もんきちさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

もんきち

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ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

2.0

「ヤマ場なし」

脚本が冗長。ヤマ場もスケール感もないし登場人物も多過ぎ。もっとコンパクトにクライム感前面出しでいい。後半追い詰める感じも追い詰められる感じも希薄。最後にテロップ説明でまとめるのはダメ
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

1.0

「典型的ダメ邦画」

長回しの中の「間」でオトボケ感。取って付けた緊張感をワザとらしいほのぼの感やBGMで緩和する緩急の付け方。このテの映画で神戸浩を使うトコとか、最後の海のシーンもあざとい。個人的に
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月はどっちに出ている(1993年製作の映画)

3.0

「贔屓目で星3つ」

崔洋一雰囲気。決して「ウマい」んではなく。独特の構図色味カメラワーク。個人的には好きで。今作も映画としてはテーマもアレだし内容も凡庸。けど悪くない。贔屓目込み。

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.0

「仲間由紀恵だもんなー」

ハンディカメラにケラれまくりの広角レンズ。とにかく2時間ドップリ庵野節。好きな人は好き系。作るのも観るのも1998年でなければ意味のない映画。当時その辺をスゴくわかった上で
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ジョンQ 最後の決断(2002年製作の映画)

3.0

「観後はヘロヘロ」

ゴネ得とエゴ話になりそうなのを、上から蓋する強引さに観ていて疲労困憊。「リスト中で息子にだけ適合する心臓」と「監禁罪で有罪」てトコが免罪符のつもりなんだろうけど、どうもね。ネゴシ
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.0

「ジワリときます」

最近これぐらいでジーンときちゃうんですよね、、。話的には想定内の流れだったけど、単に「父親代わり」の話にしなかったのは〇。ラストありきの展開っぽいのは△。グラン・トリノの超軽量版
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ロシアン・スナイパー(2015年製作の映画)

3.0

「意外と軽い内容」

もっとズシっとしたトラウマPTSDモノか、敵の凄腕狙撃手との長時間心理戦とかを期待していたけど、単なるリュドミラ・パブリチェンコの紹介VTRみたいな映画でした。画色がいいです。に
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クリミナル・ミッション(2015年製作の映画)

3.0

「トラボルタの無駄使い」

練り過ぎ。登場人物多過ぎ。喋り過ぎ。伏線の張り方次第ではもうちょっと小気味いい映画になったと思うけど、どれもが「ラストの回収ありき」なので不自然。トラボルタだけが良過ぎて浮
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.0

「カラっとピリっと」

カラっとした味わいはコーエン節、ピリっとした感じになってるのはスピルバーグ手腕。スピルバーグ毎度の「正義の逆張り」でした。お酒のおかわりを催促するトコとかいい演出でしたね。ちょ
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

2.0

「迷作です」

観る年齢によって面白さが変わる。以降のアニメになんか似たような感じ観た事あるなあ、、、が多くて。以降のいろんな作品に影響を与えているワケです。うる星やつらを借りた押井ワールド。万人受け
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

2.0

「コレジャナイ」

日本のリメイク版よりは遥かにデキはいいんだけど、でもどうやっても「コレジャナイ感」。そもそもゴジラを単に怪獣扱いなのが間違い。ゴジラてのは「象徴」です。プロット上これ実に重要。「ど
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バクマン。(2015年製作の映画)

2.0

「小スケール」

小さくウマくまとめた感。優劣の付け方が難しい所をアンケート順位対決にしてわかりやすくしたのはいいけど、逆に展開が狭くなったです。ロマンスも中途半端。描く所の特殊効果とエンドロールは秀
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.0

「気迫漲る演技です」

全編ズッシリとした重厚感と圧倒的な自然描写。観てて寒くなってきました。とはいえ話は単なる敵討ちのお話ですのでスケールはそれなり。あからさまにオスカー狙いのレオ様、気迫の演技でガ
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ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年製作の映画)

2.5

「戦車マニアならもっと楽しいのかも」

そんなキャピキャピした感じでもなく。戦闘シーンはスピーディーで迫力あって何より音がよかった。爆発音なんかもちゃんとしてます。わからないんですが戦車の描き方とか結
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

4.0

「中アタリ」

期待を裏切り面白かった。演劇的な台詞回しとテンポでグイグイ引き込む。画は色味も照明も○。力のある若手の周りをベテランがガチっと固めて隙なし。音楽もいい。ラストもキマってる。久しぶりにい
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INFINI/インフィニ(2015年製作の映画)

1.5

「ダメです」

冒頭の説明テロップであ、ヤバいかな?と思ったら、予想通りヒドいもので。全編に満ちる手ブレ多用の腰上の寄りの画と説明台詞。もちろん音楽もダメ。ヤマもタニもなく110分ダラダラ。たまにはハ
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幸せのバランス(2012年製作の映画)

2.5

「感情移入し切れず」

小プライドの高い陰気な男のダメっぷり。墜ちっぷりの描写もイマイチ甘くドン底感が希薄で感情移入に難。もっと裏目感があれば。あと妻の立位置もちょっとあやふや。最後が×。ラストは救わ
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

1.0

「なにこれ」

いやいやタイトルは「不死身の男」じゃなく「弾に当たらない男」にするべきね。あとはランボーごっことマッドマックスデスロードもどき。石投げて地雷爆発させるとかもう勘弁してください。毛むくじ
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コラテラル(2004年製作の映画)

4.8

「雰囲気バツグン」

全編夜。独特の色味。ロスの空虚な広い空と殺風景な風景、、、。空気感が実にオツ。音楽も○。ロードムービー感もあって面白かった。ただ最後のビル内と地下鉄のシーンはちょっと安い。そんな
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ムーン・ウォーカーズ(2015年製作の映画)

2.0

「軽量御気楽映画」

ブラックコメですがおバカ度と下品度は低目。ていうかこりゃ60年代サイケ・ヒッピーカルチャー映画。トリップ映像がなかなかよくできてて○。面白くないんで90分で助かった。ビール飲みな
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あん(2015年製作の映画)

1.0

「観ていて恥ずかしいです」

自然光手持ちカメラ逆光多用フィルター浅深度、、と画はド直球に河瀬直美節。鼻につく画作りです。カンヌ意識してるんですかね。とにかく今作は樹木希林に尽きるんですが、逆に言うと
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レフト・ビハインド(2014年製作の映画)

1.0

「ハズレニコラス」

セット感漂う機内描写に個性豊かな乗客達がひと悶着。昭和感丸出しでもはや懐かしい想いすら抱きました。まあヒドいんだけどヒドい映画を「ヒドい」と評するのは最も簡単なので、ここはひとつ
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アジャストメント(2011年製作の映画)

2.5

「ペラッペラ」

ジョージ・ノルフィという事でスタイリッシュ&ハイテンポの重厚内容を期待していたのが、、、ツッコミ所に満ち溢れた薄っぺら恋愛映画でした。しかしアメリカてのは「運命は自分で切り開く」ての
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.0

「日本は蚊帳の外」

ゼロ・グラビティ+アポロ13+キャスト・アウェイて感じ。根本的に「火星でなければいけない」理由もさほどなく。やはり一番のモンダイていうか考えなければならないのは「日本置いてけぼり
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劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza(2015年製作の映画)

3.0

「マニア向けかな」

それなりに面白かったです。バトルシーンはスピード感あるしカッコいいです。テレビ版全部観てるの前提ですかね。この頃のフルCGってちょっと気持ち悪いですね。

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

3.0

「なかなか〇」

冒頭の長回しからヤラれます。これはつまり前半中盤後半に分かれるのかな?面白いやり方ですよね。テーマはさほど深くないですが画の深味や音楽でいい観後感。デイン・デハーンが実にいいです。

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

2.0

「若手がブチ壊し」

前半のポンポンしたリズム感はいいですね。ベテラン陣のズシっとした芝居もなかなかでした。ところが堤真一からこっちの若手陣がダメ。一気に学芸会になってしまいます。この辺どうにかなって
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ル・コルビュジエの家(2009年製作の映画)

2.0

「シュールです」

かなり実験的な造り。チト難解な演出もあるけど穏やかに右肩上がりのバタフライ効果感が○。ラストもなかなかオツな観後感。少々冗長気味なのはあえての演出なのでしょうが嫌な感じはなし。エン
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

2.0

「つまらないけどどうにか観られます」

安い浅い軽い古いと4拍子揃ってますが、それなりにまとめるのがさすが邦画と違う所。寝そべってお菓子ボリボリ食べながら吹き替え版で観る映画。あら3部作なんですか?

フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

2.5

「邦題が×」

やはりこの人はどんな役やってもジムキャリー。けど今回はキテレツ控え目でしたか。フランスのゲイ映画はコメディでもほんと生々しい。これでR15+?リュックベッソンなの後で知りました。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

2.0

「自慰映画」

長回しは嫌いではないけど「長回し風」は嫌いなので辛かった。傾くのは結構なんだけどそこには様式美がないとね。今作は単に奇をテラってるだけ。賞好きな監督ですから色々とやりたがるのはわかりま
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

「中アタリ」

さほど期待せずだったのが大裏切り。ブラックテイストでバカバカしくもスタイリッシュの楽しい映画でした。モブ戦闘シーンの長回し風エフェクトもよかった。ラストも気が効いてました。ただ130分
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

5.0

「名作」

過去どこかで観た事あるシーンが盛り沢山。まさにパヤオ演出の集大成。個人的に好きなのは今作の峰不二子の立ち位置。ルパンチームと絶妙な距離感で実にいいです(個人的には「アルバトロス」の不二子が
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

2.5

「ワタクシは泣けませんでした」

病棟のシーンになる度に気持ちが切れる。そしてどうしても特殊メイクに違和感。歳ごとに違う俳優でも全然構わないと思うけど。ま、露骨にアカデミー賞狙い。170分は長過ぎだわ
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.0

「パヤオみたいにならないでね」

序盤に説明台詞多用なのがちょっとしんどい。すっかりツボを心得た感のある細田節ですが作毎に押しつけ感が強くなってきました。この人はサマーウォーズのあの感じこそ真骨頂。あ
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

「沁みます」

アメ車と日本車、退役軍人、移民、人種、家族、カトリック、芝生の庭、星条旗、ジッポに勲章、犬はデイジー、、抽象表現や解釈材料が盛りだくさんで行間読み&深読みし放題。何気ないシーンに意味が
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