ドンキーホーグさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

面白い…面白いんだけど…
何故か腑に落ちないこの感じ…
多分一番の原因は、敵がハッキリしないというところにあると思う

謎のAIという時点で「えぇ~」と思ったが、AIの目的や「何ができるのか(何ができ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

話としては直球だし、かなり精神的な内容だったと思うが、その全てが迸る凄まじい量のイメージで装飾されているため、すんなりと入ってくる。
恐らくあらすじだけ説明されても面白くないが、圧倒的なビジュアルで裏
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.7

ゲイ・ロードムービーとしては、「アンクルおじさん」のほうが面白かった(移動距離的にも)

静かな風景と、旅と、認知症。ストーリーは凝ってないし、ロードムービーとしては移動がないし、とにかくゆっくり時間
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

時代設定がいい感じで、何か前作よりも全体的にオールドな作りに感じた

といっても画面構成はまさに現代の映画という感じで、007のNo time to dieを思わせる感じ(シリーズの終わり/過去作のパ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.8

前作で「あれ?なんで主人公の世界ってスパイダーマン二人いるんだろう」って少し思ったけど、溢れる情報の流れに押し流されてすっかり忘れていた
それがまさに本作の肝であり、伏線だったことに驚き、引き込まれた
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私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ(2022年製作の映画)

3.9

狂気じみた作画の良さ。完璧主義というか、一ミリも隙が無くて、どのシーンを切り取ってもそのままグッズ化できそうな…そんなクオリティが保たれている。

ロリコンの大学生が女児に入れ込む…というだけの話かと
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.2

こりゃすごい

ディズニーもそうだけど、CGアニメと手書きの違いは明らかにその物量だと思う
CG…人力では実現出来ないディテールと規模感で世界を作り出せる

本作はそれに加えて演出も素晴らしかった。エ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

面白かっTAR


洗練されたブルジョワな暮らし、支配欲求と、その裏側にある下半身に忠実な行動、強迫症、睡眠障害。その表裏のギャップを追いかけるという意味では、アメリカンサイコを見ているような感じがあ
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.5

"So, the world's over?"

"The world's over."

映画という「演技の舞台」で「演技の演技」をするという意味では、メタフィクション的な部分がある
この引っ掛けに
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

ブラピは難しい顔した父親役より、こういう役が似合うと思う

海外から見た日本のイメージをそのまんま、やりたいことをやってる感じが良い

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.0

想像した数倍チープだった。編集、演出、撮影が。
BBCとかの再現ビデオみたいな感じで、映画…的な美しさとかは特になく。
ただひたすらゲイリーオールドマンがすごかった。ただあんま中身はない…

ラッキーナンバー7(2006年製作の映画)

3.9

10年ぶりに再鑑賞。
安っぽいジャケットとアホっぽい名前で損してるけど、隠れた名作。

謎はきちんとすべて明らかになるので、考察や推理はせずに素直に物語を追ってくと楽しめるかなと思う。

騙され得な作
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ジャッカル(1997年製作の映画)

3.5

殺し屋が段取りを決めて粛々と準備をしていく描写が好きなので、本作はそれが大部分を占めていて良かった

ステイサムのメカニックとか、準備シーンが多いの良いなぁ

ブルース・ウィリスの七変化はかなりギャグ
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

3.7

人間の認識、知覚、感覚。それらの外側にあって、ヒトには感知できない様々ものがこの宇宙には存在する。
我々は赤外線もX線も見ることができない。
人間にはそもそも認識できない種類の概念というものも存在する
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パニッシャー(2004年製作の映画)

3.0

筋肉と爆発の復讐劇かと思ったら、案外頭脳戦でした
警察はなーにやってんですかね?

リトル・シングス(2021年製作の映画)

3.5

中盤に出てくるイカにも怪しい人間は、絶対に犯人ではないという法則がある

本作もジャレッド・レトが中盤に出てきて、とんでもなく怪しい演技をし始めたので、これはもうデンゼル・ワシントンが犯人で確定でしょ
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ファイナル・カウントダウン(1980年製作の映画)

3.0

盛大に何も起こらない
SFとしてもまぁ、当時はタイムスリップものは新しかったのかな?
バックトゥザフューチャーよりも前の映画だし

戦闘シーンはほぼ無いものの、米軍軍艦やら飛行機やらの描写が死ぬほど丁
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

内戦のくだりはまぁ良かったものの、エロゲみたいな話の展開でそうはならんやろ…となってしまう映画
エロい拷問官が自分の息子で、その近親相姦の結果、息子との間に双子が生まれました…という話

内戦では、や
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.2

子供のときに見るのと、大人になってから見るのでは全く違って感じられる作品。

子供のときに見たときには、家が無くなって可愛そうだと思ったし、映画全体が退屈に感じた。
でも大人になって分かる、人生とは場
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

4.0

エンタメ映画としては花丸
それぞれ尖った特殊能力を組み合わせ、協力して戦うアクションが斬新で面白い。これまたCGでしかできなそうな表現ばかり。
家族それぞれも魅力的。

ただ敵役がただのストーカーなの
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ウォーリー(2008年製作の映画)

4.0

ピクサーってすごいわやっぱ
これ2008年の映画とは思えない。2023年に公開しても全然イケる

セリフなしで、映像でのストーリーテリングに極振り。
ディズニーは手書き作画を捨てたけど、CGだからこそ
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.9

何となく見てなかったけど、今見たらめちゃ面白かった。というか雰囲気がいい

逃げる一般人視点としては解像度高いし、俯瞰的視点がないのがいい

チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー(2020年製作の映画)

3.9

狂っているチェチェンの、後ろ盾となるロシア。その狂気が戦争によってより一層明らかになったわけだが、プーチンが更なる力をつけた現在、チェチェンから人を救い出していたロシアネットワークも壊滅的らしい。>>続きを読む

フランクおじさん(2020年製作の映画)

4.3

主演3人含め、役者陣の演技が素晴らしい。感情の描写が非常に丁寧。

話の運び方も上手くて見入ってしまった。主人公がベスからフランクへとスッと切り替わって、より引き込まれる。

ヒューマン系普段見ないん
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.0

「わしもこの灯台も、お前の想像の産物かも」

このセリフ、あまりにも「まんま」すぎて、逆に引っ掛け感があるけども、これサスペンス映画ではないので恐らくこれが端的な説明なのだろう

主人公二人の名前が実
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カリートの道(1993年製作の映画)

3.0

仁義(信用)の精神を持ったまま、仁義のない世界に放り出された男のお話

ほぼ全員に裏切られる主人公。お前らもうカリートに近づくな!と思うが、不幸は寄ってくる。

コートが似合うアル・パチーノ、かっこい
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ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

2.9

ストーリーがなくて、舞台がラスベガスのトレインスポッティング

13人の命(2022年製作の映画)

4.0

ある状況に追いやられた登場人物が、ヒーローとして覚醒する
これがよく見る映画の筋書きだ

しかしこの映画では違う
ダイバーやボランティアは、誰からも強制されず現場に来て、英雄になった
英雄として来て、
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

バック・トゥ・ザ・フューチャーやないかい(あとDARK)
程よくできた低予算映画で、伏線の張り方が良かった
「戦争で父親を亡くした」の部分で、これ違う戦争だなと思ったけど、全員血縁てのは面白いアイデア
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.7

ボクシング関係ない…!後半のストーリー展開のための前フリでしかない

・主人公はアマチュアから連戦連勝KO勝ちのプロファイターに、チョロっと苦戦もするけど基本勝てる
→なろう系的な感じすらある

・ボ
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.5

スコセッシの映画、女がらみで失敗する話ばっかりな気がする

グッドフェローズとかもそうだし…