ぽちさんの映画レビュー・感想・評価 - 59ページ目

ぽち

ぽち

映画(2402)
ドラマ(1)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

エリック・クラプトン~12小節の人生~(2017年製作の映画)

4.3

久しぶりにドキュメンタリーで感動した。
135分の作品だが、もう終わっちゃうの?と思わせるぐらい充実した内容。

息子の事故死から「ティアーズ・イン・ヘブン」が歌われるところまでは泣けてしまう。

>>続きを読む

ホームワーク(1989年製作の映画)

1.0

1989年のイランの教育事情など訴えられても困る。

冒頭に本人が言っているが、思い付きで突撃取材状態で撮った作品など正直ゴミでしかない。

だた、体罰が当たり前で「ご褒美」と言う単語の意味が理解でき
>>続きを読む

風が吹くまま(1999年製作の映画)

3.1

アッバス監督作品は今まで5作品しか観て無くてアッバス初心者なのだが、ここに来てやっとで普通の映画に出会えた気がする。

特に前作の「桜桃の味」みたいな実験的な手法は一切無く、抽象的な表現はあるもののス
>>続きを読む

ディーン(2016年製作の映画)

3.5

作品中に出てくる絵が実に魅力的だ。出版したと言う物語中の本が実際に売り出されれば絶対買う。

ストーリーも甘くなりすぎずに上手くまとめてある。
ディミトリ監督のことをほとんど知らなかったが、脚本も演技
>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

3.5

一作目は笑いのセンスがブリテンしていて好みだったが、今作はギャグは今ひとつ。
でもラストへ向けての盛り上げ方や泣かせ所が上手く、また違った良さがあり楽しめる作品だ。

家族のキャラは前作で描いていて今
>>続きを読む

若妻の匂い(1986年製作の映画)

2.5

さすがあの「青い体験」の監督だけあってツボを心得たサービスシーンで良いのだが、ストーリーやキャラは完全に崩壊している。

特にヒロイン2人は性格描写が一定せず、どんな人間なのか理解できないし何がしたい
>>続きを読む

ラベンダー・ヒル・モブ(1951年製作の映画)

3.0

アレック・ギネスが若くてスマートなので最初は彼だと気付かなかった。
どうしてもオビ・ワンの貫禄を期待してしまうので違和感があるが、本人はそれを凄く嫌っていたらしくオビ・ワン宛に来るファンレターは一切見
>>続きを読む

オードリー・ヘプバーンの素晴らしき遺産(1951年製作の映画)

1.0

ワースト邦題トップ10に確実に入る詐欺映画。

いくらなんでも10秒ほどの出演時間しかないオードリーを看板に持ってくるなんてありえない。
「キアヌ」以来の驚きだが「キアヌ」はまだ一発ギャグと言う見方も
>>続きを読む

オードリー・ヘプバーンの若妻物語(1951年製作の映画)

1.9

他の「ローマの休日」以前5作品と同様に端役での出演で、オードリー目当てで観ると不満が残る。

今作も普通なら時間の中に埋もれ忘れ去られている作品だが、オードリーが出たおかげで今も生き残っている。

>>続きを読む

桜桃の味(1997年製作の映画)

1.0

ラストは生死が分からない所で終わるだろうと想像していたが、そのはるか上空を行くぶっ飛んだ終わり方に唖然。
訳が分からず、普通は自分の感想を書くまでは他のレビューは見ない事にしているのだが、例外として調
>>続きを読む

パティ・ケイク$(2017年製作の映画)

3.0

ラストのライブシーンはそれなりに感動できるのだが、全体としてはよくある青春物で特に新しいところは無い。

ただヒロインのダニエルが強烈で彼女は印象に残る存在だ。今作でブレイクしたのも分かる。
オープニ
>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.5

観終わった直後は「何だこれ?」と言う感じで憤慨しそうになるのだが、後からジワジワと味が出てくる不思議なタイプの作品。

モノクロ風の映像も雰囲気が良い。現実と虚構のバランスが微妙で、これも観ている時は
>>続きを読む

Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

3.4

もうネタが出尽くした感のあるゲイ物でも上手く作ると良い作品になると言う見本。

友達や両親のキャラも良いし、ブルーは誰だろうと言うミステリーも上手く絡めてまとめたのは原作の良さもあるのだろうが、監督の
>>続きを読む

初恋(1951年製作の映画)

3.1

原題は「SECRET PEOPLE」で秘密結社のことを描いた作品だが、初恋などと訳の分からない邦題のおかげで「ロマンスが無い」と非難を受けた可哀想な作品。

知らぬまに組織に取り込まれ深みにはまって行
>>続きを読む

モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!(2018年製作の映画)

2.5

1,2作目とそれなりのクオリティーを守っていたのにここに来て失速。
2作目で少し感じていたストーリーの散漫さが悪化したのと、動きがダイナミックだが繊細さが無くCG臭さが強すぎる。

そして一番のマイナ
>>続きを読む

ブレグジット EU離脱(2019年製作の映画)

1.0

ドラマとしては面白いしベネディクトの演技も見所。主役のキャラも立っているのだが・・・

たった3年前の出来事をドラマ化して劇場作品ならまだしも、誰でも容易く観る事が出来る媒体のTVで流すと言うのは、政
>>続きを読む

怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

3.6

元々キャラが良いのでどう作ってもつまらなくなることは無い恵まれた作品だが、今作は脚本の甘さが目立ってしまった。
勿論一定のクオリティーは維持しているものの、一作目の完成度の高さには及ばないのが残念。
>>続きを読む

熟れた本能(2009年製作の映画)

3.3

ちょっとハードなメロドラマでそれ程のストーリーではないのだが、ヒロイン始めメインの3人の演技がよく引き込まれる作品。

50歳に近いクリスティンだが無理に若作りするのではなくその年齢の美しさが出ていて
>>続きを読む

マイ・ライフ(1993年製作の映画)

3.0

死に向き合った男性のドラマティックな終活物語のはずが、何とも中途半端なストーリーで消化不良。

演技力のあるマイケルに20代ぴちぴちのニコールを使ってこの内容とはもったいない。

治療師のホーが出てき
>>続きを読む

エルヴェとの晩餐 ある映画スターの数奇な人生(2018年製作の映画)

2.0

無理矢理イイ話に仕立てているが、どう見ても有名になったとたん自己中の嫌な奴になって、最後は落ちぶれ自殺した男の話でイライラする。

エルヴェの伝記部分は暴露話的ではあるが実際に近いのではと想像できる。
>>続きを読む

おじさんに気をつけろ!(1989年製作の映画)

2.7

ジョン・キャンディ定番のキャラと言う感じで安心して観られるのだが、意外性がまったく無く退屈でもある。

この手のファミリー物に深みなど求めてもしょうがないが、表面的過ぎるのでラストの母親との和解も取っ
>>続きを読む

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.4

ジェームズ本人もインタビューで

「実話の映画化は脚色されるものです。脚色された台本が監督の手によって映画になると、またさらに変わる。だから正直言って、映画は自分から五手くらい離れたような距離感はあり
>>続きを読む

リリー 戦火の愛(2017年製作の映画)

1.2

映像は綺麗だし出演者もベン・キングズレーやジョシュ・ハートネットが脇役で出ていて豪華なのだが、驚くほど安っぽいストーリーに唖然とする作品。

ヒロインのキャラも人助けのために危険な所にまで行って高潔そ
>>続きを読む

オードリー・ヘップバーンのモンテカルロへ行こう(1951年製作の映画)

2.6

オードリーが脇役で出ていたために生き残る事が出来た作品。
多分見せたかったのは製作、出演をしているレイ・ヴェンチェラ率いるビックバンドの演奏だろう。

赤ちゃんを巡るドタバタコメディーで、ミュージカル
>>続きを読む

ミート・ザ・ペアレンツ3(2010年製作の映画)

3.2

シリーズ3作目にして失速。
この豪華メンバーでも日本未公開だがなんとなく納得できてしまう出来だ。

ストーリーは今ひとつ。笑える単発ギャグも少しはあるが全体的には不発。
前2作のように出演者が楽しんで
>>続きを読む

レッド・ダイヤモンド(2016年製作の映画)

3.2

ウィキでは「批評家レビューが珍しく0%の支持率を記録している」などと書いてある評価の低い作品だが、B級クライムとして十分楽しめた作品だ。

最近お飾り的な出演が多いブルースも楽しそうに悪役を演じていた
>>続きを読む

マンハント(2018年製作の映画)

1.0

ジョン・ウー監督の作品の観方は心得ているつもりだが、今作は福山の大根ぶりが酷すぎてもう乾いた笑いしか出ない悲惨な出来となっている。

高倉健の元ネタが混沌無形な内容なので、今作のご都合主義な内容や笑え
>>続きを読む

アガサ/愛の失踪事件(1979年製作の映画)

3.2

実際に起きた失踪事件を基にしたフィクションだが、いかにもアガサが書きそうなミステリー仕立てにしている所が上手いし楽しめる作品。

ただ気になってしょうがなかったのが主演2人の身長差。実際にアガサが長身
>>続きを読む

ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

2.7

一作目は驚きがあり高得点だったが、以後6作全て低空飛行。
今作はそんな終わっているシリーズを7年ぶりに復活させた物だが、意外と良く出来ていて面白かった。

ま、ご都合主義な犠牲者達の行動とか、そこまで
>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.3

高度な文明を隠しているアフリカの国と言う設定が魅力的。

ただこの設定アフリカの人はどう受け止めているのだろう?ちょっと発展途上国を馬鹿にしているような描写もあり余計なお世話だろうが大丈夫かと思ってし
>>続きを読む

ダニエラ 17歳の本能(2012年製作の映画)

3.2

エンディングのテロップで「なるほど!」と思える作品。

スタートからかなりエロを強調している所は邦題どおりなのだが、中盤あたりから宗教のプロパガンダ作品のような香ばしい臭いがぷんぷん。
でもこれと言っ
>>続きを読む

エクストラクション(2015年製作の映画)

2.4

出演者が良いのにB級臭が凄い作品。と言うか、狙ってB級しているとしか思えないのだが・・・
ストーリーや設定がいい加減でご都合主義なのも、そこを笑って楽しむべきなのかも知れない。

ただ、女エージェント
>>続きを読む

夫以外の選択肢(2004年製作の映画)

2.5

二組の夫婦の考え方がどうも理解できずに最後まで違和感があった作品。

そんなことで怒鳴りあうか?という所や逆になんでそんな醒めた見方で良いの?って所が多く、文化の違いなのかわからないが、話しについて行
>>続きを読む

トラベラー(1974年製作の映画)

2.1

「ジグザグ三部作」の13年前に撮られた長編デビュー作。
子供に「悪い事はしてはいけないよ」と諭しているようなストレートな内容で、監督の情報無しで観ると大人の観賞に耐える作品ではない。

ただ13年かけ
>>続きを読む

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.5

以前観た時はそれ程でもなかった記憶があるが、今回観なおしたら面白くて印象がかなり違った。

多分以前は最初の「この映画は実話である」と言いきっている字幕にカチンときたのだろう。
しかし今回は「素人女が
>>続きを読む

終わった人(2018年製作の映画)

3.2

人を笑わせるのと恐がらせることは構造が似ていると思っているので、「リング」の監督がどんな笑いを作ってくれるか興味があったのだが・・・

あまりに直球なギャグで期待はずれ。
全世界に向けた作品ではないの
>>続きを読む