第8駐車場さんの映画レビュー・感想・評価

第8駐車場

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またヴィンセントは襲われる(2023年製作の映画)

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大した理由も無く殺し合う人間の愚かさについての不条理な寓話かと思って笑ってたら、互いに傷つけ合う事を分かってながらも寄り添う事を選ぶ不合理さの物語に跳ねて何か感動‼︎

勿論序盤のクソ試合も最高中の最
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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むっちゃ良かった!
自然であれ他人であれ、常に何かと関わってしか生きられない人間が、相手にとっての異物としてどうバランスを取ってくべきか、みたいな事を観ながら考えてた。


新しい価値観による侵略を、
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湖の女たち(2023年製作の映画)

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性差が力と結びついた社会で、更に力の無いモノを探す男と、社会構造に抗う事を放棄した女の沈みゆく共依存。

まんまと731部隊の言葉に釣られて観たけど、それよりは男権的な社会構造がいかに長くにわたって人
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ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

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初めて劇場で観たけどむちゃくちゃ良かった‼︎映画が観客に答えを返してくれない感じも含めむちゃくちゃ好き。

岩山にピクニックに出かけた女学生達数人が姿を消した。迎えられずとり残された人達の物語。

トランスフュージョン(2023年製作の映画)

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むちゃくちゃ面白かった!!!
言い過ぎかもだけど、S・クレイグ・ザラーにも近いザラついてて、冷淡なユーモアが好き!個性がニオいまくる助演のマット・ネイブルが監督もしてるの…ヤバ…

交通事故で1人息子
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ナショナル・シアター・ライブ 2024 「ワーニャ」(2024年製作の映画)

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先行上映でトークと併せて鑑賞。
学が無さすぎて、そもそもチェーホフの戯曲に触れた事無かったんだけどむっちゃ刺さった…持たざるモノが他者に託した夢が打ち砕かれる失望感と、それでも続く人生のやるせ無さ!
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ティアーズ・オブ・ブラッド(2022年製作の映画)

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訳アリな過去を持つ男の、目の前で死んだ息子に捧げる復讐劇。

事件は割とこじんまりとしてて、身元不明の追跡者と地元警察との駆け引きに焦点が当たってるのが新鮮。

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

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恥ずかしながらボブ・マーリーに全然前知識ないから、名盤の誕生過程としてでは無く自らも怒りを抱えながらも音楽で平和を伝えようと闘った人間の覚悟を描いた物語として受け取った‼︎

暴力によって一度は離れた
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ソイレント・グリーン デジタル・リマスター版(1973年製作の映画)

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入場特典欲しさに予定変更して初日鑑賞。
あの走馬灯は完全に劇場映えるする最高の体験!映画館で観れて良かった‼︎

物語もだけど、カメラ運びも人間味が無い冷たい感じで落ち着く。
人が増え過ぎて資源も尽き
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

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期待を遥かに超えて面白くてビックリした‼︎
シリーズの特殊な舞台設定を活かしながら純朴な若者が世界に触れて大人になってく物語にバッチリ落とし込んでて凄いぞ!

人間側の彼女の、傲慢さと誠実さの絶妙なバ
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クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

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未練もなく、ただ漠然と死後に漂う美しい幽霊みたいなアメリカで最高だった!
心なしか、カメラの視点がアケルマンっぽくもあって好き過ぎる…

終わらないブラックジャックを、何となく延々観てるうちに自分も死
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人間の境界(2023年製作の映画)

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戦争難民を押し付け合うこの世の地獄を、たった2時間半だけお客様として伴走して、終われば家に帰れる特権を思い知る映画体験。

ここまで他人への想像力を失ってしまえるなら、本当に人類滅んだ方が良いのでは…
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マグダレーナ・ヴィラガ(1986年製作の映画)

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聖書にも、キリスト教にもバックグラウンドが無さすぎて追いつけ無かったけど、孤高とさえ言えそうな寄るべなさが個人的に好き。

ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー(2022年製作の映画)

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誇張でなく、本当に映画の観方を永遠に変えてしまう一本になった…必見!!!
映像は口ほどにモノを言う‼︎観る者も気付かないうちに。

ハリウッドがリードしてきた視覚言語が、いかに社会を歪め、女性を客体化
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フューチャー・ウォーズ(2022年製作の映画)

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SFと言うには拙いけど、ナメてかかったら涙腺に一発喰らう救世映画でむっちゃ良かった‼︎これだから、2000円でもブラインド映画は止められない!

最低な未来の消滅を回避する為、原発推進派の父親の世界を
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

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最高のジャンルをド正道で、そして最高のキャストで観れる幸福!こんな時代だからこそ世界にはラブコメが必要だ‼︎
もっともっと観せて!!!




一方で、自分が歳取っちゃって色々と勝手に気になってしまっ
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ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ(2022年製作の映画)

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面白かった!
息子を悪名高いグアンタナモ(アメリカが対テロを大義名分に用意した、自国外だから拷問もできちゃう収容所)に拘束されたラビエ・クルナスさんが、息子の無実を信じて奔走した長い長い闘い。
9.1
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タイガー 裏切りのスパイ(2023年製作の映画)

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殆どワイスピみたいなスパイアクションで面白かった‼︎
クーデターを企むパキスタンの過激派の恐ろしい陰謀にインド1有名なスパイ(有名なっちゃダメでしょ)が立ち上がる!

パターン見逃してたけど、スター映
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殺人鬼の存在証明(2021年製作の映画)

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面白かった!

解決した筈の連続殺人事件に、新たな被害者。かつての捜査責任者は、自身のプライドと面子にかけて、新しく上がった容疑者を落とせるか?本当に奴はかつて自分が追ったシリアルキラーなのか?

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マイ・スイート・ハニー(2022年製作の映画)

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ド正道なラブロマンスで無茶苦茶泣いた!
外す所と外さない所をちゃんと押さえてたのが良い!

せめてフィクションの中だけでも、正直で優しい人たちがちゃんと幸せになれる物語がどれだけ救いになるか…
ユ・ヘ
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

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小さなエッラの、親友の叔父さんとの間に急に入って来た恋人を苛めて追い出す大作戦!(ヤバ)

不寛容な社会から鑑賞してるから、エッラの子供ながらの我が儘さがヒートアップしてくのは観てて勝手にヒヤヒヤする
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ラ・カリファ(1970年製作の映画)

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めちゃくちゃ面白かった!
スト中の暴力で夫を失い労働闘争に身を投じた未亡人と、ストの標的になった成り上がりの経営者が争いの中で惹かれ合う恋物語で有り、階級間の断絶の物語。
ささやかな勝利の後、大きな怒
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死刑台のメロディ 4K リマスター・英語版(1971年製作の映画)

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エンニオ・モリコーネ特集で初鑑賞。
司法が特定の正義と結びついた時の恐怖を淡々と最期まで描く怒りの映画だった。
かつての余所者達が、新たな余所者に牙を向く排外主義の醜悪さ!

今まさに現在進行形で起き
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無名(2023年製作の映画)

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時代背景を十分理解してない上、コンディション悪くて途中落ちたから鑑賞メモとして。

とりあえず、ワン・イーボーもトニー・レオンも唸るほどセクシーだし、アクションも泥臭くて好きだった!

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

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宗教(と、それに付随する権威)が、あらゆる面で個人にどれ程大きい影響を与えてしまうか分かって面白かった!人が、人を超えた力で人を救おうなんてなんて何て思い上がった行為か‼︎
10数年の教育が、1人の子
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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

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かつての暴力のトラウマから感情を抑えられなくなってしまった9歳の女の子と、彼女に居場所を作ろうとしながらも少しずつ狭まる選択肢に疲弊するソーシャルワーカー達の奮闘を描く。

出て来る大人も子供も、皆の
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地に堕ちた愛 完全版(1984年製作の映画)

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自分の理解力が足りず掴み所無かったけど面白かった‼︎

金持ち男達のホモソーシャルな自慰(恋愛ゲーム)に巻き込まれた女優が経験する奇妙で倒錯して、同時に神秘的な1週間。

キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

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敢えて踏み抜いた倫理観と、作品の出来共にシンドかった。

ナマケモノがジャングルのシリアルキラーかどうかは兎も角、ソロリティの人気取りの為に野生動物利用しようとしてる時点で終わり過ぎてる…歳取るって嫌
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リバウンド(2023年製作の映画)

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失敗する事を認め、何度でも立ち向かえるって事を伝える青春映画で良かった‼︎
そして役者さんむっちゃ似てる!

ただ、この映画に限らないけど、登場人物が明らかに何か間違ってるのを観せ続けられるのはちょっ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

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原作未読だったけど良かった!
異論は有るだろうけど、出来はどうこうでなく作品の空気感的には『フリクリ オルタナ』に近いイメージ?

後篇観てから原作も追いたい!

正義の行方(2024年製作の映画)

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面白かった!
犯人が決まって"解決"してしまった30年前の凶悪事件。捜査に関わった警察、当時世論を導いたメディア、無実を信じたまま家族を死刑執行された遺族、再審請求の為に有志で立ち上がった弁護士達への
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メメント(2000年製作の映画)

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記憶が続かない復讐者の混沌極まる追跡劇!
2時間位の(連続する)物語を追っかける位の記憶能力を持ってる大半の観客に対して、主人公の特異な知覚を追体験させながらも完全な迷子にはさせない作劇の工夫が面白い
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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根本的に分かり合えない人間同士の人生がタクシーで束の間交わる(もしくは少し触れ合う)一夜の面白さがあった‼︎個人的にはニューヨークのエピソードが好み。

語呂的に、邦題のがずっと好き‼︎

劇場版 再会長江(2024年製作の映画)

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良くも悪くもインフルエンサーが撮ったロードムービーって感じ。

毒にも薬にもならないけど、見た事無い中国奥地と、10年という時が変えたものと変わらなかったものが覗ける旅番組って趣で楽しめた。

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

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壮絶な記録。必見。
ロシアの侵攻を受けたウクライナの港町マリウポリ、唯一現地に残ったジャーナリストが脱出までの20日間カメラに決死の覚悟で焼き付けた戦争。

日常が不意に破られて始まる地獄の苦しみに翻
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キングオージャーVSドンブラザーズ(2024年製作の映画)

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こんな大団円泣かない訳ない…‼︎
ドンブラのコンセプトそのままな幸福な同窓会だった…

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