面白くなければつまらなくもない。主人公である本郷猛の存在感が薄い。その代わり緑川ルリ子の存在感は抜群。
冒頭は面白かったのだがそこから先が少し辛く、アクションも大味はCGの連続で面白くない。もっとキャ>>続きを読む
ここまで人間がゲロを吐いて糞をするシーンを汚く見せる映画は初めて観た。それは生々しいまでにリアルであり、あまりにもブラック過ぎて笑ってしまうほどだ。お金を持て余した人間たちが、その様な醜態を晒すのも、>>続きを読む
アントマンの良さって家の中にある家具だったり、街中にある建物や車とか、そういった日常にあるものに対して、アントマンが大きくなったり、小さくなったりすることが面白いんだと思うんだけど、ゴリゴリのCGで作>>続きを読む
絶世の美人ではないが、間違いなく男を破滅させるファム・ファタールがそこにいた。そして彼女が『ラスト、コーション』のタン・ウェイと知って、激しく納得してしまう。大人の色気がムンムンに溢れる彼女には、どん>>続きを読む
物語として何か大きなことが起きると言うことはなく、孤独なフィンランド人女性と、たまたま相席になった男性の数日間の交流を描く。
ほんの数日間の旅の友。抱えている心の穴、その孤独を埋め合う。そこに旅の目的>>続きを読む
恋愛だけに走らず、親子と姉妹の物語を組み込み、主人公のキャラクターにより厚みを持たせたことが大正解。茉莉との出会いで人生が開けていく和人と、和人との出会いで死への恐怖がどんどん強くなる茉莉。お互いを愛>>続きを読む
構ってほしいおじさんと、ほっといてほしいおじさんのいざこざ。内容はしょーもないんだけど、小さな孤島で退屈な人生を送ってきたおじさんたちはちょうど良い解決策を見つけられず、どんどん話が拗れていく。
すぐ>>続きを読む
ワインスタイン氏による性的暴行の告発記事が出るまでを、その中心にいた2人の女性記者の視点で描く。登場人物は基本的に実名で登場し、基本的にはほぼほぼ事実を描いたと言っても良い。
声をあげられない人たちの>>続きを読む
アセクシャル女性の悲喜こもごもを描いた作品。悪意なきお節介が余計に辛く、それが「誰からも理解されない」ことを突き付けてくる。自分の言葉では何も伝えられない主人公は、余計に心の中にモヤモヤを溜め込んでい>>続きを読む
とにかく映像が凄い。
やってることは基本的に前作と同じだが、この映像が観れただけでも十分お金を払う価値のある作品。
ストーリーは特別目新しいものはないが、別につまらなくもないので、気にならない。つまり>>続きを読む
ぶっきらぼうなケイコ、闘志剥き出しのケイコ、フッとした瞬間に笑うケイコ。
耳が聞こえない女性ボクサーのケイコが見せる表情は、一見すると淡々としているが、その中にも強弱があってとても豊かに見える。
毎日>>続きを読む
女子大生が感じる不安や焦り、怒りや絶望を追体験する映画。誰も助けてくれない、でも何とかしなければ未来は無い。観ている側にも痛みや苦しみを感じさせて、この季節なのに嫌な汗をかく。
フランス映画らしく淡々>>続きを読む
前作『天気の子』よりもかなりファンタジー色が強く、言うなれば「ガール・ミーツ・ボーイ」な物語。好きという気持ちだけであそこまで突っ走れるのは、ヒロインが女子高生であるというのが大きいだろう。まぁ『君の>>続きを読む
ひたすらにチャドウィック・ボウズマンを追悼する、かなり重たい空気感の映画。でもエンタメに振り切ることも出来ず、かといって追悼しないわけにはいかない。きっと作るのかなり大変だっただろうなと、感じる作品。>>続きを読む
棺を運びひたすらに歩く老人と孫娘。寓話的な物語。いくら祖母の遺言とは言え、そこまでのことをする必要はあるのか?そこまでする意味は何なのか?相変わらずTIFFは変わった映画が多くて興味深い。
イニャリトゥの頭の中を引っくり返したような映画。アメリカへの移民者である彼と、メキシコ人としてのイニャリトゥ。2つのアイデンティティが混在するがゆえに、どちらにも帰ることが出来ないという皮肉。
故郷を>>続きを読む
インドに生きるトランスジェンダーの人たちが、家を追われて、安全に暮らせる家を探すなかで描かれる、セクシャルマイノリティの人々の生きづらさを描いた作品。
監督がエクタラ・コレクティブという個人名を出さな>>続きを読む
東京国際映画祭にて鑑賞。ピノチェト政権が支配するチリを舞台に、反体制組織の若者に手を貸す上流階級の女性を主人公にした映画。
何か大きな事件が起きるわけではないが、何か起きるかもしれないという緊張感がず>>続きを読む
突然故郷を追われた女性と、兵役に行った息子を心配する女性を描く。今も続くイスラエルとレバノンの紛争を背景に描いた本作は、ウクライナ戦争が起きて故郷を追われたり、愛する人を失った人がいる現代に重なる。>>続きを読む
娘が森の奥で出会ったのは、母と同じ名を持つ同い年の少女。母が突然いなくなった娘は、少女との交流を通して少しずつ心に彩りを与えていく。
何か特別大きな出来事が起きるわけではなく、ただただ淡々と物語が進ん>>続きを読む
とても変な映画。羊を飼い慣らし、当たり前のように親と子を引き離し、親を殺す人間は最後に盛大なしっぺ返しを喰らう。
とは言っても本当に変な映画という感想が全て。
マリリン・モンローとは永遠に"消費され続ける"セックス・シンボルなのか?華やかな世界という張りぼての世界にひたすら消費され続ける彼女の姿はあまりにも残酷で胸くそ悪いが、これが現実であったのだろう。
ノ>>続きを読む
新天地ニューヨークに降り立ったアイルランド女性の苦難と希望を描いた秀作。故郷を離れ、でも故郷に帰りたいと思っていた彼女はしかし、新たな出会いを経て人間として成長し、幸せを掴み取る。生まれ育った街が必ず>>続きを読む
母親に捨てられた少年が、ホームレスの男と、女子高生と交流していく中で人間味を取り戻していく。静かに、暖かく繰り広げられる物語を見守る。
母親に裏切られ、新たに心を許せる人と出会えたと思ったら、その人は>>続きを読む
社会派的な側面や暗喩的な演出が色々あるのだろうけれど、そう言ったものを抜きにしても十分すぎる程に面白い作品。恐怖演出の一つ一つが秀逸で、何が起きてるのか分からない序盤から、徐々に明らかになる謎の数々が>>続きを読む
良い意味で古くさい映画。何年経っての公開となったが、紛れもなく『トップガン』の続編として、完璧な作品と言える。空中戦の迫力も然ることながら、歳を取ったマーヴェリックの哀愁と、今だ衰えぬ情熱が何よりも魅>>続きを読む
16歳という多感な時期に性別を変えるという大きな決断をした1人の人間と母親、祖母の物語。レズビアン祖母であっても、トランスジェンダーへの偏見は拭い去れない。
母親は娘が息子に変わることへの葛藤に揺れ動>>続きを読む
もう少し思いきった展開にしても良かったのではないか?恐竜と人間が共存すると言う在り来たりな結末にするのであれば、新作の意味はそこまで無かった気がする。つまり要は新旧の登場人物が出揃うお祭り映画と言うこ>>続きを読む
人生が定まらない30歳女性の物語。自分の才能が分からず、どんな人生を送りたいのか分からず、自分には無いものをひたすらに求めた彼女は時に男を傷つけながらも、前に進んでいく。
何もしなくてもたくさんの情報>>続きを読む
稀代のロックンローラー、エルヴィス・プレスリーの人生を描いた映画。貧しかった少年は、当時は許されなかった黒人との交流が、時代の最先端を行く音楽を作り上げた。
その人生を利用しようとした一人の男が、エル>>続きを読む
思ったよりも普通、というのが正直な感想。確かにソーは面白いし、ジェーンの復帰は嬉しいのだが、基本的なノリが前作と変わらないため、ちょっと芸がない印象。
ゴッド・ブッチャーの行動動機はすごく良かったと思>>続きを読む
70年代アメリカの青春の1ページを描いた青春映画。年上女性への憧れ、自分と言う存在をアピールしたいと思う気持ち、恋の駆け引き、多くの人にとって自分自身と重なる場面も多く愛おしい気持ちになる。
PTA映>>続きを読む
それぞれが複雑な胸の内を抱えながら、赤ちゃんを売るブローカーと、赤ちゃんを捨てた女性の奇妙なロードムービー。赤ちゃんポストという施設がもたらす影、赤ちゃんを売らねば生きていけない、人身売買をしないと生>>続きを読む
レオンとクリスが超人的でカッコ良かった。バイオハザード0と1以来出番がほとんど無かったレベッカが物語の鍵を握ると言うのは良い感じ。
悪人のキチガイぶりもキモくて良い感じ。
タイラントとリッカーが戦うというまさかのバトルは胸熱。今までBOWと戦い、その殲滅のために活動してきたレオンが、リッカーに救われるというのは面白い。
エイダと女大統領のバトルは見応えあり。
日本が抱えている大きな問題である難民問題を難民家族の少女の目線で描く。日本で育ち、日本で叶えたい夢があるにも関わらず、それが許されない現実が残酷。国際社会から明らかな遅れを取る日本の難民問題はどうなる>>続きを読む