monaminamiさんの映画レビュー・感想・評価 - 37ページ目

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サルタナがやって来る〜虐殺の一匹狼〜(1970年製作の映画)

4.6

「荒野の無頼漢」もそうだったけど小道具、武器使いが細かくて可笑しい。オルガンは絶対そうなるとわかっちゃいても笑ってしまった。
助演賞はアルフィー!
ラストシーンまでキッチリ楽しい。

恋愛社会学のススメ(2009年製作の映画)

4.9

自分以外みんな他人!
だから、わかり合えないのは当たり前なうえで、言葉にすると上滑りして、そうでないときに感じる愛だとかなんだとか。
恋人同士でいつの間にか出来ているルールや空気と、別の恋人たちとの微
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桜桃の味(1997年製作の映画)

4.9

しみじみと噛み締める、人生よ。
車内からの風景と、山の上から見る街の明かり。そして昇る太陽と。イランの霞んだ夕焼け空。

我が家では空前のペルシャ料理ブームなので、タイムリーなキアロスタミDVD化は嬉
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ジョン・レノンの僕の戦争(1967年製作の映画)

3.5

英国人でないので、ブラックジョーク良くわからなかった。

戦場からの脱出(2006年製作の映画)

4.6

痩せ細って、虫やら蛇やらも食う、クリスチャン・ベイル!
川下りやら小人、間合いはやっぱりヘルツォーク節だけど、割とまっとうに映画してる。
「お腹を空にしてからいっぱいにする」名言すぎて肝に銘じました。
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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.9

父さんの入れ歯や親父ギャグ、あまりにも滑稽な男女のシーンに、居心地の悪いクラブに葬式やらとなんかそこら中に転がっていそうなエピソードの視点がなかなか。娘の心の折れる瞬間もすごーくわかる!けど何よりもブ>>続きを読む

レベッカ(1940年製作の映画)

3.5

原作とは別ものと思いたい。
ダイジェスト版みたいでせわしない...
けど、ローレンス・オリヴィエのデ・ウィンターさんはあり❤️

女相続人(1949年製作の映画)

4.0

原作よりマイルドめ?
だけども、やっぱり意地悪な。
モンゴメリー・クリフトの甘駄目男具合にくらっとしちゃうのも、わかる〜〜

ステップフォード・ワイフ(1975年製作の映画)

4.2

ひぃ、怖い...
ウーマンリブ全盛の時代。
でも、今でもあんまり変わらなそうだから余計に怖い。

フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

5.0

前半の混沌さ、イメージの嵐。
チンチンのサモワールの湯気や、曇った窓、開く傘、電気、部屋から部屋への長回しに、ロシア文学お馴染みな名前やらの引用が沢山。
そして後半の汚物まみれ。
ヨシフの最期までブラ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

前作もそうだったけど、あざとさと言うか既視感というか。手放しに好き、良い!ってなれないのはただ相性が悪いのかな。

輪舞(1964年製作の映画)

4.2

オープニングのフォントからアール・ヌーヴォー100%なダバダ〜〜と洒落てる。けど、寝落ちしそうな退屈感...可愛い女子を愛でる。そしてパリジャン達はみな兄弟かな。
流石のカメラワークが魅力的!

わが友イワン・ラプシン(1984年製作の映画)

4.5

終始流れる不穏感、不信感。
我々の知らないロシアの心象風景を覗ける。
電気、光、視線、細かな演出。
役者の女が日常にも演技挟んできてドキッとした。
彼らの食べている"パイ"とはピローグなのかしら。食べ
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できごと(1967年製作の映画)

4.7

ジャクリーヌ・ササーヌ嬢の美しいこと!そりゃ、老いも若きも狂ってしまうわ。
英国の風景や、休日の過ごし方、動物たちにほっこりしつつ、人々のやりとりにハラハラしちゃう。
良がった〜〜!

勇者の赤いバッヂ(1950年製作の映画)

4.5

短い尺なのにみっちりと戦争が詰まってて、一兵士の繊細な心理描写が風景や音と共に描かれていて流石!
食いしん坊としては南北戦争時代の固パン=hardtackはどんなものか一度つくってみたくなった。

戦争のない20日間(1976年製作の映画)

4.5

戦争の"休暇"中というなかで描かれる戦争。
最初の電車の中でのおっさんの長話から持ってかれた!
ドンパチじゃない、人間らしい戦争の裏側というかこっちが表?と考えてしまう。

家路(2001年製作の映画)

4.9

すごくすごく好き!
繰り返す、日常の風景と音。
演劇の挿入や、小さなエピソードの重なり。セ・ラ・ヴィ〜〜
靴を買うところから、足の演出、そしてその靴の行方までとか、繊細に紡がれた日常の物語。

200
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主婦マリーがしたこと(1988年製作の映画)

4.5

ギロチンにかけられた最後の女。
これを演じられるのは彼女しかいなそう。ユペール様表情七変化!
娘、母、妻、娼婦、魔女、僧女、どれでもあってどれでもないような、せめぎ合う女の人生。
時代と欲望と無知がそ
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道中の点検(1971年製作の映画)

4.6

集団と個人、戦時中の人間心理を描いていて非常に興味深かった。
ラストの銃撃戦はまるで西部劇みたいだったし、ソ連でのヒトラーネタとか、見所たくさん!
お父さまの小説が原作だそうで、そちらも是非読んでみた
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ブルックリン横丁(1945年製作の映画)

5.0

古きよき、貧しいブルックリン。
夢見がちな父さんも、現実的な母さんも、聡明な娘も、お腹空いちゃう息子も、みんな愛おしい。
人生の甘いも辛いもまとめて詰まった名セリフ多数。素晴らしき映画かな。

今じゃ
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黒蘭の女(1938年製作の映画)

4.0

毒婦、とか言われたくないけど
私のために喧嘩をやめて〜〜
とは言ってみたい乙女ごころ。
って無理にでも言わせてみせます。なキョーレツな南部女。
当時の時代背景とか、アメリカ南部怖い。

ひとりぼっちの二人だが(1962年製作の映画)

4.2

安心してみられる、ニチボー提供による、日活映画!人形劇やらバレエやら九さんのお歌やらと賑やかで楽しい。
浅草の活気ある当時の風景がなんかすごい。建物とか今よりおしゃれよねぇ〜
終わり方まで洒落てるぅ!
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七番目の道づれ(1968年製作の映画)

5.0

ロシア革命まっただなか。
信じていた、身を置いていた当たり前の世界が逆転してしまったら。それでも信じられるものとは?
タイトルにもなってあえる七番目の衛星のごとく大きな力に振り回されるのが世の常よ。
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さすらい(1957年製作の映画)

4.1

古きよき?イタリアの田舎の風景は泥だらけ。泥まみれのそれぞれの欲望むき出しな男女。特に女のそれが顕著なのは監督ご自身の目線なのかしら?こんな旅は絶対嫌〜〜
ジョバンニ・フスコによる音楽の旋律がとても良
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暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ(1973年製作の映画)

3.9

トランティニャン子とフィリップ・ノワレのやりとりのみで、一体何が真実なのかわからないからドキドキしちゃう。
演習のくだりは笑ってしまった〜

おいしい結婚(1991年製作の映画)

4.0

もはや同じ国とは思えないバブリー感が詰まってて、随所におかしな森田芳光節と、斉藤由貴の可愛すぎる魅力よ。プールと田中邦衛という図が最高!
ラストのルノワールの絵画ような結婚式風景も何より幸せだわねぇ〜
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太陽はひとりぼっち(1962年製作の映画)

4.9

どのカットも綺麗すぎて見ていて飽きない。そして漂う倦怠感と孤独。愛について。危うい時代、今でもこの感じは誰にでもある感覚なんではないかしら?
扇風機やらの風の使い方から、建築物のセレクションから、んも
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ガラスの城(1950年製作の映画)

4.0

古き良き汚めなパリを堪能。
メロメロドラマかと思いきや、ラスト10分にやられたー。時計の使い方が素敵。
パレロワイヤルのホテル住まいってすごくない?って思ったけど、昔はそんなでもなかったのでしょうか。

耳をすませば(1995年製作の映画)

-

何回みてるんだろう。ついつい。
今回も血を吐きながらテスタメーン。

ダニエラという女(2005年製作の映画)

4.8

戦闘力高めなファビュラスおっぱいベルッチと、ベルトラン・ブリエの程よく頭おかしい変なテンションと展開にぞくっとする。もう好き〜〜♡
愛!LOVE!アムール!
原題のほうがウィット感あってよいのにね。

ハイジ アルプスの物語(2015年製作の映画)

3.5

実写版、ブルーノ・ガンツおんじにそそられてみたものの...どうしたって越えられないジブリの壁が。ダイジェストに見えちゃうし、ユキちゃんが 泣
本当のアルプスの風景には癒されました。

サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

5.0

んーーまああああーお洒落!
どの物件も事故物件だとしても住みたい。
いちいちキメにかかってくるカットの嵐に痛すぎる殺し方に、ゴブリンの音楽に、と満点💯
ダリア・ニコロディの帰り方3連発の決めポーズも可
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影なき殺人(1947年製作の映画)

5.0

実際にあった冤罪事件だそうで。
集団ヒステリー怖いねぇ。どんな状況でも自分の正しさを追求できる人でありたいと誰しもが思うけど、そうできる人ってなかなかね。

赤毛のアン(2015年製作の映画)

3.1

うーん、どうしたってアニメ版が頭にこびりついているので物足りない...
作りも雑な感じで残念。

顔役(1971年製作の映画)

5.0

ンもぅ、勝新の才能溢れてほとばしる。溢れすぎて止めどない。なんじゃこりゃ!ってなくらいの鬼編集、カメラワーク、台詞、音楽すべてが最高!星100個✨
きっと作っていてもアイディア溢れて楽しかったんだろう
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