もんきちさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

もんきち

もんきち

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187(ワンエイトセブン)(1997年製作の映画)

1.5

「いいトコなし」

山場なしカタルシスなし何もなし。「お前たちを救いたい!」ってなんだそりゃ。最後で「ピュロスの勝利」をツラツラと台詞で説明しちゃうのがダメ。テーマがさっぱり見えない映画でした。

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

1.0

「こんな事やってちゃダメです」

ジブリの遺産を継ぎはぎしただけのハリボテ作品。アニメーターとしてのプライドとかないのかな?ヒド過ぎます。期待を抱いてこれを観る子供たちは可哀相。せめて目論見抜きで一生
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救いたい(2014年製作の映画)

2.5

「2時間ドラマでやってね」

視点軸が定まってないので全体的にフワフワ。三浦友和がウマいなあ。終盤で震災の時のリアル映像を使ってたけど、このテの作品で「実際の映像を差し込む」てのは絶対やっちゃダメだと
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ブラッド・ファーザー(2016年製作の映画)

2.0

「粗い」

色々と荒くて大味だけどまあ可もなく不可もなく。母親との関係性とかアル中に至った過程とかもよくわからない。ていうか根本的にバイオレンスアクション寄りの脚本に違和感。もうちょっとズシっとした感
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パワーレンジャー(2017年製作の映画)

2.5

「変身するまでは〇」

予想に反して面白かった。皆ティーンエイジャーてのが話の厚みになってます。あと人種配慮が皮肉にもいい効果出てます。悪役も含めてキャラ立ってるしテンポも〇。ただ変身できてからは失速
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

2.5

「咀嚼力必須」

シュールですけどテーマもしっかりしててなかなか面白かったです。アン・ハサウェイの体たらくっぷりがいいです。洋モノの怪獣&ロボのデザインやスケール感てやっぱりあんな感じになっちゃうのね
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パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

2.0

「観方がわかりません」

人気シリーズらしいんですけど個人的にはさっぱり。とにかく軽薄短小。東京ドームの片隅で野球盤やってるようなスケール感にずーっと困惑しっぱなし。プロットはいいのになんでしょうこの
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.0

「ちゃんとガイリッチー感あり」

「黒魔術」でああめんどくさい感じ?と思ったらそうでもなく。敵側端役もちゃんとキャラ立ってたり、散々トッチらかして最後にウマくまとめる感じはガイリッチーしててよかったで
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映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険(2017年製作の映画)

3.0

「侮れません」

オープニングまではすごくいいです。話は子供が観るには少し難しい気がしますがどうなんでしょうか。「地球を救う為にそっちの星は諦めてくれ」て、そんなんでいいのかしら!?最近のドラえもんは
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バベル(2006年製作の映画)

3.0

「行間を読む映画」

群像劇は好きか嫌いかで評価分かれますが。ボカァ好きなので贔屓目です。ただ今作は最後に1つに繋がる群像劇カタルシスはなくすべてが中途半端で終わります。それが実に〇。みんなそれぞれ少
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

2.8

「怪作」

序盤から怪作臭プンプン。どの方向から観ればいいのか戸惑いつつ、少々ダレ入る中盤、一気にまとめに入る終盤手前でようやく「ああそういう観方するのね」とわかります。ちなみにサバイバルやキャストア
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

3.0

「多メタファー」

抽象的な表現が多くて深読みの楽しさ満載。観終わるとタイトルも納得。日本人は「降霊」ていうとイメージが「イタコさん」になっちゃうのがアレですが全然違います。ちょっと色々と盛り過ぎの感
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共謀家族(2019年製作の映画)

3.0

「右肩上がり」

あれ?中国映画なのにタイ風?序盤はなんだかヤバい感じプンプンで進みますが、ジリジリと右肩上がりで終盤は思わず見入るデキ。ですが話がちょっと入り組み過ぎでよくわからない箇所もあったりし
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.0

「痛快」

ストーリーはさておき。スピーディーな戦闘シーンはとにかく圧巻。邦画でよく見るやられて「うう~」みたいな生ヌルい演出なんてなし。バキ!ドサ!血がビュー!で観てて気持ちいいのなんの。 個人的に
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スターリングラード(2000年製作の映画)

4.5

「いぶし銀エド・ハリス」

とにかく一番脂の乗った頃終盤のエド・ハリスのカッコよさ。本人がドイツ系な事もあって実にサマになっててジュード・ロウ完全にのまれてます。演出が冴えていて印象的なシーン多いんで
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

「日本人にはわかりません」

「キャンピングカーやトレーラーハウスで暮らす」という立ち位置が、アメリカと日本じゃ根本的に全然違うので感情移入まったくできません。どうやっても「楽しそうじゃん」としか思え
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いつでも夢を(1963年製作の映画)

3.0

「恥ずかしいほどの青春」

令和の時代には信じられないほどの純粋さと恥ずかしいほどの青春。お馴染み純愛コンビに橋幸夫。橋幸夫の直角角刈りも今では信じられないし恥ずかしいですがそれはさておき。一応三角関
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

5.0

「揺ぎ無きタランティーノ節」

スタイリッシュでクライムバイオレンスかと思いきや、そこはさすがのタランティーノ、マシンガンのような会話劇でグイグイ魅せます。冒頭お馴染みの顔ぶれでの「ライク・ア・バージ
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.0

「アタリニコラス」

アイデアもいいし2人の役どころがナイス。逆だとダメだったかもしれないです。それぞれの心情変化がウマく描かれていてグイグイ入り込ませます。顔の皮を移植するシーンはコメディギリギリで
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

5.0

「名作」

まだ富と名声に無縁の平和なヒゲなしパヤオ時代。自分のやりたい事をやってて説教臭さなんて微塵もなし。子供が観てちゃんと楽しい見事な娯楽活劇。本編にパワーあるので作画のバラツキも味わいに思えま
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

2.0

「ハズレトム」

期待の?ダーク・ユニバース。しかし1発目からやってくれております。丘をいくつも越えるだけの山場なし。話もトッチらかり過ぎてまとまりなし。風呂敷広げ過ぎ造り込み過ぎ。もっと軽い感じでい
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どんずまり便器(2012年製作の映画)

2.8

「破綻的です」

このモノラルな感じと袋小路感がオツ。でもこの主人公は瀬戸際でいつもナニかに救われるのです。そこがどうも違和感拭えません。なんだ結局幸せじゃんこいつ、、みたいな。ラストもやはり救われて
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ザ・ウォール(2017年製作の映画)

2.9

「惜しい」

敵と会話する、という脚本が心理戦の効果としてはイマイチ活きてません。2人とも喋り過ぎなのが緊迫感を薄めてる。敵の顔が最後まで出ないのとBGMがゼロなのは〇。ラストの「最初に戻る」な感じは
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

2.5

「吹き替え版でどうぞ」

面白いけど長い(170分)。色々伏線も効いてて〇ですが盛りだくさんに詰め込まれててお腹イッパイ。学長の役どころがいい効果出してます。ただヒンドゥー語?が聴き慣れてないせいか少
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ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

2.5

「色々と惜しい」

狂気にしろ愛国心にしろ追う側の追う動機がチト弱い。狩り感覚で人を殺すような異常な人間が犬を殺されて泣くのはなんか違う。逃亡劇にしては緊迫感が薄い。終盤のかくれんぼシーンは一体なんな
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

2.5

「大味」

思わせぶりな設定の登場人物、説明的な長台詞、全編を覆う御都合主義、、、まるで昭和の2時間ドラマを見ているよう。とにかく脚本が大味。主人公が「元警官」とか「元特殊工作員」とかいう設定は諸刃の
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

2.5

「シリーズモノの限界」

毎度のビックリハウス系。そして重機カタルシスに真空投機。腹を食い破って出てくるのももう目新しさなし。もうシリーズモノでネタ出尽くしてるんですから残るは裏読み深読みの楽しさです
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スプリット(2017年製作の映画)

2.0

「ラスト、シビれます」

いや~ラストは思わずおおーっと声出て鳥肌立ちました。だけども本編はちょっと冗長気味。精神科医のバアさんの台詞が説明臭いんです。あと後半ビックリハウス系演出もいらないです。個人
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キャバレー(1986年製作の映画)

2.5

「スゴいぞ野村宏伸」

さすが黄金期。角川映画の最大の魅力である「カネかけっぷり」と「フンイキ」は抜群。キャストスゴいし音楽も〇。演劇的な脚本演出も〇。角川お馴染みのズシっとした名優の面々が傾いた演技
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チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(2015年製作の映画)

3.0

「吹き替え版でお気楽に」

このテはキャラ立ちがすべて。そういう意味では今作はチョイ役も立っててウマい事いってます。話もシンプルだしテンポも尺もいいんで、吹き替え版でお気楽に。楽しい映画でした。

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

2.5

「泣けません」

さあ泣こう、と思って観始めましたがあれ?泣けないぞ。警察犬とコーギーのターンが「ラストへの繋ぎ感」出過ぎててうーん。前半の背中ジャンプも伏線丸出しでうーん。けどこのテの動物モノがちゃ
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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.0

「アメリカ万歳映画」

短カットと音の効果がウマくて戦闘シーンはなかなか見応えありました。みんななかなか死なないけど。岩場落下シーンはスゴかったです。しかしほんとアメリカ人は好きですこのテの「絶対見捨
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ハッピー・ゴー・ラッキー(2007年製作の映画)

2.0

「サンドラ・ブロック+ブリジッド・ジョーンズ」

車教習のオッサンとの絡みにテーマ含んでるんですけどちょっとわかりにくいです。ネガティブ要素が少ないので最後の「私は笑い続ける」て台詞の解釈が難しい。

ノウイング(2009年製作の映画)

1.5

「ハズレニコラス」

冒頭はサヴァン系ミステリーぽくておっ!?と身を乗り出したけど、中盤で雲行き怪しくなり終盤もんどりうって後ろにコケました。「なんでやねん!」とツッコミ所満載でもはやコメディ。これだ
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泥の河(1981年製作の映画)

4.0

「佳作」

コントラスト強目のモノクロ画と効果的なSE、アフレコっぽい音声もジワジワ効いてきます。「ひと夏」という時間と「川」という世界の刹那感。心情演出もとてもよくてキャストも名演。久しぶりに観終わ
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.0

「佳作」

8割は平凡な日常を淡々と描いているだけ。しかしこれが実にセンスがよくて見事。構図や音楽やテンポやカット割り、、お金掛けなくてもこれだけの映画が作れます。最後のリアル映像もクドくなくていい。
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