ケプの助けさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

官邸記者側は画面の色がインクの様な青色で冷たさの中にしっかりとした意思表示が感じられて良かった。
ラストシーンが1番衝撃的だった。
杉原はどちらを選択したのか、吉岡は何を伝えようとしていたのか気にもな
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.5

2022年2月4日の金曜ロードショーにて鑑賞。
思ったよりビルマーレイのジョークはキレていなかったし、盛り上がりもそこまでではなかった。がやっぱり面白いし、ラストのあの曲は上がる。

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.8

しっかり怖がり、しっかりストーリーも楽しめた。
奈緒の狂気ギリギリの恐怖表情がとても素晴らしかった。
肝心の幽霊はハッキリ見せていて、ラストの物件では妖怪祭りみたいになっていたが、ストーリーがしっかり
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空白(2021年製作の映画)

4.4

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悪して描かれているのはマスコミ。
添田の怪我は何処かの誰かのゴミ。
添田の娘に対する想いだけは狂気。
色んな人がいても良いのにそれを許容しない世間とマスコミ。独自の『正しい』を報道しようと躍起。
善意
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.3

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先ず、『The Beginning』と分ける必要があったのだろうか。回想シーンで映像をあれだけ出すのであれば無理に分けずに今作に組み込んで、むしろ今作を前後編にしてほしかった。
そうしておけば、雪代縁
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.7

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『ありえへん』や『漫画の様な』をリアルな銃捌きと格闘シーンでネオノアールアクション映画。
続編でも銃とアクション、この二本柱は手を抜く事なくキッチリとやり遂げることで、それが軸になりブレのない観やすい
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.9

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危うい。
観ていて、その危うさを人を通して伝えてくる。
フィルは威圧的だが、ピーターに惚れ込んだ瞬間から一線を越えそうな危うさでてくる。
ピーターの母親は精神状態が危うい。彼女の登場シーンで使われる音
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

3.7

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先ずはデンゼルワシントンの老け演技が良かった。それは体格も白髪も含めて。コーヒーを飲む時に砂糖入れすぎな感じも良かった。
物語は完全に勘違いをして見てしまっていた。
ジョー(デンゼル・ワシントン)は霊
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

2.8

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原作の漫画を元にドラマ化した方がしっくりきたのかもしれない。
終盤会議後以降に今回、映画の肝がある気がする。
会議が終わった後、櫂と平山のやりとりや山本五十六の実の企みの方がスリルや面白みがあった。
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.9

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全てのスパイダーマンにありがとう。
映画の歴史に無駄も駄作も無し。
スパイダーバース🕷の歴史に転換点。
今までのスパイダーマンシリーズを救うことになる本作ではラストピーターパーカーが成長をすることで、
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.9

第93回アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞。
なるほど、言葉や文字にしてしまうと物語としてはただの御涙頂戴になるところを、無声のアニメーションにし工夫をする事で夫婦2人の再生が見事に描かれている。
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マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.8

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狂気を観る事が出来た。
スーは明らかに何か意図して行動しているのだが、それが何か理解も出来ず、気持ちもまったく読ませなかった。
その心理描写を過激な映像を使わずに見せてくるところに怖さを感じるキモがあ
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ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ(2009年製作の映画)

2.5

何となく鑑賞。
放送当時、原作も読んでいたせいかもっと没入感があったのだが改めて鑑賞するとコントみたい。
特に喜と楽の表現が観ていて、嘘っぽく見えてしまうほど。
原作漫画、実写化の歴史を見ているとその
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.3

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クリスチャンベイルが根はしっかり者だが状況に追い詰められている父親を表情で演技しているのが素晴らしかった。
物語の展開が主人公をドンドン追い詰める。本当に意地悪(良い意味で)。
後半のラッセルクロウ演
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海底47m(2017年製作の映画)

4.0

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やっぱり自然を弄んじゃダメ。
自然相手には冒険活劇なんて期待しちゃダメ。
ラストの幻覚も本来なら夢オチで、がっかりすところを過程をリアルティを持って丁寧に描くことで説得力を出している。
海底の進んでん
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.7

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なんて壮大でシニカルな風刺なのだろうか。壮大過ぎて、人間の考え方、生き方なんてちっぽけに見えてしまう。
人間の尺度で良い事・悪い事をしても宇宙や自然の前では瑣末な事でしか無いと思えてしまう。でも、その
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アス(2019年製作の映画)

4.3

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こりゃあ、おもしろい。
これだけ奇想天外な展開を置いてけぼりにせず、しっかりと鑑賞させてくれたジョーダンピールの手腕に拍手。
お題目もしっかりしているが、ホラー映画としても、しっかり怖がることができた
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仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ(2021年製作の映画)

3.9

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映画開始してすぐ???となってしまったのは、こちらが仮面ライダーにこの捻りはないだろうという思い込みだった。
タイムトラベル映画ではよくある展開なのでピンっときてもおかしくないのだが、子供と観に行って
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クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的(2016年製作の映画)

3.0

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街角の狙撃手がフリなのは、オープニングの映像でもわかるが、正直なところ街角の狙撃手との頭脳戦の方がよかった。
記憶に残っているのは下水の汚さだけ(汗)。
肝心なバルのお客さんが何故出られないかは途中か
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居眠り磐音(2019年製作の映画)

3.8

久々に時代劇らしい時代劇を楽しめた。
松坂桃李は会話での演技が上手い。間の取り方、返事の声音・リズム・タイミング、全てが自然で佇まいに不自然さがない。
シンケンレッドの時から大好きな俳優さんだったなぁ
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劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本(2020年製作の映画)

2.2

劇場未鑑賞。
時間も含めた物足りなさはあった。
個人的にはセイバーはコロナからのアクシデントも含めて不遇の作品で放送開始時点でのドミノ倒しが止まらなくなっていたと思う。
面白いかどうかという枠で語れず
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劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場では未鑑賞。
セイバーと同時公開ということもあって、どうしても比べてしまう。
こちらもコロナの影響で全体の話数を縮小するというダメージを負っているが、やはりスタートの時点できっちりとした軸が出来て
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

これは映画館で鑑賞して、体験したかった。
全編ワンカット風の演出がとても良く、戦争ゲームをしているような没入感があると思ったら、映画を観ている観客にも戻してくるシーンがあったりと映像の妙を楽しめる。
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仮面病棟(2020年製作の映画)

3.7

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粗はあるとはいえ、真犯人にそれなりの動機・トリックがあり楽しめた。
看護師が患者を分からないところは?だが、木村ひさし監督の癖だと思って楽しむ事にした。
キャスティングやエンディングを歌っている歌手の
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.2

先ずは皆さん揃いも揃って胡散臭い。それを演技で魅せているので器用、本当に器用。
予告も広告の出し方からも騙しにかかっている。
本編は騙し合いというよりは、皆んなそれぞれ生き残る為に知恵を絞ってるんだな
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悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前作『悪魔のいけにえ』は鑑賞したのだが、兎に角痛そうな記憶しかなく…かと言って改めて鑑賞する気にもならず。そんなこんなで挑んだ新作になる。
どうしても新シリーズ『ハロウィン』と比べてしまう。
『悪魔の
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セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

3.5

本来であれば、幸せなはずの人生がイマイチになっているカルヴィンをケヴィン・ハートが絶妙に器用な演技でみせてくれる。
空気を読まないが天然なのかなんなのか、考えているようで、単純でなボブをドウェイン・ジ
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ゴースト・エージェント/R.I.P.D.(2013年製作の映画)

2.2

ジェフ・ブリッジスとライアン・レイノルズ、ケヴィン・ベーコン、メアリー=ルイーズ・パーカーを揃えながら、なんとも勿体ない、作品。
もう、めちゃくちゃ、ポイントがないので何を観ていいのか、何を見ているの
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

2.0

うーん。違うんだよなぁ。
言いたい事はわかるんだけど、見たいものはこれじゃないんだよなぁ。
邦題のタイトルもこれじゃない方が良かったと思う。
物語がヒューマンに偏っているから、タイトルから期待して観る
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.7

ガンダムW、SEEDやAGE、OO、鉄血のオルフェンズ等のガンダムは見た事がある程度で、いわゆる機動戦士ガンダムはしっかりと見たことがなかったので、人物像や歴史、出来事の背景はまったく分からず鑑賞した>>続きを読む

最後の追跡(2016年製作の映画)

4.5

あぁ、昔ならではの犯罪映画か。映画ってこうゆう時代に流されないものが観れるから良いよなぁ。
と楽しみつつも何気なく鑑賞していたら、最後に一捻りあり、唸った。
さらに第89回アカデミー賞で作品賞を含む4
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ザ・トリップ(2021年製作の映画)

3.6

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夫婦ゲンカのドタバタバトルかと思いきや…。
意外に夫婦の亀裂が入った状態での葛藤、好きだけど嫌いだけど、愛した人のそんな姿は見たくないの絶妙な追い詰められ表情をしっかり見せてくれた、ノオミ・ラパスに拍
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.8

実写版ルパン3世を見ているかのようなアクションシーン。
インディージョーンズのトロッコアクションの様なカーチェース。
ワールドトレジャーの様な冒険感。
と夢が詰まったアクション映画だった。
ガル・ガド
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アーミー・オブ・シーブズ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公が金庫と対話をする。ちょっと変態ちっくな素敵な映画。
アーミーオブザデッドのスピンオフにあたる作品だが、取って付けた感がなく、しっかりとセバスティアンの物語として描ききれているのが、凄い。
チー
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

この映画の良い所は認知症をボケでは無く、症状としてしっかり描いているところだ。
真摯に向き合ったうえで作品に落とし込んでいるところに好感がもてる。
アンソニーが自分の発言を肯定された時は機嫌悪くならな
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.7

マ・ドンソクのやりたいを形にした大味映画。
複雑な設定や人物の掘下げはないが、それがアクション映画として見やすくしてくれている。
やることなす事、無茶苦茶な超人3人が振り切っていて見ていて清々しい。
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