まきゃまてぃさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ(2022年製作の映画)

4.0

そこまでやる!?を超えて、やったなディズニーという感じ。

レスキュー・レンジャーズは観たことがないけれど、しっかり楽しむことができた。

物語は王道とはいえないけれど、分かりやすく非常にシンプル。け
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牛首村(2022年製作の映画)

3.5

輪廻転生アッキーナ。

諸悪の根源にして村シリーズ屈指の謎、アッキーナ。死んでも蘇り、他者も巻き込むのだから、もはや死神でしかない。

内容はとても丁寧で分かりやすく、おふざけも少なめだった印象。その
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8人の女たち(2002年製作の映画)

3.5

みんな歌う。

死体の発見をきっかけに明け透けとなる、8人の女たちの腹のうち。このなかに犯人はいるのか、というお話。

クローズドサークル×ワンシチュエーション×会話劇といった、設定が魅力的。

女た
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テリファー(2016年製作の映画)

3.0

抱き合う狂気。

無言のピエロがただただ気味悪く。造形がとてもいい。殺人を繰り返す背景も見えないために、より不気味さが増長される。

一転するオチはあるものの、内容はほぼなし。単純にゴアを突き詰めた、
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.8

シリアルキラー女子高生になる。

ミリーの魂が宿りしブッチャーの可愛さが有り余っている。中身が女子高生だからと分かってはいても、挙動がもう、癒しでしかなかった。とはいえ、見た目は厳ついおじさんそのもの
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.8

青春とは?

ミステリー風を謳うだけあり意外と細かい伏線が張られており、しっかり犯人を考えた分、お前かい!とストレートに騙されて気持ちが良かった。

しんちゃんらしいユーモアさも満載で、十分に笑って楽
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大奥(2010年製作の映画)

3.0

大奥をまったく知らずに鑑賞。
泥沼的な内容を想像していただけに、意外とあっさりめなストーリーであったことに驚いた。優しさにあふれるラストではあるけれど、映画として楽しむには、全体的な魅力が欠けるかなと
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

マナーが人をつくるって、あんたが言うのかい!

キングスマン誕生の物語とあって、胸躍るガジェットは出ないものの、バトルシーンはさながら軽快。

ただ時代背景に戦争の悲惨さが垣間見えるだけあり、滑稽かつ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

強制参加の同窓会。
ヴィラン全員、改心するまで帰れません。な作品でした。

使える設定を駆使してお祭り騒ぎを起こす作品が大好きなため、マルチバースから歴代のヴィランやスパイダーマンが集結する展開には胸
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

失礼だな純愛だよ。
乙骨の成長物語であり、正に純愛。見た目は貧弱でも、乙骨の男気に惚れざるを得ない。たとえ命を捧げずとも、すでに身も心もすべてりかちゃんに捧げていることがよく分かる。そして怨霊と化した
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

アニャ・テイラー=ジョイとトーマシン・マッケンジーの可愛さを拝む映画。
ネオン煌めく蠱惑的な60年代のロンドンと曲は良かったけれど、ストーリーにはノリきれず。
それにしても、なんという治安の悪さ。60
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

監督の積み上げてきた技巧のすべてが惜しむことなく凝縮されたような一作。
これを新時代ホラーといわずなんという、と思うほどに挑戦的なホラー映画でした。
SFホラーを思わせる展開からサスペンスフルなジャッ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.6

騙し合いバトルと呼ぶには一方的な印象が否めないが、社内バトルとして見れば、読者数を勝ち取るための攻防が見えて楽しめる作品かなと。
ブランドにこだわる文芸部門と炎上商法もいとわないカルチャー雑誌部門の編
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.8

これはアベンジャーズが出動するほどの事態だ。
エンドゲーム後の世界ともあり、様々な変化が。ピーターを苛む責任、葛藤。そして次なる恋愛。ヒーローとして、そして人間として成長をしていくなかでの、感情の揺れ
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.8

ポップにかますぜ、スパイダーマン。
シリアスに寄っていたこれまでのスパイダーマンとは打って変わり、思春期を大いに満喫する等身大の高校生がノリノリでスパイダーマンしている姿がとても良かった。
MARVE
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.5

痺れるセリフの多さ。
淡々と紡がれる物語。でも、人間味をひしひしと感じさせられる素晴らしい映画でした。起伏の少なさに対して感情が熱くなるシーンが多くあり、胸打たれるとはこういうことなんだなと強く実感。

あなたの番です 劇場版(2021年製作の映画)

3.5

あなたの番ですをしなくても良くなった世界線。ミステリとしてはライトな仕上がり。謎解きをするには大事な伏線が少なかった印象。謎に見える行動、セリフの多くが、予告に仕込むことを前提に作られているようにしか>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.8

ヴェノムがとにかくかわいい。一作目に増して愛嬌が。カーネイジとのバトルも激しく見ものだが、友情を超えた愛情さえも抱かされるヴェノムとエディの関係性にも要注目。殺戮を繰り返すカーネイジの出現によりシリア>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

3.6

ハロプロから繋がった仲間たち。同志として結ばれた絆があるからこその、あの頃への郷愁感が、羨ましくも輝いて見えた。
遅れてやってきた青春を楽しむ男たちの姿が美化されることなく、ありのままそこにあって、人
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ラスト・アクション・ヒーロー(1993年製作の映画)

3.8

記録
大分過去に観たものだから記憶が曖昧になっている。映画世界に入ってわちゃわちゃするワクワク感が沁みついている。

砂上の法廷(2015年製作の映画)

3.8

最後の最後まで行き着く先の分からないミスリードのうまさたるや。静謐ながらも圧巻の法廷ミステリです。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.6

記憶にございません!をたからかに叫ぶ傲慢総理が、本当に記憶をなくしてしまった作品。記憶をなくす前の嫌われぶりがあるからこその、良識人にかわって以降も巻き込まれてしまうトラブルがとても面白い。キャラもく>>続きを読む

泥棒役者(2017年製作の映画)

3.0

勘違いが引き起こすコントのような作品。無理なく勘違いしていく、というよりもかなり無理のある勘違いが顕著なため、予定調和な感覚が払拭できず。
チンピラの存在がちょくちょく場の空気感を乱していたけれど、そ
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.8

家族愛が隠す罪の真相。加賀の過去と現代の事件がどう繋がっていくのか分からないミステリの面白さと息が詰まるような真相の切なさ。どんな事件にも誰かの人生を狂わせる元凶があって、それが許せなく、狂わされた人>>続きを読む

HK 変態仮面(2013年製作の映画)

3.3

ものすごく下品で変態。だけれどちゃんとヒーローしている。ほぼ全裸なだけあって、肉体美が輝かしい。ストーリーはあってないようなものだけれど、一貫した笑いのエッセンスがあるおかげで、最後まで楽しくみていら>>続きを読む

引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.5

歌えや踊れやお引越し。
全体を通して朗らかな時代劇コメディ。朗らかだけれど、このお引越し、集団リストラや強制断捨離などが発生し生活を送る人からすればたまったものではないイベントごと。引越し奉行に任命さ
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.5

禍々しいナイトミュージアム。
品数が多いため、悪霊たちの活躍は思ったよりも控えめ。それでも、動き始めてからのテンポがかなりよく楽しく観られた。
ダニエラに関してはただただ苛立ちが。もう少しやりようがあ
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.8

和製スティング。これは騙される。
笑いのツボにはあまりハマらず。それでも次から次へと事態が展開していくストーリーは軽妙で、転がされるがままに転がって気がつけばオチまで連れて行かれていた。

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

3.6

やっちゃえばやっちゃえば。
しんちゃんの描き出した仲間たちのセンスの良さよ。特にニセナナコが最高でした。しんちゃん好きよ、だけであれだけ多様な感情を表せるとは。泣かされました。
窮地に立たされたときの
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.6

俺は心が震えたよぉ!
忖度なし。ストレートな感情のまま相手と向き合う響。それだけに、言動には一切の容赦なし。現実でやったら問題だけれど、やはりムカつく人間をのしてやりたいと思う気持ちは誰にでもあるもの
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.0

映画『市民ケーン』を生み出した脚本家の裏話。これはなんともレビューが難しい。常に皮肉めいた脚本家の言い回しや立ち振る舞いがかなり好み。でも、天才の頭のなかはのぞけども理解するには難しい。雰囲気だけでも>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.6

愛憎に走る透明人間。
性欲に走ったインビジブルとは違い、愛憎を行く本作。誰にも罪は見えないから。逃げ出した妻を支配するための見えない狂気が凄まじいこと。主人公がヒステリーなため若干共感を抱きにくくある
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インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

3.8

まさか、伏線とも考えていなかった一作目のあのシーンを、あんな形で回収してくるとは。恐怖も、物語も、驚愕も、しっかりと練り込まれた、見逃すにはもったいない続編。あの方もなかなか気の利いた憎い登場の仕方。>>続きを読む

インシディアス(2010年製作の映画)

3.6

一筋縄ではいかないホラー。
忍び寄る恐怖。不穏からの急展開からの急展開。一度見始めたら最後まで釘付けにされる、ただのホラー映画では終わらない傑作でした。昼夜関係なく幽霊出現するし、ジャンプスケアにも意
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

たいぎんじゃ!わりゃあ!
前作に負けず劣らず凄まじい熱量の続編。原作での二作目にあたる作品への繋ぎとしてオリジナル脚本を映像化した本作。それだけに不安もあったが、上林のキャラが強烈ですぐに引き込まれた
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.5

カオスというよりも、見るドラッグ。
ダンサーならではの体の動きで魅せる万華鏡のような一夜。ストーリーはあってないようなものでも、ほぼ全員がドラッグにより狂ったシチュエーションはなにが起こるか分からず、
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