mskさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

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最新作、あんまり観る気がなかったんだ気がなかったんだけど予告編のヴァネッサ・カービーに惹かれて、フォールアウトだけ観てみた。3分に1回のペースでアクションがあるから笑っちゃう。ヘンリー・カヴィルも最高>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

見ながら「長いな〜」って思ってたから多分向いてなかったんだと思う。これまでのジブリに登場する清廉潔白な少年/青年たちとはまた少し違う、自分の中の『悪意』を認める眞人。うつくしい。
母親についてのファン
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

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自分の加害性をはじめて自覚したときのことを思い出した。頭をがつんと殴られて、内側がぐらぐら揺らぐ感覚。
属性が持つ加害性のことを考えれば考えるほど(より)生きづらくなっていく、しかし考えずにはいられな
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

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レイトショー、ほろ酔いで見て、ケラケラ笑えて、楽しかった。ミーガンありがとう。勝手に作って勝手に怖がって勝手に強す人間がぜんぶわるい。

ドロシーが生んだ悪魔たち(2021年製作の映画)

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映画監督を目指しているレズビアンのドロシー、ド派手なピンクのバイクに女性性を最大限に誇張した女性たちのロマンス。グザヴィエ・ドランを皮肉っていたり、マジョリティのための、幻想的で美しく/現実とはかけは>>続きを読む

Terror, Sisters!(英題)(2019年製作の映画)

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IWAKAN in KYOTOのアレクシス・ラングロワ短編上映会にて。4人のトランスジェンダー女性たちが、マイクロアグレッションや暴力への復讐を夢想する。ファンタジーのようで、コメディのようで、共感で>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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ミゲル・オハラ、ホービー・ブラウン、ふたりの大人のことばっかり考えながら見てた。ミゲルの限界労働者っぷりがヤバすぎる、異次元間の移動の時のミゲルオハラ、腰を落とした肉食獣みたいな歩き方で本当に好き。ど>>続きを読む

スープとイデオロギー(2021年製作の映画)

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本当にすごいものを観た。政治と生活、南と北、韓国と日本、母と娘。スーツ姿で汗だくになりながら挨拶をするカオルさんが、ラフなミッキーTシャツに着替えて、オモニが「それなら涼しいでしょ」と言ったとき。カオ>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

・被害を受けた人の中には男性もいただろうな、と思った
・トランスジェンダーの少年のセリフがひとつひとつよかった
・同じ暴力の被害者だとしても、その在り方は多様なのだということ、決してひとまとめにはして
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

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CGがすごい、アニメーションがすごい、音楽がすごい!ととにかく興奮しっぱなしの2時間だった。獅子舞、かっこいいのに可愛さもあってすごい良い。チュンの少年から大人へ成長せざるを得ない悔しさ、うちなる怒り>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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Under Pressureが流れるダンスシーン。別れ際、ソフィーへのカメラ越しの眼差し。気づいたらポロポロ泣いてた。父親に年齢が近くなった、かつて娘だったわたし。娘の目を通してみる父とままならないこ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

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虐待描写があります。これから観るクィア各位、注意してくださいね。

クィアな人が置かれている現実、と地続きの地獄がそこにあった。当事者が観て傷つかないわけがない(とわたしは思った)し、トラウマにずかず
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ガーディアンズと音楽との関係、生活の中での音楽、がよくえがかれていてよかった。
ガモーラとネビュラ、ネビュラとロケット、ロケットとグルート、ロケットとクイル、関係性に逐一萌えるよ。

これはロケットの
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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大の、目的のため、愛しているジャズのためにわき目もふらず突き進んでいく真っ直ぐさ、超主人公だったし超怖い……と思った。真面目で優しく見える大の、芯にある鋭さ、着いていかざるを得ない。山田裕貴の声がすご>>続きを読む

トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

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アリスに会いたくてひさしぶりに観たんだけど、思ったよりもエドワードが変なやつだった。中学生の時はカーライル一家にドキドキしたものですよ……。クリステンを唐突におぶって山頂まで走り出すパティンソン、おも>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

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面白かったしドキドキした。1作目を見ていなくても楽しめます。インターネットに疎い人はついていくの大変だろうなあ……という印象だが本当に楽しかったです!

ドリームガールズ(2006年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

文化を奪われてきた黒人たちが場所を奪い返すには綺麗事など言ってられなかったんだろうな……と思いながら、エフィとディーナの再会に泣いたし、ディーナが離婚を突きつけるのにやったれ!って歓声あげた。才能ある>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

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誰もが救われたいけれど、誰も本当に求めているものをくれはしないし、本当の意味で他人のことを理解できはしない。人と関わって傷つくことのほうが多いけれど、ごく稀に「ああ生きていてよかった」と思える一瞬があ>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最初から最後までエイミーの独壇場。最高です。ネグリジェの裾にワイン浸して床を這うシーン、最高だったな……。エイミーの親との関係についてもっと詳しく知りたかった。義母と仲が良かったのは本当なのだろうか。>>続きを読む

ホワイト・ホット アバクロンビー&フィッチの盛衰(2022年製作の映画)

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アバクロやホリスター、先に大学生になったお金持ちの""イケてる""先輩がバイトしていて、インスタに載ってる写真を住む世界(階級)が違うなと思いながら見てた。日本に住んでいてもアバクロの妙な雰囲気は感じ>>続きを読む

マーシャ・P・ジョンソンの生と死(2017年製作の映画)

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ストーンウォールの反乱でゲイコミュニティを牽引し、セクシャルマイノリティの権利を訴えたのはトランスジェンダー女性だった。彼女たちがコミュニティから疎外され、スピーチにブーイングが起こる光景は見ているだ>>続きを読む

FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

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なんて植民地主義的なイベントなんだろう……と思った。白人男性が島を所有して中産階級向けの大きなフェスを開く。広告にうつる海、水着、ヨットでの食事、トップモデルたち。イベント自体の思想が古すぎて最初から>>続きを読む

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

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20代半ば、焦燥感に駆られながらあらゆる創作活動に取り組むボウイも、40代後半頃からのいろんなものから解放されたようなボウイの姿も好きだった。音楽と共にボウイの思想に飛び込んでいく感じで心地よいです。>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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Sucked into a bagel...🍩移民二世としてアジアと欧米の価値観の板挟みになる辛さ。クィアであること。母の娘であること。私個人のちっぽけな人生に何の意味もないし、それじゃあ生きる意味は>>続きを読む

パメラ・アンダーソン、ラブ・ストーリー(2023年製作の映画)

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世間に、社会にずっと主体性を奪われてきた彼女が、このドキュメンタリーを通して自分の声を取り戻したんだなと思った。セックステープの話は本当に酷いし、無許可でドラマ化されているのも酷すぎる。ノンフィクショ>>続きを読む

クラム(1994年製作の映画)

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家父長制、ホモソーシャルの中で育つとどうなるか、の一つの答えみたいに感じた。自分をいじめる強い男ではなく、強い男になびく女を憎む。女体は好きだが女は嫌い。苦手だったしあんまり思い出したくないな……。フ>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

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・ジェントラの腹筋にアガる
・グッドプレイスのチディ役の人が出ていてアガる
・リックアンドモーティをそろそろ履修しなきゃな、と心に決めました
・キャシー、お気に入りのキャラクター

エゴイスト(2023年製作の映画)

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松岡宗嗣さんを始め、さまざまな当事者の方がかかわっていることで安心して観ることができてよかったなぁ。間違いなく日本のクィア映画の大きな転換点になったのではないか。これは性別を越えた愛ではない。婚姻関係>>続きを読む

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

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精神病患者にとって、病を本当の意味で受け入れたり、周りのサポートに気付いたり、素直に助けを求めることってとても難しいことだ。そういう大切なことに気付かせてくれる、良い映画だった。統合失調症の描写が印象>>続きを読む

クラッシュ 真実の愛(2022年製作の映画)

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ハッピークィアムービー!世の中にはもっとこういう映画が必要です!

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

夜の闇の中、錆びついたボートの上でチーズバーガーにむしゃぶりつくアニャ・テイラー=ジョイがよかった。チーズバーガー食べて〜。みなさん楽しそうに演じておられて面白かった。こういうやつっているよね、ってい>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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復讐を赦してくれる映画だと思った。例えそれがどういう結末を迎えたとしても、怒りを忘れなくてもいい。復讐劇と共に流れるDIVAたちの音楽と共に泣ける。ラヴァーンコックスの存在も良かった……。キャシーとニ>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

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BombshellでトランプやFOXのトップが告発された経緯を知ることができていて良かったな〜と思った。#Metoo運動が始まった頃はフェミニズムへの関心が深くなかったので、当時こういうことがあったん>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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3回観ました。(まだまだ行くつもりだけど)その間に原作も買って大切に読んでる。バスケットボールのこともスラムダンクのことも一切知らなかったけど、最高に興奮して、初めて観てからスラムダンクのことしか考え>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

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原作を何度も読み返している。私も死んだらシイノみたいな人に弔われたい。
希死念慮があると、死って常に当たり前のように隣にあって、そういう選択をするのも全く突然じゃないんだけど、自分以外誰もそんなことは
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

黎明卿の声がいい。「プルシュカがこぼれちゃう」というセリフ😞😞