ぽちさんの映画レビュー・感想・評価 - 60ページ目

ぽち

ぽち

映画(2412)
ドラマ(1)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

マンハント(2018年製作の映画)

1.0

ジョン・ウー監督の作品の観方は心得ているつもりだが、今作は福山の大根ぶりが酷すぎてもう乾いた笑いしか出ない悲惨な出来となっている。

高倉健の元ネタが混沌無形な内容なので、今作のご都合主義な内容や笑え
>>続きを読む

アガサ/愛の失踪事件(1979年製作の映画)

3.2

実際に起きた失踪事件を基にしたフィクションだが、いかにもアガサが書きそうなミステリー仕立てにしている所が上手いし楽しめる作品。

ただ気になってしょうがなかったのが主演2人の身長差。実際にアガサが長身
>>続きを読む

ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

2.7

一作目は驚きがあり高得点だったが、以後6作全て低空飛行。
今作はそんな終わっているシリーズを7年ぶりに復活させた物だが、意外と良く出来ていて面白かった。

ま、ご都合主義な犠牲者達の行動とか、そこまで
>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.3

高度な文明を隠しているアフリカの国と言う設定が魅力的。

ただこの設定アフリカの人はどう受け止めているのだろう?ちょっと発展途上国を馬鹿にしているような描写もあり余計なお世話だろうが大丈夫かと思ってし
>>続きを読む

ダニエラ 17歳の本能(2012年製作の映画)

3.2

エンディングのテロップで「なるほど!」と思える作品。

スタートからかなりエロを強調している所は邦題どおりなのだが、中盤あたりから宗教のプロパガンダ作品のような香ばしい臭いがぷんぷん。
でもこれと言っ
>>続きを読む

エクストラクション(2015年製作の映画)

2.4

出演者が良いのにB級臭が凄い作品。と言うか、狙ってB級しているとしか思えないのだが・・・
ストーリーや設定がいい加減でご都合主義なのも、そこを笑って楽しむべきなのかも知れない。

ただ、女エージェント
>>続きを読む

夫以外の選択肢(2004年製作の映画)

2.5

二組の夫婦の考え方がどうも理解できずに最後まで違和感があった作品。

そんなことで怒鳴りあうか?という所や逆になんでそんな醒めた見方で良いの?って所が多く、文化の違いなのかわからないが、話しについて行
>>続きを読む

トラベラー(1974年製作の映画)

2.1

「ジグザグ三部作」の13年前に撮られた長編デビュー作。
子供に「悪い事はしてはいけないよ」と諭しているようなストレートな内容で、監督の情報無しで観ると大人の観賞に耐える作品ではない。

ただ13年かけ
>>続きを読む

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.5

以前観た時はそれ程でもなかった記憶があるが、今回観なおしたら面白くて印象がかなり違った。

多分以前は最初の「この映画は実話である」と言いきっている字幕にカチンときたのだろう。
しかし今回は「素人女が
>>続きを読む

終わった人(2018年製作の映画)

3.2

人を笑わせるのと恐がらせることは構造が似ていると思っているので、「リング」の監督がどんな笑いを作ってくれるか興味があったのだが・・・

あまりに直球なギャグで期待はずれ。
全世界に向けた作品ではないの
>>続きを読む

ロリ・マドンナ戦争(1973年製作の映画)

3.0

70年代らしいバイオレンス作品。オチに救いがないのも当時の流行だ。

出演者は以後いろんな作品で活躍する名優達が揃っていて見所。濃い演技を魅せてくれる。
特にエド・ローターはキャラの性格とマッチした良
>>続きを読む

アメリカン・ハニー(2016年製作の映画)

1.3

文化の違いだろうか、全てのキャラに共感が出来ないという、観客を突き放した作品。
アメリカではこの女性に感情移入できるのだろうか?それが知りたい。

実際に雑誌の訪問販売をしてアメリカを渡り歩いている家
>>続きを読む

ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

3.1

300人もの命を救った夫婦の勇気ある行動には驚きと尊敬の念を禁じ得ない。
その事実を後世に伝えるためにも意味のある作品だと思うのだが、ではエンターテイメントとしてはと考えるとイマイチ。

実話ベースで
>>続きを読む

オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

3.4

三部作全部観たが、今作が一番面白い。

ただ1作目、2作目と同じで実虚入り乱れた珍しい設定や素朴な演出等を素直に楽しむ作品で、某映画サイトに書いてあるように「永遠に記憶されるべき傑作」とか「微妙な入れ
>>続きを読む

モン・パリ(1973年製作の映画)

3.0

男が妊娠と言えばシュワちゃんの「ジュニア」だが、今作はその20年も前で先見の明があったと言うことか。

でも内容はまったく違い「ジュニア」は人工的に男が妊娠だが、今作はただのデブでしたと言う爆笑物のオ
>>続きを読む

ロバと王女(1970年製作の映画)

1.0

童話特有の不条理さとチープな特撮、それにビミョーに下手な歌を楽しむ作品。

ラストのヘリコプターでも分かるように真面目に観たら損をする。
監督もわざと外した演出をしているのではないかと思えるぐらい脱力
>>続きを読む

静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.3

時間軸を前後させながら犯人と二人の犠牲者を中心に上手くまとめてあり、77分という時間の中に無理なく納めているところは監督の才能を感じる。

モノクロ映像と抑えた演出も良い。
ただ今作の性質を考えるとも
>>続きを読む

グッバイ・クリストファー・ロビン(2017年製作の映画)

1.0

作家ミルンと息子の設定を使った完全なフィクション。
ちょっと調べただけでも実際はまったく違った事が分かる。

一番大きく違うのが父親と断絶状態になったのは戦争から帰った後。
自身も作家になろうとしたが
>>続きを読む

めぐりあう日(2015年製作の映画)

3.2

上品な精進料理を食べたような感じ。
たまには良いのだが、基本はがっつりカツ丼のほうがいいかな・・・・

実の親子と互いに気付くのがなし崩し的で決定打が無いので盛り上がりが無い。親子として対面する所も同
>>続きを読む

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.7

ストーリーや美術などが独特の雰囲気を持っていて「ライカ・カラー」とでも呼びたくなる個性。今後この製作スタジオは要チェックだろう。

普通だったら両親揃って生き返りハッピーエンドに持って行く所をあえて放
>>続きを読む

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

2.9

ハムナプトラと似てると思ったら同じ原作のリブートということらしい。

ダーク・ユニバースというシリーズらしいが正直今作はつまらなかった。これが一作目ではシリーズが頓挫するのではないだろうか。

ストー
>>続きを読む

フィギュアなあなた(2013年製作の映画)

1.0

佐々木心音のファン以外は観てはいけない作品。

マネキンが出てきた所で夢オチだとは分かるが、破綻したストーリーや設定を夢オチだから何でもアリと開き直っているところが最低。

加えてほとんど一人芝居に近
>>続きを読む

ポワゾン(2001年製作の映画)

3.2

ギトギトの豚骨ラーメン以上に濃い2人を楽しむ作品。

最近ではなんか電波系の女になっていて「不屈の男」では日本人にケンカ売ったりしているが、この頃はさすがに美しくてサービスシーンもありナイス。
彼女に
>>続きを読む

ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!(2017年製作の映画)

3.1

お金のかかったメジャー作品で製作もリュック・ベッソンだし出演者もメジャーなのだが、何故か全体に漂うB級臭・・・

派手さを出すためにCGを多用しているが、これの完成度が低いのも原因だし、チーム5人のキ
>>続きを読む

死への逃避行(1983年製作の映画)

3.2

常に既視感があったのだが原作が1999年の「氷の接吻」と同じらしい。

原作同様に女が豪快に殺しまくって、それを追う探偵もかなり壊れた人物で普通ならダークな内容になるところを、「さすがおフランス」と言
>>続きを読む

ジュラシック・クロコダイル 怒りのデス・アイランド(2018年製作の映画)

1.0

いい加減な邦題がついているが「U.M.A レイク・プラシッド」シリーズの6作目だ。

シリーズ御決まりの超低予算TVM、チープなCG、大根役者、破綻した脚本、恥ずかしい演出。全て揃った豪華B級作品。
>>続きを読む

西部決闘史(1972年製作の映画)

1.3

前2作品を観てたのでそれなりに観方が分かっていたつもりだったが、遥か上をいっていてついて行けなかった作品。

支離滅裂なこの手の西部劇には馴れているのだが、今作はもう誰が何をしたいのか意味不明だし、ス
>>続きを読む

カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

2.7

笑えるギャグもありジャッキーのファンやストレス発散には適した作品。

しかしあまりに脚本が悪すぎる。
ジャッキー作品のフォーマットであるアクション優先、ストーリーは二の次というのはまだ我慢できるとして
>>続きを読む

ゾンゲリア(1981年製作の映画)

2.8

脚本が「エイリアン」コンビだけありストーリーの作り方や盛り上げが上手い。
ツッコミ所が多々あるもののパワーで押し切っている所が才能だろう。

残念なのがその脚本を活かしきれていない監督の非力さと役者の
>>続きを読む

赤毛のアン 卒業(2017年製作の映画)

3.0

どうせならと2作目と続けて観たが、やはり早送りのビデオを観ているようで物足りない出来だった。

原作が良いのでそれなりに感動できるのだが、それも原作を頭の中で再生して補完してのこと。
これでも削ったエ
>>続きを読む

赤毛のアン 初恋(2016年製作の映画)

2.8

無難にまとめてあるのだが早送り感があり、原作を脳内反芻しながら観ないといけない作品。

元々細かいエピソードの積み重ねで描かれた小説だが、今作ではこの積み重ねが上手く行っていない。
各エピソードが細切
>>続きを読む

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

3.2

映画制作の裏側とロマンスが程よくミックスされていてバランスの良い作品。

ただ作っているのが戦争のプロパガンダ映画というのが妙に引っかかる。
個人的に政治利用を目的とした作品はアウト。なのでそのような
>>続きを読む

ジョニー・ノックスヴィル アクション・ポイント / ゲスの極みオトナの遊園地(2018年製作の映画)

3.3

そんな馬鹿なアトラクションあるわけ無いと思っていたらホントにあった。

調べて見ると作中に出てくるループがあるウォータースライダーもあって驚き。アクション・パークという「クレしん」に出てきそうな名前だ
>>続きを読む

大西部無頼列伝(1971年製作の映画)

1.1

邦題からして分かるように脱力系の笑える西部劇。

グダグダのストーリーとご都合主義の脚本は定番なので良いとしても、登場シーンから笑ってしまう作りすぎのキャラが楽しい。

個性を持たせたかったのかウケ狙
>>続きを読む

ペコロスの母に会いに行く(2013年製作の映画)

3.6

身内の認知症介護をしたことのある人にとっては反則と言ってもいいぐらいの作品。

「あるある!」と笑える所は良いのだが、それと同じぐらい辛い思い出が蘇る。

経験の無い人はコメディ色の方が強いのだろう。
>>続きを読む

フィフティ・シェイズ・ダーカー(2017年製作の映画)

2.8

おばちゃんの妄想が炸裂してる内容で、男性はついて行くのが大変って言う作品。

原作が「トワイライト」のファン・フィクションとして書かれたマミー・ポルノなのでリアリティとか人格の掘り下げなど期待する方が
>>続きを読む