あんのさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

あんの

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キングメーカー 大統領を作った男(2021年製作の映画)

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作品の土台が『仁義なき戦い』みたいな人間喜劇な映画で面白かった。東映実録路線で政治娯楽映画にしてるのが面白い。美術が見事。お金かけて手を抜いてない。特に時代の変遷を選挙事務所のセットで描写するのがよか>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

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近所に住んでるヤバい家族の取材映像を見た気分。夜中に近所のヤバい人とすれ違った時の感覚と似てる。家族がヤバくなった時の恐怖って他人事じゃないし世界共通だと思うので上手く作ってると思った。

ムーンフォール(2021年製作の映画)

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やっぱり津波のシーン撮らせると一流なんだよな、エメリッヒ。『アバター』の3以降をキャメロンが監督しないなら、もうエメリッヒでいいじゃん。人間ドラマの演出ならあの2人似たようなもんだし。

カーター(2022年製作の映画)

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とにかく配信の視聴をやめさせない見本のような映画。謎のヤクザ風呂とか謎のバイク軍団は面白かったのだけどCIAと北朝鮮の描写がアクションに比べて手抜きが目立つのが残念だった

劇場版 Gのレコンギスタ V 死線を越えて(2022年製作の映画)

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5部作全部見て改めて「凄い技術の兵器を与えたら大人がはしゃいで戦争しちゃった世界」を舞台にして若者の物語を作ろうというのがやっぱり普通じゃないと思いました。
どの陣営も艦長席にいる人の芝居がコミカルで
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

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『エイリアン2』みたいな映画にして欲しかった。クライマックスの「対決」シーンでベタでもジュラシックパークのテーマを流して欲しかった。
USJのアトラクションみたいな小ぢんまりした映画で残念でした

劇場版 Gのレコンギスタ IV 激闘に叫ぶ愛(2022年製作の映画)

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テレビの時、クン・スーンが一番好きだったので劇場版でも可愛くて満足。4作目も期待。敵役のジット団も他のアニメなら主人公チーム側にありそうで面白かった。みんな、いいキャラしてるし。
3作目がノれなくて面
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呪詛(2022年製作の映画)

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ツイッターの日常漫画みたいなノリでホラー作ってるのよかった。あと美術がとにかくよかった。日常の不潔に汚れてる感じとか、村の施設や地下道の安っぽく古い感じとか。地方都市で山歩きするとあんな感じの長年放置>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

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『アメリカン・グラフィティ』じゃん。監督が自分の『アメリカン・グラフィティ』を作りたかったと理解。

エルヴィス(2022年製作の映画)

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バズ•ラーマンの最高傑作だった。プレスリーが実在の人物と知らなくてもこの映画の世界ではこんな歌手がいたんだと観客が思えば十分なくらい映画の中で世界観が完結してる。映画が素晴らしすぎて逆によくこんな見事>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

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やっぱりソーは白泉社の少女マンガみたいな感じでやるのが一番ですね!面白かった。クリスチャン・ベールさんが思ったよりノリノリだったし、後半のビジュアルもよかった。なによりラストのまとめ方がMCUでもベス>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

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ふだんのゾンビ映画であまり気にならない「ゾンビはなぜ共食いしないのか」が気になってしょうがなかった。この設定だと共食いするような気がするのだけど。そう思うと『今、私たちの学校は…』はそこが気にならない>>続きを読む

ゆるキャン△(2022年製作の映画)

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高畑勲監督の劇場版『じゃりン子チエ』に似てると思った。デフォルメされてるけど細かい日常芝居を積み重ねてしんみりさせるような人情劇にしたとことか。原作を知らなくても楽しめるちゃんと1本の映画になってるの>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

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全盛期の山田洋次だ、これ。見かけは違うけど全盛期の『男はつらいよ』とか『トラック野郎』とか森崎東が好きな人は見たほうがいいと思う。見かけは2020年度バージョンでも根っこは全盛期の山田洋次とか森崎東な>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

後半がまさかの『殺したいほど愛されて』。
前半の雰囲気がよかったので後半どうするんだろうと思ったら、まさかの『殺したいほど愛されて』。
笑いと恐怖は人間の中で同じリズムだからすごく楽しかった。
でも見
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犬王(2021年製作の映画)

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アヴちゃんの演技が凄くよかった。でも舞台でやるなら配役が逆で森山未來が犬王だろうなと思って見てたら時代劇にロックの演出のセンスが古臭くて残念だった。時代劇にロックはいいのだけど演劇でさんざんやってきた>>続きを読む

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

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美術と撮影が最高。主人公の職場の美術が小道具まで見てるだけで楽しい。編集もよくて前半がすごく面白かった。でも前半が面白すぎただけ、後半がちょっとベタでパワーダウンした印象があるのが残念。もう少し脚本や>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

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観客への見せ方が全編映画『ゴッドファーザー』と似てるので見やすかった。すごくシンプルに「搾取」の物語。軍隊の描写が1970年後半~1980年代にアルゼンチンの軍事政権が行った「汚い戦争(数万人の市民が>>続きを読む

サウダーヂ(2011年製作の映画)

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元々は「俺の家の近所で撮ったクーリンチェ少年殺人事件」なのだが、見事に当時の空気を切り取った映画だったので、10年経って熟成されてホントに見事に本家と肩を並べる日本版『クーリンチェ少年殺人事件』になっ>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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とにかく物語の中心にグースを置いた脚本が巧い。グースのことは、1作目では主人公が成長するための一イベントに過ぎなかったのに。マーヴェリックがいいタイミングで何回もグースに語りかけるとか演出もずるいし、>>続きを読む

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

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最初のテレビシリーズを見てた小学生や中学生や高校生はこのガンダムの空気感やキャラ演出を好きになって毎週見ていたんだよなーと、あらためて小学生の自分がなんでガンダムにハマったのか思い出した。そして、これ>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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長澤まさみ演じた女性キャラの立ち位置は男性キャラにしたほうがよかった。同性でも十分ウルトラマンの感情が観客に伝わる物語だし。映画の中の女性描写云々を考える以前に、彼女のキャラが単純に大昔のOLマンガの>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「監督がサム・ライミだから」で押し切る力業がやりすぎ(褒めてます)。
ここまで力業でやるなら、もういっそキャプテン・アメリカ役にブルース・キャンベルをキャスティングして欲しかったw。
ホラーの演出パー
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バーニング・ダウン 爆発都市(2020年製作の映画)

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ハデなアクションよりも中盤のダメ人間を演じるアンディ・ラウが一番の見せ場に感じた。私も過去にあんな風にダメになっちゃう人間見たことある。あのダメ人間描写の異常なリアリティはアンディや監督が過去に見てき>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

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滅茶苦茶面白かった。マイケル・ベイの最高傑作だと思う。街をカッコよく撮らせると最高だ、この人。
観客を楽しませるためにとにかく真面目に映画を撮ってる人だとあらためて思った。

モービウス(2022年製作の映画)

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ヒロインいらなかったと思った。義兄弟2人と2人を見守ってきたお医者さんの3人のドラマだけでやったほうがもっと面白くなったのでは。

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

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いろいろな自分解放が連鎖するクライマックスが面白かった。でも自分の親がどうしても許せない人は親の描写にばかり目がいくかも。でもそこも織り込み済みで作られたシナリオにレベル高いと思った

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

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前作のオリエント急行でケネス・ブラナーが蓄積した「ポアロの観客への見せ方」がついに炸裂。クリスティらしい雰囲気も演出もよかったし、もっとケネス・ブラナーにクリスティ原作の映画を撮って欲しい

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

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今だから作ったと聞いたけど、そのテーマと題材で(とんでもない技術と手間をかけて)そのまんま撮りすぎるヤツがいるかと思った。『シンドラーのリスト』のほうがずっと今の時代を撮ってた映画だと思った。一流の技>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

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普通に面白かった。オリジナルの『ゴーストバスターズ』っぽく全然ないけど(苦笑)。でも音楽の使い方とかオリジナルの匂わせ方うまいし、自分の得意と不得意がわかってる監督強い。
子供が主役とか田舎が舞台とか
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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「お父さんの世界」の挿し込み方がすごくよかった。
漁師達の描写や合唱の先生のキャラがよかったので途中でテンポが悪くなって残念…………と思ったらいきなり挿し込まれる「お父さん世界」。
あの瞬間は、映画館
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

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1980年代に山田康夫の吹替で日曜洋画劇場で見た気分の映画。イーストウッドの映画は『センチメンタル・アドベンチャー』とか『人生の特等席』みたいなのんびり路線好きなので楽しかった(もう最近の話題おを「狙>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

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『ゴッドファーザー』みたいな外見だけど中身はジョン・ランディス監督の『アニマル・ハウス』みたいな映画だった。

BELUSHI ベルーシ(2020年製作の映画)

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ジョン・ベルーシーで『ゴーストバスターズ』見たかったよね。依存症は病気で直らないし再発するたびに周囲の人間関係を破壊する部分もしっかり描かれる構成になってしまってるので身近な話に感じられる映画だった。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

なんだかんだ言っても「今度こそMJを助ける」場面が最高だった。

少年の日々が終わり自分の力で生きていく青春の終わりの季節を描いた作品だったのもすごく好き。
三部作を通して少年が青年になって1人の大人
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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新年最初にこの映画見てよかったー!面白い。伊澤彩織さんがとにかくかわいい。初めて『プロジェクトA』と『SPL/狼よ静かに死ね』を見た時と同じ満足感でした。