べさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

レオン 完全版(1994年製作の映画)

-

久しぶりに。
ついこの間観たジム・ジャームッシュの『ストレンジャー ザン パラダイス』もそうだったが、恋愛とも親子愛とも言い難い、少し歪な「愛」によって紡がれる不器用な物語に弱い。

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

-

菅田将暉×小松菜奈×大森靖子とかいう圧倒的俺得作品。

ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

-

カルト映画の祖的な存在だということで視聴。
ミュージカル映画仕立てで、所々馬鹿馬鹿しくてつい笑ってしまうのもカルト映画ならでは。
ストーリーとしては、当時のジェンダー観の文脈的にはフランケンやロッキー
>>続きを読む

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

-

自分的邦画ランキングTOP5入りかな、というくらい衝撃を受けた。
多量の汗や血といった生物的表象と「やつ」や「男」の鉄化といった無機物的表象の対比が面白い。また、疾走感溢れるアクションシーンがコマ撮り
>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

-

俗っぽい言い方をすれば「退屈な映画」なのだろうけど、主人公の「退屈」を共同体験させられている感覚で、作品に没入して楽しめた。作中に何回もかかる同じBGMは、彼の飽き飽きしている日常の反復を示しているの>>続きを読む

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

-

観てる最中にお母さんがジョン・ルーリーと一緒に写ってる写真見せてきてビビった。

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

-

意味不明なシーンの数々はシュルレアリスム的であり、私達の一般的な理解の範疇に留まる表現ではないだろう。
しかし、「理解できない」と一蹴するのではなく、それぞれのシーンやカットを断片化することで、多少の
>>続きを読む

涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

-

『涼宮ハルヒの憂鬱』『涼宮ハルヒの消失』を見ると、セカイ系特有の「きみとぼく」という図式は「キョンと涼宮ハルヒ」の他に「キョンと長門有希」にも当てはまると考えた。
アニメシリーズでもそうだったが、この
>>続きを読む

TOKYO!(2008年製作の映画)

-

ポン・ジュノの作品は昨今の話題の的である所の『パラサイト』しか観たことがなかったので、この作品に収録されている『シェイキング東京』で二作品目。
『パラサイト』の時にも指摘した、ワンシーン毎の写真作品の
>>続きを読む

A KITE~INTERNATIONALバージョン~(2000年製作の映画)

-

一応アダルトアニメとのことだが、そこらのハリウッド映画の方がそういうシーンが多いのではと思う程にSF・アクションメインの作品。
『攻殻機動隊』や『新世紀エヴァンゲリオン』を彷彿とさせるような世界観や設
>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

-

かなり久しぶりに観たけれど、ファッションをある程度学問的にかじった上で観ると面白さが段違い。
物語論的にも面白くて、所謂典型的なアメリカン・ドリームの物語を、「行きて帰りし物語」というこれまた典型的な
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

-

今更ながら初視聴。
ここ数年、『万引き家族』や『ジョーカー』といい、アメリカン・ニューシネマ的な構造の作品が世界的に流行しているように感じる(もちろんベトナム戦争等一切関係していない作品がほとんどなの
>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

-

再視聴。
今更すぎるけれど、マーロン・ブランドが「ゴッドファーザー」としてではなく「おじいちゃん」として最期を迎えるの、本当に良い。

WASABI(2001年製作の映画)

-

リュック・ベッソンってジャン・レノを「不器用な男」として魅力的に撮ることが本当に上手いなぁ、と。
20年前の秋葉原にジャン・レノと広末涼子がいるという絵面だけで既に面白いのに、百貨店やゲームセンターで
>>続きを読む

映画 中二病でも恋がしたい Take On Me(2017年製作の映画)

-

最後の最後で一話の冒頭に繋がるとかタイトルを回収するとかのベタベタにベタな展開が好きすぎる。
中二病と恋愛とを天秤にかけ、アイデンティティの問題で揺らいでいた六花達が最終的に「中二病でも恋がしたい」と
>>続きを読む

たまこラブストーリー(2014年製作の映画)

-

たまこがアニメ全編を通して一切の恋愛感情を見せなかったからこそ、この作品における「ラブストーリー」がより一層際立つように思う。

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

-

再視聴。
実は原作もアニメも観てるし、映画も劇場まで観に行った程好き。

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

-

再視聴。
映画のアクションシーンでクラシック音楽を流す(最近だと『キングスマン』とか『ジョン・ウィック:パラベラム』とか)系譜の祖ってもしかしてこの辺りの作品?

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

-

ここ最近忙しくて全く映画を観れていなかったので前々から観ようと思っていたこの作品を視聴。
第二次世界大戦では日本人だけでも300万人以上が亡くなってしまった訳で、今を生きている私達は歴史の教科書をなぞ
>>続きを読む

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

-

「『JOKER』や『天気の子』を彷彿とさせる作品」といったレビューがSNS上で蔓延していたが、やや誇張し過ぎな感は否めないものの確かに似たような文脈は感じる作品。
所謂バッドエンドともハッピーエンドと
>>続きを読む