2021 年 93 本目
若松プロダクションの初作品。平和運動に青春を燃やした男も年をとってただの株転がしに明け暮れ、そんな男を心底見限りつつも不倫関係を止められない女。同志スターリンのでっかい肖>>続きを読む
2021 年 92 本目
絶叫シーンも特殊効果もなく、何なら肝心の「アレ」すら出てこないのにめっちゃ怖いポランスキーの代表作。当時お茶の間の人気者だったミア・ファローはこの作品を機に一気にスターとな>>続きを読む
2021 年 91 本目
いち時代を築いた『マトリックス』から続編の『マトリックス・リローデッド』の間を補足する短編作品群。コロナワクチン 2 回目後の自宅待機でやや朦朧としながら鑑賞。ぼやーっとし>>続きを読む
2021 年 90 本目
人間讃歌の高畑勲的な描き方なのだろうか…。巖谷國士の『シュルレアリスムとは何か』という本に「近代以前の物語には個人の人格というものは描かれなかった」という記述があり、それを>>続きを読む
2021 年 89 本目
自分はノーラン版バットマンにいまひとつのれないのだが、ティム・バートン版は結構好き。もともと、コウモリの格好した男が夜の闇に紛れて悪を成敗するという必殺仕置人的な話なので、>>続きを読む
2021 年 88 本目
誰にも優しくて誰にも優しくないモテ男。狂言自殺でうまいこと立ち回ったと思ったら、待っていたのは死ぬより重い刑だった、という話。渦中のTVプロデューサーを演じるのが船越英二で>>続きを読む
2021 年 87 本目
スペイン映画にまともな男はいないのか!!!
大手下着会社のぼんぼん腑抜け息子ホセ・ルイスと、その会社の裁縫工場で働く貧しい娘シルヴィア。妊娠を機に二人は結婚しようと誓い>>続きを読む
2021 年 86 本目
「お客様の中に真人間はおられませんかぁぁぁ!?」と叫びたくなるアルモドバル式コメディ&サスペンス。男は愛で蘇る、何度でも! といういい話展開からのキカが新しい恋人候補を見つ>>続きを読む
2021 年 85 本目
ウシジマくん映画シリーズ最終作。これが一番つまんなかった気がする。もはや普通に債務者から取り立てる展開はやり尽くしているので必然的にバトル展開を派手にするしかないのだが、バ>>続きを読む
2021 年 84 本目
なんとかの捜査線じゃないけど、 TV ドラマからの「ザ・ムービー」系の作品は回を重ねるごとにダレてくる印象があるのだが、ウシジマくんに関しては回を重ねるごとに良くなっていく>>続きを読む
2021 年 83 本目
結局 2 本いっき見してしまった…。山田孝之が本当に格好いいんだよ…。門脇麦、綾野剛、窪田正孝、柳楽優弥、菅田将暉など旬の俳優をこれでもかとキャスティングした群像劇。時折セ>>続きを読む
2021 年 82 本目 ドラマ全シリーズを一気見した後になって、この映画がドラマ Season 1 の直後の話だと気がついた次第。話そのものは独立しているので問題なかったけど。テレビドラマは軽快感が>>続きを読む
2021 年 81 本目
ペネロペがとにかくエロい。このとき 33 歳。日本人には到達はおろか理解すらできないエロさである。アルモドバル作品おなじみの「女」たちの物語。殺人のあとにレストランやりはじ>>続きを読む
2021 年 80 本目
「人生だよね…!」という浅っさい感想しか出てこない自分の感性が何とも呪わしいのであるが、母であることを突然奪われた女、予期せず母になってしまうもすぐに死んでしまう女、女より>>続きを読む
2021 年 79 本目
公民権運動の伝説的指導者マルコムXをデンゼル・ワシントンが演じた、今や古典とも言える作品。マルコムX は非暴力を提唱するキング牧師らの運動を痛烈に批判し、イスラム教(ブラッ>>続きを読む
2021 年 78 本目
『○○の女』シリーズの 1 本で、伊丹十三の遺作。伊丹は本作公開から 3 ヶ月後に死亡している。自殺とされているが、その死に不審な点が多いのは周知のとおり。マルサ、ミンボー>>続きを読む
2021 年 77 本目
アメリカ人物理学者のマイケル・アームストロングは東ドイツの科学者が持つ機密情報を探るために鉄のカーテンの向こう側へ潜入し…という話なのだが、初っ端の学会シーンから女といちゃ>>続きを読む
2021 年 76 本目
老境を迎えた映画監督・向井武平(三國連太郎)がガンで亡くなるまでの 1 年間を描いた映画…と聞けばなんかしんみりした作品を思い浮かべてしまうが、伊丹作品の主役なのでそう一筋>>続きを読む
2021 年 75 本目
『マルサの女』の続編。やっぱ伊丹十三作品って最高に面白いな…。国税局査察部(マルサ)の仕事がすっかり板についてきた亮子(宮本信子)。宗教法人「天の道」がトンネルとなった巨額>>続きを読む
2021 年 74 本目
傑作は何回見ても良いものです。大天才モーツァルトと、彼に人生を狂わされたアントニオ・サリエリの生涯を描いた作品。19 世紀のハプスブルク帝国で宮廷音楽長を務めていたサリエリ>>続きを読む
2021 年 73 本目
1970 年代のアメリカで実際に行われた KKK への潜入捜査にもとづくストーリー。客観的に見たら KKK ってやたら言うことなすこと大げさで笑いそうなんだけど、いまだにこ>>続きを読む
2021 年 72 本目
コメディに分類されているがこれはコメディなんですか? と思いつつ見終わったのだが、しかし考えてみれば、もう一度成り上がりてえハングリー娘、陛下の不動のお気に入り女、何かとこ>>続きを読む
2021 年 71 本目
伊丹十三が義父(宮本信子の父)の葬儀でてんやわんやだった 30 日間からインスピレーションを受けて、何と 3 日で脚本を書き上げたという。さすがに青姦はキメてないだろうが…>>続きを読む
2021 年 70 本目
高校生のときに見てよく意味が分からんかったのだが、そりゃあそうだろう、いま見ても意味分からんからな…笑 看護師のベニグノの行動がとにかく異常なのだが、見終わったときにはなぜ>>続きを読む
2021 年 69 本目
このところ忙しくてなかなか映画の時間が取れなかったが、久々に見た。先に見た『ドリーム』が 1950 年代後半から 60 年代あたりで、本作の舞台もその時代と近い。黒人ピアニ>>続きを読む
2021 年 68 本目
何でこんな素晴らしい映画をもっと早く見なかったのか…。女性差別と人種差別、2つの差別と戦いながらマーキュリー計画を縁の下で支え、実力で地位と名誉を勝ち取ってきた黒人女性た>>続きを読む
2021 年 67 本目
都会に憧れて出てきた若者の挫折と再出発の物語であると同時に、肉食と草食の埋めがたい溝、(悪い意味での)平等主義が描かれた傑作。書きたいことがいろいろ浮かんできてうまくまと>>続きを読む
2021 年 66 本目
銭ゲバのおもちゃ屋・アルに盗まれてしまったウッディ救出大作戦。この本筋の合間におもちゃのアイデンティティをめぐる問題が出てくる。ケースに飾られて愛でられる対象となるか、い>>続きを読む
2021 年 65 本目
世界初のフル CG アニメーションとしてまさに時代を変えた作品。でも 20 年経ったいま見返すとこれですらもう粗っぽい映像に見えるもんだから、恐ろしいな、技術…。
子供>>続きを読む
2021 年 64 本目
昨日につづき伊丹十三作品。『お葬式』、『マルサの女』、『大病人』と、伊丹作品は身近な気付きからできた作品がたくさんあるけど、本作もそのひとつ。
店の商品を横流ししてた精>>続きを読む
2021 年 63 本目
故・伊丹十三の代表作で「○○の女」ものの一つ。すべてハズレなし。本作を見たら伊丹作品をまた一気に見直したくなってきた。
『お葬式』の大ヒットでがっぽり儲けたために税金もが>>続きを読む
2021 年 62 本目
自身も在日朝鮮人である作家・梁石日(ヤン・ソギル)の同名小説を映画化。この映画の新井浩文が後に『月はどっちに出ている』の岸谷五朗になって東京でタクシーの運ちゃんになるわけ>>続きを読む
2021 年 61 本目
ヒッチコック版『罪と罰』ともいえる倒叙型サスペンスの傑作。善悪や道徳は凡人のために作られた偽善である。それらの縛りから超越している者は、劣っている者を殺しても良い……。と>>続きを読む
2021 年 60 本目
アメリカン・サイコならぬアメリカン・パリピ映画。トラボルタの名を不滅のものにした作品。底が台状になっているダンスシューズ、「エリマキトカゲか!」と突っ込みたくなるような襟>>続きを読む
2021 年 59 本目
コンサート見れないなら自分が演ればいいじゃん! 映画。自分もそうなのだが、この映画でジェームズ・ブラウン(JB)を知ったという人は多いのでは。R&B の伝説的な歌手で、生>>続きを読む
2021 年 58 本目
2 代目将軍秀忠亡き後に起こった後継者争いを軸に、長男家光を将軍職に就けようと画策する柳生但馬守宗矩の暗躍が描かれる。巧みな策略と武芸で並み居る敵を打ち倒す柳生一族。しか>>続きを読む