無口だが、よく笑う男。
久しぶりにヴェンダースの映画を観たが、最初に役所広司が部屋で目覚めるシーンからして既にめっちゃヴェンダースだった。(めっちゃヴェンダースとは?)
タイプは違えど、自分も1年>>続きを読む
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自分も障がい者福祉に携わる人間の端くれで、
日常的に「重度障害者」(こう文字にするとなんか物々しくて変な感じがするが)の人たちと関わっている身だし、
これは観ようと思ってみてきたのだが。単に凄惨なシー>>続きを読む
ぬいぐるみサークルのルールその1、部員がぬいぐるみにしている話を聞かない。
ぬいぐるみサークルのルールその2、ぬいぐるみを大切に。
いいですね、ぬいサー。このちょっと怪しいけどどこかにありそうな感じ>>続きを読む
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高校生が起こした学校での銃乱射事件から6年後。手紙でのやり取りを重ねてきた被害者と加害者それぞれの両親が、小さな教会の一室にてついに対峙する。
知り合いの人で、加害者臨床などをやっておられる方がいる>>続きを読む
「結婚とか興味ない?自分もそうなんです!」 おお?
「今は仕事の方が大事で、恋愛とかしてる暇ないし!」 ああ、そこは自分とは違うな…
「わかってるよ、あなたってレズなんでしょ」 いや、全然わかってね>>続きを読む
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若手の監督さんが部落差別問題について取材を重ねて撮ったドキュメンタリー。
上映205分の大長編。先々月にオンライン上映で鑑賞した『プリズン・サークル』といい、東風さんが配給する映画はほんとに尖ってる>>続きを読む
〜4/8 17:59までオンライン配信中
劇場公開は逃したものの、今観られてよかった。
お噂はかねがね。←使い方合ってるか?
日本国内で唯一とされる刑務所内TC(治療共同体)の姿。
罪を犯した者>>続きを読む
彼女と別れたおっさん(未練タラタラ)と、その彼女の弟とのささやかな交流をえがいた短編。
彼女の私物を引き取りにきた弟が、いらぬお節介をしたことで、せまいアパートの一室にて寸劇が繰り広げられる。
とち>>続きを読む
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図書館で借りられる名作①
サブスクにはないが図書館に行けばある。そんな名作を観ていく企画。
たぶん5年以上ぶりの再鑑賞。
前回みたときはあまり良さがわからなかった。でも久しぶりに鑑賞して、一見静かな>>続きを読む
10代の頃に『ウォールフラワー』じゃなくてこっち観といた方がよかったかも、と思うぐらいにはよかった。
後で観直したらまた印象変わるかもだけど、こういうのは瞬間最大風速が大事だわな
2人の被害者によ>>続きを読む
ナンパ男の話し方がまじでナンパしててめっちゃリアルだな、と思った。(東京舞台だけど、大阪の梅田あたりにほんまにいそう)
タクシーのドアに足はさまれそうになるとこなど、オマージュの仕方が細かかった。>>続きを読む
モニカ・ヴィッティの訃報マジで知らなくて、たまたまこれ観た後ググったら「えっ先週亡くなってるやんけ…」となってびっくりした。
語るほど詳しいわけでもないが、一度みたら忘れられない存在感のある女優さんで>>続きを読む
ある程度以上、年を重ねて成熟した人たちに向けたような、抑えのきいた作風で、端的にいって今の自分にはほとんど刺さるところがなかった。
あまりにもピンと来ないから、とりあえず自分も一回結婚して別居して、離>>続きを読む
映画紹介に「あなたはこの結末を予想できるか…?」みたいに書いてあったけど、いやできるわけないやろと思った笑
解説みるとなんか負けた気がするので、とりあえず冷凍保存。
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鳥になって飛びたい(あるいはハイになってトびたい?)ベトナム帰還兵の男の話。重いテーマだけど爽やか。
戦場のトラウマと男同士の友情、同じ世界に住む者同士でなければ「ことば」が通じないというメッセージ>>続きを読む
歪んではいるんだけど、ただ本人なりに葛藤してるんだろうなというのがギリ理解できる塩梅がよかった。
この年で2年じゃ、そりゃあ色んな意味でまだまだ「これから」だろう。
被害者家族をのぞけば、弟くんがい>>続きを読む
ドゥニ・ヴィルヌーヴの初期作
へんてこな展開だけど所々けっこう笑った。ジャンプカット多用。
この頃から砂漠好きだったのか…笑
画面の暗さと冷たさがバチバチにはまってる
工場で働くシーンの光の温かみがなんとも言えないほど良い
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アフガン難民で映画監督の家族が、ヨーロッパへ亡命する旅を自ら撮影した記録映画。
ホーム・ムービーのようにしてスマホで撮られた映像のなかで、命がけの移動、暴力と排斥、無限につづくかのような収容生活といっ>>続きを読む
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『ある少年の告白』などで描かれたconversion therapyについてのドキュメンタリー。
信仰によって同性愛者の性的志向を変えさせようという脱同性愛運動の一大組織「エクソダス」の元指導者たちに>>続きを読む
あまり使いたくない言葉だけど、この主人公には「お前そういうとこやぞ」って言いたくなる。
ケベック州出身の主人公が、カナダ国歌は歌いたくないけどアヴリル・ラヴィーンなら気持ちよく歌えるというのを「ほう、そうなのか」と思いながら観てた。曲のチョイスもComplicatedでまんまなのは面白か>>続きを読む
自己啓発界隈を皮肉りまくりの巻き込まれ型サスペンス
デヴィッド・フィンチャーの『ゲーム』と『ファイト・クラブ』の間のような感じで面白かった。
主人公が参加させられる「セミナー」の内容が、たぶん色んなカ>>続きを読む
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リアリズムというか、淡々としてる感じ。
おそらく北海道?の港町の雪景色がきれい、だけど現実は残酷である。
最後のシーンの波の音が印象的。顔のアップが多く、3人の表情をよく捉えている。
いわゆる「技能>>続きを読む
But "I love you" always sounds fresh to me.
(「愛してる」はいつだって新鮮だ)
言うねぇおっさん・・・
偏見にまみれた人間のつくったAIが、
偏見にまみれた人間の行動を学習すると、
偏見にまみれます
(悪いのは人間)