ライラックさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ライラック

ライラック

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家庭(1970年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ついに家庭を持ったアントワーヌさん
些細なことでケンカをしますが
仲睦まじい二人☺️
個性的な隣人の方々との交流も
ユーモラスに画かれています

不思議で少しぎこちないジャポニズムが面白いです♪
バラ
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夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)

4.0

職を転々と不安定なアントワーヌさん
まだ大人になりきれてなく
どこか抜けている姿が面白いです😄

わざとTVを壊して彼を呼ぶ彼女が
可愛らしいく
恋人関係になれた二人の朝食シーンが
とてもいい感じです
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アントワーヌとコレット/二十歳の恋(1962年製作の映画)

4.0

短編で画かれた監督の思い出
初恋の物語

友人以上に発展しない歯痒さと
さらっとした敗北に
初恋の儚さを感じました😢
少し感傷的で哀愁の残るラスト

ルネ君との友情関係が
続いていて良かったです♪

ラ・ピラート(1984年製作の映画)

4.5

感情と情熱のぶつけ合い!
罵倒し合いながらも官能的で狂気的
後半にかけて更に狂気がパワーアップし
闇が深く焦りました!

暗めの色調で表現された狂気と崩れゆく感情に監督の独創的な芸術を感じました♪
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.7

純粋な少年と童心を忘れた大人達の
日常的な風景に何とも言えない魅力を感じました
長閑でキレイな街並みも素敵です♪
老人との会話に世代間ギャップや
変化する時代への哀愁を感じます

ノートに挟まれた白い
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冒険者たち(1967年製作の映画)

4.0

夢に挫折した3人の冒険
船上で楽しむ3人の友情が眩しく
とても微笑ましいです😄

1人の男の登場で徐々に
重苦しくなる物語
後半作風の変化にビックリでしたが
とても楽しめました♪

ラストの要塞島での
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ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

4.0

始まらない食事と秘かな愉しみ

現実と幻想の無意味な繰り返し
シュルレアリスム的表現の連続💦

上流階級への皮肉や不条理さを難解に
表現した謎の多いコメディ😄

司祭は
なぜ庭師になったのでしょうか😅
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

4.7

穏やかに画かれた悲しみや喪失感が
とても心に沁みます

家族や友人との交流や恋愛を通し
再び希望を見いだす青年の姿に
新たな光を感じました♪

夏の景色
美し過ぎです😆

恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

4.5

美しさとほろ苦さ

苦楽を共にした幼なじみの男女
思春期の青春と自然体な家族の描写

家族の靴を買うときの紙に型どられた
足跡がとても可愛かったです😄

文通と配達員

美しい風景や都会の生活音の表現
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罪の手ざわり(2013年製作の映画)

4.0

実際に起きた事件を元に作られた
4つの物語

経済格差や痴情のもつれ
社会的弱者の苦悩と絶望感が漂います

緊張と深い闇で少し見疲れしましたが
監督らしい広大な自然の迫力と
背景美が素晴らしい作品でし
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恐怖分子(1986年製作の映画)

4.7

淡々と画かれる鬱々とした闇
静寂と芸術性
暗室の写真が風で揺れるシーンは
ゾクゾクしました😀

ラストの冒頭に繋がる
リーチョンの行動が衝撃でした!

花のようなエレ(1971年製作の映画)

-

不思議な少女と青年

思春期の青年の純粋さや戸惑い
障害を背負う少女の性被害
難しい家族の距離感

美しい自然の中
独創的なタッチで表現されてます😀

悪魔の陽の下に(1987年製作の映画)

4.0

バロック調で画かれた不穏な世界
孤独と苦悩と神秘性
ムシェットの悪と対話する薄暗い草原の緊迫した空気が素晴らしかった
唐突な発砲や叫び!悪魔のキス等
型破りな演出に驚きました
ドニサンの苦悩と神々しさ
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水の中のナイフ(1962年製作の映画)

4.7

倦怠期のセレブ夫婦とヤンチャな青年の不思議な距離

ナイフと緊張感

ヨットから見るキレイな海と効果的に流れるジャズも素敵でした♪

ラストの夫婦を見ていると青年の存在が幻想に思えてきました🙃

台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.7

変わりゆく経済と男女の孤独
不安と影の混沌
儚い希望

暗いからこそ輝くネオンが
とても印象に残りました😀

真っ暗な世界の中に
台湾ニューシネマの光を見た気がします🌟

希望の灯り(2018年製作の映画)

4.0

スーパーで働く人の日常

日常を無駄なく丁寧に切り取ると
不思議な魅力があるのですね✨

おじさん達のクリスマスパーティーが
とても微笑ましいです♪

規則的に並べられた商品棚や
ライトに照らされた無
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.0

不良少年の抗争 少女との恋愛
父親の尋問や家族の苦悩

ヤン監督らしい暗さと
時折見せる美しい画が素敵です♪

特に蝋燭を灯すシーンに絵画的な芸術を感じました
ルーベンスの【蝋燭を持つ老婆と少年】
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ファニーとアレクサンデル(1982年製作の映画)

4.0

一族から使用人まで様々な人が食卓を
囲むクリスマスの微笑ましい雰囲気☺️
一転して
苦悩と重苦しさに包まれる

ハムレット的描写
美と共に画かれた不穏で重厚な世界
ベルイマン監督の偉大さを堪能できまし
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石の微笑(2004年製作の映画)

4.0

淡々と進む物語
さりげない伏線

妖しげな女性のエロスと不穏さに
酔いしれました♪

長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

4.7

ダムの建設のため水没する町
立ち退きを迫られる人々

暗く淡々と画かれるストーリーを
二人の視点で見ることができます

広大で美しい自然を背景に崩れる建物

逆光で撮された肉体労働の男達

ハンマーの
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さすらいの青春(1966年製作の映画)

4.8

幻想が織り成す友情と恋愛の物語

バルビゾン派を思わせる
美しい自然と田舎町の風景

怪しげな森、霧、館、
不思議なパーティー、一目惚れ
幻想的にぼかされた表現

とても印象に残ります♪

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

レイとレンの心の揺らぎ
光と闇を繰り返すシリーズの完結?

ポーやフィンも活躍しますが
初期のシリーズから出演している方々の存在感が大きすぎて登場するだけで感動しました☺️

泣けるシーンも多かったで
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楽日(2003年製作の映画)

4.8

映画という芸術表現

芸術に言葉は必要ないのかもしれません♪

西瓜(2005年製作の映画)

-

西瓜とエロスとミュージカル

性の描き方が狂気

物語をふっ飛ばすようなラストも衝撃的でした💦

ある女優の不在(2018年製作の映画)

4.0

役者を目指す少女の悲痛な叫び

村独自の風習や家族の反対で
孤立した少女
人気女優と監督のロードムービー

女優という共通点で3世代の女性を見ることができます
パナヒ監督の疲れきった演技もリアルで
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シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

4.5

郵便配達員が33年かけて建てた芸術作品

人付き合いが極端に苦手で無口な
シュヴァルの娘への愛情
困難や悲劇があっても夫を支える妻
離れて暮らした息子
理想宮を通した家族愛を見ることができました😭
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デカローグ(1988年製作の映画)

4.8

十戒をテーマにした10話の作品

孤独や不安 秘密や告白
優しさと希望

演出がとても自然で身近な人を
人間観察しているような気分になりました😀

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

4.7

絶望と退廃的な世界観
希望や救済が一切なく不穏と闇で
鬱々と画かれた4人の群像劇
暗すぎです

死を背負うブーとチェン会話が
凄く味わい深いです

独創的なカメラワークと
長回しによる緊張感が凄まじい
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甘い罠(2000年製作の映画)

4.5

静かな独占欲 
空虚感 心の闇

淡々と進むストーリーの中に
どこか闇を感じました😢

ラストの表情と怪しげな余韻…

あこがれ(1958年製作の映画)

4.0

わんぱく少年達と大人のカップル

大人の女性への憧れと
恋に目覚めた少年達の抵抗や恥じらい

後半の美しくも物悲しい黒衣の彼女が印象的

短い作品ですが
とても良かったです😄

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.9

複雑な家庭環境
嘘をつき家出を繰り返す姿が切ない
友達のルネ君がいい人😄
最後の自由を求め走る姿と表情が
とても印象に残ります♪

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.7

穏やかな作品ですが
死について考えさせられました

荒れ地なのに美しく見える風景

心地よく穏やかな日差し

暗闇の穴から見る月と余韻…

監督の映す光や空気感が
とても良いです😄

風が吹くまま(1999年製作の映画)

4.0

忙しく動き回るおじさんと長閑な田舎の風景

風に揺れる麦畑が美しい♪

終電車(1980年製作の映画)

4.7

ナチス占領下のパリ
苦しい時代を生きた役者達

劇中劇のセリフがとても素敵で効果的

ラスト二人の男の間で
心揺らぐドヌーブが美しい♪

リトアニアへの旅の追憶(1972年製作の映画)

4.5

亡命先のブルックリンの風景
難民の集い

故郷の豊かな自然
家族や親類との交流
27年の時間を埋めるかのように
飲んで歌って踊って楽しそうです♪

強制労働収容所
ウィーンの修道院
果物市場の火災
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