ。私も若い頃はあまり意識しなかったが、歳を重ねるにつれ、これを強く感じるようになったのは守る
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東京干潟(2019年製作の映画)

3.8

多摩川でしじみを取りながら生活するお爺さん(ホームレス)のドキュメンタリー。

一昔前は山程取れたしじみも、外部から来て根こそぎ取っていく業者や素人達が場を荒らし、またオリンピックに向けた橋梁工事でし
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

一組の男女の出会いと別れの物語。

二人は共に一緒にいる事を願うけど常にお互いを取り巻く環境は変化し続けていて、すれ違いも起こってくる。それでも強固な絆を保つには、ものすごく努力をしなければいけないと
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歓待(2010年製作の映画)

3.8

家族で慎ましく暮らしていたが、ある時古い知人が現れ半ば無理矢理同居することになり、そこから始まるドタバタ劇。

ストーリー勝負の作品、と感じた。
暴走に向け徐々にギアが上がって行く様はシュールだが面白
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イエローキッド(2009年製作の映画)

3.5

真利子哲也監督特集より。
東京藝大卒業制作。

初の長編だろうか。お婆さんと二人生活を送る貧しい青年と、彼を題材に作品を作る漫画家を中心に進行する物語。
内に秘めた暴力の描写は同監督の特徴だが、まだプ
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ニコラの橋(2007年製作の映画)

3.5

真利子哲也監督特集より。
東京藝大院在学中の作品。

5つ子ちゃん家族番組のヤラセお父さん役を務める主人公と、実際の子供達二人の生活を描いた作品。

着眼点が面白い。嘘の家族の方が生き生きしている父親
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そんな無茶な!(2007年製作の映画)

3.5

真利子哲也監督特集より。
商業作品1作目?

「アブコヤワ」を鑑賞。
100万円で宝くじを買う話。
ラストが衝撃。このセンスが後の大物監督に化けるということか。

車のない生活(2004年製作の映画)

3.0

真利子哲也監督特集より。
自主制作4作目。

亡くなったお爺さんの供養ため、お爺さんが乗っていた車(トヨタコロナ)で丁度募集していたトヨタの映像コンテストに応募しようとしたが、コロナはダメだったという
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マリコ三十騎(2004年製作の映画)

3.0

真利子哲也特集より。
自主制作3作目。法政大学時代の卒業制作。

新しいものと古いものの共存について。

新しい大学のビルと隣接する古臭い学生会館。
ひょんな事から真利子家の先祖は海賊だったと知り、先
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極東のマンション(2003年製作の映画)

3.0

真利子哲也監督特集より。
自主制作2作目。

自身の不安やもどかしさを描く。カンボジアへ撮影の旅に行くが、母親からダメ出し食らってるシーンが面白い。
最後の自己バンジーは完全に壊れてる。

朝日ととも
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