20年ぶり。待ちに待った新作。公開初日、予約したのは一番前の一番真ん中。満員でした。
と、オリジナルTVシリーズの大ファンの一員として期待値が振り切れていた訳ですが、観終わった感想は世間での概ね好印>>続きを読む
ギリシャ悲劇『アウリスのイフィゲネイア』を下敷きに、監督ヨルゴス・ランティモス流の童話的世界観に満ち溢れています。
度々差し込まれる神の視点的俯瞰ショットは、劇中で起こっている"現実"から我々観客を>>続きを読む
アキ・カウリスマキの前作『希望のかなた』はシリア内戦とそれに付随する難民問題への強い想いを感じる作品でした。今作ではそれが、ラジオから仕切りに流れるロシアによるウクライナ侵攻のニュースに変わります。一>>続きを読む
ハイスピードなカーチェイスなんてない、超徐行運転なのにこの冷や汗の出る感じ、紛れもない運転映画。後半から始まるサスペンスの連続・持続。手を汗握るとはこの事。肝が冷えるとはこの事。
ハラハラ・ドキドキ>>続きを読む
アキ・カウリスマキによる"港町三部作"改め、"難民三部作"の第二作。
シリア内戦により国を追われた難民を主人公に、過酷な環境に身を置かれながらも懸命に生き抜く人々の強かさを謳った今作。しかし、それは>>続きを読む
アキ・カウリスマキによる"敗者三部作"の第三作。
主人公はカウリスマキお馴染みの寡黙で人付き合いの苦手な男なのですが、出逢う人皆に"やぁ"と声掛ける所からはその裏腹な思いが垣間見えます。映画史上稀に>>続きを読む
エラスモテリウムオルフェノク激情態のCGクオリティがとんでもないことと、ゆかの特殊メイクの気合いが凄いことは書き留めておく。
2024/01/29 1回目
【2024年36本目】
マブリーが十八番のヴァイオレンス・アクションを飛び越えてゴア・アクションの世界に。そのためには、半不死身の敵は必然でしょう。
マブリー推しには堪らない、鉄拳制裁や背中ショットなどツボを押さえてくれて>>続きを読む
アキ・カウリスマキによる"敗者三部作"の第二作。
カウリスマキがこれまで周到に積み重ねてきた"社会の下層の人々を強かに映しとること"、その一貫した作風が遂にカンヌ国際映画祭グランプリ受賞に結実。そう>>続きを読む
アキ・カウリスマキによる"敗者三部作"の第一作。
初期の"労働者三部作"同様に、作中で起こる悲劇の連続が逆説的に人々の強かさを表出させるような作りは、監督の一貫した作風であるように思います。初期作と>>続きを読む
アキ・カウリスマキ作品の中でも輪をかけて映画的な作品だと思います。毎度のことですが、マッティ・ペロンパーの繊細な演技がクスッと笑えて、それでいて愛おしい。今作が彼の遺作となったことは本当に惜しい。>>続きを読む
アキ・カウリスマキによる"労働者三部作"の第三作。
TVで流れる学生デモの鎮圧ニュース。主人公は義父に疎まれ、家を追い出されようとしている。異端な者は排除されるという現実を突きつけられます。そしてき>>続きを読む
前三作もそうだったが、冒頭数分台詞がないのは監督の意図なのだろうか。この人はどんな声をしているのだろう、どんな喋り方をするのだろう、登場人物に興味が湧いてきたところで、遂に喋り出す。そんなちょっとした>>続きを読む
アメリカ大陸横断巡業コメディ・ロードムービー。
今作をきっかけに架空→実在のバンドとなったレニングラード・カウボーイズのオフビートなやり取りがシュール。アキ・カウリスマキは前二作からコメディセンスを>>続きを読む
アキ・カウリスマキによる"労働者三部作"の第二作。オープンカーという棺桶。メキシコという名のオズの国。
2024/01/22 1回目
【2024年28本目】
アキ・カウリスマキによる"労働者三部作"の第一作。どこか小津味のある唐突な切り返しショット。最小限の台詞で登場人物の機微をきりとった至極映画的な映画。
2024/01/22 1回目
【2024年27>>続きを読む
2024/01/21 1回目
【2024年26本目】
THEスティーブ・ブシェミ。
夢は泡沫、映画製作も夢だよなーな一本。
2024/01/21 1回目
【2024年25本目】
底抜けに明るい犯罪ロードムービー、ボブ・ディランの歌に乗せて。
2024/01/18 1回目
【2024年23本目】
映画館ってこんなに笑い声起きたっけ?
合唱部の後輩も、お父さんも、映画研のアイツも、タンポポも全員須く愛おしい。
漫画原作の映画化の最もピュアな成功例の一つ。
長期連載漫画を2時間にまとめるよりも、>>続きを読む
2024/01/15 1回目
【2024年21本目】
『仮面ライダー』に有難う。
2024/01/10 1回目
【2024年19本目】
2024/01/10 1回目
【2024年18本目】
2024/01/09 1回目
【2024年17本目】
『Little Green Bug』に泣く、ハーヴェイ・カイテルの悶絶に幸せを感じる。
2024/01/08 1回目
【2024年16本目】
正しい世界で勝ちたい。この世界が地獄だと知っている僕らを鼓舞する応援歌。
2024/01/08 1回目
【2024年15本目】
ドロシーから西の悪い魔女に至る変貌、案山子・ブリキの木こり・ライオンのように"何かが欠けている"、ひとりで『オズの魔法使』を体現するパール。
『君の名前で僕を呼んで』、『PERFECT DAYS』に>>続きを読む
ジェームズ・キャメロンの「ようやくできた子供たちを連れて行けるスコセッシ映画」というのが的確に今作を言い当てている。
2024/01/07 1回目
【2024年11本目】
生みの苦しみと孤独の交差点、コーエン兄弟らしい不条理。
2024/01/07 1回目
【2024年10本目】
2024/01/07 1回目
【2024年9本目】