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話したり音を立てたりする方向へその都度カメラを向けるわけではなく、じわーっと同じ画角で撮り続ける手法が違和感あって好み。最後、彼が猛ダッシュしているところで終幕したのも好み。
ただ、テンポはダルかっ>>続きを読む
ミシェル・ファイファーとマイケル・ダグラスがご活躍。昔から見ていた俳優たちが脇役のままで終わらなかったのは嬉しかった。
量子世界へさっさと移ったのはテンポ的に良かったものの、以前ジャネットの身に何が>>続きを読む
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「退屈な善人は、それだけで罪なのか、悪なのか」などと考えながら観ていた。
壮大な景色と、内戦の音。
狭い世界で時間を持て余した人々。
暇は人を狂わせるよね。
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観てから10日以上が経過しても、なかなか感想が言葉にならない。
「ありがとう」ではなく「ごめんなさい」などと、ストレートではない表現をし続けた作品の最後に「もうちょっとだけいて」とまっすぐに他者を求>>続きを読む
動くことも話すこともできず、見て聞くためだけに90分の会議へ参加させられたような映画。重たくて湿った恐怖を感じ続けて、鑑賞後には不快感と嫌悪感を残した。
新型コロナウィルスでさえ共生の道を模索された>>続きを読む
ラブコメをあまり観ないので、昔から量産され続けていることが謎だったんだけど、今作を観て理解した。当事者が当事者のラブコメを観ることは、こんなに楽しいことだったなんて。ピーターはキュートだし、ドラァグク>>続きを読む
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副題'Angry Son'そのままに、ずっと怒っている息子と、息子がイラついているので怒鳴り返す母親の物語。
フィリピンと日本のミックスかつゲイで、地方都市に住む高校生で、母子家庭のヤングケアラー。>>続きを読む
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昔からずっと映画が好きなのに、この大きな事件を知らなかった自分の感度の低さを残念に思う。
男性が突然ナンパしてきた場面は、こんな風に、こんなにも女性は常に搾取や被害のリスクに晒されているのかと、愕然>>続きを読む
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オネエ3人が旅するならドタバタとした珍道中になるのは必然なので、展開の妥当性を感じながら安心して観ていられたが、とはいえせっかくロードムービー仕立てにしているのなら3人のキャラクターを深掘りして欲しか>>続きを読む
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シンジくんと綾波のようなキャラクターのボーイミーツガールって量産されているけど、陰気な男子とクール美女の組み合わせこそがボーイミーツガールなのか、陰気な男子たちがアニメ制作者になって当時の欲望を成仏さ>>続きを読む
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2022年夏の日産スタジアムで、心に湧き続けたMr.Childrenへの感謝の想いが、改めて心を満たして涙の止まらない作品。
たぶん、5/10の東京ドームと6/19ヤンマースタジアム長居のライブ映像>>続きを読む
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手話表現のあとに黒バックで見せる日本語訳、訳を見せない手話だけの会話、手話での会話中に字幕で訳した場面。意図は想像しきれなかったけど、工夫されたことが興味深かった。
必然的な台詞にのみ絞られた状況説>>続きを読む
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『恋せぬふたり』とエピソードが重なりすぎているのに連ドラよりは当然に尺が短いので、アセクシュアル/アロマンティックあるあるを目次的に紹介した感。引きのカットが多いことも、ラストシーンのカメラの動きも気>>続きを読む
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アニメというよりも、井上雄彦の漫画が立体的になって滑らかに動く様を観たという印象。漫画のコマとコマを繋いだような画の動きもユニークで、新しい映像表現に立ち会えた高揚と喜びがあった。
そしてまさかの主>>続きを読む
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裏方に照明を当てる物語はそもそも好きだけど、しかもそれが実話だなんて。あのオリンピックに、こんなドラマがあったとは。最後30分ほど、かなり泣いた。スタート台から離れる瞬間の姿が、みんなかっこいい。>>続きを読む
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ポジティブで、テンポのすごく良い物語。
若者の自殺者数が多いのは日本も同様だけど、インドは日本よりも格差が大きく、家庭における課題も極端なようで、自分らしく生きるためのハードルの高さを想像した。
フ>>続きを読む
ポスターが与える印象とは異なる、静かな映画。
ユアン・マクレガーが陰気でキュート。
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こういう役柄の、こういうお芝居を見たかったのだと思わせてくれた窪田正孝が最高。絶対に超えられない線を引かれているのに愛らしさを感じて惹かれてしまう人物に仕上げていた。さじ加減が絶妙。
“愚行録”ほど>>続きを読む
田中偉登が気になっているので観に行ったが、智を演じた3人の芝居がとても良い。盲ろう者を主軸にした映画を観られたことも良かった。
自分としては、母視点ではなく智視点の物語にもっと触れたかったので物足りな>>続きを読む
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ウタ本人に原因があったとはいえ、何も言わずに島へ置き去りにするのは重い育児放棄だし、ゴードンのついた嘘は心理的虐待では…?と思ってから興醒め。ウタと再会してもシャンクス謝らないし、しかも虐待された子ど>>続きを読む
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まさかMARVELロゴだけで泣かされるとは。
作品からチャドウィック・ボーズマンへの敬意はもちろん感じたし、 彼を失った重さと残された者の回復も丁寧に描かれていて、MCUへの信頼が増した。
世界に>>続きを読む
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実話ベースかと思ったら小説原作なのね。
ヴィランを倒すような爽快感が終盤に用意されつつ、白人による黒人差別の残忍さと、現実は簡単に上手くいかないという苦さも描かれていて、学びもありながら興味深く観ら>>続きを読む
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ナイル沿岸の景色が素晴らしく美しい、と観ながらうっとりしていたけど、CGだったとは。
事件が起こるまで1時間以上かかったのはダルかったし、犯人に意外性はなかったし(当てられなかったけど)、とはいえ登>>続きを読む
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数が表示されるせいか「まだ半分か…」と、実際の経過時間よりも長く感じたし、とにかく劇伴がうるさくて段々とストレスになった。中学校も中学生もただでさえ様々な音を出すのに。ドキュメンタリーならそれらの音に>>続きを読む
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めちゃくちゃ好き。声を出して笑ってポロポロ泣いた。
約80分とは思えない濃度で、期待を超える面白さ。“今ここ”を大事にしよう、というメッセージも印象的。
映画が趣味で良かった。
気軽に観られる上映時>>続きを読む
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映画館で観なくて良かった。途中で昼寝をはさんだから最後まで観られた気がする。
子どもたちが突然に戦力となったシーンは意外だったので加点。
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依存症と外国人労働というふたつの要素を30分未満に収めつつ、青春映画の味付けにした個性的な作品。Boy Meets Girlってホント汎用性高い。
どちらの要素に対しても不真面目さは感じず、若者らし>>続きを読む
短い上映時間の中で緊急一時保護と家庭復帰の2ケースに触れ、児童福祉司がどのような職種なのかについて幅や奥行きを感じさせつつ簡潔に描かれていた。また、児童福祉司も生活を営む一般人であることを表現していた>>続きを読む
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緩めのほのぼのムービーだろうと油断して観たら、他者と生きる苦楽とか、日々をやり過ごす哀しさとか、再生への少しの希望とかが真摯に表現されていて、とても好きな映画だった。
やり直すことも忘れることも簡単>>続きを読む
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全編に漂う不穏さと、説明的でない脚本が良い。
日本手話と韓国手話の違いも興味深かった。
夫の両親所有の家に、元夫を勝手に住まわせる展開は抵抗を覚えたものの、夫が元カノとキスしたことも、夫の不在時に元>>続きを読む
観ても観なくても本編には影響しないが、本編よりも前に触れておけば、“問い”を抱えて観る面白さもあったかな。
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落ち葉が教えてくれた、日常のきらめき。
風まで感じるような描写が気持ちよかった。
海を探す魚の話や、最後の“問い”など、易しい言葉なのに示唆に富む表現が、優しい気づきをくれる。
編集のせいで体感は90分を軽く超え、後半は「いつ終わるんだろう」と苦痛の時間を過ごした。素材は良いのに、切り貼りが下手で散漫な印象。
各学校の状況を垣間見れたことはもちろん良かったし、撮られた現実か>>続きを読む
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オープニング前の「ドラえもーん!」をジャイアンとスネ夫が言ったことにテンションが上がり、20年を振り返るエンドロールにしみじみとした。
“ほのぼのドタバタ”というさじ加減で安心して観られるし、のび太>>続きを読む
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刹那いから儚いのか、儚さが刹那さを連れてくるのか。"想像する"と"触れる"をテーマとしたように感じたけど、そこに若さが混ざっていることで、悲しみや痛みの印象が強くなっていた。
槙が磁場の話をするまで>>続きを読む