にしくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

にしくん

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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

本当の透明人間はいったい誰なのか?本物の悪意は誰のものなのか?単なるホラーにとどまらない、サスペンス映画としての見応えも十分。ホラーとサスペンスが絶妙に交わった傑作。
エリザベス・モスは怯える姿は非常
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.5

監督が『アトミック・ブロンド』のスタントコーディネーターをやっていたためか、テンポの良いアクションが次々と出てくる。ガンアクションをメインにして、クリヘムのパワフルな演出が目立つ。
特に中盤のワンカッ
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ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

4.0

ジェシー・バックリーの歌声が最高!繊細かつ力強い歌声はいつまでも聴いていたい!音響の良いオデッサ上映で視聴。音響だけで言えばIMAX並みの良さ!
ストーリーは夢を追いかけることを応援する優しい映画。ど
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.5

何度目かの映画化。確か前に観た気がするが、ほとんど覚えていないので、ほぼ初見として映画を観る。
女性の幸せとは何か?女性としてどう生きるのが正解なのか?本当に女性は一人では生きていけないのか?それはこ
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.5

怨霊とはまた違う、悪魔が登場。実際に起きたポルターガイスト事件をもとにした作品でホラー映画としても面白いが、助けを求める家族を救おうとする夫婦の姿が印象的。
前作以上に得たいの知れない何かが蠢いている
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.0

待ちに待った久々の映画館で観たのは、観るつもりが全くなかったリュック・ベッソンの新作。まだまだ新作の公開は少ないなぁ。
相変わらずブロンド美女をカッコ良く撮ることに命を懸けているリュック・ベッソンが監
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スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(2008年製作の映画)

3.0

アニメシリーズはファイナルシーズン以外を除いて鑑賞済みなので、ここに来てアナキンとアソーカの出会いのエピソードを鑑賞。
とりあえず早くファイナルシーズン観たくなった。

ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

2.5

モノクロ映像とアレックスをはじめとする登場人物たちのモノローグが神秘的な雰囲気を映画に与えている。
ストーリーは何と言うこともない、ラブストーリーなのだけど、どこか神話的。でも比喩的でいまいち分かりず
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スウィート ヒアアフター(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

その街にはその街のルールがあって、その中で皆が静かに暮らす。表面上は平和であるこの街に、ハーメルンの笛吹き男の如く表れ、平穏を乱す弁護士と、自分を使ってお金を得ようとする父に復讐するために少女は嘘をつ>>続きを読む

名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)

3.5

コナン映画屈指のアクション映画。冒頭のカーレースから、諜報戦、肉弾戦に、戦争映画のような銃撃に最後はマイケル・ベイ映画ばりの大爆発の連発。
黒の組織との戦いに映画が集中しているのでそういう意味でも観や
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預言者(2009年製作の映画)

3.5

無学なアラブ青年が刑務所でのしあがる物語。彼にとって刑務所が社会の学び場であり、学校であり、生きる場所。少しずつ色々なことを経験しながら、着実にのしあがっていく姿が面白い。
一方でフランス社会をある種
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あの日のように抱きしめて(2014年製作の映画)

3.5

ホロコーストを生き延びた妻と、その妻と気付かずに声をかけた夫。妻に似ている女性だと信じ、お金の事だけを考える夫と、いつか気が付いてくれるという希望を捨てきれない妻。
しかし映画が進むにつれて分かってく
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

4.5

2016年の劇場鑑賞以来の鑑賞。個人的にはその年のナンバーワン映画だったのだが、やはり面白い。
『クローバーフィールド』の続編と思いきや、全く違うタイプの映画。でも何が起きているか分からないと言う点に
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ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)

3.5

やっぱマグロを食ってるようなのはダメだな!!久々に観たけど、ストーリーがポンコツ過ぎて最高に面白かったわ。

あなたになら言える秘密のこと(2005年製作の映画)

4.0

癒すことの出来ない、あまりにも大きすぎる心の傷を抱えた男と女の物語。少しずつ心を開き、その行動の意味が少しずつ分かってくる。図らずもユーゴ内戦に関係する映画を観てしまった。
こういう切り口で語るのかと
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

ハーレイ・クインをひたすらに楽しむための映画。Fワードを使うことで制限なく、より伸び伸びと悪キャラを、可愛く演じている。前作よりもバリエーション豊かで、動きの多いハーレイを観れるのは楽しい。
メインヴ
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.5

ハリウッドというシステムに生き方を翻弄され続けたジュディ・ガーランドの人生の最終盤。家族や仕事で苦しみながらも、彼女はスポットライトに立てばその美しい歌声を披露する。
彼女がどれぐらい自分の人生に満足
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映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊(2014年製作の映画)

3.0

ジャイアンが主役となる映画。映画になったときのカッコ良さがやはり際立つ。相変わらず安心してみれるドラえもん映画。まぁオリジナルの力が大きいか。
そろそろオリジナルのわさドラ映画も観ないとなぁ。

映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い(2007年製作の映画)

3.0

オリジナルは久しく観てないので、このリメイクも久しぶりに観たけど、誰一人傷つかない優しいドラえもん映画。魔法が実現したらという世界においても、ドラえもんは強かった。
ミヨコが可愛い。

劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS(2015年製作の映画)

3.0

頭空っぽにして一人のデュエリストとして楽しむのが正解。劇場で観て以来久々に観たけどやっぱり笑うわ笑
もんすたーではない!!神だ!!は最高すぎる。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

まるで自分が兵士たちと行動を共にしているかのよう。ワンカット編集であることを全く意識することなく映画を観ることができる。戦場の生々しいまでの残酷な現実があまりにも恐ろしすぎる。映像の迫力もそれを大きく>>続きを読む

デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆(2020年製作の映画)

3.5

一緒にいると言うのは、ただ単純に物理的に近くにいることではない。どんなに離れていても、そこに絆があるなら、その別れの痛みが人を成長させるなら、その事には意味がある。
デジモンを観て育ってきた私たちへの
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欲望(1966年製作の映画)

3.0

ミケランジェロ・アントニオーニ映画初体験。何を伝えたいのか、この映画は何なのか。考えていると少しだけ見えてきたのは、「自分にとってどれだけ価値のあるものであっても、他人から見たら価値は何もない」という>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

思っていたよりも不気味さや異様さが強い。前作『ヘレディタリー』とは全く違ったジャンルの怖さがある。映画のトーンは基本的に静かなんだけど、表現しがたい不気味さがあって、その光景は間違いなく異様。
精神的
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キャッツ(2019年製作の映画)

1.0

予告編ではそこまで気にならなかったけど、やっぱりスクリーンで観るあの猫のビジュアルは辛い。どうしようもないのだが、シンプルに気持ち悪い。その気持ち悪さの上にゴキブリを食べるのだから最悪。
そして何より
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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

3.0

100年前に戦争を戦った人たちの姿と声を甦らせたピーター・ジャクソンの情熱は素晴らしい。途中途中眠くなるようなシーンは確かにあったが、観る価値は存分にあったのではないだろうか。
普通の若者が戦争でその
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.5

闇の中に埋もれてしまった真実に光を当て、その事実を明るみに出すスポットライトと言うのはまさに本作で描かれたこと、そしてジャーナリズムの本質を現しているのかもしれない。
街の平穏のため、被害を受けていな
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Last Lover ラストラバー(2020年製作の映画)

4.5

ロマンスパートはもちろんだが、何よりもホラーパートが秀逸。音にこだわった恐怖演出はいつまでも耳に残り、その怖さがあった上でのロマンスパートの美しさと儚さが引き立っている。
監督の想いが詰まった作品。い
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ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

4.5

何年ぶりかの鑑賞。やはりこの映画は凄い。ジョン・ランボーという男の生き様、戦う姿の全てがカッコよすぎる。アクション映画としてもその迫力、演出の全てが完璧。
加えて『ランボー』という作品が持つテーマ性を
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ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.5

8年ぶりぐらいに鑑賞。12年前の高校1年生の時に初めてこの映画を見たときは衝撃だったけど、純粋に観ていて楽しい。この映画で僕はサラ・ポーリーと出会い、ザック・スナイダーに出会った。そして人生初のR指定>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

打倒フェラーリに燃える男たちの物語。フェラーリというライバル企業、そしてフォードという味方であるはずの大企業とも戦いながら、その瞬間のための車を作り出す。
信頼し合う2人の男の友情は熱く、美しい。真の
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灼熱/灼熱の太陽(2015年製作の映画)

3.0

3つの時代で繰り広げられる、3組の男女の物語。どの物語にも戦争が大きな影を落とし、時代を経るにつれてその影響が無くなると思っていても、ユーゴスラビア内戦の傷はいつまでも癒えることはない。
同じ人間なの
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

強烈!!まるで寄生虫のように上級国民からお金を巻き上げていく、半地下住まいの下級国民は、自分の欲望にひたすらに従順。他社を蹴落としてでも幸せになりたいと言う、人間が本能的に持つ欲求をひたすらに満たして>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

3.5

前作では知ることが出来なかったすずさんの色んな感情や友情、優しさを新たに発見できる作品。その一方であのすずさんであっても戦時に女のすべき事をちゃんと考えている辺り、この時代の過酷さを垣間見ることが出来>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

一人の男の体に刻まれた歴史を描いた映画。男がたくさんのものを得て、でも最後には独り孤独になってしまう、その哀愁が強烈。その物語を描くには3時間半が必要であったことを、この映画を観ると納得することが出来>>続きを読む