おじいさん以外の大人が不親切すぎる。泣かなくて強い子。小学生のときにあった気持ちが確かに思い出された。
とても力強い。劇中劇と妻が語った物語のつづき、車に乗る行為そのものが隠喩となりながら、他者を自分の中に認めることのほんとの意味を探してた。ラストシーンの表情はなんだろう、この映画で一番明るかった。
幸せ。『マジ最高だな』って台詞がマジ最高だなって思った瞬間に出てきてからはもうずっとそれが絶え間なく押し寄せて幸せだった。大人にも子どもにも赤ちゃんにも(子猫ちゃんにも)山にも川にもすべて目を細めてし>>続きを読む
めちゃくちゃいい。この時代をこの時間を駆けているという何にも変え難い"今"だった。そういう人間たちが遠くて私は好きだ。
言葉をあきらめない姿勢をみせられたあとの、それを超えるエピローグの強烈さといったら、何も言葉が出てこない。ほんとにうつくしい映画。
追記
2024.5.12
他者と関わるときの言葉の距離と角度が相>>続きを読む
はは〜〜〜〜〜〜〜。
時々思い出したかのように挟み込まれる列車の様子。
今すごく気持ちが重なりそうなのにそうならなかったのはなんだろうって思う。
アイヴィンに会いに行くときの"わたしたちだけの世界"の演出は好きじゃない。だけどちょっとだけグッときた。でもやっぱりもっと他に>>続きを読む
今さらどうして相手の過去のことを知って動揺しなければならないのかって、私がケイトだったら同じように嫉妬してきっとひとりで悲しんでる。最後の表情と仕草、これ以上ないね。
小説を読んでるみたいだった。軽妙さと勢いのいいズームイン、濱口監督の近くにはロメールやホン・サンスが本当にいるんだって思った。何より映画をつくることの楽しさが伝わってきて、こんな日本映画が今あることに>>続きを読む
外から来る暴力と内から出る暴力、と生徒に語りかけるシーンを経て、帰宅しては茹でているパスタを気にする恋人に覆い被さり、心と頭と体がバラバラだと言う場面が一番良かった。
喪失感と地に足がつかない不安定さのなかで光るある瞬間を見逃しそうだった。なんでもない瞬間を捉えられるミカエル・アースのことが大っ好きだ!!!