Shogoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.9

シリーズ最高傑作とまでいかなかったけど、今回もエンターテイメント作品としてとてもレベルが高く、見応えがあった。ここまで長いともう一度みようとなかなかならないけど、また見たいと思える。物語が少し複雑でス>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.8

ほどよく楽しめる作品だった。ニコラス・ケイジのメタ的な要素がファンとしてはとても良い。ペドロ・パスカルもプラスとなって、陳腐とは程遠い。全体的に張り切りすぎていないところも良かった。

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

2.9

アポカリプスより面白くなかった。ネタ切れ感がある。作る必要がなかったぐらい雑で、なぜジェシカ・チャステインが出演したのかよくわからない。

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.2

長いけど、中身がなくキャラクターの深みもなく。スピンオフを除くX-MENシリーズで一番面白くなかったかも。あの姿で大真面目なオスカー・アイザックが滑稽だった。

タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.0

ジョン・ウィックの真似をしたかったゲームみたいなモノになっている。見るのが苦痛ではなかったけど、面白くもなかった。前作が何の話だったか全く覚えておらず、今作も近いうちに忘れそう。ルッソ兄弟が脚本担当の>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

途中までは父娘が遊んでいる様子を眺めるだけになってしまうけど、父が何かを抱えている様子があることでとても繊細な作品だと気付く。語らずにそれとなく感じさせるので少し難しかったけど、それこそが実際の視点で>>続きを読む

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

2.8

アンチャーテッドというタイトルを借りていくつかの真似事をした残念な作品に仕上がってる。お宝探しなのにここまでワクワクしないのは珍しい。狭い世界でそこら辺を探してる感がある。20代の小柄なトム・ホランド>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.3

前作には遠く及ばない。あまり中身がなかった。巨大ロボと怪獣がひたすらビルを倒しまくる状態で、とりあえず東京をめちゃくちゃにすればいいというのを感じた。もはやトランスフォーマー。ギレルモ・デル・トロが監>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.9

エンターテイメント作品としてよく出来ていると思う。映画の題材としては若干弱く感じるけど、スター俳優・80s音楽も手伝って最後まで面白く魅せていた。手堅い。ただ、個人的には大絶賛とまでいかないのと、マネ>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

全く完璧ではないけど、思っていたより面白い作品だった。個人的にはシン・ゴジラと同じぐらい。古臭いところもあるけど、それを出しすぎず悪くなかったと思う。ただ、構図が気になる。やりすぎと思うぐらい変な角度>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

ダーレン・アロノフスキーにしてはあまり捻りがなく、「レスラー」のような出来でもなかった。少しくどいと感じてしまう。ただ、ブレンダン・フレイザーとホン・チャウの演技は素晴らしく、見て損はなかった。「ハム>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

カオス。全然賞向きではないこの作品がアカデミー作品賞とりそうというのが驚き。個人的に一番素晴らしいと思ったのはキャストの演技。キャストの演技がとても可笑しく愛のある作品にしたと思う。全員受賞してもおか>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.3

「フレンチアルプスで起きたこと」のような衝撃はなかったものの、オストルンド監督の人間観察力とユーモアでとても面白い作品。社会学的なエンタメとして過去作より比較的見やすいつくりだと思う。今回も人間はこう>>続きを読む

2ガンズ(2013年製作の映画)

3.3

酷くはないけど面白さに繋がっていない物語。ワシントンとウォールバーグに頼ったライトなアクションとしたからか、それが物語とあっていない。ただわかりにくく中途半端だったという印象。ウォールバーグは相変わら>>続きを読む

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.0

軸となる物語が弱い。見た後、何の物語だったのか忘れてしまう。時々人助けという名の暴力を振るうデンゼル・ワシントン。ペドロ・パスカルが出てることもあり見たけど、中途半端な使われ方だった。もっと面白いアク>>続きを読む

ジェイコブと海の怪物(2022年製作の映画)

3.6

物語は新しさも捻りもなくクサい。ただ、映像面はかなりのものだと思う。作られた海とは思えないほど自然の美しさには驚いた。序盤の海のアクションはパイレーツ・オブ・カリビアンでは表現できないカメラワーク。物>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.1

マクドナー監督の前作スリー・ビルボードと同じで安易な物語とならず衝撃がある。今回はよりダーク。途中まで単純そうに見えていた物語が内戦のメタファーもありつつ奥深かった。能天気さ、哀しさ、恐ろしさを感じさ>>続きを読む

HUSTLE ハッスル(2022年製作の映画)

3.7

脚本自体は優秀ではないし、マネーボールやザ・エージェントのような出来映えではないけど、そこそこ面白い。アダム・サンドラーのおかげで最後まで見たくなるような作品だった。パンチドランク・ラブ、アンカット・>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.2

個人的には「1917」+「レヴェナント」のような印象。方向性は「炎628」に近い。美しさと迫力のある映像で戦争の過酷さ恐ろしさを描いてて、圧倒された。音楽、役者の演技も含めてとても良くできた作品だと思>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.6

ロード・オブ・ザ・リングには程遠い出来だけど、魔法の世界に入り込めて楽しめるシリーズだった。初期は子供が主人公である面白さがあったけど、そうとはできない終盤を大人も耐えれる作品に仕上げたのはなかなか。>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.5

単なる続編・リブートにせず、あえてメタ的にした野心を感じる。批判が多いことをわかって作ったと思う。この規模の作品でこういう作りはほぼないと思うし、実現したのがすごいと思う。作り手のスタンスはシン・エヴ>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.2

また別の新しい物語で前作同様のクオリティ。どこかで見たようなものとならず、古臭さも感じなく、よく出来てて面白い。ダニエル・クレイグ、エドワード・ノートンというスターの力もあるけど、今回はジャネール・モ>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

ここまで壮大かつ美しい作品は見たことがない。ここまでの画を作り上げたのはとても凄い。ただ、物語の目新しさがない上に前作の焼き直しとすら感じてしまった。ドラマ性はあるとはいえ少し残念。前作の方がパンドラ>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.4

個人的にはレイフ・ファインズのパフォーマンス以外の見どころはなかった。シュールというより全体的にぎこちなかった印象。どういう意味があるのか、設定の意図がよくわからなかったところもあり、中途半端だったよ>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

ゲットアウトやアスのようにあるテーマを娯楽の中で描いたという印象はなかった。思わせるようなものはあったけど、理解していないものもあるからかこういうのを描いたというのはわからなかった。ジョーダン・ピール>>続きを読む

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.6

プレデターの作品はイマイチな続編が作られてたけど、本作は焼き直しとはならずに丁寧に作られてたと思う。物語を中途半端に盛ろうとすることもなくシンプル。映像の美しさもあった。ただ、少し丁寧すぎるようにも感>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.3

他のスパイアクションを真似したかっただけなのか、新しさは何もなかった。派手に暴れるだけで中身がなかった。スパイ映画というより脳筋映画のコマンドーに近い。それに負けているかも。本作のライアン・ゴズリング>>続きを読む

13人の命(2022年製作の映画)

3.7

下手に盛り上げようとせず、しっかり作られてたと思う。モーテンセン、ファレル、エドガートンらがメインキャストというのもあって飽きることはなかった。ただ、奇跡のような物語でもアポロ13のように引き込まれる>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.3

PTAの作品の中では見やすくてあまりクセがない作品だった。かといってどこかで見たことあるような青春映画には全くなっていなかった。いろいろ話がありながらブレていない。笑えるシーンも多く飽きることがない。>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.5

ザ・マスターの後にher、ジョーカーの後に本作、ホアキン・フェニックスの演技の幅広さには驚く。今回も良かったと思う。ただ、作品自体は好きになれなかった。監督の過去作ビギナーズと同じで、監督が描いた魅力>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.1

完璧というほどの出来ではないと思うけど、キャストの演技とユーモアも忘れない脚本のおかげでとても良い作品になっていると思う。子供の視点で描かれてて、苦しい時代を決して悪いものとせず、故郷とそこに暮らす人>>続きを読む

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.8

女性監督だからこそな作品だと思う。女、母性、葛藤をとても上手く描いていると思う。サスペンスのような雰囲気でそのまま娯楽に頼らず、子育て大変で終わらせず、過去と現在を行き来して人間を描ききったのは凄い。>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.7

評判通りのフィールグッドムービー。スポーツと家族ドラマは充実していたと思う。ウィル・スミスのパフォーマンスのおかげで退屈することはなかった。キャリアの集大成のよう。ジョン・バーンサルもよかったと思う。>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.7

ダークナイトトリロジーと比較すると物足りないけど、ヒーロー映画の焼き直しとはせずにサスペンスとして描いたのは良かったと思う。わりとしっかり作られた作品だと思う。ただ、長い、暗すぎる。ダークナイトより長>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

所謂カミングオブエイジストーリーは好みではないけど、この作品はとても良かった。目新しい物語ではなくともキャストの演技のおかげでどこかで見たような作品と感じることもない。もちろん脚本自体も良い。万人向け>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.4

長さの割に内容があまりなく、少し退屈だった。人物を深掘りするわけでもなく、金や権力で狂ったところを描いてるとも言えない。アダム・ドライバー以外のスター達は過剰演技だった。ただ、レディー・ガガとジャレッ>>続きを読む