すずやさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

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初めて出会った自分を理解してくれる人への執着をこれでもかとやってくれるのはいいんだけど、もっと思い切って欲しかったなあ…

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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とにかくよく”怖さ”の本質を分かってる映画だと思った。
人間が一番怖いものは何か?お化けか、熊か、はたまた人間か。いや違う、一番怖いのは、”恐れているものの正体が分からない”ことだ、と。
征服したい、
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

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なっるほど原作がある映画だったのか…あまりに前情報入れて無さすぎて驚きの連続だった。

わたしは『子供はわかってあげない』というタイトルを、「大人の都合なんて知るか」というスタンスで受け止めた。
父親
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殻を破る(2020年製作の映画)

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額を壊してしまうシーンに、カムアウトできずにいる自分を重ねるメタファーがとても好き。愛おしい

劇場版 ねこ物件(2022年製作の映画)

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サウンドデザインが良くないのかなんなのか、ずっと音がスクリーンらへんの前の方で篭ってる感じがしたのなんだったんだろう…?それが前半ずっと気になってたのよね…
でもドラマ版の登場人物たち見たらなんか気持
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C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

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2005年の作品で、2021年にリマスターされたやつが今回のこれなのね。
家父長制に男性のエゴイズム、抑圧される同性に惹かれる自分を抑圧する世界、とにかく絶望する部分も多いけれど、でも、この世界って結
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リスタートはただいまのあとで(2020年製作の映画)

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なんかなぜかめちゃくちゃ悔しいんだけどとても好みの作品だった…例に漏れず「性別なんか関係ないお前が好きだ」系の箱庭BLなのはまあ置いておくとしても、愛情表現のやり方に無限の可能性を感じたし、なんか久々>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

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色々やりたかったんだろうな…というのを旧作御三家でねじ伏せた感がある。そこまで風呂敷広げることなかったんじゃない??
今回役回りがだいぶ美味しかったウー博士も正直「またお前か」って気持ちになっちゃった
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

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今更初めて見たんだけど、なーにがWelcome to Jurassic Parkじゃ!!って気持ちになる感じの映画だとは…(笑)
サムニールにローラダーン、ジェフゴールドブラムって並び(実際マルコム博
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

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スペースオペラとディザスターものの中間くらいにある感じでまあいいんじゃね~くらいの気持ちでゆるゆると見たんだけど、今それこそ陰謀論だなんだと騒がれている中でそれに肯定を与える物語の立ち位置ってどうある>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

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クリス・エヴァンスと吹替の中村悠一があまりにも楽しそうでそれだけで100億点だった…「つまらん!!!」を三段活用するって笑うってそれはwww
だしもう最近レイノルズとどう区別しろと??って感じになりつ
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親愛なる君へ(2020年製作の映画)

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どうして世界は子供の保護を隠れ蓑にしてゲイへの差別をやめられないんだろうなあ…なんで?本当になんで?確かに今の世界はそんな世界だけど、どうしてこんなエンディングにならなきゃいけなかったんだろう、「夢の>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

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なるほどこれまたアイデアひとつで勝負してるワンカット映画だった。それぞれの登場人物の苦悩や背景をバトンを渡すかのように次々照らすストーリーテリングがうますぎて唸った。
ロンドンという文化のるつぼに蔓延
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X エックス(2022年製作の映画)

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わりと普通に苦手なタイプの作品だった…けど続編の予告の明るさを見たらこれまた観なきゃ…って気持ちにもなる。
この世のクィアな欲望はホラー映画における主題だと思うけど、でも、クィアな欲望が描かれていく様
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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あ~なるほど成仏できなかったケイシー・アフレックね、くらいの笑いとともに前半見てたら終盤見事に吹き飛ばされてしまった。
前半は割とCに「※これは成仏できなかったケイシー・アフレックです」みたいなキャプ
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海に向かうローラ(2019年製作の映画)

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EUフィルムデーズの配信にて。
この映画のトランスフォビア描写マジできついので本当に気をつけたほうがよさげですね…これはやばい。

かつて子供がトランスジェンダーと分かり家を追い出した父親と、追い出さ
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ホーホヴァルト村のマリオ(2020年製作の映画)

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EUフィルムデーズのオンライン配信にて鑑賞。
今回のEUフィルムデーズで(中身よく知らなかったにもかかわらず)一番楽しみだった作品の一つだったけれど、その期待を裏切らない面白さだった。
大好きな親友の
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

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なるほど確かにこれはワイティティの映画だし、今マーベルでこれをやるとしたらワイティティにしか撮れない話だなと思った。
もちろん画面の派手さや一人一人の登場人物のシーケンスに見せ場、監督直々のモノローグ
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天空の結婚式(2018年製作の映画)

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ラスト力業でねじ伏せたからハァ?!って思ったんだけど、なるほど元がオフブロードウェイの戯曲?ミュージカル?なのね。
ゲイカップルが一方の家族に会いに行ってカミングアウト…っていう設定は、作風によっては
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

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劇場で観てぶりに。
こんな話だったっけ???の連続だった…面白いな…

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

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これ、毒にも薬にもならぬ感覚なんだよな…マジで、なんで今作った?との気持ちが消せない…面白くなかったわけじゃないし、それぞれのキャラへの愛着もないわけじゃないけど、だからといってこれから自分の心に残り>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

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ねえ~~~~~コディスミットマクフィが出てたとか聞いてなくて序盤3分で叫び出しそうになった。彼も「パワーオブザドッグ」の次かこれかとなったな…ピーター…また観たい…

第一印象は長い!って感じ。エルヴ
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

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クーパー・ホフマンめちゃくちゃ良…彼こそ本当に「ショーマンとして生まれてきた」人間なんだろうと思うし、監督が選んだのもとても分かる。
もちろんラブストーリーではあるだろうけど、同時に、ゲイリーが一向に
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

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またダニエル・ラドクリフの「金を持て余した貴族の遊び」シリーズが増えてしまった…悪役を演じるラドクリフはいきいきしてて毎度楽しそうで大好きなのでほんとありがたいな、これからもこの感じで楽しく生きててほ>>続きを読む

アポロ13(1995年製作の映画)

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おもしろ………めちゃめちゃおもしろかった……昔何回かテレビでやってるの見たことあるはずだけど何も覚えてなくて、改めて映画館で見てみてすごく新鮮な気持ちで楽しんでしまった。
宇宙船サバイバルムービーとし
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ファイアー・アイランド(2022年製作の映画)

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なんかすごくご機嫌な感じのハッピーなゲイロマンスだった…!
テイストは明らかにジェイン・オースティンだし「高慢と偏見」なんだけど、ゲイロマンスとしてこの物語を見てみることで、日々シスヘテロの恋愛ものに
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アレクシ(2018年製作の映画)

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クロアチア、国の場所と国の形をうっすら知ってるくらいの場所だから、アレクシの姿にどれくらいらしさが現れてるのかとか、生活習慣とか全く分からないけど、それでも、普遍的な女性蔑視だったり、孤独感だったりを>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

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世界観に対して突き詰めて考えるとここどうなん?って思うとこはあれど、基本的にストーリーの展開が理解しやすくてとても見やすかった。マジョリティとマイノリティの相互不理解と暴力をテーマにする物語のひな形た>>続きを読む

エリザベス 女王陛下の微笑み(2021年製作の映画)

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女王陛下という、一人の人間という枠を超越した概念についての映画だった。人間性に迫る部分ももちろんあれど、それよりはそれに影響されたコンテンツについてや、その概念を支える女王自身の話だったように思う。>>続きを読む

シニアイヤー(2022年製作の映画)

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突っ込みどころしかないのに力業でねじ伏せてきたの笑っちゃった。インド映画宜しく最後は歌って踊ってんだもんな。なんかいいもん見たなって気分になっちゃったじゃん。
Joshua ColleyとMichea
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

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内戦を目撃すること、過酷な脱出劇を経験することこそが”難民の経験”だと思っていることに、本当にそれだけだと思う?というカーブボールを投げてきたタイプの作品だった。
自分の人生を隠すしかないこと、自分の
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