financierさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.5

ロードムービー枠なのかな。
でも、このひとのなかに何か、蓄積されただろうか。
明日か明後日か、来週には忘れてそうな、軽薄というか白痴的な、そのキャラクターは少し露悪に感じた。

まるでどこからか流れて
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

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お友だちに連れていってもらって鑑賞🥹
TVシリーズは全く見たことなく、キャラの名前すらおぼつかないながら、とっても楽しく鑑賞。

ハサウェイのときも思ったけど、戦闘描写の力の入りようが好き。
そこに至
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戦争と女の顔(2019年製作の映画)

3.6

戦中シーンがあるのかなと思っていたけど戦後のみの構成で、「女と女とPTSD」だった。

みずみずしいはずの年頃の彼女たちは、枯れ節のように乾いた粉っぽい質感をまとっていて、
それが戦争の気配なのだろう
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.8

4作目ともなると超人レベルがスーパーヒーロー並み。
8割りくらい発砲音を聞いていた気がする。
耳の疲労感がすごい。

ゲーム的俯瞰アクションと、何人轢かれようが流れ淀むことなき凱旋門ラナバウツ、好き。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

読みきり漫画みたいな感じで観やすかった。
でも怖いところは怖いから配信待ってよかった。

チラッと見える赤い靴下が素敵。
キャラクタも背景もビジュアルがまとまってて好き。
相対するように話はほとんど散
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

全編に充満する緊迫感とかそれぞれの、刺されるような強いストレスの映画化はとてもハイレベルで刺激を受けたけど、それとは別にしんどくて〝もう一回観たい!〟という映画ではなかった、、

主人公が死ななくてよ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.6

文句無しにすごいしすばらしい舞台と演技を観せてもらったけど、いかんせん題材が好きじゃないやつだった。。

ターの属性とその性格で引き起こした事態を、観客にどのように受け止めさせたくて撮られたのかわから
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.6

予定調和♡
アクション以外の部分の間延び感がちょいちょい気になるものの、求めていたのはバニスマスのイチャイチャだったので満足です。

オペレーションフォーチュンでステイサム兄のアクションの摂取不足に悩
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エクスペンダブルズ エクステンデッド・ディレクターズ・カット(2010年製作の映画)

3.8

4を観る前に復習しようと思ったらこっちしかなかった。
ほとんどなにもかも忘れてて、無印との違いわからず。

インファナル・アフェアIII 終極無間(2003年製作の映画)

3.8

ややこしかったし精神的すぎたけど、3本のなかで一番気持ちが揺れた。
因果、美味…。

ただ、人の名前が憶えられません…!
ラウとヤンすらどっちの名前かわからなくなるし、サムだけわかる…ありがとうサム…
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.0

派手すぎなくてストーリーと関係性に集中できて良かった。

〝選んだ道を 歩み続けたのに
 夢見る彼岸に
 なぜ 辿りつけぬのか〟

エンディングの男性デュエットによる感情揺さぶりがたまらない…。

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.0

喜劇的な悲劇。
初っぱなからイカレてて、その後も折々でわちゃわちゃになり、バビロンみたい。
時系列的にはバビロンがこの作品みたいだったのか。

喜劇仕立てだけど悲劇なので胸が痛くなったり涙が出たりする
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.7

三十余年前の作品とは信じがたい先進性😂
謎の世界観をしっかり突き通し、シュールにコミカル。かつ、端正な画面構図はウェスアンダーソンから色を省いたような感じ。締まってて格好良い。
黒髪サングラスにブラッ
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湿地(2006年製作の映画)

3.4

外国映画だあ。
分類的には刑事物だと思うけど、捜査も出来事も基本地味。

通底するベタベタしない、日本にはめったに存在しないだろう、人を寄せ付けないタイプの湿度は結構好き。
つっけんどんながら、疎遠す
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ザ・コール [緊急通報指令室](2013年製作の映画)

3.7

たぶん観るの二回目ー!
ラストはハリウッド映画みマシマシ。

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.7

警察モノ+クライムノベル好きに楽しい映画。
タイトルのわりに、何事も「ほどほど」だったかもしれない。
あんまりバイオレンスしててもしんどいので良かった。

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

3.7

トムハンクス作品、はずれない。
劇伴しつこいなと思ったら、直後の静寂が効いて納得しちゃった。

こんなにしんどい目に遭って、また同じ仕事で海に出るフィリップ船長、かっこ良すぎます。

米軍の協力を感じ
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時の面影(2021年製作の映画)

-

淡々としていた。
人生のなかでなにかを成し遂げたとしても、それが認められるのは死んでからというのは、歴史のなかではよくあることで、でもたしかに、彼や彼女はこのとき生きていて、己の人生を歩いていた。そん
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.7

つらみの少ない良い作品と聞き及んでいたので、適度に疲れていて優しい作品を鑑賞したい今日という日に。

眼福~😍
コレクションを観れるのも、製作風景をチラ見できるのも嬉しいし、ハリスさんが着てるものもリ
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6日間(2017年製作の映画)

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字幕が遅延してて見づら…英語と両方出してなんとか視聴。

キャラに味付けはあるものの淡白な作りおよび見せ方だった。
犯人の顔以外、何を印象に残したい作品なんだろう。

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

しっかりアメリカらしくて良かった。
無印と違って刑事物のテレビドラマっぽい。
画面越しという設定以外は、よくある良い感じのクライムサスペンスかも。

主人公が若い分、ツールの使い方の説明シーンなしで進
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.7

ひとの故郷が詰まってた。
手触りすら感じられそうだった。

人々の会話にそれぞれの人間味があって、それが町自体の実在性のように感じた。

おばあちゃん子だったので、最後少し泣いた。
ジュディデンチちゃ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

いつの間にかネトフリに入ってたやったー!
字幕ありがたや。

日岡くんは今作でも坊っちゃんで良かった。
立ち位置、話の転がし、転がされ、満足。

おじさま俳優陣がバキバキに作品を支えていて楽しい。
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.7

「わあ…、すごいシミ。」

話の〆具合はもうひとつだけど、情緒の良いホームドラマだった。

監督が撮りたかったんだろうなあという景色や風景がはっきり映し出されていて、建物や灯りの位置が美しくて気持ち良
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.5

書きたいところだけ書いた本を読んだ気分。
途中から脱線が激しくなるタイプのキング作品の、脱線し掛けてるところだけ抜き出したみたいな。
アンソニーホプキンス氏が演じてるからかな。
役者は揃ってた。
たぶ
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.7

クリアで、えげつないけど、同時に自然や人体が美しく撮られていた。
戦争全体の空疎さの描写は79年版の方が好きかな。
もっとタイトル回収ガッツリして欲しい。この作品だからこそ。

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

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途中で寝ちゃったけどとくに問題なかった。
アクションは楽しかった。

容疑者X(2023年製作の映画)

3.7

究極のギバーおぢ。

「容疑者Xの献身」は原作派なので、日本の映画よりこちらが好み。
こう、人の湿度なのか、ジメジメと、キノコが生えそうな空気感が漂ってくるのが好きです。

最終的に先生の満足度が高く
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スターリングラード(2000年製作の映画)

3.5

プロパガンダスナイパーメロドラマ。
両側とも命が安くて…。

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

3.5

戦後一時的に国民から隠された記憶。
みんな口をつぐまざるを得なかった罪。
人は容易に罪を忘れ、日々を生きるようにできているらしい。

主人公の感情がやや薄く見える。自身の所属する社会を破壊しかねない活
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ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.1

金がなくても田舎すぎて捨て鉢になって行く先が軍隊ぐらいなのは幸い…でもなく、飲み屋があるからそこらで客を取るようになるのが現実な気がする。
ハードボイルドの理想染みた映画だった気がする。

父親の手を
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アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発(2015年製作の映画)

3.5

NHKの番組っぽかった。

人は、一度歩きだした条理を踏み外さないためであれば、戸惑いを覚えようとも、客観的不条理を突き進む。

たった今、目の前で起きている現実であっても 、自らの倫理観で立ち止ま
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