ぽちさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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フラガール(2006年製作の映画)

3.2

全力で泣かせに来ているストーリー、演出に乗れると気持ち良く観られる作品。

昭和を思わせる超ベタな演出やストーリーは、正直恥ずかしいレベルではあるのだが、肩の力を抜いてだらっと見ると入り込める。

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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.5

演奏シーンなどにかなりツッコミどころはあるものの、ドラマ部分がしっかりしているのと、阿部ちゃんの濃い演技がハマっていて楽しめる作品。

演奏が全部吹き替えというのがイマイチ。
まぁ、役者さんを使ってい
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まわり道(1974年製作の映画)

2.1

台詞に頼った展開や、超長回しなど特徴ととらえることもできるが、個人的にはちょっと退屈だった作品。

基本的に原作の「教養小説」を踏まえてのこの内容なのだが、それが今見るとかなり冗長に感じてしまう原因だ
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.4

元の「グルーシリーズ」よりかなり子供向けになったとはいえ、さすがに高いクオリティで楽しませてくれる作品。

今作ではスピンオフというより、グルーとミニオンズが同程度の活躍をする内容で、そのままグルーシ
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座頭市の歌が聞える(1966年製作の映画)

3.3

定番となったストーリーに、市の葛藤をうまく取り入れたアイディアが秀逸で、いつものシリーズとは一味違う内容を楽しめる作品。

ちょっとベタではあるが琵琶法師のキャラが立っていて、もっと活躍させてほしかっ
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

2.1

ソマリアを舞台にしながら、ストーリーの中心は朝鮮半島の南北の問題。
その構成はアリなのだが、実話というキーワードを前面に出した売り方には感心しない。

勿論調べてもその真偽は分からないのだが、今作を観
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人間椅子(1997年製作の映画)

1.5

元が短編小説のため、多くの要素をつけ足して一本の映画としているが、江戸川乱歩の創作物をいじくりまわし、ダメにしてしまった見本のような作品でイマイチ。

ならば映画の特権である「エロ・グロ」部分を堪能さ
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マルサの女2(1988年製作の映画)

3.3

惜しいかな二作目にしてパワーダウン。
一作目よりエンタメ色が強くなり、悪く言えば受狙いの凡作となってしまった。

スケールアップしたのが逆効果。
あまりに巨悪過ぎて、太刀打ちできないのが見えてしまうこ
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マルサの女(1987年製作の映画)

3.8

以前観たことがあるが、確定申告が終わり、世間では政治家の裏金問題が佳境に入るこの時期、どのように見えるのか興味が湧き再見してみた。

きっと腹立たしいことになると想像していたのだが、さすが伊丹監督とそ
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ねこばん3D とび出すにゃんこ(2010年製作の映画)

3.1

「さくらねこの日」ということでネコ映画。

とにかく猫の可愛い映像を見せることに割り切って専念しているのが潔い作品。

ドラマ部分はあるものの定番の「人が癒されて変わる」というストーリーで、それよりま
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くろねこルーシー(2012年製作の映画)

3.2

小説未読、TVも見ていない状態で観たが、一本の映画としてなかなか楽しませてくれた作品。

3匹の親子ネコの可愛さもあるが、「占い師」という職業をきちんと説明している所は好感が持てる。
ほとんどが統計学
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落穂拾い(2000年製作の映画)

3.2

様々な問題を提起していて、考えさせられるドキュメンタリー。

監督の言わんとすることは理解できるし、その骨格に対して、監督が興味を持った者などのシークエンスを巧みに絡ませた構成は見ごたえがある。

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冬の旅(1985年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリータッチで突き放したような描き方だが、繊細な掘り下げは見事で、女性監督の良い面が出た作品。

ただ、自由と孤独をメインとした作品内容は、さすがに今の時代から見るとかなりご都合主義で、倫理
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天使の影(1976年製作の映画)

1.0

子猫殺して食べちゃったよ!!って作品。

正直どんなホラーよりショッキングなシーンで、この制作年代と制作国を考えると、本当にやっちゃってるのではと思えてしまう。

というか、これ本当にやっちゃってるで
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.0

キングっぽいな~、と思っていたら息子が原作か。
いろいろツッコミどころはあるが、親父の作風を真似た設定はそれなりに面白くて、普通に観ることが出来るホラー。

物語の中心が「壊れた黒電話からの死者の声で
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.6

鳥山追悼の意味で最後の映画作品なので観た。

絵も綺麗だし動きも良い。そして、隠し味であるギャグセンスが、濃く鳥山の香りを放っていて、最近の映画作品としては、古くからのファンが納得できる良い出来の作品
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レンタネコ(2011年製作の映画)

1.4

キャラ設定に決定的な欠陥があり、またストーリーも練りが全く足りずに映画としては崩壊寸前の作品。

可愛く走り回る猫たちをボーっと眺めていると癒されるので、そこに集中して観るべきだろう。

コメディ色を
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座頭市逆手斬り(1965年製作の映画)

3.0

前作の「二段斬り」よりはまとまりがあり、キャラも良い。
でも全体的には初期の作品ほどの面白さが無いのが残念。

今作ではゲストとして当時絶頂期の藤山が出ていて、これは見所。
良いキャラだが、後半あまり
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

2.0

ベルリン国際映画祭で銀熊賞に輝き、評価の高い作品なのだが、まったく理解できなかった。

時代による倫理観の違いなのかお国柄なのか分からないが、各キャラの行動にリアリティが無く、またその行動の意味が汲み
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.4

2013年の前作「おみおくりの作法」があまりに名作だったので、期待値大で観たのだが、前作に並ぶことはできなかったのが残念。

ただ、それを抜きにして観れば、多くある凡作よりはレベルは高く、ウベルト監督
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.2

アイディアは面白く、当時として見ればリアルタイムで進む物語というのが斬新だったことが伺える。

また、ただ時間経過を追うのではなく、きちんと落としどころを持ったストーリーに仕立てているのは評価できると
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バニシング:未解決事件(2022年製作の映画)

2.0

事件に関係したサスペンスを見せたいのか、ロマンスを見せたいのかが中途半端で、消化不良の作品。
観た後にかなりフラストレーションがたまる。

また、事件関係の設定や人物の設定がかなりご都合主義で、リアリ
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

2.9

他に類を見ない独特の作品。

記憶に残る内容なのだが、個人的にはどうしても入り込むことが出来ずにノレなかった。
というか、男として「そこまでの老専趣味にはついて行けません…‥」ってのが正直なところ。笑
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炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

3.3

超能力物のためツッコミどころが山積みではあるが、1984年版に比べ落としどころが良く、観た後の満足度は高い作品。

また、主役であるチャーリーを演じたライアンが美少女度が高く、元ネタの小生意気なドリュ
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座頭市二段斬り(1965年製作の映画)

2.9

当時は良かったのかもしれないが、今見ると狙いが全て裏目に出てしまい、テンポの悪い低空飛行の一作となってしまっている。

終盤の悪役二人を盾にウロウロするシークエンスは、派手な殺陣を入れたいための無理や
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MISS OSAKA ミス・オオサカ(2019年製作の映画)

2.5

女性の心情を丁寧に描いているのだが、ストーリー自体に起伏や驚きが無く「だからどうした」って言う部類の作品となっている。

それとやはり日本の描き方にかなり違和感があり、見ていても気になってしょうがない
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キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

1.1

ここまでおバカに徹していると、そのレベルにシフトして観るとかなり楽しめる作品。
基本的にアサイラムと同じノリだろう。

仮面ライダーと同程度の着ぐるみ怪獣が微笑ましくて良いし、巨大ロボットもマグマ大使
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シーフォーミー(2021年製作の映画)

3.0

題名にもなっている支援アプリ「See For Me」のアイディア一発物なので、ストーリーやキャラ設定に甘さが残り、全体の完成度は今一つという作品。

ボランティアにスマホを使って周りの状況を確認しても
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

1.9

全体の雰囲気や、資料としての価値は理解できるが、今の時代に楽しめるかというと、正直かなり退屈な作品。

ヌーヴェルヴァーグの先駆けとして資料的な価値はあるし、セリフで押していくスタイルもアリだと思うが
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.9

カレーは誰が作っても旨い、って作品。

黒澤明、橋本忍、小國英雄の創り出した素晴らしい脚本があり、絶頂期の脂ののりきった黒澤のお手本まである状態で、つまらなく作る事の方が難しいので、今作が素晴らしいの
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ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

3.7

1983年の「人生狂騒曲」以来32年ぶりにパイソンズが勢ぞろいしたというだけで、一気にテンションが上がり見る価値がある作品。

支離滅裂で破綻した設定自体がいかにもモンティ・パイソンで、その無茶ぶりを
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座頭市関所破り(1964年製作の映画)

3.3

安定の内容ではあるが、前作「血笑旅」よりパワーダウンなのが残念。

脚本の練りが足りない。初の正月映画ということで、単純明快な「弱きを助け悪をくじく」という内容にしたのだろうが、やはり物足りない。
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吾輩は猫である!(2021年製作の映画)

1.0

悲惨にもほどがある、って作品。

猫特集の一環で放送していたので、可愛い猫で癒されようと見たのだが、もう脱力とかの次元ではなく、なぜ作ったのか疑問に思うほどのつまらなさ。

せめてかわいい猫の映像でも
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猫忍(2016年製作の映画)

3.3

想像以上の出来栄えで楽しめた作品。

脱力系のギャグがなかなか笑えてツボだった。
そして、なんと言ってもデブネコ「父上」を演じた金時の可愛さが素晴らしく、この猫を見ているだけでも癒される。

てっきり
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MEMORY メモリー(2022年製作の映画)

3.5

警察の腐敗や金の力をうまく使い、重い内容だが最後は綺麗に落としてくれる作品で、見応えがある。

元ネタの「ザ・ヒットマン」は未見だが、解説を読む限りこちらの方がハードな仕上がりになっているようだ。
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.1

面白いアイディアではあるのだが、やはり脱出できないという所や、救助隊の行動に無理がありすぎて、ツッコミ所が多いのが難点の作品。

500mもある深いシンクホールに落ちるというアイディア一発なので、それ
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